7月24日 記念日 その2 | スズメの北摂三島情報局

スズメの北摂三島情報局

2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

祇園祭/山鉾巡行/後祭。
祇園祭は、京都市東山区祇園町北側に所在する八坂神社(祇園社)の祭礼で、明治時代までは「祇園御霊会(御霊会)」と呼ばれた。貞観年間(9世紀後半)より続く、京都の夏の風物詩で、7月1日から1ヶ月間に亘って行なわれる長い祭である。山鉾巡行は、7月17日夕刻に行なわれる八坂神社の神幸祭(神輿渡御)に先立って、中京・下京の町衆が、各町に伝わる山や鉾を曳行する行事であり、同日の午前中に市街中心部である四条通から河原町通を巡行する。一連の祭の内でも最大の見所の1つとなっており、1966(昭和41)年から2013(平成25)年までは、7月17日に纏めて行なわれていたが、2014(平成26)年より、後祭(あとまつり/あとのまつり)をこの日に行なっている。四条河原町や河原町御池の交差点等で行なわれる「辻回し」も、巡行中の大きな見せ場となっている。7月17日に行なわれるものは、前祭(さきまつり/さきのまつり)と呼ばれる。元々、神輿が御旅所へ向かう7月17日と、お帰りになる7月24日の2日に別れて行なわれていた山鉾巡行は、交通規制の都合で、1966(昭和41)年より後祭巡行も7月17日に統合された。これを受けて、行なわれなくなった7月24日の後祭巡行に代わるものとして、花傘巡行が行なわれるようになったが、2014(平成26)年からは、花傘巡行も、後祭山鉾巡行とほぼ同時に行なわれることになった。本来、祇園祭が始まった頃の山鉾は、花傘の形態であったと伝えられていて、この花傘巡行は、祭の原初的な形を現わしている、とも言える。この巡行列は、花傘を中心とした行列が、八坂神社から市役所、四条御旅所等を巡って、八坂神社へと帰ってくるもので、先頭は、元気な掛け声を響かせた子ども神輿。そして、花傘を被った女性や武者行列、鷺踊(さぎおどり)、獅子舞、芸妓や舞妓を乗せた曳き車等が続く。行列に参加するのも、総勢1,000名近くと大規模で、実に華やかで、賑やかな行列として知られる。そして、八坂神社へ行列が戻ってくると、一行は、本殿に帰還を報告。その後、鷺踊、獅子舞、六斉念仏、祇園囃子、舞妓による踊り等、多彩な芸能が神前に奉納される。こうしたことからも、山鉾巡行の厳かな雰囲気とは少し異なり、伝統芸能的な色合いが濃い行事とも言える。神輿の帰還に当たって、華やか巡行を行ない、祭を彩る訳である。
テレワーク・デイ。
総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、内閣官房、内閣府が、東京都や経済団体、企業等と連携し、2017(平成29)年に国民運動として展開を開始した。日付は、2020(令和2)年に開催される「(第32回オリンピック競技大会、新型コロナウイルス感染症[COVID-19]の世界的流行を受けて、2020[令和2]年夏の開催日程から1年延期となった)・東京パラリンピック(第16回夏季パラリンピック、東京オリンピックと同様、1年延期)」の開会日であったことから。東京オリンピック(第32回オリンピック競技大会)において、首都圏では、平時に増して交通の混雑が予想されることから、企業がテレワークを活用することで、交通混雑の解消に繋げることが目的。この運動は、政府が、テレワークを活用した働き方改革の国民運動の一環として打出したもので、「働く、を変える日」としている。テレワークとは、情報通信技術(ICT)を活用した、時間や場所の制約を受けない柔軟な働き方のことで、「tele = 離れた場所で」と「work = 働く」を合わせた造語(和製英語)である。テレワークの特徴は、職場等、一定の場所に縛られずに、どこでも仕事ができることである。2012(平成24)年に開催された「ロンドンオリンピック(第30回オリンピック競技大会)・ロンドンパラリンピック(第14回夏季パラリンピック)」において、多くの企業がテレワークを導入し、会期中の交通混雑を回避することができた、と報告されている。このロンドンオリンピック(第30回オリンピック競技大会)の成功に倣い、交通機関や道路が混雑する始業から10時半までの間、一斉テレワークを実施する企業・団体を募集している。7月24日のみで実施された2017(平成29)年には約950団体、約6.3万名、7月23日から7月27日までの5日間実施された2018(平成30)年には1,682団体、延べ約30万名以上が参加した。2019(令和元)年は、東京オリンピック(第32回オリンピック競技大会)前の本番テストとして、7月22日から9月6日までの約1ヶ月間余りを「テレワーク・デイズ2019」実施期間と設定し、テレワークの一斉実施を呼掛けた。東京都千代田区神田駿河台に所在する一般社団法人、日本テレワーク協会は、1991(平成3)年に日本サテライトオフィス協会(任意団体)として設立され、1993(平成5)年には公益法人として設立許可を受け、社団法人日本サテライトオフィス協会となった後、2000(平成12)年、社団法人日本テレワーク協会に名称変更し、さらに、2013(平成25)年には、一般社団法人に移行した。
スポーツアロマの日。
東京都世田谷区中町に所在する特定非営利活動法人(NPO法人)、日本スポーツアロマトレーナー協会(JSTA)が2017(平成29)年に制定。日付は、2020(令和2)年に開催されるスポーツの祭典「(第32回オリンピック競技大会、新型コロナウイルス感染症[COVID-19]の世界的流行を受けて、2020[令和2]年夏の開催日程から1年延期となった)・東京パラリンピック(第16回夏季パラリンピック、東京オリンピックと同様、1年延期)」の開会日であったことから。スポーツアロママッサージを通して、スポーツをする子ども達、競技者、スポーツ愛好家の人達の怪我の予防、スポーツケアの大切さを普及させることが目的。スポーツアロママッサージは、ストレスの解消等を目的とする療法であるアロマテラピー等を利用して、スポーツパフォーマンスに役立つ療法として、様々な競技に採用されている。アロマテラピーに使用される精油(エッセンシャルオイル)の薬理成分は、皮膚を介して身体に作用する。また、精油の芳香は嗅覚を通して、マッサージの刺激は触覚という感覚器を介して、「気持ちが良い」「心が落着く」等の心理効果を生み出す。これらをスポーツの分野に活かし、早期の疲労回復、スポーツ障害のケア、怪我の予防、ストレスによる不調改善等を目的に行なわれる。特定非営利活動法人(NPO法人)日本スポーツアロマトレーナー協会の理事長は、1960年代後半から1970年代中盤にかけて活躍した、日本の男子マラソンの名選手の1人、宇佐美彰朗である。1968(昭和43)年のメキシコシティーオリンピック(第19回オリンピック競技大会)、1972(昭和47)年のミュンヘンオリンピック(第20回オリンピック競技大会)、1976(昭和51)年のモントリオールオリンピック(第21回オリンピック競技大会)と、3大会連続のオリンピックマラソン代表となったが、3回の代表選考レースに全て優勝して代表権を獲得したのは宇佐美彰朗だけである。なお、1970年代後半から1980年代にかけて、宗茂・宗猛兄弟、伊藤国光、中山竹通、新宅雅也らと共に日本長距離界をリードした瀬古利彦は、1980(昭和55)年のモスクワオリンピック(第22回オリンピック競技大会)の代表に選出されながら、西側諸国のボイコットで出場はならなかったが、これを含めると、3回の代表選考レースに全て優勝して代表権を獲得したことになる。1977(昭和52)年に現役を引退した宇佐美彰朗の、国内で最後のレースとなった京都マラソン(新人の登竜門、中・長距離選手の育成を大会の目的としていて、1982[昭和57]年を最後に発展的解消され、翌1983[昭和58]年からは、皇后盃全国都道府県対抗女子駅伝競走大会へ衣替えされた)は、瀬古利彦のマラソンデビューでもあった。 
卒業アルバムの日。
東京都港区浜松町に本社を置き、関東広域圏を放送対象地域として、中波放送(AMラジオ放送)事業を行なっている特定地上基幹放送事業者、文化放送の人気番組「秋元真夏 卒業アルバムに1人はいそうな人を探すラジオサンデー」と、大阪府枚方市招提田近に本社を置き、年間約100万冊もの卒業アルバムを制作する企業、ダイコロ株式会社が共同で制定。日付は、7月24日の「7」と「24」を、「懐かしい(な[7]つ[2]かし[4]い)」と読む語呂合わせから。保育園・幼稚園・小学校・中学校・高校・専門学校・大学等で学んだ日々を思い出に刻む「卒業アルバム」を、一年に一度見返すきっかけとなる日に、との願いが込められている。「秋元真夏 卒業アルバムに1人はいそうな人を探すラジオサンデー」は略して「卒アルサンデー」となり、毎週日曜日の午後7時00分から8時00分まで60分間で放送していた。「より多くの人に、より深くアプローチ」をコンセプトに、日曜日の終わりに番組を通じて、多くの人と繋がることで心あたたまる時間を届けていた。「秋元真夏 卒業アルバムに1人はいそうな人を探すラジオサンデー」のタイトルを縁に、交流があったダイコロ株式会社は、番組からの提案を快諾し、「一年に一度は卒業アルバムを見直して懐かしもう」という主旨で、記念日を制定することとなった。