ISISの人質事件と社会の諸相
先週中頃、イスラム国が日本人2人の殺害予告と身代金要求をしてから、マスコミ、ネットを含め、その話題で持ちきりだ。
1/24の深夜に人質の一人湯川遥菜氏を殺害した旨の動画がネットに公開されて、ますます注目が集まる。
この問題については万人が納得する様な実現可能な対策が無いと思われるので、原則的な対応に徹するしかない。
具体的に言うと、
(1)人質解放の為の情報収集や交渉は進める。
(2)相手の要求は受け入れない。(お金は払わない。拘束中のテロリストの引き渡しにも応じない)
という2点。
非情と思われるかも知れないけれど、新たな犠牲者を出さない為にはこれ以外の対応はない。
(もちろん人質の方々が無事に帰ってくる事を望んでいるけれど…)
おそらく政府の対応も、この基本に従って行われているだろう。
この問題を少し離れた立場から眺めていると、この人質問題に端を発する日本の社会や諸相がいろいろと見えてくる。
一つは一部の議員さんや政治的な野心がある方々がこの問題に便乗してスタンドプレーを繰り広げている事。
国会議員の生活の党と山本太郎となかまたち:山本太郎氏とか、共産党:池内沙織氏が、現政権への批判をネットに書き込んでいる。
生活の党と山本太郎となかまたち:小沢一郎代表もTVで現政権を批判したらしい。
民主党:徳永エリ氏もFaceBookに現政権の批判を書き込んだ。
困難な状況にある当事者達に、絶対に安全な立場から綺麗事を並べて批判して、自分をアピールする。
困った人達だなぁ…と思う。
人質になっている後藤健二さんの実母、石堂順子さんの記者会見も良く判らなかった。
今回の事件とは関係無い主張を展開して、会見後は笑顔???
この方も、もしかしたらスタンドプレーかも知れない。
もう一つはネットで拡散されたアイコラ『ISISクソコラグランプリ』
人質事件をネタにするのは不謹慎な感じは否めないが、今回の様な脅迫に対してはこういう対応もありかも知れない。と考えている。
フランスのシャルリー・エブドはマホメッドの風刺画を掲載した事によってイスラム国によるテロの対象になったのだが…
本来、風刺は暴力による支配への対抗手段の一つだ。
当然、暴力により他者の自由を脅かし搾取しようとするイスラム国に対して、これを使わない手はないだろう。
そしてネットの匿名性は、こういう時に力を発揮する。
ネットの匿名性はイスラム国自身も、人質の身代金要求に利用しているのだが、それを逆手に使った形だ。
この対応は直接的には問題を解決しないのだが、イスラム国がとてもイヤがる対応だろう。
きちんとした交渉のチャンネルを持たない相手には、相手に合わせ真面目に対応するより、こういう風にバカにした対応をした方が良いのかもしれない。
(いや、助けて欲しい人質の関係者の方々にすればトンデモない対応だと言う事は理解しているのだけれど…)
1/24の深夜に人質の一人湯川遥菜氏を殺害した旨の動画がネットに公開されて、ますます注目が集まる。
この問題については万人が納得する様な実現可能な対策が無いと思われるので、原則的な対応に徹するしかない。
具体的に言うと、
(1)人質解放の為の情報収集や交渉は進める。
(2)相手の要求は受け入れない。(お金は払わない。拘束中のテロリストの引き渡しにも応じない)
という2点。
非情と思われるかも知れないけれど、新たな犠牲者を出さない為にはこれ以外の対応はない。
(もちろん人質の方々が無事に帰ってくる事を望んでいるけれど…)
おそらく政府の対応も、この基本に従って行われているだろう。
この問題を少し離れた立場から眺めていると、この人質問題に端を発する日本の社会や諸相がいろいろと見えてくる。
一つは一部の議員さんや政治的な野心がある方々がこの問題に便乗してスタンドプレーを繰り広げている事。
国会議員の生活の党と山本太郎となかまたち:山本太郎氏とか、共産党:池内沙織氏が、現政権への批判をネットに書き込んでいる。
生活の党と山本太郎となかまたち:小沢一郎代表もTVで現政権を批判したらしい。
民主党:徳永エリ氏もFaceBookに現政権の批判を書き込んだ。
困難な状況にある当事者達に、絶対に安全な立場から綺麗事を並べて批判して、自分をアピールする。
困った人達だなぁ…と思う。
人質になっている後藤健二さんの実母、石堂順子さんの記者会見も良く判らなかった。
今回の事件とは関係無い主張を展開して、会見後は笑顔???
この方も、もしかしたらスタンドプレーかも知れない。
もう一つはネットで拡散されたアイコラ『ISISクソコラグランプリ』
人質事件をネタにするのは不謹慎な感じは否めないが、今回の様な脅迫に対してはこういう対応もありかも知れない。と考えている。
フランスのシャルリー・エブドはマホメッドの風刺画を掲載した事によってイスラム国によるテロの対象になったのだが…
本来、風刺は暴力による支配への対抗手段の一つだ。
当然、暴力により他者の自由を脅かし搾取しようとするイスラム国に対して、これを使わない手はないだろう。
そしてネットの匿名性は、こういう時に力を発揮する。
ネットの匿名性はイスラム国自身も、人質の身代金要求に利用しているのだが、それを逆手に使った形だ。
この対応は直接的には問題を解決しないのだが、イスラム国がとてもイヤがる対応だろう。
きちんとした交渉のチャンネルを持たない相手には、相手に合わせ真面目に対応するより、こういう風にバカにした対応をした方が良いのかもしれない。
(いや、助けて欲しい人質の関係者の方々にすればトンデモない対応だと言う事は理解しているのだけれど…)
■書評 絲山秋子『忘れられたワルツ』 新潮社2013/4/26
- 忘れられたワルツ/絲山 秋子

- ¥1,404
- Amazon.co.jp
絲山秋子の短編集。
2011.3.11の震災が全体に影を落としている。
僕は著者の本は結構好きなのだが、この本には何となく没入できなかった。
その原因が何か良く判らないのだけど…
僕自身の余裕の無さが原因なのかも知れない。
しかし、悲しいくらいに本はサラッと読めて、一晩で読了。
■書評 篠田雄次郎『テンプル騎士団』 講談社学術文庫2014/12/10
- テンプル騎士団 (講談社学術文庫)/篠田 雄次郎

- ¥842
- Amazon.co.jp
これも出張の電車待ちの本屋で購入。
電車の中で読了。
テンプル騎士団と言えば、十字軍や、その後のフランスでの謀略による騎士団抹殺、そして隠された財宝の伝説etcで有名。
その知識をちょっと仕入れようと思ってこの本を手に取ったのだが、失敗だった。
まず内容が整理されていない。
各章のタイトルと関係無い内容の記述がダラダラと続く。
同じ内容の記述が前後して二度表れる事が何度かある。
それぞれの文の構成も悪い。
リーダビリティが著しく低くて、何度も読み直さないと意味がとれない。
かなりの悪文だと言って良い。
ちょっと、困ったなぁ…と思いながら、それでも読了。
テンプル騎士団が中世の暗黒時代で遅れていた欧州に、当時の先進国だったイスラムの文明をもたらし、近代の礎になったという考え方は面白いと思ったのだけど…
元々は1976年に中央公論社から出ていた少し古い本らしいけれど…
講談社学術文庫も、わざわざ文庫で再出版するんだから、もう少し本を選んで欲しいなぁ…
テンプル騎士団については、別の本で頭を整理する事にしようと思う。