7月5日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
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柴犬ハルがお伝えします

穴子の日。 
ビタミンAやカルシウムが豊富で、夏バテに効果的とされる穴子。その栄養素や美味しさを広く知ってもらおうと、大阪市中央区博労町に本社を置き、穴子のトップシェアを誇る、寿司・弁当用の穴子食材を製造する企業、株式会社グリーンフーズが制定。日付は、夏が穴子が最も美味しい時期とされ、7月5日の「7」と「5」で、「穴子(あな[7]ご[5])」の語呂合わせになることから。土用の丑の日のうなぎに続き、夏の味覚の定番となるように、全国にPRをすることが目的。なお、株式会社グリーンフーズは、冷凍食品等のメーカー、テーブルマーク株式会社の完全子会社であったが、親会社グループが水産事業からの撤退を決めたことから、2012(平成24)年12月より事業を停止している。また、東京都中央区新富に本社を置く、エビ・穴子・サバ・タコ・イカ等、水産加工品の食品卸売を手掛ける企業、ハンワフーズ株式会社も、「穴子の日」を制定している。日付の由来は同じ語呂合わせで、「土用の丑の日」のように「穴子を食べる日」として定着させることが目的、という。アナゴ(穴子)は、ウナギ目アナゴ科に属する魚類の総称で、ウナギによく似た細長い体型の海水魚であり、食用や観賞用で利用される種類を多く含む。30以上の属と150以上の種類が知られる。好みの環境や水深は種類によって異なり、砂泥底、岩礁域、浅い海、深海と、様々な環境に多種多様な種類が生息する。日本で「アナゴ」と言えば、浅い海の砂泥底に生息し、食用に多く漁獲されるマアナゴを指すことが多い。体型はウナギに似た細長い円筒形であるが、鱗がない点で異なる。成魚の全長は、30cm程のものから1mを超えるものまで種類によって異なる。夜になると泳ぎ出して獲物を探す。食性は肉食性で、小魚、甲殻類、貝類、頭足類、ゴカイ等の小動物を捕食するが、チンアナゴ類はプランクトンを捕食する。昼間は、海底の砂泥中や岩石のすき間に潜む。砂泥底に生息する種類は集団を作り、巣穴から頭だけ、若しくは、半身を海中に乗出している。和名の「アナゴ」は、この生態に由来する。食用となる種類が多く、特にマアナゴは、日本各地で多く漁獲される。その他の種類も、魚肉練り製品の材料等にされる。また、レプトケファルス(通称:ノレソレ、一部地方ではハナダレとも)は、シラス漁で混獲される等して食用となる高級魚である。アナゴを対象とした日本の代表的な漁法は底曳き網であるが、漁期によっては、小さなアナゴが逃げるように網目を大きくする資源管理の方法が試みられている。日本料理において、マアナゴはウナギと同様に開き、天ぷら、蒲焼、寿司種、八幡巻(牛蒡をアナゴの身で巻いたもの)、煮穴子等で食べられている。煮穴子は、ウナギの蒲焼きと同様に、そのまま食べたり、米飯の上に乗せて丼(重)にしたり、牛蒡で巻いた八幡巻や、うざく(焼いたウナギの切り身と胡瓜、ミョウガ等を使った酢の物)と同様に、胡瓜と和えた酢の物等、多数ある。広島県の廿日市市宮島では、穴子の蒲焼を飯に載せた「あなご飯」が名物である。山陽本線宮島口駅の駅弁として考案されたのが元祖で、宮島名物として定着した。広島県の「あなご飯」は、一般的に「焼き穴子」が中心であるが、煮穴子で提供する店舗もある。また、煮穴子を炙った「炙り」で提供する店舗もある。一本丸ごと揚げた天麩羅は、天丼や天ぷらそば等に乗せると、丼からはみ出す様が見栄えがし、価格も手頃なため、名物としている店も多い。江戸時代から、東京湾の羽田沖で捕れたものが江戸前の本場物とされ、現在でも東京湾岸各地で漁場となっている。また、瀬戸内海で捕れたもの等も地元や関西地方で珍重されている。千葉県南部の君津地域に位置する富津市では、「アナゴ」のことを「はかりめ」と呼ぶ。特産のアナゴ煮物を使った丼物が「はかりめ丼」で、「はかりめ」とは、本来は「物の重さや質量を測定する秤(はかり)」のことで、細長くて側線孔の連なるアナゴの姿が、魚市場で使われている棹はかり(棒はかり)の、細長くて目盛りがふられた形に似ていることから付いた呼び名、と言われ、元々は、魚市場の関係者の言葉であったという。「はかりめ丼」の作り方は、特産のアナゴを開いて煮穴子にし、丼飯の上に盛付けた、いわゆる穴子丼である。2007(平成19)年に富津市商工会サービス部が中心となって、富津産魚介類の広報のために企画した。約30の飲食店で提供されており、今では富津を代表するB級グルメと評価されている。
たべるたのしみ名古屋コーチンの日。 
東京都豊島区駒込に本部事務所を置く、名古屋コーチン専門の鶏料理店運営企業、有限会社東京やきとり亭が制定した日。この日は「たべるたのしみ」の日として、名古屋コーチンの美味しさを存分に味わってもらうことがその目的。日付は、7月5日の「7」と「5」で、名古屋コーチンの「名古屋(な[7]ご[5]や)」の語呂合わせから。名古屋コーチンとは、愛知県特産である鶏の卵肉兼用種である。 後に「名古屋種」と改名されたが、現在も「名古屋コーチン」のままで流通している。名古屋コーチンは、明治時代初期に愛知県で作出された鶏で、1999(平成11)年6月21日に制定された地鶏肉の日本農林規格にも、在来種(明治時代までに国内で成立し、又は導入され定着した鶏の品種)に挙げられている。現在、市場に流通している肉や卵の殆どは、愛知県畜産総合センター種鶏場から供給された、種鶏(親鶏)から産まれた名古屋コーチンによって生産されたものである。 名古屋コーチンは、愛知県とその近隣県を中心に日本全国で飼育されていて、その肉や卵は高級食材となっている。卵をよく産み、肉もおいしいことから、「卵肉兼用種」に分類されている。1955(昭和30)年頃には毎年100万羽以上の雛がふ化され、愛知県のみならず全国に出荷されて、養鶏業の振興に大きく貢献していた。1962(昭和37)年以降、採卵専用、肥育専用に改良された外国産の種鶏(親鶏)が輸入されると、養鶏場で飼育される鶏は大量生産に適した外国鶏へと変わっていき、名古屋コーチンは次第に活躍の場を失い、飼育羽数が数百羽程度にまで減少した。1970(昭和45)年頃になると、消費者から愛知県の鶏料理に欠くことができない昔ながらの「かしわ肉」を求める声が高まった。1973(昭和48)年から、愛知県は名古屋コーチンの「かしわ肉」の生産という新たな展開を目指して、大型化に向けた改良に着手した。1984(昭和59)年に愛知県が、従来よりも産肉性に優れる「肉用名古屋コーチン」の供給を開始すると、当時のグルメ志向、本物志向とも相まって生産羽数が急増し、再び活躍の場を取戻した。現在では、名古屋コーチンは、圧倒的な知名度の高さと人気を誇る「地鶏の王様」となっている。肥育専用の鶏であるブロイラーは、50日間程の短期間で出荷されているが、名古屋コーチンの出荷日齢は概ね120日から150日で、オスの方がメスより早く出荷される傾向がある。長期間飼育されるため、名古屋コーチンの肉はこくのある旨みと、締まった歯ごたえが増し、ブロイラー鶏肉にはない奥深い味わいが感じられる。 さらに、殆どの地鶏が在来種と肥育専用の外国鶏と交配させた交雑鶏であるのに対し、名古屋コーチンは他の鶏と交配させることなく、純血のままを保っていることから、昔ながらの地鶏の味を存分に堪能できる。名古屋コーチンを用いた郷土料理としては、「かしわのひきずり」が代表的な郷土の味である。「かしわ」は、愛知県を含め、全国の多くの地域で鶏肉のことを指して言う。 一方、「ひきずり」は、すきやき鍋のことを言うが、煮方や味付け等の調理法には、尾張(現在の愛知県西部)地方独自のスタイルがある。その語源は諸説あるが、鍋から取って食べる動作が、材料をひきずって小鉢に持ってくるようなところから、ひきずりと呼ぶようになった、と言われている。尾張地方では、名古屋コーチンが多くの家の庭先で飼われていた頃、ひきずりは、家族が揃った時のご馳走メニューの定番であった。
ステーブルコインの日。
東京都品川区大井に事務局を置き、ブロックチェーン技術の幅広い普及推進を行なう一般社団法人、ブロックチェーン推進協会が制定。日付は、一般社団法人ブロックチェーン推進協会が社会インフラ(人間の活動の基盤となる基盤、インフラストラクチャー[インフラ]の中でも、特に生活や福祉に関するもの)としてのブロックチェーン(電子的な台帳で、暗号技術を使ってリンクされた、ブロックと呼ばれるレコードの増大するリスト)の可能性を広げることを企図し、発行した日本初のステーブルコイン「Zen(ゼン)」の発行日、2017(平成29)年7月5日から、7月5日を記念日としたもの。ステーブルコイン(Stablecoins)とは、法定通貨のように安定した価格で運用できるように設計された暗号資産(仮想通貨)のことで、このステーブルコインが企業や個人間での決済等、幅広い領域で運用できるように啓発することが目的。ブロックチェーンの技術は、金融(フィンテック)を起点に発展していき、今や金融に止まらず、流通、製造、医療、公共事業等、幅広い分野での応用が進んでいる。ステーブルコインは、その価格が法定通貨、又は市場で取引されるコモディティ(貴金属や工業用金属等の商品)等と連動(ペッグ)するよう設計されている暗号通貨である。利用者にとっては、現実世界で日常使用している慣れ親しんだ法定通貨と同じ感覚で、暗号通貨を各ブロックチェーン上で使用できる利点がある。現金や銀行預金と比べ、発行国の規制に縛られにくく、国際送金や支払いにも利用し易い。さらに、通常の暗号資産に比べ、価格変動が少ないことも大きな利点である。