5月10日 記念日 その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
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柴犬ハルがお伝えします

コットンの日
夏物素材として最も利用されているコットンは、5月に店頭販売の最盛期を迎える。その時期と、5月10日の「5」と「10」を、「五・十(コッ・トー[コットン])」とする語呂合わせから、1995(平成7)年10月11日に、大阪市中央区備後町に本部を置く、紡績会社による業界団体、日本紡績協会が制定した。この日には、綿製品の需要促進のキャンペーン等を行なう。日本紡績協会では、日本製綿素材のイメージ・アップと需要拡大のために、「ジャパン・コットン・マーク」を新設している。「ジャパン・コットン・マーク」は、日本国内で製造された綿の原糸・生地、及び、それらを使用した綿製品であることを示すマークで、綿100%の製品に添付される「ピュア・コットン・マーク」と、綿50%以上の製品に添付される「コットン・ブレンド・マーク」の2種類がある。コットン(木綿)は、アオイ科の植物、ワタの種子から取れる繊維である。繊維としては伸びにくく丈夫であり、吸湿性があって肌触りも良い。このため、現代では下着等によく使われるが、縮み易いという欠点もある。木綿は、様々な織物製品に使われている。吸水性の高いタオルやローブ等のタオル地、ジーンズのデニム、青い作業服等に使われるカンブリック、コーデュロイ、シアーサッカー、木綿綾織り等がある。靴下、下着、Tシャツの多くは木綿製である。ベッド用シーツも木綿製が多い。木綿は、かぎ針編みやメリヤス用の糸にも使われることがある。木綿にレーヨンやポリエステル等の合成繊維を加えて布を織ることもある。織物以外にも、漁網、コーヒーのフィルター、テント、火薬、綿紙、製本用材料等に使われている。中国で最初に作られた紙は、木綿繊維を使っていた。消火用ホースも木綿で作られていたことがある。木綿繊維を採取して残ったワタの種は、綿実油の原料となり、食用に供される。種から油を絞って残ったものを綿実粕と呼び、反芻する家畜の飼料となる。木綿の種の殻(綿実殻)は、乳牛に繊維質として与えることがある。17世紀後半頃から19世紀後半頃までのアメリカの奴隷制時代には、ワタの根の皮を堕胎薬として利用する民間療法があった。「エジプト綿」は、エジプトで栽培した、特に長毛の木綿で、高級ブランドによく使われている。さらに丈夫で柔らかい「ピーマ綿」は、アメリカ合衆国南部で栽培されているが、1861(文久元)年から1865(慶応元)年に行なわれた、アメリカ合衆国と、その連邦組織から脱退した南部11州が結成した南部連合(アメリカ連合国)との戦争、南北戦争の際に、ヨーロッパで「ピーマ綿」を入手できなくなり、その代替としてエジプト綿が使われるようになった経緯がある。現在の主な木綿生産国は、中国とインドである。但し、国内の繊維産業で殆どを消費している。木綿の主な輸出国は、アメリカ合衆国とアフリカ諸国であるが、木綿輸出国は、国内の繊維産業の規模が小さい。繊維産業の中心は、中国やインド等の東アジアや南アジアとなっている。なお、10月第4日曜日は、日本で初めて愛知県三河地方(現在の愛知県西尾市吉良町)に木綿の種が中国からもたらされたことに由来する、との言伝えから、「もめんの日」となっている。 
ファイトの日。
1962(昭和37)年に日本で初めてのドリンク剤「リポビタンD」が発売されてから、2012(平成24)年で50周年を迎えることを機に、東京都豊島区高田に本社を置く製薬会社で、「リポビタンD」の製造発売元である大正製薬株式会社が制定。日付は、5月10日の「5」と「10」で、リポビタンDの合い言葉「ファイト!一発!」の「ファ(5)イト(10)」と読む語呂合わせから。リポビタンDを飲んで疲労を回復し、元気になってもらおう、という願いが込められている。栄養ドリンク(肉体疲労時の栄養補給等を目的で販売されている飲料)のロングセラーであるリポビタンDは、日本の栄養ドリンク市場において約5割のシェアを獲得しており、現在では、シンガポール・タイ・中国・インドネシア・アメリカ合衆国・イギリス・アラブ首長国連邦等、15ヶ国以上の国で販売されている。但し、薬品に関する法規制や、宗教上の禁忌となる飲食物等の関係で、日本での販売物と内容が異なる商品もある。1962(昭和37)年3月に医薬品として販売が開始され、その翌年には150円から100円に値下げした。1999(平成11)年3月31日より医薬部外品へ移行し、コンビニエンスストア等の一般小売店でも販売可能となった。また、自社の自動販売機で本製品の販売を開始した他、2001(平成13)年3月には飲料メーカーのアサヒ飲料株式会社と提携し、アサヒ飲料株式会社(現在は、アサヒ飲料株式会社の子会社となる、自動販売機向けの清涼飲料水販売会社、アサヒ飲料販売株式会社)が管理する自動販売機での販売も開始されている。商品ラベルは、発売時から一貫して青色を基調とし、歯車の模様が施されたデザインが使用されている。「リポビタンD」という商品名の由来は、脂肪分解を意味するリポクラシス(又は、リポリシスとも)と、ビタミンを合わせた造語である。これは、当初は強肝・解毒の効能を謳ったためである。「D」は、「ディー」ではなく、「デー」と発するのが正しく、公式Twitterによれば、「ドイツ語の発音であるため」という。
黄金糖の日。
大阪市住吉区清水丘に本社を置く、宝石のようにキラキラと輝く、四角柱の形の美味しい飴として有名な「黄金糖」を製造販売する企業、株式会社黄金糖が制定。創業以来、香料・着色料を一切使わない製法を守り続けてきた「黄金糖」の自然な味と香り、金色の輝きを、さらに多くの人に知ってもらうことが目的。日付は、5月10日の「5」と「10」を、「黄金糖(おうご[05]んとう[10、十])」と読む語呂合わせから。株式会社黄金糖は、1923(大正12)年創業の飴を専業とする製菓会社である。片方がやや細い四角柱形状で琥珀色をした飴「黄金糖」は、発売当初から砂糖と水飴のみでの製造を旨としており、奈良県大和郡山市に所在する工場で、今日まで生産され続けており、現在では日本だけの流通のみならず、台湾・アメリカ・アジア等の諸外国にも輸出されている。地元の関西では、大阪市中央区神崎町に本社を置き、主にキャンディを中心とする日本の製菓会社である味覚糖株式会社から、同じく長年に亘って発売されている「純露」と並ぶ知名度を誇っている。関東では、「純露」の方が有名とされるが、地元関西では「黄金糖」が主流で、どちらの飴も、高温で溶かした砂糖と水飴を型に流し込む為、独特な形状の飴に仕上がる。その型を製造している業者が、味覚糖株式会社に持込んだ為、後発で「純露」が製造されたものである。1989(平成元)年には、黄金糖とラムネ味キャンディを合わせた、業界で初めての「2層式キャンディ」を開発した。
こいのわの日。
広島県が制定。広島県では、出会い・結婚支援事業「こいのわプロジェクト」を進めており、社会全体で若者の結婚を応援する機運を高めることが目的。日付は、5月10日の「5」と「10」で「こ(5)い(1)のわ(0)」と読む語呂合わせから。「こいのわプロジェクト」の合言葉は、「みんなでおせっかい」。結婚願望がありながらも「出会いがない」人達に、出会いからデート、プロポーズ、結婚まで、それぞれのステージで「おせっかい」する。広島県が運営するサイト「ひろしま出会いサポートセンター(ひろサポ)」では、結婚を希望する人が出会いのチャンスに恵まれるよう、暮らしの中の様々なシーンで縁を繋いでいる。地域で縁を繋ぐ活動や、県内各地で様々なイベントを行ない、若者の出会いを応援している。2017(平成29)年には、出版社、映画会社で、映像・音楽ソフト会社でもある株式会社KADOKAWAの配給で、長編映画『こいのわ 婚活クルージング』が製作された。『こいのわ 婚活クルージング』は、広島県が手掛ける婚活事業「こいのわプロジェクト」をモチーフに、社長を解任された65歳のバツイチ男性と、35歳の独身女性編集者が婚活に奮闘するコメディー作品となっている。
ダンテの日。
大阪市福島区吉野に本社を置く菓子等の製造販売会社、株式会社カウカウフードシステムが、自社にとってかけがえのない存在であり、代表取締役会長のマダム信子の兄、矢沢典男に感謝の気持ちを込めて制定。記念日名は、典男(ノリオ)を逆さにした男典を「ダンテ」と読むことから。日付は、矢沢典男の誕生日、1948(昭和23)年5月10日に由来する。株式会社カウカウフードシステムは、自社ブランドの「マダムシンコ」で販売する「バウムクーヘン」「マダムブリュレ」「とんがりシュー」等の新感覚スイーツが絶大な人気を誇る。
ごろっとサーモンの日。
東京都品川区大崎に本社を置く、水産加工食品の製造販売と水産原料の輸入販売等を手掛ける企業、マリンフーズ株式会社が制定。家事に育児にと頑張っている人に、自社の人気商品「ごろっとサーモン丼」等を活用して料理の手間を省き、ゴロゴロとゆっくり過ごせる時間を過ごしてもらいたい、との思いが込められている。日付は、ゴロゴロのゴロと、商品名にある「ご(5)ろっと(10)」の語呂合わせで5月10日に。「ごろっとサーモン丼」は、ギンザケ(シルバーサーモン等とも呼ばれる、サケ目サケ科に属する魚で、養殖の普及と成長の早さから、比較的安価にも係わらず脂が乗っていて美味なため、切り身、塩鮭、コンビニエンスストアのおにぎり等によく用いられる)をダイスカットし味付けした商品で、添付のタレを使い手軽にサーモン丼が作れる。