刺身にはもう飽きた | 天然石ジュエリーのCanecryのブログ

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ハンドメイド天然石ジュエリーの作家、ロミのブログです



もう魚、くいあきた。

日本全国津々浦々、いろいろな場所がありまして、そのほとんどの場所が海に面しているわけです。具体的には47都道府県中39の都道府県が海沿い。栃木、群馬、埼玉、山梨、長野、岐阜、滋賀、奈良以外の場所は全部海沿い。

そんなロケーションの国では、おのずとご馳走って言えば海の幸、魚類に甲殻類に貝に海藻などなどなどのシーフードになります。旅行雑誌とか旅行番組とか見てても、とりあえず海の幸、新鮮な魚!新鮮なエビ!新鮮な海のなんか!的なものがね、キャッキャうふふとした旅行ガールの写真にまざって、どや!うまそうやろ!とばかりに掲載されておるわけです。

そんな環境に生まれ育ったわたくしでありますので、当然の結果として、海の幸は大好き、お寿司大好きお刺身大好き焼き魚も干物なんかもどーんと来やがれよ、的なマインドで40数年の間、生きてきおったのでありますが、なんとこのたび、『もう魚、しばらくいいや...』的な心境になりました。

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まぁね、食べ飽きたんですよ。ぶっちゃけ。

海の近くの田舎に移住しましてね、仕事以外に特にすることもないので、釣りを趣味にしようとね、食費も浮くし一石二鳥じゃん、と。前々から多少ね、嗜んではいたのですが、あれやこれやと数年間、海にかよっているうちに、ヘタクソながらも少々の工夫めいたことを覚えまして、それなりに釣果があがるようになってまいりました。

そうなってきますと、釣り、面白くなってくる。

足しげく海に通うようになる。徒歩10分圏内に通えるサーフが3か所あるし、クルマで30分圏内ともなれば、無数のポイントが存在しますので、連日連夜、釣り竿かかえて動き回るようになる。

朝のジョギングも、川沿い→河口→海ってコースを走っていましたので、手ぶらでいくより釣り竿もっていったほうがいいじゃん!とか思い立ち、ジョギングから "釣りウオーキング" みたいなよくわからんエクササイズに変更して、朝もはよからフラフラと釣れそうなポイントを歩き回るわけです。そんなことをしていると釣りに夢中になってて気がついたらもう昼前、とか、そんな不可解な状況が発生します。

朝の5時くらいからフラフラして昼前までって6~7時間は動き回っているのでエクササイズ効果は抜群!でありますが、自分がなにをやっているのか解らなることもしばしばで、太陽が燦燦と頭上に輝いている時間帯に、自動車が行きかう国道とかを、釣りの恰好して歩いていると、世間ではみんな頑張って仕事とか家事とか子育てとかしてる時間帯に、わたしは何をやっているんだ、と、何がしたいんだ、これでいのか、と、自分の哲学的なレゾンデートルを問い始めたりするようになりますが、とりあえず釣果はあがります。

まぁね、こんだけ毎日長時間やってればそりゃ釣れる。時給1.5魚~2魚(注:わたしが発明した1時間あたりの釣れた数の単位)くらいにはなる。







釣れたものは、そりゃ食べます。当初は釣るの楽しい!食べるのおいしい!とか思っておりましたが、どんな愉快なカーニバルにも終りがくるのが世の常でありまして、栄枯盛衰、市井では高級魚で通っているヒラメだったメバルだってアカハタだって、食い続ければそりゃ飽きる。つうか全部おなじ味じゃん!って結論に至ってしまいました。

まーぶっちゃけ、白身の魚って脂の量と釣った場所の磯の香りと多少の食感以外は全部一緒なんですよ。ヒラメはソイより食味が滑らか、とか、メバルはちょっとふんわりしてるな、とかそういうのはありますが、そんなん誤差です誤差。白身の魚は全部おなじ。銀座の高級な寿司屋とかで、食通のお客さんが「このヒラメはうまいね~」とか「このコチは食感がいいね~」とか食通ぶってアレコレ言っているようなアレはありがちでありますが、誤差です誤差!白身魚の味なんか誤差!

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と、まぁいろいろ書きましたが、上記は釣りも、海の幸も、わが国のシーフード文化を否定するものでもなんでもなくて、ただ単にわたくしが魚(とくに白身)に飽きたってだけなのであります。

しばらく時間をおけば、また美味しく食べられるんじゃないかな~、と思います。

あと釣りしてるときって、なんか宇宙と繋がる感じになる。『海の魚が人類だったとしら、彼ら(魚)は海の外の世界がどうなってるか想像も理解もできず、ただただ釣られまいと暴れるだけ。それとおなじように、われわれ人類の知能では地球以外の宇宙のことは想像も理解もできずに、地球上でただバタバタしているだけなのかもしれない...』などの宇宙哲学めいたなにかが脳内に芽生えます。

まぁ、早起きと疲労から来るただの妄想なんですが。

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新作でーす!(注:ジュエリー作家のブログです)

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