フェルメール 光の王国展
嫁がフェルメールの作品全37点を一度に観ることができるというので、「そんなことあるわけ無いないだろ」、と言いながら会場の京都祇園会館に出かけた。
ネタ明かしをすると、この展覧会で展示されているのは本物ではなく、リ・クリエイトという複製画。
本物の忠実な複製画ではない。
約350年前に作品が描かれた時点の、絵の具が褪色を始める前の色彩を解析により再現したモノだ。
フェルメールの作品が全37点となっているのは、年に「ヴァージナルの前に座る若い女」という作品がフェルメールによるものと認定されたからだという。(色使いが従来の作品とかなり違うのが気になる)
この企画はANAの機内誌に連載されていた福岡伸一によるフェルメールに関する紀行文から企画されている。
単行本も出ている。
ネタ明かしをすると、この展覧会で展示されているのは本物ではなく、リ・クリエイトという複製画。
本物の忠実な複製画ではない。
約350年前に作品が描かれた時点の、絵の具が褪色を始める前の色彩を解析により再現したモノだ。
フェルメールの作品が全37点となっているのは、年に「ヴァージナルの前に座る若い女」という作品がフェルメールによるものと認定されたからだという。(色使いが従来の作品とかなり違うのが気になる)
この企画はANAの機内誌に連載されていた福岡伸一によるフェルメールに関する紀行文から企画されている。
単行本も出ている。
- フェルメール 光の王国 (翼の王国books)/福岡伸一

- ¥2,376
- Amazon.co.jp
ひとけの少ない畳敷きの会場で、よったり離れたりしながら画を堪能。
いや、人でいっぱいの本物の展覧会ではこうはいかない。
これはこれで良いか…と思いながら、フェルメールとカメラの前身の投影箱カメラオブスクーラの関係に思いをはせる…
■アニメ 『シドニアの騎士』 2014日本
弐瓶勉のSFマンガをアニメ化した作品。
2014年に第一シーズンが放送された後、劇場映画化。
更に2015年の4~6月まで第二シーズンが放送。(現在、放送は終わっている)
奇居子(ガウナ)と呼ばれる謎の異生物によって太陽系が滅亡してから1000年。
種の存続をかけて宇宙に出港した播種船の内の一隻「シドニア」を舞台にして、巨大ロボット兵器や生物兵器を用いて奇居子との戦闘を続けながら、播種先の惑星を探す航海を続ける様子が描かれる。
生科学的にはかなりぶっ飛んだ設定もいっぱいあり、倫理的には非常に難しい問題を、マンガやアニメならではのラブコメでオブラートに包んで誤魔化しているのは御愛敬。
最近のアニメなのでメカのシーンにCGを使っているのだが、技術の進歩のおかげなのかこれがなかなかに凄い。
アニメのメカの部分にトーンシェイダ-をかけたCGを使うのは1999年のTVアニメ『ゾイド』から始まり、今では殆どのロボットアニメ・メカアニメで使われている。
CGを使うのは複雑なメカをデッサンを狂わさずに動かすため。
しかし、CGアニメは手描きのアニメと比べてどうしても動きがもっさりする。
もちろん物理法則的にはCGの方が正しいのだが、動きが心地良いのは手描きアニメのそれだ。
ところが、この『シドニアの騎士』には、そういう「もっさり感」がない。
カット割り、カメラの移動、動作のタイミングの取り方もあるのだろうが、意図的にコマとコマの間を抜いて動きにメリハリをつけている。
CGソフトに附属の物理エンジンをそのまま使うのではなく、アニメーターがタイミングを直接に指示していると想像される。
素晴らしい技術的な(もしかしたら技能的な?)進化。
このアニメの注目点はもうひとつある。
敵役の奇居子(ガウナ)の造形。
複雑な凸凹と触手、そして宇宙空間で周辺に胞子(?)を飛ばしながらの戦闘シーン。
CGを使わないとこれは描けないだろう。
何故か日本のアニメーションはCGという道具を手に入れた後も、こういう画作りをしてこなかった。
もしかしたら、従来のアニメーションの画の印象を大事にしたあまり自ら制限をかけてしまったのかも知れないし、使えるCPU時間の制限だったのかもしれない…
この『シドニアの騎士』はそうしたアニメーションの進歩の現在を感じさせてくれてとても興味深い。
中国ニュース放送 『安倍内閣の安保法制改革 日本の自衛隊映像にガンダム?』
ネットでは既に話題になっているのでご存じの方も多いだろうが、中国のニュース番組で安倍内閣の安保法制に関する報道中、背後で流れる自衛隊の資料映像に3DCGの機動戦士ガンダムの映像が一瞬映った。(0:18~0:20辺り)
元の映像はカップヌードルのCMで使われたものらしい。
この手のネタが大好きなネットユーザは大喜びなのだが…
実際はこの件をどう考えたら良いのだろうか?
個人的には、この映像はかなり意図的に資料映像に紛れ込まされたと考えている。
映像を扱う仕事をする者なら編集段階でこの手の間違いには気がつくはずだ。
2011年に日本でも『セシウムさん騒動』があったのだが、その時も問題のテロップ製作者は放送されない冗談としても意図的だった。
今回の資料映像はもっと手が込んでいる。
報道規制がある彼の国で、意図的に間違った映像を放送するならば、その意図を考えてみる必要があるだろう。
と言いながら、僕自身にはその意図が良く判らない。
いろいろな捉え方がある。
・このニュースはお上に言われて流しているけれど、中国人は安倍内閣の安保法制改革を実は気にしていない。
(気楽につきあって行こうよ)
・中国は日本の自衛隊をあまり意識していない。(どうでも良い or 紛争が発生したら一ひねりだと思っている)
・放送局職員の単なるお遊び…etc
既に中国は経済的にも軍事的にも超大国だ。
これからの半世紀、米国・日本・韓国・台湾・フィリピン・ヴェトナム・インドネシアは、大国化した中国の軍事的な海洋進出をどう抑え込むのかに腐心する事になるだろう。
前者の様な気もするが、そういう情報戦の様な気もする。
どちらにしても、
「中国の放送局って、いい加減だなぁ」
という風に、当たり前に考えてはいけないのだろう。