6月4日 記念日 その1 | スズメの北摂三島情報局

スズメの北摂三島情報局

2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

西暦(グレゴリオ暦)AD2024年 令和6年 平成36年  
昭和99年 大正113年 明治157年 皇紀2684年 干支 甲辰(きのえ たつ)
第1火曜日 旧暦  4月28日、先勝(己亥)、月齢 27.0 
グレゴリオ暦で年始から156日目、年末まであと210日。
誕生花 カスミソウ(ピンク)。

土地改良制度記念日。
1949(昭和24)年、「土地改良法(昭和24年6月6日法律第195号)」が制定された。土地改良とは、農地の生産力を高めるため、他所から土を運んでくる客土や、区画整理、施設整備等により、農業の生産性を高めようとするものである。「土地改良法」は、土地改良について定める日本の法律で、農用地の改良、開発、保全、及び集団化に関する事業を、適正かつ円滑に実施するために必要な事項を定めて、農業生産の基盤の整備及び開発を図り、もつて農業の生産性の向上、農業総生産の増大、農業生産の選択的拡大、及び農業構造の改善に資することを目的とする。2001(平成13)年に改正され(「土地改良法の一部を改正する法律[平成13年6月29日法律第82号]」)、事業の実施に際しては、環境への負荷や影響に対して、ミティゲーション(自然環境への影響緩和)の考え方を基本とした環境配慮対策を検討することとされた。一般に、ミティゲーションの中で、最も優先すべき方法は回避であり、代償は、他の措置を採った上で、なお残る環境影響について行なうものと考えられている。土地改良事業の施行に当たっては、環境との調和に配慮しつつ、国土資源の総合的な開発、及び保全に資すると共に、国民経済の発展に適合するものでなければならないとされている。土地改良事業とは、「土地改良法」により行なう事業である。それには、農業用用排水施設、農業用道路、その他農用地の保全、又は利用上必要な施設(土地改良施設)の新設、管理、廃止又は変更、土地区画整理事業(「土地区画整理法[昭和29年5月20日法律第119号]」による「都市計画区域内の土地について公共施設の整備改善及び宅地の利用の増進を図るために行なわれる、土地の区画形質の変更、及び公共施設の新設、又は変更に関する事業」)、土地の区画形質の変更の事業当該事業と、これに附帯して施行する、農用地の造成・改良・保全のため必要な工事とを一体とした事業農用地の造成、農用地以外の土地の農用地への地目変換、又は農用地間における地目変換の事業当該事業と、これに附帯して施行する土地の区画形質の変更の工事、その他農用地の改良・保全のため必要な工事とを一体とした事業埋立て、又は、干拓、農用地、又は、土地改良施設の災害復旧、農用地に関する権利、並びに、その農用地の利用上必要な土地に関する権利、農業用施設に関する権利、及び、水の使用に関する権利の交換分合、その他、農用地の改良、又は、保全のため必要な事業がある。土地改良事業は、多額の経費が掛かるため、殆どが農林水産省の農業農村整備事業として、国の直轄、又は、補助事業の下で実施されている。事業毎に、採択要件や国・県・地元(市町村・土地改良区等)の補助率・負担率が要綱・要領で細かく定められており、これらに適合した形で土地改良事業計画が定められる。また、国営事業で農業用のダムや幹線用水路を、関連事業として県営で各農地への支線用水路を整備する等、事業が併せて実施されることもある。 
侵略による罪のない幼児犠牲者の国際デー
(International Day of Innocent Children Victims of Aggression)。
国際連合が制定した国際デーの1つ。1982(昭和57)年、パレスチナ(中東、地中海東岸の歴史的シリア南部の地域的名称)に関する国際連合緊急特別総会において、中東のパレスチナに位置する、北にレバノン、北東にシリア、東にヨルダン、南にエジプトと接する国、イスラエルの侵略行為による、南にイスラエルと隣接するパレスチナ・レバノンの大多数の幼児の犠牲が報告されたことに因む。この日は、肉体的、精神的、感情的な虐待の犠牲者である世界中の子ども達が経験した苦痛を認識することを目的としている。また、子どもの権利を守るために、国際連合の義務を確認する日である。  
虫の日、ムシの日。
6月4日の「6」と「4」で、「虫(む[6]し[4])」の語呂合せから。「マンガの神様」と評された漫画家、手塚治虫らの呼掛けで設立された日本昆虫クラブが、「虫が住める街づくりを」と制定。また、幼少期より昆虫採集を趣味としてきた解剖学者の養老孟司も、この日を「虫の日」とし、さらに、「カブトムシ自然王国」を宣言している福島県田村郡常葉町(現:福島県田村市常葉町)の常葉町振興公社(現:田村市常葉振興公社)でも、この日を「ムシの日」と制定している。常葉町は全国有数の葉タバコの産地で、葉タバコの肥料となる腐葉土の中でカブトムシの幼虫が成育することに着目し、カブトムシの養殖を開始した。その後、カブトムシを軸とした町おこし事業を展開している。田村市常葉振興公社は、1991(平成3)年、子ども達がさまざまな遊具で遊ぶことができる総合公園「こどもの国ムシムシランド」をオープンさせた。また、2016(平成28)年には、自然の中で暮らすカブトムシと触れ合うことができる施設「カブトムシ自然観察園」を、「こどもの国ムシムシランド」内にオープンさせている。「こどもの国ムシムシランド」は、田村市の条例上の名称は、「田村市殿上観光牧場」となっており、園内には大型のローラーすべり台やサイクルモノレール等の遊具の他、レストラン、宿泊施設等がある。2011(平成23)年に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では、震度6強(烈震)の揺れを観測したが、施設に大きな被害はなかった。しかし、福島第一原子力発電所事故により、常葉町山根地区が緊急時避難準備区域に指定されたため一時閉園する。その後、緊急時避難準備区域は解除され、現在は大規模除染を終えている。日本語の虫の概念は、時代や個人による差もあるが、今日では主に、水中以外の節足動物(動物界最大の分類群で、昆虫類、甲殻類、クモ類、ムカデ類等、硬い殻[外骨格]と関節を持つグループ)を指し、広義には、獣・鳥・魚類以外の小動物全般を指す。節足動物としては、昆虫、クモ(クモ綱)、ムカデ(多足類)、ダンゴムシ(甲殻類)等が「むし」である。また、昆虫の幼虫であるイモムシやウジムシ等も含む。これらは、殆どの人が「むし」と考える。節足動物でも、エビ・カニ等、水産を主体とする分類群は区別され、「むし」とは普通呼ばない。虫という漢字の由来は、ヘビを象った象形文字(絵文字からの発展によって生まれたと考えられている、ものの形を象って描かれた文字からなる文字体系)で、本来はヘビ、特にマムシに代表される毒を持ったヘビを指した。様々な種類の昆虫や節足動物を常設展示する博物館、昆虫館は、昆虫園、昆虫生態館ともいう。展示物は、陸生の節足動物や類似の動物を研究する昆虫学者、クモ学者や他の科学者にとっては、仕事として重要であり、昆虫の種類、生息地といった昆虫について学べることに集中できる。兵庫県伊丹市昆陽池にある都市公園、昆陽池公園の敷地内にある伊丹市昆虫館は、1990(平成2)年に伊丹市の市制50周年を記念して開館した。ドーム状となっている伊丹市昆虫館のチョウ温室は関西一の広さで、1年中チョウが放されている。