6月6日 記念日 その1 | スズメの北摂三島情報局

スズメの北摂三島情報局

2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

西暦(グレゴリオ暦)AD2024年 令和6年 平成36年 
昭和99年 大正113年 明治157年 皇紀2684年 干支 甲辰(きのえ たつ)
第1木曜日 旧暦  5月 1日、大安(辛丑)、月齢 29.0 
グレゴリオ暦で年始から158日目、年末まであと208日。
誕生花 アイリス。

二十四節気・雑節等
新月。
朔。朔とは、月と太陽の視黄経(天球上における太陽の見掛けの通り道[大円])が等しくなること、また、その時刻のことである。現代的な定義での新月と同義である。地球から見て月と太陽が同じ方向となり、月から反射した太陽光が地球に殆ど届かないことと、強い太陽光の影響とで地上からは月が見にくい。黄道と白道が極めて近いか重なる地点(月の交点)で朔となった場合に食である日食が起こる。朔の瞬間を含む日を朔日という。陰暦(太陰太陽暦を含む太陰暦)では、朔日を月の始まる日「1日」とする。月の始まりは「月立ち(つきたち)」が転じて「ついたち」と言うため、朔日は「ついたち」と訓読みし、「朔」だけでも「ついたち」と読む。新月は、本来は朔の後に初めて見える月のことである。陰暦二日までは月は殆ど見えないので、陰暦三日頃の月(三日月)が新月となる。

邦楽の日、楽器の日。
昔から、踊りや邦楽等の芸事は、6歳の6月6日から始めると上達する、と言い伝えられているところから、東京都江戸川区平井に事務局を置く、三味線や琴の関連業者によって結成された任意団体、東京邦楽器商協会(現在は、協同組合を設立して法人格を取得し、東京邦楽器商工業協同組合となっている)が1985(昭和60)年に邦楽の日を制定した。その道具となる楽器も、楽器の製造、卸、小売業等、楽器関係の団体によって設立された社団法人全国楽器協会(東京都千代田区外神田に事務局を置き、現在は、一般社団法人となっている)の提唱により、この日を楽器の日としている。楽器を演奏する楽しさを知り、始めるきっかけの日としてもらうことが目的。同様の主旨で「いけばなの日」「お稽古の日」でもある。また、指を折り曲げて数えると「6」の時には小指が立つ形になり、「子が立つ」の縁起の良さもその由来となっている。邦楽とは、日本の音楽のことであるが、狭義の邦楽という概念は、日本の伝統的な民族音楽や古典音楽等のことである。和楽、国楽とも呼ばれ、日本のポピュラー音楽であるJ-POP(日本で制作されたポピュラー音楽[広く人々の好みに訴えかける音楽])や昭和時代の歌謡曲との区別のため、純邦楽とされることもある。701(大宝元)年に制定された中国式の法典で、日本最古の成文法典である律令法の大宝律令に、「雅楽寮(うたまひのつかさ)」という、音楽専門の部署を設置するという記述がある。外国の音楽と世俗の音楽を纏め、宮廷音楽とする試みである。 古代から室町時代前期までの約1,000年間に現れた邦楽の要素を大きく分けると、御神楽(神道の神事において神に奉納するため奏される歌舞)や東遊(演奏時間に30分程度を要する、かなり長い組曲)等の上代歌舞(国風歌舞)、中国、朝鮮、南アジア等、渡来の音楽を取入れた宮廷音楽や雅楽(アジア大陸の諸国からもたらされた音楽や舞に、上代以前から伝わる音楽や舞が融合し日本化した芸術)、概ね現代でいう宗教音楽に相当する、仏典に旋律を加えた歌曲(声明[儀礼に用いられる、仏典に節を付けた仏教音楽の1つ]、和讃[仏・菩薩、祖師・先人の徳、経典・教義等に対して和語を用いて褒め称える讃歌]等)、概ね現代でいう民謡に相当する、世俗で育まれた歌曲がある。これらが相互に混じり合い、多くの邦楽が形成された。この期間に生まれた音楽は、現代まで継承されているものも多い。楽器は、一般的には音楽のための道具であり、そのために音を出すものである。但し、楽器は必ずしも音楽のためだけに使われるものではない。合図を発するため、或いは猛獣を避けるために音を鳴らすのも楽器である。楽器の種類としては、打楽器の歴史が最も早かったと考えられる。これは、作るのが容易であると考えられること、それに、現在の民族で、打楽器を持たないものが殆ど無いことから推察される。考古学の分野でも、近畿地方を中心とする遺跡から出土する釣鐘型の青銅器、銅鐸は、祭祀に用いられる鐘のような楽器であった、とする説が有力である。西洋音楽、或いはオーケストラでは、伝統的に楽器を管楽器・弦楽器・打楽器に分け、さらに管楽器を木管楽器と金管楽器に分類している。しかし、管楽器の「管」は楽器の形態による分類であり、弦楽器の「弦」は音を出す振動体による分類であり、打楽器の「打」は奏法による分類である。木管/金管は楽器の材質による分類である。「鍵盤楽器」という分類もあるが、「鍵盤」は音を出すためのメカニズムの形態を表わしているに過ぎない。このような旧来の楽器分類法は、歴史的経緯から半ば自然発生的に生まれたもので、それなりの存在意義がない訳ではないが、恣意的・非論理的であって、あらゆる楽器を体系的に分類する方法としては適していない。19世紀後半のヨーロッパにおいて、東洋やアフリカ等、西洋以外の楽器が収集されるようになると、博物館等は、収蔵品の分類目録を整備する必要に迫られたが、旧来の分類法では役に立たないことが明白であった。そこで、世界各地の民族楽器を比較・研究する比較楽器学を元に、科学的・論理的な分類方法を研究する楽器分類学が成立した。これまでのところ、統一した分類基準を確立するまでには至っていないが、「ザックス=ホルンボステル分類」が広く知られており、博物館等で実際に使われている分類は、これを応用したものが多い。「ザックス=ホルンボステル分類」は、「楽器とは音を出すための道具である」という原点に立ち、「発音原理」を上位分類要素として、体鳴楽器・膜鳴楽器・弦鳴楽器・気鳴楽器の4つに大別した上で、さらに奏法と形状を下位分類要素として体系化したものである。日本では当初、「新楽器四分類法」等と呼ばれることもあったが、後に電鳴楽器が加わって五分類法となった。体鳴楽器は、弦や膜等を用いることなく、弾性体によって作られた本体が振動して音を出す楽器である。奏法として、「相互打奏(同じ形状の一対を打合わせる)」「単打奏(音源となるものをバチやそれに類するもので打つ)」「振奏(振る)」「掻擦奏(擦り付ける)」「摘奏(弾く)」「擦奏(摩擦する)」等がある。膜鳴楽器は、開口に張った膜の振動によって音を出す楽器である。膜を張る物体の形状には大きく分けて、「筒型」、「容器型」、「枠型」がある。弦鳴楽器は、弦の振動によって音を出す楽器である。弦をバチで打って鳴らすもの、指等でかき鳴らすもの、弓で弾くもの、風で鳴らすもの等がある。気鳴楽器には、旧来の分類法で「管楽器」と呼ばれている「吹奏楽器」の他に、「自由気鳴楽器」と呼ばれるものが含まれる。吹奏楽器は、発音源によって発生した振動を、空洞(管状のものが多いが、オカリナのように不定形のものもある)内部の空気で共鳴させることによって音を発生させる。自由気鳴楽器は空洞がないか、あっても明確な共鳴は認められず、発音源の振動が直接外の空気に働き掛ける。電鳴楽器は、最終的に電磁気力によって音を出す楽器で、電気楽器と電子楽器に分けられる。電気楽器は、従来の弦等の発音原理を用いて、その共鳴増幅を電気的に行なうものである。電子楽器は、電子回路による演算によって波形信号そのものを作り出す楽器である。楽器や半導体、音響機器(オーディオ・ビジュアル)、スポーツ用品、自動車部品の製造発売を手掛けるメーカー、ヤマハ株式会社は、1969(昭和44)年にピアノ生産台数で世界一となり、販売額ベースで、現在でも世界首位である。この他の楽器でも、ハーモニカやリコーダー、ピアニカ(鍵盤ハーモニカ)等といった学校教材用から、エレクトリックギターやドラム、ヴァイオリン、チェロ、トランペット、サクソフォーン等、100種類以上もの楽器を生産する世界最大の総合楽器メーカーである。明治時代に創業して以来の事業である、ピアノ製造を始めとする伝統的な楽器事業では国内トップブランドで、楽器は機械的な面での質の良さから、海外においても非常に知名度のあるブランドとなっている。