犬も冬はさむい -26ページ目

犬も冬はさむい

読んだ本、映画などについての感想です。

ルームやフォトも充実させる予定ですのでぜひ御覧になって下さいませ。


軍艦マンション

またの名を「軍艦マンション」「鉄のマンション」

渡邊洋治さん設計。


新大久保にて。

その名にふさわしい建築。


メタボリズムとか表現主義とかそんな枠を超えた、一人の人間の魂でつくられてます。


建築というか作品。


我儘で、自分勝手で、不器用だけれど、何か訴えてくるものがあります。

パリ、テキサス








ヴィム・ヴェンダース監督の代表作らしいので見てみた。



物語が静かにたんたんと進んでいく、ロードムービーです。



水平線の見える広大な砂漠と乾いた空気もこの静かさを助長していて、人間の小ささというか、空虚さを感じさせてくれます。

郊外に行っても地平線の見えない日本とは、まったく違う世界です。



主人公は身勝手で、不器用で、そしてダメ人間です。

こういう人間が主人公になるのも、誰の心にもこういう部分があるからであり、心の底では憧れているからなのかもしれません。

ここまで正直に生きたいものです。



映像と音楽はとても美しいです。





村上春樹の小説にも似た、このたんたんとした雰囲気が僕は大好きです。

 

砂漠に行きたい。
ゲバラ日記―新訳 (中公文庫 ケ 3-1)/チェ・ゲバラ


チェ・ゲバラについて始めて読んでみました。
 
彼の事は前々から気になっていて、ある日ゼミでボソッと言ってみたら、「彼は南米の若者たちの英雄なんだよ。(簡単に口に出すんじゃねぇ。バカヤロー)」と教授にどやされた経験があるので、「フーン、そうなのか」と思い読んでみました。
 
内容は、ボリビアでのゲリラ活動が日記形式で書かれていて、結構読みにくいです。


登場人物(ゲリラのメンバー)の数が多いのでノートに整理しながら読むと面白いかもしれません。
やはり、隊長格であるゲバラの体調が悪くなるにつれて隊員の士気も下がり、作戦がうまく運ばなくなることが如実にあらわれていて、集団行動におけるリーダーの重要性がわかします。

やっぱりカリスマって重要です。


他には、南米のジャングルでのサバイバル生活の様子も垣間見られてなかなかよいです。
彼の思想、云々を語るにはこれだけではなんともいえないが、ヒーローも人間であることがわかります。


カリスマ的な革命家に興味のある方は是非。


ベルセルク 32 (32) (ジェッツコミックス)/三浦 建太郎
¥530


やっと新刊がでましたね。


ベルセルクはいつも発売されるのを愉しみしているマンガの一つです。

彼との出会いは高校生のとき、友達に進められて読んだのが始まりです。


圧倒的な世界観と描写力。

当時は使徒を見て何じゃこりゃーと思ったものです(笑)

グロい化け物とガッツという有り得ないくらいデカい剣を持った戦士。

1巻でガッツが恍惚の表情を浮かべて使徒を嬲り殺しているのがとても印象的でした。


たしか、

「すげぇぞ。さすが超越者!!!死なねぇぞ!!!」

こんな感じだったかな(笑)




すごく人間臭いガッツと神のようなグリフィス。

両極端の二人が織り成す、いかにも人間的なストーリーは必見です。



まだ読んだことのない人は是非。

グロい描写も御座いますで、心臓の弱い方や妊娠している方は説明書をよく読み、用法容量を守って読むことをオススメします。


↓一巻です。(念のため)

ベルセルク (1)/三浦 建太郎
¥530

壁 (新潮文庫)/安部 公房
¥460


安部公房にとって都市(世界)と家(個室)というのは同質のものであり、すべては繋がっていると暗に示しているのではなだろうか。この考え方は建築について学んでいる私には非常に興味深いところである。
書くと長くなるので一気に飛躍するが、都市生活において人間は自由に移動できるのである。1つのモノ、場所、考え方にしがみつく必要は無く、もはやそうしても何とか生きていくことのできるインフラが都市には備わっているのである。
しかし、この精神を実行できるようになる日はいつになるだろうか。

(すいません、僕にはこれを実行する勇気がありません。フリーターの皆さんに実践して貰ってます。)

How to use the city.