映画「あなたを抱きしめる日まで」感想 | リタイアライフのつぶやき

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65才でサラリーマン生活からリタイア。さて、これから何をしていこうか。ブログでつぶやきながら日常生活を報告。参考になれば幸いです。

5月9日、NHKBSプレミアムで映画「あなたを抱きしめる日まで」が放送されてました。興味があったので早速みました。非常に感動的な映画でした。

監督巣 スティーヴン・フリアーズ

俳優  ジュディ・デンチ スティーヴ・クーガン

2013年イギリス映画 98分

内容(Wikipediaより抜粋)

「フィロミナ・リーは若かりし頃、婚前交渉で妊娠したことがあり、カトリックの厳しい戒律により修道院に収容された。フィロミナの息子はアンソニーと言い、修道院で定期的に会う事はできたが、ある日アンソニーはとある家庭の養子となり以後消息が途絶える。

そうして50年の年月が過ぎたが、フィロミナは常にアンソニーの事を気にかけ、娘のジェーンにアンソニーの存在を告白する。

ジェーンは偶然にもマーティン・シックススミスと言うジャーナリストと知り合い、母の息子について本を書かないかと持ちかけてマーティンはフィロミナとともに実の息子を探す旅に出る。フィロミナ達は修道院に行くが、アンソニーがどの家庭に養子になったかの記録は火事で燃えてしまい残っていないという。

何かを隠蔽していると感じたマーティンは修道院近くのバーで聞き込み調査をすると、バーの店員によれば、修道院ではアンソニーのような子供を、金銭と引き換えにアメリカに養子に出していたという証言が得られ、フィロミナ達はアメリカ行を決定する。

アメリカではジャーナリストであるマーティンの人脈によって、アンソニーの新たな情報が得られる。

アンソニーはアメリカで養子となり、マイケル・ヘスと名付けられたことが分かった。マーティンはインターネットでマイケル・ヘスと検索すると、レーガン政権下とブッシュ政権下で法律顧問を務めた人物であることがわかる。

フィロミナに顔写真を確認してもらうと、マイケル・ヘスはアンソニーに相違ないと答えた。しかしマイケル・ヘスは既にAIDSで亡くなっていた。

調査を進めるとマイケル・ヘスはゲイであり、かつてのパートナーによれば、フィロミナがいた修道院の墓に眠っていると聞き、フィロミナ達は調査開始地点の修道院に戻り、マイケル・ヘスの墓参りをする。」とあります。

感想としては、フィロミナ役のジュディ・デンチの演技が抜群にうまいのです。

捜し求めていた息子が、実は死んでいたとわかった時、思わずもらい泣きしてしまいました。

息子がゲイと分かっても、理解を示し、性の多様性を認めます。母のいた修道院の墓に眠っているとわかった時もまた涙です。

生きてさえいてほしいと願う母の気持ちを裏切られた時、どん底に突き落とされた母を見事に演じ、涙が止まりませんでした。

カトリックという宗教は、よくわかりませんが、自制と禁欲が美徳であり、自制と禁欲が神に近づくことのようです。従って禁欲を破った婚前交渉は、決して許されなく、まして子供を作ったという禁欲を破った証しは、将来にわたって産んだ子供に合わせないという罰を与えたのでした。

しかし、最後のシーンで、主人公は、罰を与えた古株のシスターを許すのです。

そして、今回の事を本にすることで公表され実話となってしまいました。

カトリックが人身売買のような事をしていました。あきれるばかりです。

最後、息子は、育ての父の反対を押し切り生まれたイングランドの故郷へ戻ったのです。

考えさせられるいい映画でした。

 

 

 

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