5月12日 記念日 その5 | スズメの北摂三島情報局

スズメの北摂三島情報局

2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

民生委員・児童委員の日。
東京都千代田区霞が関に事務局を置く、都道府県・指定都市民生委員児童委員協議会を構成団体とする、全国段階の民生委員児童委員協議会組織、全国民生委員児童委員連合会(全民児連)が1977(昭和52)年に制定。1917(大正6)年、民生委員・児童委員制度の前身とされる、岡山県の済世顧問制度(地域の貧民の相談に応じる制度)が発足した。済世顧問制度は、当時の岡山県知事であった笠井信一が、県内の貧困者の実情に鑑みて、ドイツ中東部にあるエルバーフェルト市(現在は、周辺の都市と合併してヴッパータール市となっている)の救貧委員制度、エルバーフェルト・システムを参考に作ったものである。今日の民生委員の先駆に近いものであるが、済世顧問制度は、県内の市町村の行政単位を基本として、篤志家のような人達を厳選して知事が「済世顧問」を委嘱し、この少数の選抜された済世顧問が貧困者の相談相手となり、精神的感化と物質上の斡旋で援助しようとしたものである。儒教道徳的な人倫性を強調するところが、日本的で、また今日の民生委員と違う点である。民生委員とは、福祉の増進の為に、地域住民の生活状況の把握、生活困窮者の保護指導、福祉事務所が行なう業務への協力等を行なう人のことで、厚生労働大臣の委嘱(委員に民間人等を任じること)により市町村に置かれる。また「児童福祉法(昭和22年12月12日法律第164号) 」により、児童委員(児童、及び妊産婦の保護・保健等に関する援助・指導を行ない、児童福祉司や社会福祉主事の職務に協力する者)を兼務することとなっている。人格識見高く、広く地域の実情に通じ、社会福祉の増進に熱意のある者が委嘱され、奉仕者となるため無報酬ではあるが、民生委員個人に対し、交通費や通信費等相当分として自治体から活動費が交付される。現在の問題は、民生委員は不足が常態化していることである。幼児虐待から高齢者の安否確認まで、自治体から期待される職務範囲は広がっているが、職務範囲が広がる程、求められる能力も高くなり、民生委員推薦のハードルを上げる形となっている。加えて、民生委員のなり手が不足している。住民の意識の変化により、地域活動への参加が消極的となり、その影響で、民生委員を推薦する自治会自体も減少している。こうした状況に対応するため、参加要件の緩和や、個人情報の取扱いガイドラインの検討等が行なわれている。民生委員と同様に奉仕者として無報酬で活動している人権擁護委員や保護司(保護観察[犯罪者に対し施設には収容せず、一般社会において自律改善のための遵守事項を課して遵守させ、指導監督、又は補導援護によって更生を図る制度]の対象者の更生を援助する者)等を含め、社会として必要なを活動を行なう者に対し、特別職公務員として一定の身分保障を行なう等、制度そのものの在り方の再検討を求める意見も多くなっている。児童委員とは、地域の子ども達が元気に安心して暮らせるように、児童や妊産婦の生活や環境の状況を把握し、保護や保健、福祉についての相談や援助、指導を行なう民間の奉仕者のことである。 なお、全ての民生委員と児童委員は、市町村の一定区域毎に設置される「民生委員児童委員協議会」に所属し、活動している。この市町村の一定区域毎(町村は、原則として町村全域で1つの区域)に「民生委員児童委員協議会」を設置すべきことは、「民生委員法(昭和23年7月29日法律第198号」に規定されていることから、この「民生委員児童委員協議会」は、「法定単位民生委員児童委員協議会」と呼ばれる。
アセローラの日(アセロラの日)。
1999(平成11)年、沖縄県国頭郡本部町の町役場や商工会、観光協会、熱帯果樹研究会等で結成した「アセローラの日」制定委員会が制定。沖縄本島北部から東シナ海に突出した半島、本部半島西部に位置する本部町は、ビタミンCの王様と呼ばれるアセローラの国内生産の草分けの地で、5月12日は、アセローラの初収穫の時期となる。アセローラの認知度を高めて、町の活性化を図ることが目的。この日には、本部町の町役場や商工会を中心に、イベント等を行なっている。アセローラ(アセロラ)は、西インド諸島(南北アメリカ大陸に挟まれたカリブ海域にある群島)、南アメリカ北部から中央アメリカが原産とされる果物で、果実はビタミンCを豊富に含み、清涼飲料水、ジャム、ゼリー等に加工される。但し、熟した果実は傷み易いため、一般には殆ど市販されておらず、加工用には未熟果が用いられる。日本では、1958(昭和33)年に沖縄県に導入されて以来、気候と土壌が適していることから、主に沖縄県で栽培が行なわれている。日本で初めて冷凍食品を作った企業であり、冷凍食品事業、及び低温物流事業において、国内最大手である株式会社ニチレイはかつて、南アメリカ東部に位置するブラジルにおいて、捕鯨事業を行なっていたが、1982(昭和57)年、国際捕鯨委員会(IWC)により商業捕鯨モラトリアム(商業捕鯨の一時停止)が決議され、捕鯨事業の継続が事実上困難となった。この後継事業として1984(昭和59)年、ブラジルがある南アメリカ原産のアセローラ(アセロラ)を使った商品を発売し、1986(昭和61)年には、アセロラドリンクシリーズの発売を開始した。アセロラドリンクシリーズは現在、洋酒・ビールメーカーであるサントリーホールディングス傘下の清涼飲料事業子会社、サントリー食品インターナショナル株式会社に事業譲渡されている。アセローラ(アセロラ)は、加工品としてはドリンクとして販売され、一般に普及している。ブラジルでも、飲料にされることも多く、アセローラ(アセロラ)自体の風味を強く感じることができる。しかし、日本の関連飲料等は、かなり希釈されているため、アセローラ(アセロラ)自体の味はあまりしない。
箕輪町安全安心の日。
長野県上伊那郡箕輪町が2012(平成26)年5月12日に、世界保健機関(WHO)協働センターから、安全安心なまちづくりを表わすセーフコミュニティの国際認証を、国内で4番目、全国の町村、及び、長野県内の自治体で初めて取得したことから制定。記念日を通じて、更なる安全安心の理想郷を求め、セーフコミュニティ活動を推進していくことが目的。日付は、セーフコミュニティの国際認証を受けた日から。セーフコミュニティとは、「けが」や「事故」等、日常生活の中で人々の健康を阻害する要因を「予防」することによって、地域の人々が一緒に安全・安心なまちづくりを進めているコミュニティのことである。 
LKM512の日。 
東京都中央区日本橋小網町に本社を置き、牛乳、プリン、アイスクリーム等の乳製品で知られる総合乳業メーカーで、「メイトー」のブランドで知られる協同乳業株式会社が、独自に研究を進めているビフィズス菌「LKM512」を使用したヨーグルトのPRを目的に制定したもの。日付は、「LKM512」の「512」から5月12日とした。この日を中心として、「LKM512」の優れた特性をアピールするためにセミナー等を開く。「LKM512」は、胃酸でダメージを受けずに腸まで到達する能力が高く、さらに、大腸で元気に増殖するという特徴がある。
永平寺胡麻豆腐の日。
1888(明治21)年創業で、日本曹洞宗(坐禅修行を主とする禅宗の一派)の中心寺院(大本山)である吉祥山永平寺の御用達として、福井県吉田郡永平寺町で「ごまどうふ」を作り続けている企業、株式会社團助(だんすけ)が制定。精進料理の代表格の「胡麻豆腐」の美味しさ、魅力を、さらに多くの人に知ってもらうことが目的。日付は、5月12日の「5」と「12」で、「ご(5)まどうふ(12)」と読む語呂合わせから。修行僧達の重要なたんぱく源である「ごま」は、様々な精進料理に活用されている。中でも「胡麻豆腐」は、手間を惜しまない「もてなしの心の象徴」とされ、精進料理を代表する品の1つとなっている。
KOIVE(コイヴ)の日。
東京都千代田区丸の内に本社を置く、化粧品や美容関係商品の企画や製造、販売等を手掛ける企業、株式会社養生堂企画が制定。株式会社養生堂企画は、雪解け時期の2週間から3週間程度にしか摂取できない、貴重な「天然白樺樹液」に拘ったスキンケアブランド「KOIVE(コイヴ)」を展開している。「KOIVE(コイヴ)」を通じて、長く続いてきた人と自然の共生や白樺による大地の恵み、白樺樹液の素晴らしさを、多くの人に知ってもらうことが目的。日付は、5月12日の「5」と「12」で、「コ(5)イ(1)ヴ(2)」と読む語呂合わせから。日本の高原を代表する木の1つで、長野県や北海道で見られる白樺(カバノキ科カバノキ属の落葉樹の一種、シラカンバ)は、春の芽吹く頃、幹に傷を付けると、大量の樹液が吹き出す。白樺の樹液は、天然の代用甘味料として知られるキシリトールの原料になり、樹液に含まれる成分に、ヒトの表皮の保湿を促進する効用があることから、化粧品にも利用される。