5月29日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
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柴犬ハルがお伝えします

呉服の日。
5月29日の「5」と「29」を、「呉服(ご[5]ふ[2]く[9])」と読む語呂合せから、各呉服店等で「もっと和服を着ましょう」とPRを行なうために、全国呉服小売組合総連合会という団体が制定。また、京都市下京区室町通綾小路上ル鶏鉾町に本社を置く、着物の卸売業の国内ナンバーワンシェアを持つ企業、ウライ株式会社も、2017(平成29)年に制定している。呉服とは、和服用の織物の総称であり、特に、絹織物を指すこともある。「呉服」という名称は、3世紀の中国で、国内に3名の皇帝が同時に立った時代、三国時代の呉(現在の中国南東部に所在)に由来し、呉の国から伝来した織物という意味である。江戸時代には、麻や木綿等の織物を太物(ふともの)と称したのに対して、絹織物を呉服と称した。江戸時代には、上等な絹織物を扱う呉服屋と、普段着の綿織物や麻織物を扱う太物屋があった。明治時代以降、日常生活に洋服が用いられるようになり、普段着として和服を着る人が少なくなったため、太物屋は廃れていった。そして現在、呉服屋は、呉服や太物の区別なく、和服(着物)を扱う店となっている。日常的に和服を着る女性を見掛ける機会は少なくなったが、冠婚葬祭(七五三・成人式・卒業式・結婚式等のイベント)においては、着用が一般的になっている。 また、浴衣については、花火大会や夏祭り等の夏のイベントの衣装として浸透しており、柄・素材とも多彩になっている。因みに、全日本きもの振興会が、きものの良さを知ってもらおうと1966(昭和41)年に制定した「きものの日」は、七五三で和服を着る機会が増えることから11月15日とされている他、普段着として着ることの多い太物をもっと楽しんでもらおうと、宮崎市の呉服店「株式会社こだま」の提唱により、全国の太物ファンによって制定された「太物の日」は、「2」と「10」で太物の「ふ(2)と(10)」の語呂合わせから、2月10日とされている。 
幸福の日。 
5月29日の「5」と「29」で、「幸福(こ[5]うふ[2]く[9])」と読む語呂合わせから。世界の人々が幸せに平穏に暮らせることを祈って「幸福の日」を制定したのは、インターネット等でグリーティングカード、慶弔関連ギフト等を販売している企業、株式会社ヒューモニーの代表取締役であった長谷川博之。「幸せになりたい」「幸せにしたい」メッセージの公募等を行なう。2002(平成14)年、日本電信電話株式会社(NTT)が130年以上独占していた電報市場に、民間として初めて参入した企業が、株式会社ヒューモニーである。主力サービスである電報「VeryCard(ベリーカード)」は、インターネットを活用してコストを日本電信電話株式会社(NTT)の約3分の1に削減し、注目を集めた。株式会社ヒューモニーは現在、社名を変更しており、東京都江東区新砂に本社を置く、佐川ヒューモニー株式会社(佐川急便グループの純粋持株会社、SGホールディングス株式会社の傘下)となっている。幸福とは、心が満ち足りていること、或いは、不平や不満がなく、楽しいことと定義できる。人間は古来より、幸福になるための方法について深い関心を寄せてきた。古代ギリシャの哲学者、アリストテレスは『ニコマコス倫理学』(アリストテレスの著書を、息子のニコマコスらが編集した倫理学の古典的な研究)において、「幸福(エウダイモニア)」とは、誰もが求める究極の目標であり、最も価値の高い善きもの、つまり「最高善」であると述べている。アリストテレスのように、幸福を得ることを人生の目的、価値の規準とする考えを「幸福主義」という。なお、2月9日は、「福(ふ[2]く[9])」の語呂合せから「福の日」、2月9日と2月10日の2日間は、「2」と「9」と「10」で「福寿(ふ[2]く[9]じゅ[10、十])」と読む語呂合わせから、沖縄県那覇市で健康、福祉、介護事業等を手掛ける株式会社琉球福寿が制定した「福寿の日」とされている。さらに、3月20日は、2012(平成24)年6月28日に国際連合が定めた国際デー「国際幸福デー(The International Day of Happiness)」とされている。 
シリアルの日。
東京都港区港南に本社を置く、シリアル食品の世界シェアトップブランド「ケロッグ」を日本国内で展開する企業、日本ケロッグ合同会社が制定。シリアルの認知度向上と、健康的な朝食文化としてのシリアルを、さらに普及させることが目的。日付は、5月29日の「5」と「29」で、シリアルの代表的存在である「コ(5)ーンフ(2)レーク(9)」に因み、朝食にシリアルを取入れることで、幸福(こ[5]うふ[2]く[9])な1日を過ごしてもらいたい、との願いを込めた語呂合わせから。シリアル食品は、トウモロコシ、オーツ麦、小麦、大麦、米等の穀物を、押潰して薄い破片(フレーク)にする、パフ状にする(膨化させる)、混ぜ合わせてシート状にしてから砕く、等の加熱調理で食べ易く加工し、長期保存に適した形状にした簡便食である。「シリアル」は、穀物、又は穀物の加工食品の意であり、牛乳やヨーグルト等の乳製品をかけて食べることが多い。19世紀末期から20世紀初頭のアメリカで、それまでの典型的な豚肉と白パンのような朝食は不健康であり、科学に基づいた質素で健康的な朝食を勧める健康改革運動が起こった。この運動は、科学者の権威を使った食品業界のキャンペーンであったが、ピューリタン(清教徒、キリスト教の宗派の1つ)的道徳心と結び付いて、菜食主義の熱狂的な流行へと発展した。そして、流行が去った後も、シリアル食品はアメリカの朝食として定着した。日本では、1929(昭和4)年に日本食品製造合資会社が製造販売を始め、1962(昭和37)年10月にケロッグの日本法人、日本ケロッグ株式会社(現在の日本ケロッグ合同会社)が設立され、翌年コーンフレークが発売された。また、シスコ製菓株式会社(現在の菓子メーカー、日清シスコ株式会社)も同じ1963(昭和38)年に国産コーンフレークのシスコーンの販売を開始。1954(昭和29)年12月から1973(昭和48)年11月までの約19年間の時期である高度経済成長期の真っ最中であったこの年頃から普及し始めた。なお、穀物を押潰して薄い破片(フレーク)にする、パフ状にする(膨化させる)、混ぜ合わせてシート状にしてから砕く等の加熱調理で食べ易く加工し、長期保存に適した形状にした簡便食、シリアル食品の一種であるグラノーラの日本トップシェアブランド「フルグラ®」を国内で展開するスナック菓子メーカー、カルビー株式会社が制定した「しっかりいい朝食の日」は、「し(4)っかりい(1)い(1)朝食」の語呂合わせから等から、4月11日とされている。
胡麻祥酎の日。
福岡県久留米市田主丸町益生田に所在する、焼酎・リキュールの製造と販売を手掛ける企業、株式会社紅乙女酒造が制定。株式会社紅乙女酒造は、胡麻を使った焼酎のパイオニアとして知られ、その豊かな味わいを多くの人に知ってもらうことが目的。この酒は「焼酎」ではなく、「おめでたいしるし」の意味を持つ「祥」を用いて「祥酎」と呼び、慶びに溢れた「口福の酒」として世に送り出している。日付は、5月29日の「5」と「29」で、「口福(こ[5]うふ[2]く[9])」と読む語呂合わせから。世界初の胡麻の蒸留酒「胡麻祥酎 紅乙女」は、株式会社紅乙女酒造の創業者、林田春野により、1978(昭和53)年に誕生し、「幸せを運ぶお酒でありたい」との願いを込めて、「祥酎」の名前が付けられた。アルコール度数は25度で、長期貯蔵の蒸留酒であり、芳醇な胡麻の香りを強く感じられ、コクのある味わいが特徴となっている。
「金色の風」の日。
岩手県、岩手県農業協同組合中央会(JA岩手県中央会、所在地は、岩手県盛岡市大通)、全国農業協同組合連合会岩手県本部(JA全農岩手、所在地は、岩手県滝沢市後)、株式会社純情米いわて(岩手県盛岡市湯沢に所在する、米穀卸売会社)、岩手県奥州市江刺愛宕字八日市に所在する公益社団法人、岩手県農産物改良種苗センターと、オブザーバーの農林水産省東北農政局岩手県拠点の米の生産・流通・販売に関する関係機関団体で構成される「いわてのお米ブランド化生産販売戦略推進協議会」が制定。岩手県オリジナル水稲品種「金色(こんじき)の風」は、柔らかさと粘りのバランスが絶妙で、豊かな甘みが特徴のブランド米。冷めても美味しく、おにぎりや弁当にも合う。日付は、5月29日の「5」と「29」で、「金色(こん[5]じ[2]き[9])」と読む語呂合わせから。「金色の風」の生産の拡大、品質の向上と、県内外へのPR、及び岩手県産米の消費拡大が目的。「金色の風」は、約2,000種もの系統からおいしい遺伝子を特定して交配し、食味検査を繰返して辿り着いた究極の品種で、県内で一番おいしい米が採れる県南地区の地域を厳選し、選定基準を満たす農家のみが栽培できる。