直前期の計画を立てる | 中島基浩公務員試験合格ブログ

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公務員試験講師歴24年、「文系のジェネラリスト・試験のスペシャリスト」の講師中島基浩が、公務員試験受験生に有益な情報を提供します。「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社),「全体の奉仕者への道~知って得する!公務員試験のヒント」(GalaxyBooks)発売中。

 講師の中島基浩です。

 

 この週末を利用して、4月から本試験までの直前期の計画を立てるとよいと思われます。

 計画を立てたことのない方も、この直前期は計画を作ってみて下さい。

 

 主に択一試験が対象となります。

 4月1日から、択一の一次の本試験までの日数を数えておきます。

 地方上級試験なら80日です。

 勉強の対象となる過去問の問題数やテキストのページ数を数えます。

 3回繰り返す予定なら、3をかけ算します。

 5回繰り返したいなら、5をかけ算すればいいですし、2回でいいのなら、2をかけ算すればいいです。

 3をかけ算した数字を分子、日数を分母、つまり地方上級なら、過去問の問題数やテキストのページ数を80で割った数が、1日あたりの勉強量の目安になります。

 

 また本試験の前日に何をしたいか、想定しておきましょう。

 前日はどうしても覚えられない過去問を30問解く等です。

 では、前日に30問にするとして、1週間前までに何問にしておけばよいでしょうか。

 1週間前は150問くらいではないでしょうか。

 直前の1週間を使って、150問から30問にしておくのです。

 同時に、直前の1週間は年度別過去問を解いておくとよいでしょう。

 月曜日は平成28年度、火曜日は平成29年度、水曜日は平成30年度、木曜日は令和元年度、金曜日は令和2年度、土曜日は令和3年度といった具合です。

 直前の1週間前に150問にしておくためには、直前の1ヶ月前には過去問を500問くらいに絞っておきたいです。

 だいたい合格の500シリーズくらいの分量です。

 そして直前の1ヶ月前から、2ヶ月前、4月1日と遡って、4月1日に勉強すべき内容が確定するのです。

 

 当ブログで何回も書いていることの繰り返しですが、計画は「時間を伴った量の形で」、「逆算して」立てるというのが、肝心です。

 そのためには、記録を取って、自分は1時間で何問問題が解けるか、テキストを何ページ読めるか、把握しなければいけません。

 

 計画はズレても、守られなくても、構いません。

 計画通りに進まなかったら、そこで計画を柔軟に修正して下さい。

 計画を立てる→ズレ発生→計画を修正→より小さなズレの発生→計画を微修正という過程を繰り返すことで、合格に対するズレが段々小さくなって、その結果本当に合格します。

 

 今日は春の嵐です。

 全国的に天気が悪いようです。

 3月最後の週末を有効活用しましょう。

 いよいよ、ここからが最後の勝負どころです。

 就活も気になりますが、ここでどれだけ公務員試験の勉強に自分のパワーをつぎ込むかで、勝負は決まります。

 がんばって。