ブルゴーニュ便り2013④~Pommardのプチレストラン
このレストランもリピーターです。
Aupres du Clocher
1 Rue de Nackenheim 21630 Pommard
03 80 22 21 79
Pommard村と言う結構マニアックなところにありますが
Cote de Beauneエリアでは結構有名なお店らしく、あ~あそこ美味しいよねと良く言われる人気店。
もちろん予約必須です。
アミューズはブルゴーニュでは良く出されるチーズのガレットのようなもの。
続いてポタージュはマッシュルームとカリフフラワーのクリーム仕立て。口の中でふわっと両方のお野菜が広がって美味しゅうございました。
ワインリストはやっぱりCote de Beauneの白がとても充実してます。
その中からBernard BoninのMeusault 1er Cru Genevrieres2006をチョイス。
エチケットがえらく汚れていましたが、なぜか・・・?
もちろん中身は全く問題なく、グラスに芳醇な香りが広がります。
リンゴ、ピーチ、ナッツ、甘いお花の蜜の香り。。余韻も長。美味しい!
髭男爵のアントレはエスカルゴの赤ワイン仕立て。ブルゴーニュではエスカルゴを良く頂きますが、いろんな調理方法があるんですね。濃厚。
もう一つのアントレは似たようなソースが使われた卵料理。
雪の塊のような卵白のスフレの中に半熟の黄身が隠れていて、濃厚なソースと混ぜながら頂きます・・・たまりません。
サンジャック(ホタテ)のグリルにカリッと焼いたフォアグラが乗ったものと
細かく裂かれた牛肉をブーギニオン風に煮込んだもの。周りのソースにはお醤油が利いていて意外でしたが、合う!
カップに入っているのはエポワスのクリーム。これ絶品でした!
美味しいお料理とワイン・・・みなさん楽しそうに食事してます。
ご馳走さまでした。
その後はPuligny-Montrachet村に戻って
Hotel Le Montrachetのバーにてグラスワインで二次会。
一体どれだけ飲むんだろうね、と二人で笑いましたとさ。。
ブルゴーニュ便り2013③~Terroirsこそすべて@Domaine de l'Arlot
今回の二泊三日では4軒の造り手さんを訪問。
皆さん畑仕事で忙しい中、時間を作ってくださりました。
まずは以前から何度がトライしていたものの、
夏休みにあたっていてなかなか訪問が叶わなかったDomaine de l'Arlot。
今回ようやく訪問することができました。
ルートナショナルを北上し、
Nuits-Saint-Georges村の一つ手前にあるPremeaux-Prisseyあり、
グレーの建物に水色の窓枠が際立つドメーヌです。
Domaine de l'Arlot
RD 974 Premeaux-Prissey
03 80 61 01 92
2011年8月から醸造責任者としてドメーヌ入りしているJacques Devauges氏が案内してくれました。
「まずは畑を見ながらお話した方が分かりやすいでしょう」と早速ドメーヌの裏手に広がるぶどう畑Clos de l'Arlotに連れて行ってくれました。
一つ一つの畑の特徴をと~っても丁寧に説明頂きました。
Domaine de l'Arlotは
18世紀末にArlotの家と畑を石垣で囲んだことから名前がついた畑Clos de l'Arlotを保有していたビエノー家が、その後Nuits-Saint Georgesの村よりにあるClos des Forets Saint Georges、Comblancien村にあるCLos du Chapeauを購入したことで1891年に創業したドメーヌ。その約100年後の1986年にAXA Millesimeの傘下に入りました。
2000年から有機栽培、2003年から完全にビオディナミに移行。
Clos de l'ArlotとClos des Forets Saint Georgesという二つのモノポールはドメーヌの看板であり、そのほか1991年にGrand Cru Romanee Sain Vivant、92年にVosne-Romanee 1er CruのLes Suchotsを購入して、現在の栽培面積は15ha。
ドメーヌが持つモノポールの一つClos de l'Arlotは4ha。
うち2haがシャルドネで2haがピノノワール。
ドメーヌの建物の裏手に広がる斜面1.3haは昔からLa Gerbotteと呼ばれており、
その歴史は1739年に遡ります。ここではシャルドネが植えられています。
むき出しになった裂け目のある岩の土壌で表土は30センチ程度の泥灰土。
割れ目に粘土もあり、根が地中深く伸びることができ、そこからミネラル分を吸い上げることができる特別な土壌。
Clos de l'Arlotの残りの2.7haは建物の右手に広がる斜面。斜面の傾斜がきつく、
上と下では日中の温度が1-2度違うとか。
ここのテロワールは大きく3つに分けられて、
①斜面上部の0.7haにはピノノワールの若木(樹齢12年)。La Gerbotteに似た石がちなミネラル豊富な土壌
②斜面中腹の丘(Hillside)部分の0.7haにはシャルドネ。太陽の光の反射を受ける斜面で泥灰の薄い層。
③斜面下部1.3haにはピノノワール。ソフトロック、貝殻などがみられる土壌。根が2m以上も地中深く伸びている古木が植樹。
もう一つのモノポール畑Clos des Forets Saint Georgesは
Nuits-saint-Georges村に隣接する7.11haの区画。
斜面上部はライムストーンが強くミネラル豊富で力強く、斜面下部はフィネスとスウィートネスあり。
斜面下部の一部は1985年ー1986年の寒さでブドウの木が死んでしまっため植え替えしており、若木。
彼の話にはテロワールへの愛情とこだわりがこれでもかという位溢れ出てきます。
「私たちは素晴らしい畑を所有していることをとても幸せに思っており、
その素晴らしいテロワールを体現するワインを作ることだけを考えています」とDevauges氏。
彼曰く、「ワインはReflect of Terroirs」であり、
土壌の『Purity, Persistency, Truth』を表してミネラルを引き出すことが造り手の仕事。
そこに特別なテクニックは全く必要なく、
土を大切にしてブドウを大切に作れば醸造などの仕事は最低限でよく、
自然とそれぞれの土地を表すワインが出来上がるんだとか。
新樽の比率が30-50%だというのも納得です。
彼の造るワインは基本的に作り方はすべて同じ。
ワインのスタイルの違いは、まさにテロワールということです。
作っているのは下記(カッコ内は試飲させてもらったビンテージ)
①Cote de Nuits Villages Clos du Chapeau(2011)
②Nuits-Saint Georges Le Petits Arlot(2011)
③Nuits-Saint Georges 1er Cru Les Petis Plets(2011)
④Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos de l'Arlot rouge(2011)
⑤Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos des Forets Saint Georges(2011/2007)
⑥Vosne-Romanee 1er Cru Les Suchots(2011)
⑦Romanee-Saint-Vivant
⑧Nuits-Saint-Georges Blanc La Gerbotte(2011)
⑨Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos de l'Arlot Blanc(2011)
①Comblanchien村にある1.6haの区画。デリケートな赤い実。
表土が深いが、谷部分に当たるため石灰岩や小石が多くフィネスあり。
Cote de Nuits Villageになるこの区画は普通のVillagesアペラシオンであれば1er Cruになってもおかしくないレベルのデリカシーがあるとのこと。
②Clos de l'Arlotの斜面上部の若木から。表土は浅く小石まじり。ミネラリー。
③Clos des Forets Saint-Georgesの斜面下部の若木から。若木と言っても1986年に植樹しているのですでに27年。Le Petits Arlotと比べると明らかにボディあり。ダークフルーツ。
④斜面下部の古木。ライムストーンや貝殻もみられる土でミネラリーでありながら非常にデリケートで繊細。エレガント。
⑤固い岩の堅牢なミネラルとボディあり。アニマル。Clos de l'Arlotよりも明らかに色も濃くパワーもあり、理由はライムストーンがより強いからだとか。なぜそうなるかは彼も分からないようでした。強さはあっても決してHarshではなく、キャラクターであるエレガントさは常に存在。
⑥グランクリュに囲まれた素晴らしい区画。明らかに違うスタイル。お花、甘いスパイス。シルキー。
⑧建物の裏手のClos de l'Arlotの中のLa Gerbotteの畑の若木から。樹齢16年。フレッシュ、ミネラル。
⑨La Gerbotteの古い木と右手の斜面中腹(ヒルサイド)の二区画のブレンド。複雑。豊満でありながらエレガント。花の蜜。
一通り2011をテイスティングした後に、
Devauges氏が裏からボトルを持ってきて、ブラインドテイスティング。
2007のClos des Fores Saint Georgesでした。
2011の時に感じたパワフルさよりもエレガントさとミネラルを感じたのでClos de l'Arlotかと思ったのですが、Clos des Forets Saint Georgesだと言い当てたひげ男爵が正解。
テロワールの違いがもちろんだけど、ビンテージでこういう風に変わるんだよとなんだか嬉しそうなDevauges氏でした。だからワインは飲みごろになるまで待ってあげてね、と。
今までの数々の訪問で
同じ作り手でも村や畑の場所によるテロワールの違いをテイスティングで感じることはたくさんありましたが、同じ畑の中でもその区画の場所(斜面上部・中腹・下部)でここまでスタイルが違うワインになるとは、本当に驚きの連続。
モノポールを所有しているドメーヌの特権ともいえますが、
他の造り手であればすべて値段の高い1er Cruでリリースすることだってできるところ、
そのテロワールの本来の姿を表せるようになるまで格下の村名に格下げするのは、まさにテロワールへのこだわり以外の何物でもありませんね。
プロの仕事のこだわりをみせてもらいました。
いろんな質問にも丁寧に答えて下さり、終始盛り上がって気がつけば2時間近く経過していたという、充実した訪問となりました。
ブルゴーニュ便り2013②~Chambolle-Musigny村の美味しいお店
Cote d'Orについてまずは腹ごしらえ。
何度も訪れているChambolle-Musigny村にあるレストランへ。
Le Millesime
1 rue Traversiere 21220 Chambolle-Musigny
03 80 62 80 37
二年前にも訪れていますが、その後全面的に改装したらしく、
毎度のことながら素晴らしいワインリスト♪
Amiot ServilleのChambolle-Musigny 1er Cru Les Plantes 2008。
素晴らしい香り。
作り手がある村の地元レストランらしく、ワインが移動で疲れることもなく
お値段も品ぞろえもボーヌのレストランとは全く違います。
メニューはいくつかあるプリフィックスからそれぞれチョイス。
アミューズはポテトのムースに豚の皮をカッリカリにフライしたもの。美味~。
アントレは
とろとろ卵が乗ったパルメザンのチーズリゾット(ワインとバルサミコのソースがいいアクセント)と、
フォアグラ入りのパテをフライにしたものにエビのタルタルがのったもの。
メインはパンチェッタにまかれたスズキのグリル、Cremant de Bourgogneのソースと
外はカリっ&中はジューシーなポークベリー。
デザートもしっかり。
いやあ、到着早々、大大満足のランチでした。





















































