講師の中島基浩です。
公務員試験受験生が持つ疑問で多いのが、他の受験生は1日どれくらい勉強しているのだろうか、というものだと思われます。
時期にもよると思いますが、これから直前期にかけての勉強時間だとすると、だいたい1日6時間から多い人で10時間に届くか届かないかくらいでしょう。
もちろん、就活もしていて、こんなにできないという人もいらっしゃるでしょう。
「べき論」の話をすると、多ければ多い方がいいです。
勉強はたくさんすべきです。
SNSでも、12時間だとか、14時間だとか、エスカレートしがちな数字です。
しかし、人間の集中力には限界があります。
12時間も14時間も集中するのは、そもそも不可能です。
1日14時間勉強していると主張する人がいたとしても、正味で考えると8時間くらいになるではないでしょうか。
「べき論」だと話は盛りがちになりますが、「できるできない」で考えると、「べき論」は現実的でない場合が多いのです。
現実的に勉強「できる」かが、肝心なのです。
「べき論」と「できる」は違うのです。
他の人の勉強時間が気になると「べき論」で考えがちですが、自分が勉強「できる」かどうかで考えて下さい。
各自の状況や時期等で、答えは様々だと思いますが、目安で言うと1日6時間~8時間くらいが平均的な勉強時間だと思います。
1週間では30時間から多い人で50時間くらいでしょうか。
もちろん、就活等で勉強が進まないという時期があるのも、やむを得ないでしょう。
ただ、勉強ゼロの日はできるだけ作らないようにしましょう。
どんなに忙しくても、1日30分でもいいので、数的や文章理解の過去問を解くとか、憲法の条文に目を通すということはして下さい。
今日は3月最後の日曜日です。
国家総合職は4週間後です。
息抜きをするのもよいでしょうが、本試験は迫ってきています。
1日、今日は勉強しない、と決めるのもいいですが、遊びに行く前に30分だけ勉強しましょう。
その30分が全然違うのです。
がんばって。