本中毒、映画中毒、仕事中毒、そして...恋愛中毒 -37ページ目

鉄道車両の車輪と焼ばめ

正月早々夢を見た。
夢の中では、ゴミ溜の様な郊外スラムの夕焼けの中を、一両から二両編成の電車が走っていた。
場所は東京の北西。埼玉の朝霞辺りという設定。
子供の頃によく見た光景の様なのだが、思い出せぬ。

電車の線路幅が広軌だ。
日本では広軌の鉄道は珍しい。
僕の知る限りは新幹線と香川県の琴電くらい。
後の鉄道は狭軌だったはずだ。
ユーチューブとかでアフリカなどの鉄道を観ると、線路幅の平行がいい加減でえらく揺れるのだが、夢の鉄道はゴミ溜のスラムの中を走る鉄道なのに、線路幅は精度がきちんと出ていてあまり揺れない。
電車を降りて観察すると、線路はかなり摩滅していて薄っぺらくなっている。
しかし車両の車輪はピカピカだ。

突然、鉄道の車輪の交換が気になる。

鉄道の車輪は、先端の輪っか状のパーツ。
摩滅したらハブから外して交換する。
車輪の付け外しは焼ばめ。
焼ばめと言うのは、機械工学でいうしまりばめの一種。
外側の金属、つまりこの場合には車輪の輪っかの温度を上げて熱膨張させ、内側に車軸のハブを差し込む。
車輪が常温に戻ると、膨張していた内径も収縮しハブ外径よりも小さくなり、ハブと車輪が固定される。
幼稚園の時に持っていた子供用の鉄道図鑑の中にSLの車輪を交換している写真があった。
子供だった当時は新幹線ひかり号とか特急電車とかの写真にばかり気を取られていたのだが、オヤジになってから記憶に残っているのは、意外にもそういう写真だ。

車輪の精度は、車軸と車輪の外径精度、そして車輪のリブと車軸の軸方向の位置精度。
径方向の精度はおそらくそれぞれの部品精度で決まるので、車輪の交換時にはあまり気にしなくても良い。
しかし、軸方法の精度は焼ばめ時の車輪と車軸の位置関係で変化する。
車輪交換の時の注意点の一つのはずだ。

広軌の電車の車輪交換…
その夢の中のオンボロ電車の会社に、十分な整備体制を取る事ができるのだろうか?
夢の中なのだから、そんな心配をしても仕方ないのだが考え続けてしまう。
どうやって加熱している車輪と車軸の位置関係を出そう…
どんな治具がいるだろうか?
そもそも車軸の軸方向の基準はどこなのだろう?
軸を台車の軸受けに固定する時、どこを基準にするのかしら?
軸径に段差がついていて、それが軸受けを固定する時の基準になるのかしら?
知らない事なので、考え始めると次々と疑問が湧く。


気がつくと、布団の中で完全に目が覚めている。
それでも、まだ車軸と車輪の焼ばめ精度について考えている。
そんな初夢。

 

 

 

Windows10起動せず…

この2週間くらいPCの調子が悪い。

なかなかOSが立ち上がらない。

Windowsのロゴが出てそのままハングしてしまう。

リセットボタンを何度が押す…

そんなシーケンスを繰り返すと立ち上がる。

調子が悪い原因がわからない。

 

とうとう、今週、立ち上がらなくなった。

リカバリーディスクを入れてもダメ、WindowsPEのUSBを入れても、全く修復出来ない。

年末の休みに入ったので、一日、あぁだ、こうだ、とやってみるが立ち上がらない。

 

年賀状の印刷をしなければならないのに…不味い。

 

次の日、

あきらめて、新しく部品を買ってきてPCを組むか…などと考える。

AMDが今年販売したRyzenというCPUが値段の割に性能が高いらしい…

物欲がうごめく。

 

データサルベージをするためにケースを開けて、ハードディスクをラックから外す。

ん…OS起動用のSSDのSATAのコネクタが緩い様な気がする。

まさか、OSの起動が怪しい原因これではあるまいな。

しっかりコネクタを押し込んで、PCの電源を入れてみる。

あっさりWindows10が立ち上がる。

ビンゴ!!

 

せっかくPCのケースをひらいたのだから、溜まった埃を掃除。

ケーブルをきちんとまとめて固定。

さて、今から年賀状だ。

 

■マンガ 鶴田謙二『冒険エレキテ島 (2)』 KCデラックス アフタヌーン2017/11/21

 

 

思いがけない再会という事がある。

 

出張先からの帰途で、電車の待ち時間に駅の本屋に入ったら、このマンガが置いてあった。

1巻が出たのが6年前。

作者が作者なので、もう続巻は出ないと諦めていた。

モラトリアム的にダラダラとした進まない話だったので、描き手自身が続きを描きたくなるようなモチベーションも無いのだろうと勝手に思っていた。

 

驚きの第2巻だ。

週刊や月刊のマンガ誌を殆ど見なくなってからもう20年くらいになるので、月刊アフタヌーン誌で不定期に掲載されているのを知らなかった。

 

 

本巻を読んで、鶴田謙二が何をしたいのかがよくわかった様な気がした。

(今更かよ…というファンの方のお叱りはご勘弁)

セリフが最小限。

そして人物だけではなく背景を丁寧に描き込んである。

アクションを駆動する様なカットを繋いだコマ割りではなく、コマとコマの位置関係を確かめるような連続映画のカットを分解した様なコマ割り。

そこに生まれる確かな空気感。

 

アプローチはちょっと違うのだが、コマごとにやたらとパースがきっちりしていて空間を否応なく認識させられるメビウスやエンキ・ビラル、ミロ・マラーナに代表されるヨーロッパのコミックスを少し思い出す。

 

ヨーロッパのそれは読むのに時間もエネルギーも必要なのだが、鶴田謙二はもっと気楽。

これはこれで面白いなぁ…と思う。

 

 

<追記>

さて、こちらの続編はいつ読めるのだろう…

 

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