映画「ポセイドン・アドベンチャー」感想 | リタイアライフのつぶやき

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65才でサラリーマン生活からリタイア。さて、これから何をしていこうか。ブログでつぶやきながら日常生活を報告。参考になれば幸いです。

5月29日、NHKBSプレミアムシネマで映画「ポセイドン・アドベンチャー」が放送されてました。過去にみた記憶がありますが、興味があったので早速みました。

監督 ロナルド・ニーム

俳優 ジーン・ハックマン アーネスト・ボーグナイン レッド・バトンズ

1972年 アメリカ映画 117分

内容(MIHOシネマより抜粋)

「大みそか、豪華客船ポセイドン号が、さまざまな目的・境遇の人々を乗せ、ニューヨークからアテネに向けて出港した。しかし航行中、クレタ島沖で海底地震が起こったと報告が入る。海底地震は巨大な津波を引き起こし、スピードを上げていたポセイドン号はその波をまともに受けてしまう。

船内のホールでは、年越しパーティーの真っ最中。津波によりポセイドン号は大きく傾き始め、ホール内はたちまちパニックとなる。ポセイドン号は転覆、真っ逆さまの状態になってしまった。

このまま救助が来るまで待とうという事務長に対し、スコット・ボリス牧師は異議を唱える。乗客のジェームズ・マーチンが「上下さかさまになっているなら救助は船底側に来るのでは」と意見し、船員と仲良くなった少年ロビンも「プロペラ部の壁が他より薄い」と助言する。スコットはマーチンと共に、他の乗客の説得に回る。

マーチンは最初の転覆で兄を亡くした船内バンドのノニーを見つける。生きる希望を失った彼女をマーチンは勇気づけ、脱出組に参加させた。他にはロビンと彼の姉スーザ

ン、刑事のマイク・ロゴとリンダ夫妻、マニー・ローゼンとベル老夫妻が脱出組に参加することになった。スコットは上の階に取り残されていた船員エイカーズの助けを借り、ホールの巨大なツリーをはしごにして脱出組を登らせていく。上に上がり、再度スコットは乗客を説得したが、皆は事務長の方に従った。

仕方なくスコットが先に進もうとしたその時、爆発が起こり、ホールに大量の海水が流れ込んだ。乗客たちはパニック状態でツリーに登り始めたが、人数が多すぎてツリーは倒れてしまう。

生き延びたのは脱出組の10人だけだ。スコットは調理場から従業員通路を通って機関室へ行く計画を立てる。調理場を通ると、換気塔を上に登る必要がある。はしごの下は水が渦巻いている。落ちれば助からないだろう。スコットを先頭に、順番に上に登っていくが、途中でまた船が揺れ、足をけがしていたエイカーズが落ちてしまった。足のすくんでしまったノニーをマーチンが手助けする。

9人になった一行は、他の生存者たちが船医に先導されて船首へ歩いて行くのを見つける。スコットは「船首は危ない」と警告するが、船医は、スコット達が向かう船尾側の機関室は爆発したと話す。どちらの言い分を信じるべきか。ロゴともめたスコットは、1人で船尾の様子を見に行く。スコットを待つ間、マニーとベルはお互いの愛を再確認しいたわり合う。スーザンはスコットを追い、2人で抜け道を探す。通れそうなハッチを見つけ、スコットが試しに中に入る。

約束の15分が建ったがスコットが戻らない。どうするか協議しているうちに、スコットが抜け道を見つけ戻ってきた。一行はハッチを通って機関室へ続く通路にたどり着く。しかしそこは水の底に沈んでいた。

スコットは水の中を潜って向こう側に行けるはずだと言う。まずはスコットがロープを向こう側につけに行くことになった。スコットが水の中に潜って泳ぐも、途中で鉄板に挟まってしまった。ロープの動きが止まり、残された一同は不安にかられる。昔潜水の選手として優勝経験もあったベルは、スコットを助けるため、自ら水の中に飛び込んだ。ベルは鉄板をどかし、スコットと共に向こう側にたどり着いた。

ほっとしたのも束の間、ベルが突然苦しみ倒れてしまう。心臓発作を起こしてしまったのだ。ベルの死を見届け、スコットは「この人の命までも奪うのか」と嘆く。残された一行もスコットの待つ方へロープ伝いに泳いできた。マニーは泳ぎ着いた先で、妻ベルの死を知った。スコットは先を急がせるが、マニーはベルと最後の別れをするため、皆に先に行ってもらう。マニーは一瞬生きる希望を失ったかに見えたが、ベルが大事にしていたメダルを手に、ベルに別れを告げ一行の後を追ってきた。機関室まではあと少しだ。

一行は機関室の一歩手前の部屋まで来た。順番に、細い渡り板から上空に赤いバルブのある通路を通り、機関室のドアへ向かおうとする。しかし、また爆発が起こり、船が突然揺れた。リンダが高い通路から落ちて死んでしまう。妻を亡くしたロゴは打ちひしがれ、どうしようもない怒りをスコットにぶつける。

爆発のせいで、赤いバルブのところから熱い蒸気が噴き出した状態になってしまっていた。スコットは神を呪い、赤いバルブにぶら下がった。熱さに耐えながら、スコットは少しずつバルブを閉じていく。ついにバルブが閉まり、蒸気が止まった。だがスコットは限界だった。ロゴにあとの先導役を託し、スコットはそのまま落下し、炎と水の中に落ちていった。

ロゴはマーチンに奮い立たされ、先導役を引き受ける。リンダとスコットの亡骸を残し、6人になった一行は機関室へたどり着いた。すぐ上の壁は船底だ。上の方から何か音がする。きっと救助隊だ!ロゴ達は何度も船底を叩き、ついに救助隊が音に気づいた。スコットが正しかったのだ。船底に穴があく。6人は無事救出されたのだった。」以上が概略です。

「大地震」(1974年)、「タワーリング・インフェルノ」(1974年)など、1970年代前半から中盤にかけてのパニック映画の一つだと思いますが、とにかく面白かったです。
10名の登場人物の生い立ちや生き方を一人一人を説明していく、いかにもアメリカ映画らしいです。
最後6人だけが残ります(エイカーズ、ベル、リンダ、スコットの4人の死亡)。主人公の牧師が「神はまだ犠牲者が欲しいのか。まだ足りないのなら私の命を奪え。邪魔するのはやめてほしい」といって命を落とすシーンは、グッときました。
生きるか死ぬかの選択の場面は、客船が転覆して逆さまになったとき、客室で待つグルーブと上に上がり船底にいくグルプで生死が分かれ、機関室にいくか、船首に行くかでまた生死が別れます。
何を信じ、誰を信じるか。この映画では、牧師のスコットを信じて、生きるのをあきらめない人のみ生き延びます。途中、4人が亡くなりますがまさか、主人公の牧師のスコットが亡くなるとは、思いませんでした。決してあきらめてはいけないと教えてくれた映画でした。
 
最後までご覧になりありがとうございます。
 
 

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