6月2日 できごと その2 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

1978年 - 日本航空115便しりもち事故。東京国際空港(羽田空港)から大阪国際空港(伊丹空港)に向かっていた日本航空115便ボーイング747SR-46型機が、大阪国際空港(伊丹空港)に着陸する際、機体尾部を滑走路面に接触させ、25名の負傷者を出す。この事故は、後の1985年8月12日に発生した、単独機で世界最多の航空事故死者数を記録した、日本航空123便墜落事故の原因となっていたことが判明している。即ち、今回の不良着陸により、機体尾部の圧力隔壁が破損。製造元のボーイング社(アメリカ合衆国に所在する、世界最大の航空宇宙機器開発製造会社)に修理を依頼したが、その修理に欠陥があり、修理箇所に金属疲労が発生。金属疲労を起こした修理箇所が与圧によって破壊され、垂直尾翼の脱落に至ったものである。
1979年 - ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が、自らの母国である、中央ヨーロッパに位置するポーランドを訪問。ローマ教皇による初の共産圏訪問となる。
1986年 - 衆議院解散(死んだふり解散)。世論調査では高い内閣支持率を保っていた当時の内閣総理大臣、中曽根康弘は、国会が召集された6月2日に衆議院解散を断行する。そして、第14回参議院議員通常選挙と同時に第38回衆議院議員総選挙を行ない、高い内閣支持率や、十分な選挙対策等に支えられて、与党であった自由民主党(自民党)は衆参両院で圧勝する。この時の衆議院解散は、後に中曽根康弘が「正月からやろうと考えていた。定数是正の周知期間があるから解散は無理だと思わせた。死んだふりをした」と表現したことから、「死んだふり解散」という解散名が定着している。
1990年 - 練馬三億円事件。東京都練馬区内にある建設会社「内野工務店」の社長宅に、男2人組が押入り、6月4日正午頃までの約38時間、社長ら家族7名を脅迫・監禁し、3億円を強奪する。
1992年 - 北ヨーロッパに位置するデンマークが国民投票の結果、マーストリヒト条約(欧州連合[EU]の創設を定めた条約)批准を否決する。
1992年 - 関東鉄道常総線列車衝突事故。茨城県取手市中央町にある関東鉄道常総線取手駅構内で、入線してきた同駅終着(新守谷発)上り列車(キハ300形気動車2両とキハ800形気動車2両の4両編成、乗客約900名)が停止せず暴走、車止めを飛出し、そのまま駅ビルの2階の壁を突破り、先頭車両が駅ビル店舗に突入して大破。乗客1名が死亡する。列車の駅進入前に、運転士が窓から飛降りて脱出し、250名以上が重軽傷を負う。運転士は、ブレーキが効かなくなったことを車内放送で伝えて、乗客に後方に移動するように指示したが、朝のラッシュ時の混雑した車内での移動は困難を極め、車内はパニックとなり、網棚に上り出した乗客もいたという。原因は、ブレーキ故障であるとされている。非常ブレーキも、一駅手前の西取手駅で作動させた後に、発車しようとしたところ、ブレーキが緩まなくなり、運転士がブレーキ締切りコックを閉めてブレーキを緩め、元に戻さずに発車してしまい、常用・非常の両系統のブレーキが作動しない状態に陥っていた訳である。
1995年 - ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争: 北大西洋条約機構(NATO)の飛行禁止空域をパトロール中のアメリカ空軍のジェネラル・ダイナミクス(現:ロッキード・マーティン)F-16ファイティング・ファルコン戦闘機が、スルプスカ共和国(連邦国家であるボスニア・ヘルツェゴビナの構成体の1つで、ボスニア・ヘルツェゴビナの主要3民族の内、セルビア人を主体とする共和国)軍の地対空ミサイルで撃墜される。当初は昼間軽量戦闘機として開発されたが、後に全天候対空/対地攻撃能力を付与された軽量戦闘機、F-16ファイティング・ファルコン戦闘機は、正式な初飛行が1974年2月2日で、当時の革新的技術を積極的に取入れている。初飛行から40年以上経過しているが、段階的な改良が続けられたことにより、後発の次世代機に引けを取らない能力を維持し続けている。アメリカ空軍では、高性能ながら高価なマクダネル・ダグラス(現:ボーイング)F-15イーグル制空戦闘機と、相対的には安価なF-16ファイティング・ファルコン戦闘機での「ハイ・ロー・ミックス」運用が行なわれており、保有作戦機の過半数を占めている。なお、多くの導入国では、主力戦闘機として運用されている。
1995年 - メジャーリーグベースボール(MLB、大リーグ)ロサンゼルス・ドジャースに移籍した野茂英雄投手が、ニューヨーク・メッツ戦でメジャーリーグベースボール(MLB、大リーグ)での初勝利を挙げる。
1999年 - 南アジア、インドの北東部に位置するブータンのブータン放送公社がテレビ放送を開始。
2001年 - 北海道札幌市に多目的ドーム施設『札幌ドーム』が新設される。『札幌ドーム』は、日本で唯一の完全屋内天然芝サッカースタジアムであり、天然芝サッカー場移動方式「ホヴァリングシステム」を世界で初めて採用しており、このシステムにより、サッカー用天然芝グラウンドと野球用人工芝グラウンドの併用が可能となっている。日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)北海道コンサドーレ札幌のホームスタジアム、日本プロ野球(NPB)パシフィック・リーグの北海道日本ハムファイターズの本拠地球場として使用されている。1992年7月、北海道札幌市が第17回FIFAワールドカップ『2002 FIFAワールドカップ(FIFAワールドカップ 韓国・日本大会)』の開催候補地として名乗りを挙げると、新たに建設するサッカースタジアムを、野球やサッカー等を多目的に利用できるドームスタジアムとすることになる。サッカー専用競技場として建設した場合、赤字は必至であったため、試合数の多いプロ野球球団の誘致が『札幌ドーム』建設の前提とされる。総事業費約537億円を掛けて2001年5月に完成し、この日に開場する。なお、北海道日本ハムファイターズは、札幌ドームの高額な賃貸料、スタジアム内販売収入の減少、多目的施設の硬直性等から、北海道北広島市共栄にある、2023年3月にオープンした野球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」へ本拠地を移転する。
2003年 - 欧州宇宙機関(ESA)が、ヨーロッパ初の惑星探査機となる火星探査機「マーズ・エクスプレス」を、中央アジアとヨーロッパに跨る国、カザフスタンにあるロシアのロケット発射場、バイコヌール宇宙基地から打上げる。
2006年 - 成田国際空港第一ターミナル南ウイング(第5サテライト)がオープン。全日空等、スターアライアンス(1997年5月14日に設立された、世界初で世界最大の航空連合)各社一斉に第2ターミナル、又は第1ターミナル北ウイングから移動する。
2007年 - 「道路交通法(昭和35年6月25日法律第105号)」の一部改正(「道路交通法の一部を改正する法律[平成16年6月9日法律第90号]」)により、「普通自動車」、及び「大型自動車」の区分を、「普通自動車」「中型自動車」、及び「大型自動車」への見直しが施行される。なお、「中型自動車」とは、車両総重量5,000kg以上11,000kg未満、最大積載量3,000kg以上6,500kg未満、乗車定員11名以上29名以下の四輪車を指す。
2008年 - 2008年デンマーク大使館爆発事件。パキスタンの首都イスラマバードにある在パキスタンのデンマーク大使館前で盗難車が侵入を図るが失敗し、そのまま大使館前で爆発。8名が死亡、約30名が負傷する。デンマークの新聞がイスラム教預言者ムハンマドの風刺画を掲載したことから、反デンマーク感情が高まっていた時期に発生した事件となる。
2010年 - 鳩山由紀夫首相と小沢一郎民主党(後の民進党、国民民主党)幹事長が、両院議員総会で辞意を表明する。
2011年 - 可決が有力視された菅内閣に対する内閣不信任案について、菅直人首相が「大震災に取組むことに一定の目処」が付いた段階で退陣を表明したため、否決される。
2014年 - テランガーナ州(インド中部のデカン高原の一角を占める州)が、アーンドラ・プラデーシュ州から分割され、インドの29番目の州となる。テランガーナは、インドのデカン高原上に位置するアーンドラ・プラデーシュ州北西中部一帯の名称であって、長らく公式な名称ではなかったが、分割により公式な州名となった訳である。