中島基浩公務員試験合格ブログ

中島基浩公務員試験合格ブログ

公務員試験講師歴26年、「文系のジェネラリスト・試験のスペシャリスト」の講師中島基浩が、公務員試験受験生に有益な情報を提供します。「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社),「全体の奉仕者への道~知って得する!公務員試験のヒント」(GalaxyBooks)発売中。

 講師の中島基浩です。

 

 私の役所1年目の話です。

 今から31年前の話になります。

 

 当時の役所一年生の仕事として、新聞切りというのがありました。

 今では新聞はオールドメディアとなりましたが、31年前の平成初期においては、絶大な影響力を国の内外に放つメディアでした。

 課長も課の政策が朝日新聞の社説にどう書かれているかというのはとても気にしていました。

 

 令和の現在、受講生さんに「新聞を取ろうと思うけれども、どの新聞がいいかわからない」と質問されます。

「左っぽい論調が気にならなければ、朝日新聞がいいと思うけど」と答えます。

 地方公務員志望の方は地元の地方紙でもいいと思いますが、国家公務員志望の方は朝日が無難だと思います。

 右っぽい論調の方が読みやすいという方は、読売もありでしょう。

 公務員試験の勉強をしながら就活も考えているという方は、就活が自分の中で半分以上を占めるのなら、日経でもいいと思います。

 日経は企業のことをかなり詳しく書いています。

 ただ、日経は経済理論(特にマクロ)にある程度習熟していないと、読んでも意味がわからないという記事があるかもしれません。

 

 話を31年前に戻しましょう。

 新聞切りは筆者の担当で、突発事項がなければ新聞6紙と英字新聞2紙をドカンと机の上において、10時くらいから主に見出しを見ながら、チョキチョキ記事を切っていきます。

 6紙は朝日、読売、毎日、日経、産経、東京(中日)です。

 英字新聞は、ジャパンタイムズとインターナショナルヘラルドトリビューン(これは旧名で現在はニューヨーク・タイムズ・インターナショナル・エディション)です。

 めぼしい記事を白紙のコピー用紙にはりつけていって、コピーを8部くらい取って、局長用、課長用、中東第一課用、中東第二課用、在外公館へ送信する分、保存用等に振り分けます。

 だいたい所用20分~30分くらいです。

 

 当時の課長は、6紙のうち読売、産経、東京(中日)に目を通していました。

 この3紙が当時特に中東に強いとされていました。

 課長は英字新聞もご覧になっておられたのですが、英字新聞は小生がチョキチョキ切ったあとの紙面を読まれていました。

「チョキチョキ切った部分の裏の記事が読めない」と課長はお困りでした。

 課にはジャパタイとヘラルドは1紙しか割り当てがありません。

 課長の要望に応えるためには、切りたい記事の載っている英字新聞の部分のコピーを取って、課長にチョキチョキの跡がないサラの英字新聞を渡す必要があります。

 これは正直手間がかかるので、課長にはチョキチョキの跡が残る英字新聞を渡していました。

 しかし、職務に忠実な一年生職員だったら、やはり課長のために手間をかけた方がよかったと、今となっては反省しています。

「課長、すみません。困ったちゃんの一年生をお許しください。」

 

 この新聞切りが功を奏した出来事があります。

 ジャパタイの記事を切っていたときに、「日本の総理が中東訪問する」という見出しの記事がありました。

 急いで課長のところに行って記事を見せると、課長は一言。

「なんじゃこりゃ。」

 そっから外部の人の問い合わせにこう答えてくださいという、「応答要領」を急いで作成したり、新聞記者、TV局の記者から問い合わせの電話がジャンジャンくるので、対応したり…。

 総理の外遊という、(マスコミに流すまでは)機密事項が外部に漏れるのは、めったにありません。

 結果的にジャパタイの記事になってしまいましたが、この事態もいろいろと裏の動きなどがあったみたいです。

 

 こういう新聞切りの様子を見ていた仕事師の上司は、以下のことを言いました。

 ちなみに、この仕事師の上司は私のブログのいろんなところで出てこられます。

「〇〇さん(と言うか、外務省のルールで言うと呼び方は〇〇大使)、お世話になりました。」

 

 話を元に戻して。

「中島君、新聞を毎日切っているけど、たぶん新聞切りを扱っている業者がいると思うし、額もそれほどでないだろうから、業者に頼むことも考えてみては。」と上司が教えてくれました。

 いろいろ当たってみると、新聞切りの業者が見つかりました。

 同じ中東関係だから、第一課とともに第二課の分もいっしょに頼んだ方が、効率が良く費用も格安になることがわかりました。

 ただ、時期は2月。

 2月末で中東第一課での勤務は終了し、3月からは相模大野にある研修所で、在外研修前の国内研修が始まります。

 外部委託の決裁書をおっとり刀で起案して、決裁書は省内ツアーをするのですが、中東第一課への帰還は2月末には間に合いそうにありません。

 決裁書のコントロール操縦は、仕事師の上司とは別の上司に頼んで、相模大野に向かいました。

 

 その後六月くらい、在外研修出発前に中東第一課に挨拶に行くと、新聞切りはもう業者に頼んで、新聞記事のファックスが毎朝来るので、それを関係各位に流すだけだとのこと。

 たぶん、今はネットがあるので、ファックスからメールなどに代わっていると思われます。

 

 皆さんも役所に入ると、一年生であっても戦力です。

 担当の仕事ができます。

 私のように仕事をするのみではなく、「これって外部に頼めないかな」とか、いろいろと考えて仕事をしましょう。

 一年生らしい発想を大切にしましょう。

 一年生のときの私のように、盲目的に仕事をこなすだけではいけません。

 

 最近の行政の傾向は、「民間企業にできることは外部に頼んで、公務員の仕事をスマートにしてシェイプアップしよう」というものです。

 ここでは新聞切りという些細な例を挙げましたが、それこそ公営体育館を民営化したアリーナにしようといった、かなりでかい仕事も外部委託(アウトソーシング)できるかもしれません。

 

 もう3月も三分の二が経とうとしています。

 今年受験の方は、あと十日でweb講義を消化しなければなりません。

 web講義、あと十日で終わりますか。

 終わりそうな方は、4月からの直前期で猛ダッシュしましょう。

 ちょっと間に合わないという方も、4月の中旬くらいまでには終わるように、こちらの方も猛ダッシュしましょう。

 今の頑張りが、実力が倍になる直前期の飛躍につながります。

 がんばって。

 講師の中島基浩です。

 

 今週、時事の対面の授業を担当しました。

 そこで、経済・社会分野の数字が覚えられる語呂合わせをいくつか考えましたので、当ブログの読者の皆さんにも共有しようと思い、今から紹介します。

 では、いきましょうか。

 

〇令和7(2025年)年度当初予算 日本の一般会計 115.1兆円 

 日本イレブン Go!

    11  5兆円

 皆さんが受験される頃は、サッカーのワールドカップの頃でしょうか。

 語呂合わせも時流に乗ったゴロというのもあります。

 サッカーは11人なので、イレブンです。

 当初予算で覚えておけば、足りるでしょう。

 また令和7年(2025年)となっている通り、2026年の試験では1年ズレて、2025年の予算について訊かれることになります。

 市販の教材、レジュメなどは、予算に関しては1年遅れのデータからの抜粋になるので、注意してください。

 

〇合計特殊出生率(2024年) 1.15

 いい子が増える出生率

 1.15

 先ほどの一般会計と同じ数字である(115 1.15)ということをお気づきでしょうか。

 合計特殊出生率は一生の間に女性が産む子どもの数です。

 ちなみに韓国は1以下です。

 2025年版はいつ発表されるかというと、これも例年6月くらいで、試験真っ只中の時に発表されます。

 論作文などで少子化、子育て支援の出題で、この数字が書ければ2024年の数字であってもかっこいい論作文になります。

 今年の6月に発表される2025年版の数字、語呂合わせの2024年版の数字、どちらを書いてもOKです。

 逃げるとすれば、約1.2と書くのもありです。

 全然OKです。

 うろ覚えで不正確な数字を書くのは、確実に点数マイナスです。

 自信が無かったら、約1.2(2024年)と書いておきましょう。

 

〇高齢化率(65歳以上の人口の比率)29.4%(2025年)

 福祉で高齢化に対処

 29.4

 偶然の一致ですが、これも語呂に乗りやすい数字です。

 高齢化、福祉政策の論作文などで書ければというか、できたら書かないといけない数字だと思われます。

 30%を超えると、かなり大ニュースになるでしょう。

 先ほどと同様安全策を取るなら、高齢化率約29%(2025年)と書いて逃げることも考えてよいでしょう。

 福祉(29.4%)というゴロは、自分で言うのもなんですが、覚えやすいゴロだと思うのですが。

 

〇完全失業率2.5%(2024年)

 失業は不幸

    2.5

 短い語呂ですが、不幸というフレーズを失業率と紐づけしておけば、どんなに緊張していても大丈夫。

 論作文で書く機会もあると思いますが、どちらかと言うと五肢択一式の試験で使える語呂だと思います。

 欧米は失業率はかなり高めです。

 EU諸国の場合、若年層の失業率が高いという特徴があります。

 昨今の日本は、民間の就職活動にしろ公務員の就職活動にしろ、学生さんの側有利の情勢になっています。

 EUあたりでは、なかなか考えられないことです。

 確かにアベノミクスと昨今のサナエノミクスで、日本では内定が取りやすい情勢になっています。

 そのようなことを踏まえ、完全失業率も日本は欧米に比べるとかなり低めです。

 何らかの経済のショックで完全失業率が上がったりすると、政権交代が待っているでしょう。

 

〇再エネ電力比率 22.9(2023年)

 日本のエネルギー自給率 15.1%(2023年) 

 原子力には不服、再エネで行こう

      22.9    (約)15

 これも論作文というよりは、五肢択一式試験で出てくるだろう語呂合わせのように思えます。

 再エネという言葉を使っていますが、再エネが22.9であり、再エネで行こうというゴロは、エネルギー自給率約15%につながるというのが、使用上の注意というか、どちらがどちらか入れ違い、たすきがけ、テレコ(大阪弁)にならないように、注意しましょう。

 日本のエネルギー自給率は、感覚で分かると思いますが、OECD諸国の中では低いです。

 再エネ(再生可能エネルギー、太陽光・風力・地熱など化石燃料と違って、CO2を排出しないエネルギー)はできるだけ増やしたいです。

 しかしお天道様というのは、日本では例えば雨の日があるでしょうし、風も吹かないときがある、地熱はコンスタントですが、周辺の温泉業者が悪影響を懸念するなど、再エネも再エネなりに弱点があります。

 

 知り合いの専門家によると、対策を考える上でキーとなるのは蓄電池ではないかと言っていました。

 家庭の屋根の太陽電池でも、晴れの時にはジャンジャン発電して、蓄電池に溜めておくとよいみたいです。

 夜間とか荒天時のときは、蓄電池から電気を使うと一安心。

 マクロ的に考えても、晴れのとき風が吹くときに電力を目一杯作って、いざと言うときのために蓄電池に地域の電気を貯めておくとよいのではないかと。

 安価に作れてたくさん溜めてくれて、今以上にコスパのよい蓄電池が開発されたら、電気の問題はかなり解決できるのではないかというのが、知り合いの専門家の意見です。

 

 

 語呂合わせは以上です。

 他愛のない語呂もあったと思いますが、本試験で語呂合わせが的中すると、速くかつメンタル面でもすっきりした形で解けます。

 語呂が出た!と思ったら、勢いが付くというか、本試験の現場で精神面で有利になること、間違いなしです。

 ぜひ、この記事の語呂合わせを使ってみてください!。

 

 寒かったり、暑かったり。

 関西では東大寺のお水取りが終わると春が来る、と言われます。

 似たようなものでは、高校のセンバツが始まると春が来る、大相撲の春場所(大阪場所)が終わると春が来る、など。

 しかし、春が来るとあっと言う間に夏日とかになって、長くて暑い夏になってしまいそうです。

 春と秋は長く続いて、文字通りの四季になってほしい。

 夏と冬しかない、二季はいやです。

 一部の警察官試験、地方上級などは、SPIを中心に筆記試験のシーズンですね。

 国家総合職も、今週の日曜日が試験。

 国家総合職第一志望の方は、就活との兼ね合いや他の試験の都合上、最初の試験にしていきなりの大勝負といった感じでしょうか。

 とにかく、自分が解けない問題は、どうせみんな解けない。

 この心構えで、わかる問題から、ピョンピョンピョンと軽やかに飛んで、問題の冊子を始めから終わりまで何往復もして、受験の持ち時間を確実に得点に換えていきましょう。

 がんばって。

 講師の中島基浩です。

 

 私はかつて外務省で働いていました。

 アラビア語専攻として、対中東外交を中心に約4年勤務しておりました。

 健康を損ない、中途で外交官としての道は諦めました。

 詳しくは、ブログのプロフィール欄をご覧ください。

 

 自分の場合、大学で国際関係論を専攻したこともあり、とにかく外交、とにかく国際、海外志向のとても強い人間でした。

 ただ自分の内なるものを探ると、海外が好き=外務省、と単純にこの方程式が通用する人間ではなかったように思います。

 

 外務省は国際的な仕事の抽象面においては、その最たるものの官庁です。

 例えば国際法局があって、国際的なルールや様々な事業の国際法的側面をコントロールする部局です。

 また私のいた中東第一課は、中東和平やパレスチナ支援などの枠組みを大きく作っていく仕事です。

 いろんな部局がありますが、全部書くとこのブログの終わりがなくなるので、バサッと言うと総じて外務省は国際面の「抽象」の仕事なのです。

 

 一方私は例えば、「国益」とか「日本の立場」とかそういう抽象の部分は勤務していてもピンと来ませんでした。

 抽象の部分はやりがいが見えないというか、この協定は日本に有利なものだったと言われても、仕事に張り合いがないと思ってしまう、言わばちょっと「困ったちゃん」の外交官でした。

 むしろ、例えばパレスチナの人と実際に接して「明るい人たちだな」と感じたとか、具体の部分、例えば人と人のふれあいであったり、日本に中東の人たちを招待する仕事をして、「招待のプログラムは面白かった、ありがとう」と言われ本当にうれしかったとか、私はそういう具体にやりがいを感じる人間だったのです。

 気づくのが遅かったです。

 外務省に入ってから自分は抽象志向ではなく具体志向なのだと、ようやく気付いたのです。

 

 就活の段階というか、もっと前だ。

 そもそも公務員試験受けようと思ったときに、具体志向に気づいていないと。

 このご時世、外務省だけで外交はできません。

 外務省は外交の抽象的な元締めです。

 具体的には、例えば各省にも国際課、役所によっては国際局、国際部といった部署もあるでしょう。

 そういう各省に入省して、具体的に国際事業を執行する役割を極めて、その役所で国際派、国際通として生きていくというのも、今にして思えばあり得た人生だと強く思うのです。

 

 私は外務省には主にODA(政府開発援助)に携わりたいと思って入省しました。

 ODAもいろいろな部分がありますが、抽象的に制度の中身などを決めていくのが外務省です。

 一方各省や民間企業は、具体的に事業を執行していくのが主な仕事です。

 私は具体志向なので、外務省に入ったのはミスマッチです。

「今頃気づいたか」という感じなのですが……。

 

 また、外務省は18世紀くらいに端を発するヨーロッパの華麗なる外交の時代を引きずっている役所でもあります。

 外務公務員と言うと、この「華麗なる外交」の時代という側面が抜けてしまいますが、大使閣下とか外交官という言葉には、「華麗なる外交」という言葉のイメージがたっぷりと含まれています。

 

「華麗なる外交」というのは、霞が関にいてもこの言葉の意味がイマイチわからないですが、在外の大使館に行くと、ひしひしとこの言葉の意味を感じてしまいます。

 在外の大使館は、大使を頂点とするピラミッド体系で館員が構成されます。

 これはいい悪いと言うより、バッサリ言うと「外交ってそういうものだよね」という全世界共通の認識であり、各国の大使館がピラミッドを作って、頂点は頂点とつきあう(大使は大使とつきあう)慣行そのものが、まさに「外交」なのです。

 外交はとても「貴族的」な世界なのです。

 

 私は、ブルーワーカー(自動車工場の工員)の家に生まれた庶民です。

 いわゆる外交官、貴族といったカテゴリーとは程遠い生まれです。

 他の国の外交官というのは、血筋がいい人などが多いです。

 日本は試験に合格したら、外交官誕生です。

 血筋、家柄などは関係ありません。

 勉強したら、外交官なのです。

 私のような「受験成り上がり外交官」は、インターナショナルでは少数派なのです。

 

 現役の時の国家I種試験の官庁訪問の時に、ある省で、私の経歴を見るといかにも外務省的なので、「外務省は受けないのか」と訊かれたことがあります。

 私は一留の年に外務I種試験を受験しましたが、現役の時は外務I種は受験しませんでした。

 当時の私の答えは、「外務省は貴族的なので、受験しなかったです」というものでした。

 これを聞いた面接官は、ものすごく納得した様子で、「確かに外務省のそういう側面は否めないね」と答えていました。

 面接官がこっちの一撃ですぐ次の質問に行ったので、「そっか……、外務省てやっぱり貴族なんや」とその時は思いました。

 

 私の話を長々と書きましたが、例えば市役所志望の方。

 住民に触れあいたいから市役所。

 確かにそうですが、自分の適性とかやってみたい仕事とか、今のうちにしっかり腰を下ろして考えましょう。

 私のように抽象と具体とか、貴族的とか、そういうとこでミスマッチがあってはいけません。

 今のうち、時間があるうちに、しっかり考えましょう。

 私のように入ってから気づいたでは、悲劇です。

 せっかく受験するのですから、自分を見つめて、仕事を見つめて、悔いのない選択をしましょう。

 

 冬のような天気になったり、春のような天気になったり。

 なかなか季節は進まないと思うと、いきなり夏日近くまでの気候になったり。

 日本の気候に何かが起こっているというか、これも温暖化の表れでしょうか。

 まあ、とにかくこまめに服装を調節して、どうにかするしかないでしょう。

 この3月は、今年受験の方にとっては、web講義をこなす日々でしょう。

 春はもうすぐ。

 web講義ももうすぐ終わる。

 がんばって。

 講師の中島基浩です。

 

 公務員試験と言うと、市役所試験や地方上級を志望される方がとても多いです。

「育った土地に恩返しをしたい」

「住民と触れ合える仕事がしたい」

「転勤はない方がいい」

 

 そして、皆さんが思い浮かべる公務員のイメージはと言うと、都道府県庁職員や市役所職員を思い浮かべる方が多いです。

 しかし、国の仕事があっての地方公務員だということを、忘れてはいませんか。

 地方自治関連の法改正があって、国と地方は対等な関係になりました。

 とは言っても、世の中には国のレベルから変えないと動かない案件というのがけっこうあります。

 例えば、防衛省、外務省の安全保障というのはその最たるものでしょう。

 また、各省にも時代が求めた案件というのか、省レベルで動かしてこそ、日本国の津々浦々を変えることができたという政策もかなりあります。

 

 エコポイント:経済産業省、環境省、総務省

 交通バリアフリー法:国土交通省

 地デジ:総務省

 コロナワクチン:厚生労働省

 

 これらの政策は、もちろん「オールジャパン」で行われたものですが、司令塔的役割を果たすべく所轄官庁というのがあって、これらの省庁が、まさに「国の命運」「省の命運」をかけて一大事業に取り組んでいました。

 例えば、駅が典型だと思いますが、かなり小さい駅でない限りは、2階建て以上の駅はエレベーターやエスカレーターが設置されていて、障がいのある方もできるだけ自力で移動できるような設備が完備されています。

 これは、国(国土交通省)が上からひっぱり上げて、とにかく設備をどんどん整えていこうという政策の結果でした。

 現在だと、ホームドアの設備が急ピッチで進んでいることが、これに近いでしょう。

 

 エコポイント、交通バリアフリー法、地デジ、コロナワクチン。

 これらの大事業にも所轄省庁、所轄課というのがあります。

 この所轄課の、課長、総括補佐(課の№2、外務省だと首席事務官)、総務班のメンバーなどは、同期の花形・各省のエースが配属されていたことでしょう。

 それ以外にも、いわゆるプロジェクト・チームを作って対処した官庁も多いでしょう。

 プロジェクト・チームとは、野球の侍ジャパン、サッカーの日本代表のように、全省員から選りすぐりのメンバーを選出して、限定された期間、臨時でプロジェクト・チームで働くというものです。

 常設ではありません。

 プロジェクト・チームは、課ではなく~室(例えば、地デジ事業推進室など、こういう名前の室は実在しないと思いますが、例えて言うとという話です)、という名前で設置される場合が多いでしょう。

 各省は課の総数は決まっていて、課はなかなか増やせないので、必要に応じて「室」を臨時で作って対応することになります。

 

 このプロジェクト・チームは、小さめの部屋に人が集まって仕事をしていて、電話がジャンジャン鳴る環境で、時間限定で仕事を完遂しなければいけないので、冗談じゃなく24時間・365日このチームの部屋にこもることになります。

 激務です。

 役人の言葉では「タコ部屋」と呼ばれたりします。

 タコ部屋に一旦入ると、本当に出られないのです。

 

 外務省が室だけでなく、全省そのものが「タコ部屋」と化したことがあります。

 1990年~91年の湾岸危機、湾岸戦争の時のことです。

 役所の先輩が言われていたのは、

「中島君、今の外務省(注:1995年の話)なんてぜんぜんラクだよ。湾岸戦争の時は担当官が点滴打ちながら、電話に出たり文書を作成したりコピーを取ってたよ」

 筆者は95年の「ラク」な外務省でも、日夜終電やタクシーで帰っていた日々なので、この話を聞いて「勘弁してよ」と思ってしまいました。

 もちろん外務省は第一志望であり、夢いっぱいで入省したのですが、とにかく求められる業務量がものすごくたくさんあって、本当に消耗しました。

 

 確かに、国家総合職・(本省勤務の)国家一般職、いわゆる霞が関は「不夜城」と称されるように、仕事量は圧倒的に膨大です。

 しかし、国レベルで動かさないと前に1mmも進まないという政策・事業はたくさんあります。

 また、国レベルの100年後の歴史の教科書に載るような事業にダイレクトに関われるのは、とてもやりがいがあり、また名誉でもあります。

 

 私は身体が続かなくて、官庁の仕事の列車からは早々と途中下車してしまいました。

 受験生の皆さんは、もう一度どういう仕事がしたくて公務員を目指すのかというのを考えてみてください。

「今の日本の社会を変えたい、支えたい」と思うのなら、国家総合職・国家一般職も積極的に選択肢として、ぜひ考慮に入れてみてください。

 

 専門科目を勉強されているのなら、都道府県庁だけでなく国家一般職も同じようなレベルの勉強で対応可能なので、国家一般職の併願は必須ですし、併願しないと損です。

 また、国家総合職も国家一般職の教養科目・専門科目の勉強をしていれば、満点は無理ですが近年のレベルでの合格点は取れると思われます。

 国家総合職試験は、筆記試験はできるだけたくさん合格させて、面接試験・官庁訪問でごそっとばっさり切るというのが、近年の傾向です。

 

 総合職も人物重視の選考が行われており、実力があるのなら受験してみましょう。

「試しで受けたけど合格した」という方がけっこういらっしゃいます。

 総合職を究極の模試として、受験スケジュールを組むとよいでしょう。

「国立大学じゃないし無理じゃねーの」と思われているかもしれませんが、総合職試験において、例えばこの大学が有利とか、この大学は不利といったことは、ほとんどありません。

 例外で、東大法学部ブランドが通用するのは、今や財務省くらいでしょうか。

 霞が関は実力主義です。

「力いっぱい働きたい」という方は、霞が関のドアをノックしましょう。

 

 だんだん暖かくなってきたでしょうか。

 寒の戻りはあると、天気予報で言ってました。

 今年の桜は早いのでしょうか。

 総合職はそろそろ1次試験ですね。

 もう申込期限は終わってしまいました。

 出願された方は、まずはこの総合職の筆記試験にピークを持っていきましょう。

 いよいよ公務員試験のシーズンです。

 模試などを使って、ピーキングを試みましょう。

 最大にして唯一のピーキングは、これからの本試験に対して行いましょう。

 がんばって。

 講師の中島基浩です。

 

 今般、被保佐人が警備会社を退職し、その退職を裏付けた警備業法の欠格事由(成年被後見人と被保佐人は警備会社に採用されない)は憲法14条(法の下の平等)、22条1項(職業選択の自由)に違反していて違憲という判決が出ました。

 今年の公務員試験に出るかどうかは、とても微妙です。

 時期的にも微妙ですし、題材的にもこの論点は学問的にあまり問題にされていませんでした。

 そうは言っても、出る可能性はありうるとは思うので、以下の語呂合わせで一網打尽にしましょう。

 語呂合わせは以下の通りです。

 

 「孔子」を「尊」敬する

 「在外邦人」の

  〇(誰の)

 「選挙権」と「国民審査」と

 「性別転換の手術」の話をしながら

  〇(~をしながら)

 「警備」された「ヤ」「ギ」の

 「郵便」屋さんと 

  〇(誰と)

 「UFO」の出る「愛媛」の 

 「空」の下の「森」で 

  〇(どこで)

 「個性」的で「最高」な

 お「茶」を楽しむ

  〇(何をする)

 

 「孔子」=孔子廟

  <政教分離違反>

 「尊」=尊属殺

 「在外邦人」の「選挙権」

 =在外邦人の選挙制度

 「在外邦人」の「国民審査」

 =在外邦人の国民審査

 「性別転換の手術」

 =性別変更の手術の要件 

 「警備」=警備業法

  ←今般の事案

 「ヤ」=薬事法

 「ギ」=議員定数(衆議院、2回)

 「郵便」=郵便法

 「UFO」=「優」生「保」護法 

 「優」「保」でUFO

 「愛媛」=愛媛玉串料訴訟

  <政教分離違反>

 「空」=空知太神社訴訟

  <政教分離違反>

 「森」=森林法

 「個性」=国籍法

 「最高」=女性の「再婚」禁止期間 

 (100日超過部分)

 「茶」=非嫡(「ちゃ」く)出子相続分が

 嫡出子の半分だったのは違憲

 

 少しでもストーリーになるように、誰の~について話をしながら、誰とどこで何をする、という形式にしています。

 ヤギの郵便屋さんは、「白ヤギさんからお手紙着いた」という、やぎさんゆうびんの童謡を思い出して下さい。

 警備されたヤギの郵便屋さん、というのが強引なフレーズですが、何か郵便屋さんが貴重品を運んでいて、警察などが同行しているというイメージを持ってください。

 孔子廟と愛媛と空知太は政教分離違反の判決です。

 残りの13個の判決が13種14件の法令違憲判決です。

 衆議院の定数の同一事案で2回違憲判決が出ているので、件は種より一つ多くなります。

 

 違憲判決はこれですべてです。

 これ以外は合憲判決(=憲法に違反しない)です。

 紛らわしい憲法違反という選択肢は、ほとんど間違いです。

 もう一つは、語呂合わせの違憲判決が憲法に違反しないという筋のひっかけです。

 語呂合わせをしっかり覚えておけば対処できるでしょう。

 

 教養試験の憲法の人権分野のポイントは、違憲判決を徹底的に覚えることです。

 違憲判決については、違憲という結論はもちろんのこと、どういう事件だったか、判例の内容、いずれもしっかりと覚えておいて下さい。

 

 寒い日が続きますが、だんだん暖かくなってくるみたいです。

 いわゆる三寒四温です。

 三寒四温は、本試験でも朝鮮半島の地理あたりで軽く触れられていたような気がします。

 三連休は、比較的暖かいみたいです。

 体調管理をしっかりして、受験勉強を進めていきましょう。

 がんばって。

 講師の中島基浩です。

 

 学年末試験もそろそろ終了で、いよいよ筆記試験まで勉強に集中すべき日々が訪れました。

 この時期から始めるのにはちょうどいい、勉強のルーティーンとして筋トレのように毎日続けるべき勉強の日課を挙げておきたいと思います。

 

 〇憲法の条文音読

 〇数的処理の一定量の演習

 〇文章理解一日一題

 

 まずは、憲法の条文音読から。

 教養科目で言えば、社会科学の法律ですが、そのほとんどは憲法から出題されます。

 そして、その憲法から試験種を問わず毎年一定量の出題が見込まれるのは、憲法の条文からの出題です。

 憲法の条文が頭の中に入っていれば、秒殺で解ける問題です。

 憲法の条文というのは、言わば国家公認のカンニングペーパーです。

 ならば、条文を覚えるしかないだろうというのが、私の考えですが、如何でしょうか。

 

 授業中に、試験の直前期になったら憲法の条文を一日二十分音読しなさいと言うと、受講生さんはドン引きです。

 教壇から見ていても、よくわかります。

 しかし、条文が出るならば、やるしかないのです。

 

 音読というのが、ポイントです。

 毎日、声に出して読めば、いやでも覚えます。

 スマホに条文を録音して音声を聴くというのも、まあ許容範囲です。

 しかし、一週間に一、二回は音読しましょう。

 

 近年のヤマと言えるのは、憲法24条でしょうか。

 同性婚やLGBTQがこれだけ話題になっているのですから、従来はほとんど無視されていた24条ですが、だからこそ要注意です。

 専門科目より教養科目で出やすいです。

 警察消防で出たこともあると思いますが、国家系、地方系、市役所などでも出題がありうると考えます。

 

 実は専門科目の憲法でも、毎年条文問題が出題されています。

 専門科目の憲法も解答しようと考えておられるのなら、なおさら条文の音読は必須です。

 

 条文知識にスランプはありません。

 条文がわかっていれば、絶対正解できるので、音読は超お勧めです。

 

 *******

 次は数的処理の一定量の演習です。

 筆者は文系の講師であり、数的処理は門外漢です。

 ただ、毎日数的処理の問題演習を行って、慣れを作っておくことは、とても大事だと考えます。

 

 視点を変えて、過去問に触れる時間を作るのも大事です。

 講義では講師が鮮やかな解法、時短の解法などを伝授すると思います。

 それもいいのですが、言い方が難しいですがどんくさい解法、例えば時間がかかるし、数をたくさん数えないといけないけど、確実性が高い解法、急がば回れ的な解法も検討に値するものです。

 本試験の本番で有益であり、役に立つのは、講師伝授の解法とは違う解法だということもよくあります。 

 一定の時間を作って、講義の解法とは違う視点で過去問を検討するのもよいでしょう。

 

 本試験で満点を取るのは、筆記試験一位通過者も最下位合格者も二次の人物試験の前に同じ点数として扱われるリセット方式の場合は、まったく意味のないことです。

 講師直伝の華麗な解法も、リセット方式という現実を考えると、現実主義的ではないのです。

 

 文章理解、社会科学、人文科学、自然科学で見返りが得られるのなら、本試験において数的処理は、半分取れていれば十分です。

 本試験では、数的処理の一番はじめの問題から、最後の問題まで、ひととおりざっくり目を通して、これは簡単そうとか、解けそうという問題に目を付けて、急がば回れ的解法でゆっくり解いていくのが、いい作戦だと思います。

 

 数的処理に時間をかけるために、社会科学、人文科学、自然科学は、文字通り一問一分で解いてください。

 核不拡散条約で認められた核保有国=米露中英仏、といった知識は瞬間的に出てこないと、本試験はしんどいです。

 この三科目は、秒殺の科目です。

 一方、文章理解は焦るあまり、文脈を読み間違えるというのは、とてももったいないです。

 文章理解は、一問三分三十秒かけても、OKですし、むしろそうすべきです。

 

 ルーティーンとしては、数的処理の講師の、一日何問解きなさいという指示がたぶんあると思うので、それに従ってください。

 

 筆者が三十年前公務員試験を受験していたときは、とにかく方程式を立てるというのが、筆者の作戦でした。

 今日の試験では、方程式で解くと、めちゃややこしい、計算が膨大などの理由で、最近は流行らないみたいです。

 てんびん図や、比の式などで対応すると、あっと言う間に解けてしまうと。

 ただ、方程式作戦は解法に迷いがないというか、いろんな問題に対応可能という利点はあると思います。

 

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 そして、文章理解です。

 これは一日一題で、じわじわ勉強していってください。

 日曜日に七問解いて、他の日は何もしないというのは、あまりお勧めできません。

 文章理解という科目は、一日に吸収できる文章理解のノウハウ・慣れというのが限られている科目です。

 知識系の科目とは、この点が違います。

 文章理解は栄養分と同じような科目です。

 あたかもビタミンCをたくさん取っても、一日で吸収できる分以外は体外に排出されるように、一日の演習において文章理解も一定数のノウハウ・慣れしか吸収することができません。

 

 ただ、毎日一問でいいから続ければ、だんだん文章理解が解けるようになります。

 苦手な方には、なおさら一日一問がおすすめです。

 文章理解はどうもという方は、解説を丁寧めに読んでください。

 もともと文章理解得意という方は、もちろん一日一問なのですが、解説はサクっと読むくらいで十分です。

 

 英語も勉強しようという方は、今日は現代文、明日は英文、明後日は現代文、その次の日は英文、と一日一問互い違いで勉強するのもよしです。

 一日現代文一問、英文一問と一日二問演習するのもよしです。

 

 英語は悩ましいところです。

 ただ、英語がぜんぜん自信がないという場合は、今年の筆記試験までに英文読解力をつけるというのは、おそらく間に合わないので、その分数的処理でたくさん取りに行くというのも、何とか成立している作戦でしょう。

 英語も数的処理も自信ないという方は、その分がんばって、知識系で七割~八割をめざしましょう。

 

 寒かったり、暖かかったり。

 夜が寒いというのが、今くらいの特徴です。

 暖かくして眠りにつきましょう。

 先日将棋の朝日杯の大盤解説会に行ったところ、抽選で藤井六冠の直筆色紙が当たりました。

藤井聡太 名人 飛翔 書

 一生のくじ運がこの日に集中して表れた感じ。

 皆さんも、試験運を本試験日に集中して出せるようにしましょう。

 まさにこれこそ、運のピーキング。

 がんばって。

 

 

 

 

 

 

 講師の中島基浩です。

 

 2026年も1か月が過ぎました。

 1月は行く、2月は逃げる、3月は去るです。

 しかし、公務員試験受験生は逃がしたり、去らしたりしてはいけません。

 

 この2月というのは、3月に試験がある国家総合職受験の方はまさに直前期ですし、国家一般職、国家専門職、地方上級、裁判所事務官、市役所、警察・消防などを受験される方にとっても、とても重要な時期です。

 3月に試験がある国家総合職の場合、もう直前一か月期です。

 就活もあると思いますが、国家総合職第一志望なら、民間を回っている同級生を横目に勉強に集中するのは辛いですが、ここががんばりどころです。

 しかも国家総合職第一志望の場合、いきなり第一志望受験という日程の方がほとんどでしょう。

 条件は皆同じです。

 本当に辛いですが、いわゆるキャリア官僚を目指すのなら、ここは誰もが避けて通れない道です。

 とにかく、一か月勉強しましょう。

 

 そのほかの試験の方も、この2月はおそらく学部試験が終わって、公務員試験準備に突入すべき時期でもあります。

 以前から当ブログに記していることですが、コロナ前の2月の学内講座のスケジュールというと、

 火曜日 午前 社会科学演習 午後 人文科学演習

 水曜日 午前 経営学    午後 経営学

 木曜日 午前 集団討論   午後 論作文

 金曜日 午前 時事     午後 時事

 土曜日 午前 行政法    午後 行政法

 正直、皆さんがドン引きする様子がうかがえるような…。

 この週は特に忙しい週ですが、これに近いような感じの日程が2月3月と続きます。

 学内講座だけで一週間が終わるという、驚異のスケジュールです。

 

 ただこの怒涛のスケジュールは、コロナ禍ですっかり様変わりしました。

 しかしです。

 皆さんは、コロナ前の受講生並みのスケジュールで、現在の学内講座のweb講義を視聴しないと、たぶん3月31日までに貯まったweb講義を終わらせることはできないと思います。

 倍速OK。

 がむしゃらにweb講義を視聴しましょう。

 

 3月31日と具体的な日程が出てきました。

 4月以降は、公務員試験業界で言ういわゆる直前期です。

 この直前期で、ダッシュして筆記試験に突入するというのが、公務員試験必勝法です。

 直前期で未視聴のweb講義が残っているというシチュエーションは、できるだけ避けたいです。

 未知の知識があるのは3月31日まで。

 

 以降は、一度頭に入れた知識をブラッシュアップするという状態にしたいです。

 3月31日までweb講義を見終わるのはちょっと無理そうという方も、目一杯がんばって、そうやね、4月10日くらいがギリギリの限界かな…。

 とにかく、何か締め切りがないと、人間というのはがんばれません。

 その締め切りが、3月31日、4月10日という辺りなんやけどな。

 えらいしんどいな、と思われた方もいると思いますが、締め切りに向かってがんばって、直前期を確保すると合格にかなり近づけるというのが、今まで数多の受験生を見てきた私の経験から言えることです。

 

 就活もあって、けっこう辛い時期です。

 ただ、就活もこの大学3年生、4年生の時期の学生だからこそできることであり、OB訪問と称して、先輩から貴重な話を聞くことができたり、またエントリーシートや実際の面接経験を積むことで、公務員試験のエントリーシート、面接にも十分に応用可能です。

 OB訪問もなかなか面白いです。

 と言うか、先輩からざっくばらんに話が聞ける機会というのは、日本社会において、この新卒の就活生にしかない特権です。

 ただ、当ブログをご覧になっている方は、公務員が主、就活が従であることを忘れないようにしましょう。

 

 当ブログの筆者についても、OB訪問は貴重な機会でした。

 某金融機関では、現役のときにOB訪問に行くとうな重が出てきました。

 うな重はもちろん向こう持ちでした。

 一留して、バブルがはじけました。

 もう一回現役のときと同じ某金融機関にOB訪問に行くと、コーヒー一杯でした。

 コーヒーはもちろん向こうに払ってもらったけど…。

 うな重がコーヒーになったで。

 今の就活でも同じような話があるのでしょうか。

 

 ドカ雪の中、総選挙。

 週末は冷えるとか。

 北国、雪国は大変です。

 先週のブログでも書きましたが、開票速報は見るようにしましょう。

 web講義がなかなか進まないという方もいらっしゃるでしょう。

 思い切って倍速で見るのも一つの手です。

 がんばって。 

 講師の中島基浩です。

 

 来週の日曜日は衆議院総選挙です。

 投票に行く行かないは別にして、選挙に際して必ず行ってほしいのは、開票速報のチェックです。

 ネットでも開票速報が見れると思いますが、地上波の開票速報はどの局でもわかりやすいでしょう。

 局のこだわりがなければ、NHKの開票速報がいいと思いますが、リモコンでいろんな民放の局の開票速報も見て、わかりやすそうな局のを見ても大丈夫です。

 

 復活当選。

 惜敗率。

 重複立候補。

 小選挙区比例代表並立制。

 ドント式。

 拘束名簿式比例代表制。

 等など。

 選挙を勉強すると、何じゃこりゃというワードがいっぱい出てきます。

 わかってしまえば何てことはないのですが、そこに行きつくのが結構難しい。

 

 そこで開票速報を見てみると、こういうワードがわかりやすく説明され、実際の開票状況に即して、選挙のキーワードが理解できるようになります。

 youtubeなどで過去の開票速報の動画も上がっているみたいですが、2月8日の開票速報はリアタイで見れるチャンスなので、youtube派の方も来週の日曜日の夜は、地上波を見てみるのもいいと思います。

 

 この総選挙の結果などが、今年の公務員試験で出題されるかとなると、かなり微妙です。

 受験政策的には、取りあえず選挙の結果や、与党が勝ったか野党が勝ったかくらいは出てくるかもしれないので、それくらいのレベルでは覚えておくとよいと思います。

 社民党が何票取ったかなど、そういう細かいところは別に覚えなくてもいいと思います。

 

 今が一番寒いときでしょうか。

 風邪、インフルエンザなどには気をつけましょう。

 学部試験は如何でしょうか。

 効率よく、単位を取りましょう。

 公務員試験の勉強も1日30分でいいので、忘れずに。

 がんばって。

 講師の中島基浩です。

 

 今くらいが、学部試験のシーズンでしょうか。

 3年生の方をはじめ、単位を落とすと何かと面倒だと思いますから、ここでしっかり単位を取得しましょう。

 1日30分でいいので、公務員試験の勉強も続けましょう。

 

 公務員試験に必要な力として、逆算力というのがあります。

 以前の記事にも似たようなことを書いたかもしれません。

 該当の記事を挙げます。

 試験勉強の3つのJ

 

 今日お話ししたいことは、逆算力です。

 聞いたことないぞ、と思われるかもしれませんが、目標・ゴールを設定してから、その目標・ゴールを期間内に達成するために、いろいろと段取りを作る力と、定義すればよいでしょうか。

 例えばアルバイトで、今日の目標売上は〇〇円です、と設定されたとしたら、その売上を達成するためにどう業務を進めていけばいいのか、今日の一押しの商品をどう売っていくかなど、いろいろと取り決めをして、お仕事をされると思います。

 これも広い意味で逆算力です。

 

 受験は目標という意味ではとてもわかりやすい世界であり、試験合格以外に目標はありません。

 一次の筆記試験と二次の面接試験。

 この二つの試験の合格。

 受験では唯一無二の目標です。

 そして、時間・期限という制約条件があります。

 筆記試験と面接試験の開催時期から今日へと逆算して、いつまでにこういうことをしなければ、本試験には間に合わないとシミュレーションしましょう。

 

 計画は目標から逆算して

 逆算についての過去の記事です。

 逆算力という概念は、自己PRで使っても面白いかもしれません。

 ただ逆算力のエピソードとして、受験勉強を使ってはいけません。

 面接試験で受験勉強を言うのは、「この人は受験しかないのか」と面接官に思われてしまうからです。

 逆算力のエピソードとしては、部活、サークル、ゼミ、アルバイト、学園祭のスタッフなどがよいでしょう。

 これ以外にあてはまるものがあれば、それをエピソードでアピールしても構いません。

 

 自己PRでは、傾聴力などを書かれる方が多いです。

 逆算力という方はなかなかいません。

 自己PRで自分にキャッチフレーズを付ける場合、できるだけ短く、オリジナリティのあるものが、面接官の記憶に残るいいキャッチフレーズだと思います。

 その意味で傾聴力は損、逆算力は得です。

 また、自己PRで3つも4つも挙げる方がいらっしゃるのですが、面接官は忘れてしまいます。

 多くて2つくらいがいいと思います。

 またキャッチフレーズではなく、長文などの形で長い自己PRをされる方もいらっしゃるのですが、これもあまりインパクトに残りません。

 長い自己PRからどこが引き算できるか、もう一度考え直してみましょう。

 キャッチフレーズは、言わば引き算の美学で勝負です。

 足し算や掛け算はいけません。

 

 寒いです。

 大量の積雪があった地域の方は、お気をつけください。

 雪かきとか、本当に大変そうです。

 筆者の居住地域では、雪かきするほど雪が降ることはないです。

 雪をのけてものけても、まだ降ってくるというのは、本当にうんざりするかと思います。

 朝から5時間雪かきとか。

 本当にお疲れさまです。

 北国の受験生の方は、勉強もさることながら、雪かきもしないわけにはいかないでしょうね。

 何とかくじけずに、受験勉強も続けてください。

 がんばって。

 講師の中島基浩です。

 

 俗に「政界は一寸先は闇」と言われます。

 それを証明するかのような出来事が起こっています。

 衆議院の解散と、大阪出直し選と、立憲民主党と公明党による新党結成と、今週は大きな動きがありました。

 公務員試験の定番の参考書「速攻の時事」は二月上旬に出版されますが、速攻の時事はこれらの出来事をどう扱うでしょうか。

 試験年の一月の出来事が試験に出るかは、まさに境界線上の出来事で、今のところは何とも言えないとしか言いようがありません。

 

 まず日本国憲法は予算をどう扱っているでしょうか。

 確か衆議院の優越があったはずだと、あたりをつけないといけません。

 衆議院の優越は、衆議院と参議院はだいたい対等なのですが、法律、予算、条約、内閣総理大臣の指名に関しては、衆議院が参議院より強いというものです。

 

 覚え方は、

 衆議院は参議院より強いので、「譲歩しないよ」。

 譲=「条」約 

 歩=「法」律 

 し、ない=「内」閣総理大臣の「指」名

 よ=「予」算

 というものです。

 

 ここでは予算について解説します。

 他の三つについては、お手もとのテキストでご確認ください。

 予算は衆議院と参議院で違った議決をした場合、このとき衆議院・参議院の協議機関である、いわゆる「両院協議会」は必ず開かれます。

 

 また、予算は衆議院が必ず参議院より先に議決します。

 法律、条約、総理の指名は参議院から先に議決しても構いません。

 実際は、ほとんどの場合これら三つとも衆議院先議で行われます。

 予算先議は憲法60条1項で明記されているということです。

 衆議院で先議され、参議院に送られたとき、参議院が30日以内に議決しないときは、衆議院の議決が国会の議決とされます。

 これも憲法60条です。

「参」議院の「さん」、予「算」の「さん」、「3」0日の「さん」と記憶しましょう。

 

 国会の権能と議院の権能は違います。

 衆議院と参議院の二つが議決しないと、国会の権能は発動されません。

 予算も衆議院と参議院の一致した議決があって、国会が議決したこととなります。

 衆議院の議決つまり一つの議院の議決だけで、国会が議決したと考える、この衆議院の優越の規定は例外的な規定なのです。

 

 一方議院の権能は、衆議院、参議院各々で一つの議院で議決すれば、議院の権能は発動されます。

 受験的には、国政調査権は議院の権能(〇)という知識が頻出です。

 国会の権能ではありません。

 国政調査権は国会の権能というのは×です。

 

 また国会には三種類あるというのも、どんなテキストにも載っている知識です。

 常会(52条)、臨時国会(53条)、特別国会(54条)の三種類です。

 通常国会(常会)は毎年一回行われます。

 常会が一月に行われる、会期は150日というのは、国会法の規定によるものです。

 そして、今年は一月下旬に常会が開かれますが、この常会が開いたら、冒頭(すぐに)で解散するというのが、高市総理の予定です。

 

 衆院選が2月上旬に行われたら、その後国会が開かれますが、この衆院選後行われるのが、特別国会です。

「特別」の名前通り、めったに開かれない、解散後のときだけ行われる特別扱いの国会がこの特別国会です。

 言わば、常会と臨時国会は働きバチであるのに対して、特別国会は女王バチです。

 引っ掛けとして、参院選のあと開かれるのは特別国会ではなく、臨時国会である(〇)、参院選のあとは特別国会が開かれる(×)という出題が考えられます。

 

 予算は通例一月に開催される常会に提出され、三月一日までに衆議院を通過するように審議されます。

 三月一日までに衆議院を通過すれば、参議院が何を議決したりしようが、三十日経過すると衆議院の議決通りの予算が自然成立します。

 四月一日の新年度には、新しい予算がスタートします。

 

 以上は、ふつうの年です。

 今年は、今のところの予定としては、衆院選が行われるので、その間は予算審議は事実上不可能です。

 予算は衆議院先議なので、衆院選の間は参議院で見てもらおうとか、そういうフレキシブルな対応はできません。

 

 では予算はどうなるのでしょうか。

 これもどんなテキストにも載っている知識ですが、補正予算と暫定予算の違いは大丈夫でしょうか。

 補正予算は災害の発生、突発的な経済情勢の悪化という事態に際して、当初予定されていた本予算を変更したり、追加で政府支出を行うときに、組まれる予算です。

 本予算を「補正」する予算です。

 暫定予算は、四月一日の時点で予算が成立しない場合に、本予算が成立するまでの期間、仮の予算を組もうというものです。

 アイドルの「暫定」メンバーみたいなものです。

 試験的には、本予算が後に成立すると、暫定予算は本予算に吸収されるという知識が頻出です。

 

 この令和八年(2026年)も暫定予算を組んで対処するものと思われます。

「補正」と「暫定」がややこしいと思いますが、両者をたすきがけしてくる等、出題パターンは読み切れるので、がっちりと覚えておきましょう。

 

 連日、新聞・ニュースなどを見てると、大きな出来事が立て続けに起こっていることがわかります。

 淡々と受験勉強を続けていきましょう。

 寒くなったり、暖かくなったりといった日々です。

 国家総合職志望の方は、事実上の直前期です。

 国家総合職もペーパーテストはたくさん通して、官庁訪問でごっそり落としていくというパターンです。

 とにかく、択一の勉強を進めるとともに、官庁訪問対策も早期にスタートさせましょおう。

 がんばって。