5月25日 記念日 その5 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

アフリカデー(Africa Day)。 
1963(昭和38)年5月25日、アフリカ統一機構(OAU)が発足したことを記念し、制定された記念日。アフリカ統一機構(OAU)は、アフリカの統一と連帯の促進、独立の確保、人々の生活向上を目的として、アフリカ大陸最南端に位置する南アフリカ共和国を除く、アフリカの全独立国31ヶ国により創設された。その後、北アフリカ北西部に位置するモロッコを除く、全アフリカ諸国53ヶ国が加盟した。アフリカ統一機構(OAU)の後を受けて、2002(平成14)年7月にはアフリカ連合(AU)が発足した。アフリカ連合(AU)は、アフリカの一層高度な政治的経済的統合の実現、及び紛争の予防解決への取組強化のため発足した地域統合体である。アフリカ諸国と諸国民間の一層の統一性、及び連帯性の強化、アフリカの政治的経済的社会的統合の加速化、アフリカの平和と域内紛争や独裁政治の根絶、安全保障及び安定の促進、民主主義原則と国民参加統治の促進、持続可能な開発の促進、教育、及び科学等での協力、グローバリゼーション時代におけるアフリカ諸国の国際的な地位向上、等を目指している。また、欧州連合(EU)をモデルとした地域統合を目標に掲げており、将来的には統一した国家へ発展させ、アフリカ合衆国を創ることも視野に入れている。本部は、東アフリカに位置するエチオピアの首都アディスアベバである。この日には、アフリカ連合(AU)が主催する記念イベントが開催される。また、アフリカ大陸の南部に位置するジンバブエや、西アフリカに位置するマリ等、アフリカの幾つかの国では、この日を祝日として、祝祭が開催されるようである。日本では、2018(平成30)年5月25日、アフリカ連合(AU)の前身、アフリカ統一機構(OAU)の設立55周年を記念して、レセプションが開催された。  
愛車の日。
東京都港区芝浦に本社を置く、日本初の外国車ディーラー(新車や中古車を小売する事業者)である株式会社ヤナセが制定。「愛車のある豊かな人生」を提供し続ける株式会社ヤナセは、1915(大正4)年5月25日に創業。2015(平成27)年に創業100周年となることから、「車を大切にする心」「車のある人生の豊かさ」をアピールして、さらに広く「愛車」の精神を伝えることが目的。日付は、創立記念日である5月25日とした。「愛車」とは、日頃好んで乗って、大切にしている自動車やバイク、自転車のことである。「愛車」を最適な状態に保ち、長く乗るためには、「愛車」への想いと日々のメンテナンスが必要となる。大手総合商社、三井物産株式会社の社員であった梁瀬長太郎は、独立して、三井物産株式会社から輸入自動車、及び輸入鉱油類の一手販売権を譲渡されると共に、約270坪の工場と店舗の貸与を受けて、東京府東京市麹町区(現在の東京都千代田区)に個人商店「梁瀬商会」を設立、アメリカの自動車や鉱油類の輸入販売を始めた。上流階級や富裕層が好む高級自動車の販売を強化し、第二次世界大戦後も、同様の高級路線を取ることに繋がった。1965(昭和40)年、日本への自動車輸入が完全自由化された後も、「高級車」イメージを強調するブランド戦略により、日本における輸入自動車を「特別な存在」「富裕層の象徴」に位置付けた。1970(昭和45)年10月1日に、それまでの「株式会社梁瀬」から「株式会社ヤナセ」に社名変更する。全国に広がるネットワークと、顧客に対するきめ細かいサービスのノウハウ等は高い評価を受け、日本最大手の自動車輸入事業者(インポーター)となり、「輸入車、イコール、ヤナセ」と言われる程の存在になった。その後、経営多角化を行なったが、バブル景気崩壊(1991[平成3]年3月から1993[平成5]年10月までの景気後退期)と共に、殆どの部門から撤退した。1990年代以降、欧米の自動車会社各社が、自ら設立した日本法人で輸入事業務を行なうことが一般化したこと等から、自動車輸入事業からは完全撤退し、多くのブランドの新車・中古車を扱う輸入車ディーラーとなっている。近年、中古車販売の比率が上昇しており、現在では、販売台数の約45%は中古車である。
ターミネーターの日。
SF映画の金字塔「ターミネーター・シリーズ」の第1作であるアメリカとイギリスの合作映画『ターミネーター』は、1985(昭和60)年5月25日に日本で初公開された。2015(平成27)年で30周年となることを記念して、東京都港区虎ノ門に本社を置き、映画配給やビデオソフト販売等を手掛ける企業で、アメリカの映画会社・映画スタジオ、パラマウントピクチャーズコーポレーションの日本法人、パラマウント・ジャパン合同会社の映画配給部門で、配給元のパラマウント ピクチャーズ ジャパンが制定。2015(平成27)年7月11日には、シリーズ第5作に相当する新作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』が公開された。リブート(再起動、フィクション作品において、シリーズにおける連続性を捨て、新たに一から仕切り直すことを意味する用語)作品となる今回の作品は12年振りに、アメリカの俳優で、前カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーが、シリーズに復帰することでも話題となった。日付は、シリーズ初公開の日に因んで。なお、映画・演劇の製作配給・興行や不動産賃貸を行なう東宝株式会社の傘下で、映画の輸入、及び配給を主事業とする映画会社、東宝東和株式会社とパラマウントピクチャーズコーポレーションとは、劇場配給契約を締結し、東宝東和株式会社の新子会社「東和ピクチャーズ」が、2016(平成28)年からパラマウントピクチャーズコーポレーション作品の劇場配給を行なうことになった。「ターミネーター・シリーズ」に登場するアンドロイド、「T-800」は、アーノルド・シュワルツェネッガーが主に演じた。シリーズにおけるアイコン的(象徴的なもの)存在であり、登場する作品は多岐に亘る。「T-800」以前の機種である「T-600」シリーズは。ゴム製の外皮を装着されていた上、人間としてはあまりにも大き過ぎる体格(身長約2m近く)の外見故に、至近距離では容易に識別可能であったのに対し、「T-800」シリーズは、人工的に培養された生体細胞(筋肉、皮膚、毛髪、血液等)が人間の生体細胞と同様にチタン合金(特殊合金)の金属骨格を覆っており、本物の人間との識別は非常に難しくなった。体格に関しても、「T-600」に比べ、より人間に近い身長(約190cm近く)に改められている。「ターミネーター・シリーズ」第1作『ターミネーター』において、警察署窓口で追返されたシーンでターミネーターが口にする、「また戻ってくる(I'll be back.)」は、第1作以降、アーノルド・シュワルツェネッガーのトレードマークとなり、続編を含む以降の出演作で、同じセリフを言うシチュエーションが多用されている。
シーチキンの日。
静岡市清水区島崎町に本店、静岡市駿河区南町に本社を置く、缶詰やレトルト食品、パスタ、パスタソース等、さまざまな食品の製造、販売を手掛ける企業、はごろもフーズ株式会社が制定。シーチキンは、マグロやカツオを油漬け、又は水煮にして缶に詰めた商品で、はごろもフーズ株式会社の登録商標でありながら、ツナ缶詰の代名詞として多くの人に愛されている。シーチキンの美味しさ、さまざまな料理に使える汎用性を、さらに広く知ってもらうことが目的。日付は、はごろもフーズ株式会社の創業日、1931(昭和6)年5月25日から。後藤缶詰所として創業した後、後藤物産缶詰株式会社、はごろも缶詰株式会社と商号変更を変更し、1987(昭和62)年に現社名となった、はごろもフーズ株式会社の2代目社長、後藤磯吉は、1947(昭和22)年から40年間に亘って社長を務め、当初は業界で輸出主体であったツナ缶詰を、1955(昭和30)年頃から国内販売主体へと切替えを始め、「シーチキン」(1958[昭和33]年商標登録)のブランドで、自社ツナ缶詰を国内販売シェアの過半数を占めるまでに育て上げている。シーチキンの身の形状は、大きく分けると3種類で、ソリッドタイプ(身が塊になっているタイプ)、チャンクタイプ(身が大きくほぐれているタイプ)、フレークタイプ(身が細かくほぐれているタイプ)がある。ソリッドタイプは製造後未開封で約3ヶ月、フレークタイプは約1ヶ月程度で油と身が馴染み、いずれも製造後半年以上経過した製品は、新品より美味しいと言われている。サラダの具、サンドイッチの具、手巻き寿司の具、おにぎりの具等に使われる他、身がほぐれ易く、調理の際に便利で、様々な料理に利用することが可能である。ツナ缶詰の日本国内での主な生産地は静岡県であり、公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会の発行する缶詰時報によると、ツナ缶詰の生産量(トン)で、静岡県内の企業のシェアは95%以上に達する。