1日にどれくらい勉強すべきなのか、できるのか | 中島基浩公務員試験合格ブログ

中島基浩公務員試験合格ブログ

公務員試験講師歴23年、「文系のジェネラリスト・試験のスペシャリスト」の講師中島基浩が、公務員試験受験生に有益な情報を提供します。「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社),「全体の奉仕者への道~知って得する!公務員試験のヒント」(GalaxyBooks)発売中。

 講師の中島基浩です。

 

 公務員試験受験生が持つ疑問で多いのが、他の受験生は1日どれくらい勉強しているのだろうか、というものだと思われます。

 時期にもよると思いますが、これから直前期にかけての勉強時間だとすると、だいたい1日6時間から多い人で10時間に届くか届かないかくらいでしょう。

 もちろん、就活もしていて、こんなにできないという人もいらっしゃるでしょう。

 

 「べき論」の話をすると、多ければ多い方がいいです。

 勉強はたくさんすべきです。

 SNSでも、12時間だとか、14時間だとか、エスカレートしがちな数字です。

 しかし、人間の集中力には限界があります。

 12時間も14時間も集中するのは、そもそも不可能です。

 1日14時間勉強していると主張する人がいたとしても、正味で考えると8時間くらいになるではないでしょうか。

 

 「べき論」だと話は盛りがちになりますが、「できるできない」で考えると、「べき論」は現実的でない場合が多いのです。

 現実的に勉強「できる」かが、肝心なのです。

 「べき論」と「できる」は違うのです。

 

 他の人の勉強時間が気になると「べき論」で考えがちですが、自分が勉強「できる」かどうかで考えて下さい。

 各自の状況や時期等で、答えは様々だと思いますが、目安で言うと1日6時間~8時間くらいが平均的な勉強時間だと思います。

 1週間では30時間から多い人で50時間くらいでしょうか。

 もちろん、就活等で勉強が進まないという時期があるのも、やむを得ないでしょう。

 ただ、勉強ゼロの日はできるだけ作らないようにしましょう。

 どんなに忙しくても、1日30分でもいいので、数的や文章理解の過去問を解くとか、憲法の条文に目を通すということはして下さい。

 

 今日は3月最後の日曜日です。

 国家総合職は4週間後です。

 息抜きをするのもよいでしょうが、本試験は迫ってきています。

 1日、今日は勉強しない、と決めるのもいいですが、遊びに行く前に30分だけ勉強しましょう。

 その30分が全然違うのです。

 がんばって。