■映画 『春江水暖』2019中国
中国の富陽を舞台に、大河富春江の美しい景色を背景にして、ある一族の1年を描いた映画。
富陽というのはどこか?
上海の南西150kmの所に杭州市がある。
その杭州市の更に南西20kmの所に富陽がある。
地図を見ると富春江が蛇行し大きな中州を形成している。
地図を眺めていてもそうは見えないのだが、映画では川の周辺にはかなりの起伏があって、その起伏の斜面に寺院と、それに続く長い石段が続いている様に見える。
とても画になる地形、景勝地だ。
日本でいえば、ひと昔前の尾道の様だと思えばいい。
違うのはその景色の中に近代化の象徴、高層マンションが遠慮なく入り込んできている事で、劇中でも盛んにそのマンションの人気や価格の高騰の事が語られる。
近代化の勢いと、景勝地に節操なく高層マンションを建ててしまう所がいかにも中国らしい。
尺は150分。
結構長い。
実際に映画を観ると、尺が長くなる原因がよくわかる。
それぞれのカットがとにかく長い。
あんなに長回しのカットばかりでは、尺も長くなろうと言うもの。
レイアウトから、元々長回しをするつもりでカメラの位置を決めた事はよくわかるのだが…
それが目的化してしまい鼻につく。
本来の長回しの持っている面白さは全然出せていない。と感じた。
それでも、この映画が破綻しないのは、何よりも景色の美しさにある。
景色が美しいから、長いカットもさほど苦にならない。
<余談>
富陽の場所を調べるのに、Google Mapを開いた。
映画での景観が美しかったので、Google ストリートビューで少し景色を観てみようと思った。
残念な事に、彼の国では軍事的な観点からGoogleストリートビューは使えない。
投稿者が撮影した各ポイントで360°ビューが使えるだけ。
ITで世界の覇権を狙っている国なのに、一部の情報は病的に統制するその姿をちょっと残念に感じた。
マイケルのボールペン
夢をみた。
マイケル・ジャクソンがニューヨークの事務室でボールペンを失くした。
透明な軸(ボディ)で、中にインクの入ったリフィルが見える極々普通のボールペン。
マイケルはそのボールペンを机から落としてしまい、その際に、口金とボディ、ボディとペン尻を止めるねじの部分が折れてしまった。
口金とキャップ、リフィル、ペン尻だけは見つけることができたのだが、不思議なことに軸(ボディ)だけはどうしても見つける事ができなかった。
冒頭の「ボールペンを失くした」というのは、実際は「ボールペンの軸(ボディ)を失くした。」というのが正しい。
ボールペンの軸(ボディ)はその中をリフィルが貫通していて、そのリフィルの片側をペン尻、反対側を口金とキャップによってボディに固定されているのだから、その他の部分を残して、軸を失くす事は、次元を操る様な事でもしない限り不可能なのだが、実際に失くしてしまった。
マイケルはその失くしてしまったボールペンに、どうもかなり執心だったらしく、遺言状に
「ボールペンを見つけた者には3100万ドルを与える。」
という文言を残した。
酔狂なものだ。
ここで更に不思議な事に、
その遺言状には参考画像として、見つかっている口金とキャップ、リフィル、ペン尻の写真と一緒に、失われたはずの軸(ボディ)の写真も掲載されている。
写真があるのなら、軸はもう見つかっているのではないのか?と考えたのだが、ニューヨークの事務室を管理している職員は見つかっていない。と明言する。
本当かなぁ…
ちゃんと、良く調べたの?
とマイケルが使っていたと言われる机の下へ手を入れてまさぐってみる。
棒状のモノが指に当たるので、引っ張り出す。
遺言状の参考画像のままのボールペンの軸(ボディ)が手の中にある。
あっ!
その場の空気が固まる。
僕は3100万ドルが貰えると思い、妙に嬉しくなる。
ざっと暗算する。
日本円にしたら3億円…
いや、それは違う。
同行していたI君が言う。
今の為替レートは33円/ドルだと言う。
僕はまた暗算する。
あ、たったの1億円くらいにしかならないじゃねーか。
はした金だ、大した事ねぇなぁ。
中国との競争に疲弊し、いつの間にかそこまで米ドルの価値が落ちていたなんて…
まぁ、壊れたボールペンの軸だから、それくらいの金額だよなぁ。
などと納得し、でも33円/ドルのレートでは輸出業は大変だなあ…
と、思いながら目が覚める。
1億円でも凄い大金だよ。
昨晩は300ドルの紅茶のお金が払えるのかどうかビクビクしていたくせに、いつの間にかそんなお金持ちになったんだろう。
おまけに暗算の計算1桁間違っているし…
夢のヒルダ
夢をみた。
仙台の新幹線の駅で、森康二先生を連れて美味しいものを食べに行って、得意の動物のイラストで食レポを描いてもらうと言う仕事をしている。
森康二先生はまだまだ凄く元気で気さくだ。
その気さくさに甘えて、ついでにヒルダのイラストを描いてもらおう。などと思っているうちに、いつの間にか仙台駅が北欧のどこかの国の大空港に変わる。
当然、飛行機の切符を持ってないくせに、エグゼクティブ用のサロンに紛れ込み一杯300ドルの紅茶を飲んでしまい、お金の心配をして目が覚めた。
貧乏って嫌だな。
せめてヒルダのイラスト描いて貰ってから目を覚ましたかったです。