講師の中島基浩です。
この週末を利用して、4月から本試験までの直前期の計画を立てるとよいと思われます。
計画を立てたことのない方も、この直前期は計画を作ってみて下さい。
主に択一試験が対象となります。
4月1日から、択一の一次の本試験までの日数を数えておきます。
地方上級試験なら80日です。
勉強の対象となる過去問の問題数やテキストのページ数を数えます。
3回繰り返す予定なら、3をかけ算します。
5回繰り返したいなら、5をかけ算すればいいですし、2回でいいのなら、2をかけ算すればいいです。
3をかけ算した数字を分子、日数を分母、つまり地方上級なら、過去問の問題数やテキストのページ数を80で割った数が、1日あたりの勉強量の目安になります。
また本試験の前日に何をしたいか、想定しておきましょう。
前日はどうしても覚えられない過去問を30問解く等です。
では、前日に30問にするとして、1週間前までに何問にしておけばよいでしょうか。
1週間前は150問くらいではないでしょうか。
直前の1週間を使って、150問から30問にしておくのです。
同時に、直前の1週間は年度別過去問を解いておくとよいでしょう。
月曜日は平成28年度、火曜日は平成29年度、水曜日は平成30年度、木曜日は令和元年度、金曜日は令和2年度、土曜日は令和3年度といった具合です。
直前の1週間前に150問にしておくためには、直前の1ヶ月前には過去問を500問くらいに絞っておきたいです。
だいたい合格の500シリーズくらいの分量です。
そして直前の1ヶ月前から、2ヶ月前、4月1日と遡って、4月1日に勉強すべき内容が確定するのです。
当ブログで何回も書いていることの繰り返しですが、計画は「時間を伴った量の形で」、「逆算して」立てるというのが、肝心です。
そのためには、記録を取って、自分は1時間で何問問題が解けるか、テキストを何ページ読めるか、把握しなければいけません。
計画はズレても、守られなくても、構いません。
計画通りに進まなかったら、そこで計画を柔軟に修正して下さい。
計画を立てる→ズレ発生→計画を修正→より小さなズレの発生→計画を微修正という過程を繰り返すことで、合格に対するズレが段々小さくなって、その結果本当に合格します。
今日は春の嵐です。
全国的に天気が悪いようです。
3月最後の週末を有効活用しましょう。
いよいよ、ここからが最後の勝負どころです。
就活も気になりますが、ここでどれだけ公務員試験の勉強に自分のパワーをつぎ込むかで、勝負は決まります。
がんばって。