5円のグラビティ | 天然石ジュエリーのCanecryのブログ

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ハンドメイド天然石ジュエリーの作家、ロミのブログです


人間関係を捨て、ほぼ全てのトラブルからあらかじめ解放されて生きているわたしだが、それでも商売をやっている以上、些細な行き違いや小さなミスからモンダイが発生し、いささかも生産的ではないそれらの対処に時間を取られて不要な疲労感を味わうことがある。

事の起こりは先週末。そう、忘れもしない4月9日の朝にわたしの居住するオートロックのマンションのチャイムが鳴った。全てはそこから始まったのだ。

「おはよ~ございます~郵便局です~」

部屋のモニタに郵便局員らしき男性が立っているのが映る。

なにかの荷物が届いたのだろう。予定はないがわたしの所には日本全国津々浦々の関係者や無関係者からアレコレと届くのだ。インターフォンのボタンを押してエントランスのドアを開ける。部屋のベルが鳴り、リビングからダイニング・キッチンを通り、ドアを開ける。

「すいません、コレ・・・3cm超えてるんで配達できません」

郵便局員の手には先日わたしが投函したレターパック・ライト。どうやら厚みが3cmよりも厚いので配達できません、と、こういうことらしい。わたしはその包みを受け取ると、両手でぎゅっと押して中の緩衝材をつぶした。中身は小さな箱に入った小さなアクセサリーなのだ。中身の殆どは衝撃を和らげるための緩衝材で、それをぎゅっとすれば3cm以内に収まる。これまで何百回もこの形式で送ってきたのだから、この一個だけ送れない、などと言うことはないだろう。郵便局員にレターパックを返す。はい、3cm以内に収まりましたよ?

レターパック・ライト
レターパック・ライト。厚み3cmまで

郵便局員は、なんだか腑に落ちない顔をした。

「いや・・・サイズ・オーバーってそういう付箋がついててそういう指示なので一旦受け取ってください」

こいつは何を言っているのだろう、と思った。わたしは荷物を送ってほしくてレターパックを投函した。郵便局内部ではギュッとできないから3cmを超えている、という扱いにしてわたしに戻そうとしているのは解る。まぁ当然そうなるだろう。しかし、ギュッとして3cm以内に収まったではないか。既定の範囲である。

いや、よろしい、それでは百歩譲って3cm超えてて送れないとしよう。だったら顧客の為に何か代替え案をもってこい。顧客の要望を満たすためにレターパック・プラスの一個でも持って来やがれ。【送れません→返します】こんなもんは大人のシゴトではなくガキの使いだ。それともナニか?今の郵便局は『アホ養成所』かなんかなのか?民営化でアホを増やしますぅ~~~おくれましぇぇぇぇ~~~んってか。

よろしくお願いしますね。わたしはそう言ってドアをとじる。荷物は既定の範囲内にキッチリと収まった。モンダイなど何もない。郵便局内部の事情はわたしには0.1ミクロンも関係ない。

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そんな出来事から数日が経過したのち、わたしは異変に気付いた。その日に送った荷物のパラメータがBASEの配送画面で全て『配送中』のままなのだ。レターパックは通常であれば翌日には届くはずだ。くだんの出来事があったので、1日遅れたとしても、すでに投函してから4日が経過している。荷物が届いていないはずがない。っていうか、ツイッターでは絶望ビリ子が「ロミ子の指輪届いたブベラ~!」とかつってんのにパラメータは『配送中』。ナニコレどーなってんの?

アンモライト
ビリ子のアンモライト

賢明なわたしは0.3秒でBASEのヘルプ画面を開き、問い合わせを送る。

すぐに返事が返ってくる。

BASE
部署

・・・怒るな。怒るなロミ子。BASEって民間の会社でしかもそんな何万人もいるような大企業じゃないし、どこのお役所だよ、って言いたいけども、まぁいい。怒るな。怒るなわたし。BASEを無料で使わせてもらっている身だ。不便は受け入れよう。

心を落ち着けてその『担当者』とやらに丁寧なメールを送る。

担当者にメール

ここから数時間、BASEの担当者やら郵便局のアレやらと連絡を取り合い、やっと問題は一部を残し解決する。やり取りが煩雑になるのでそれを記載するのは省略するが、1件はわたしの入力ミス、2件は郵便局の入力ミス(やっぱり例の3cm事件の荷物だった)。そしてあと1件はまだ解決してない。各方面に確認中であるが、やれることはやったのでそのうちカタがつくだろう、と、一息つく。

***

が、悪いことは続くもの。今度は別のBASEの担当者からメールが来る。

5円
5円Ⅱ

銀行振り込みのお客さんの入金ミスで『5円』足りないらしい。わたしは即座に返信する。5円くらいウチで吸収する。千円単位とかの不足ならお客さんに悪意があるかも知れないが、たった5円だ。悪意などあるはずがないし、そんなちっぽけな金額でウチの大事な顧客を、再度銀行へ行かせて振込手数料払わせて、5円振り込ませる、なんてできない。そういう内容のメールだ。すぐに返事が来る。

変更不可

・・・ダメらしい。

いいか、5円、たった5円ぽっちだぞ?ウチで吸収するつってんだろ?と、わたしがいくら力説しても無駄。「できましぇ~~ん、うけたまわっておりましぇ~~~ん」ときたもんだ。事務的な対応のみ。ラクなシゴトだな。

よーーーしわかった!

5enn

お客さん名義で自分で5円振り込んだ。

チカラワザで解決!

はっはっはーロミ子の財力なめんなよ~~~!5円だけどな!

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先の郵便局員にしてもBASEの担当者にしても、誰からオカネを貰って、誰の為に仕事しているのかが解っていない。郵便局員は上司に言われるがまま、「これ、3cm超えてましゅぅ~~~」って言って、荷物を返すだけをシゴトだと思い込み、BASEの担当者はウチのお客さんを自分とこのお客さんと勘違いしてルールを押し付け、「お客さんに5円払ってもらいまちょぉぉ~~~」だ。

いや、それぞれの事情があるのは解る。BASEのシステムはシビアに作ってあって、そういう柔軟な対応を許さないのだろうし、郵便局員だって通常の業務を行っているだけとも謂える。しかしいずれの担当者にも共通するのは『自分で考えることを放棄している』点だ。これだけは間違いない。

確かにBASEの担当者が言うように5円の入金不足というミスをしたのはお客さんだ。払わせるのが簡単な方法、ハイ解決、っていう手段はラクだろう。しかし、たった5円支払わせるために、お客さんをワザワザ銀行に行かせて、振込手数料432円を銀行に払わせしまったら、ウチの店の評判が落ちるじゃないか。わたしはこんな小さなことでお客さんに負担をかけたくないのだ。なぜそこまで考えないのか。「じゃあ、Canecryさんで振り込んでくださいよ」と、言えばいいではないか。

いいか~。あえていうぞ~。『お客様は神様です』、だ。これ、本当に大事。古いって言われそうですが。

まー、神様が神様でいる為には神らしい振る舞いをしけなればなりませんよ、とも付け加えておきますよっと。



おわり



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