5月10日 記念日 その1 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

西暦(グレゴリオ暦)AD2024年 令和6年 平成36年  
昭和99年 大正113年 明治157年 皇紀2684年 干支 甲辰(きのえ たつ)
第2金曜日 旧暦  4月 3日、赤口(甲戌)、月齢  2.0 
グレゴリオ暦で年始から131日目、年末まであと235日。
誕生花 アゲラタム・アイリス。

二十四節気・雑節等
みみず出ずる
七十二候の1つ(20候)。

愛鳥の日/バードウィーク(愛鳥週間)。
1947(昭和22)年、4月10日が、アメリカ人の鳥類学者、オリバー・L・オースチンの提唱により、「愛鳥の日(バード・デー)」として制定されたが、まだ冬鳥の多い時期であったことや、4月10日は、北の地方の一部ではまだ積雪があるという理由から、後に1ヶ月ずらして5月10日に変更された。バードウィーク(愛鳥週間、5月10日から5月16日まで)の初日でもある。なお、アメリカでは1894(明治27)年に、アメリカ合衆国北東部、ペンシルベニア州オイル市の教育長、チャールズ・バブコックにより、5月4日が「バードデー(Bird Day)」に定められている。バードウィーク(愛鳥週間)は、野鳥を保護し愛鳥思想を広く国民に普及するため、自然保護団体の日本鳥類保護連盟が1947(昭和22)年4月10日に行なった「バードデーの集い」が元となり、1950(昭和25)年からは、5月10日から5月16日までを、野鳥を愛護する週間と定めたものである。その初日、5月10日を「愛鳥の日」としている。毎年この期間に、地球環境保全、公害の防止、自然環境の保護、及び整備その他の環境の保全(良好な環境の創出を含む)、並びに原子力の研究、開発、及び利用における安全の確保を図ることを任務とする中央省庁の1つ、環境省と、日本鳥類保護連盟、及び、開催県、開催地方自治体の共催により、バードウィーク(愛鳥週間)の中心的行事として「全国野鳥保護のつどい」が開催され、野生生物の保護に顕著な功績に対して「野生生物保護功労者表彰」の式典や関連行事等が行なわれている。1947(昭和22)年3月に結成された日本鳥類保護連盟は、1957(昭和32)年12月には財団法人に改組され、2012(平成24)年4月、公益財団法人日本鳥類保護連盟(東京都杉並区和田に所在)に移行した。鳥類は非常によく見られ、一般的な動物群であることから、人類はヒトの黎明期から鳥類との関係を持ってきた。時にこうした関係は、東アフリカに位置するエチオピアにいるボラナ族のようなアフリカの民族と、ミツオシエ類(鳥綱キツツキ目に属する鳥)の間における協同のハチミツ採集のように、相利共生のものもある。他方、イエスズメのような種が、人間の活動から恩恵を得ているように、片利共生のこともある。何種もの鳥類が、商業的に深刻な農業害鳥とされており、また、航空上の危険をもたらす場合もある(主に、航空機と鳥が衝突する事例を指すことが多いバードストライク等)。人間の活動が、鳥類にとって有害な場合もあり、沢山の種の鳥類が絶滅の危機にさらされている(狩猟、鉛中毒、農薬、轢死、それに、家畜のネコやイヌによる捕食が一般的死因である)。鳥類は媒介者として、オウム病(ヒトではインフルエンザ様症状を示し、治療が遅れると肺炎や気管支炎等の呼吸器疾患を示す人獣共通感染症)、サルモネラ症(食中毒性サルモネラ菌による人獣共通感染症)、カンピロバクター症(カンピロバクター属菌による人獣共通感染症)、マイコバクテリア(鳥結核症)、鳥インフルエンザ(ニワトリ、ウズラ、アヒル、七面鳥等の家禽がもっているA型インフルエンザウイルスによる感染症で、ヒトの季節性インフルエンザとは区別されている)等の疾患を、遠距離を介して広めることがある。食肉や採卵のために飼育された鳥類は、家禽と呼ばれ、人間によって消費される動物性たんぱく質の最大の供給源である。家禽の消費においては、ニワトリが大部分を占めるが、シチメンチョウ、ガン、カモも比較的一般である。また、鳥類の多くの種が、食用のために狩猟の対象となる。ただ、鳥類の狩猟(ハンティング)は、極めて未開発の地域を除いて、主に娯楽的活動である。狩猟は、数多くの種を絶滅、或いは絶滅の危険に晒すことにも繋がっている。他に、鳥類から得られる商業的に価値のある製品としては、衣類や寝具の断熱材として用いられる羽毛(特に、ガン・カモ類の綿羽)や、リン、窒素の貴重な供給源となる海鳥の糞(グアノ、鳥糞石)等がある。鳥類は、伝承、宗教、そして大衆文化において突出した、多様な役割を演じている。宗教において、鳥類は神の使者、或いは司祭や指導者としての役割を果たすこともある。鳥類は、先史時代より、文化や芸術の主題に取上げられており、それらは、早期の洞窟壁画にも描かれている。鳥類に対する科学的関心の到来によって、多くの鳥類の絵画が、書籍のために委託された。これらの鳥類画家の中で、最も有名なのが、アメリカの画家・鳥類研究家、ジョン・ジェームズ・オーデュボンであった。北アメリカの鳥類を、自然の生息環境の中で極めて写実的に描いた博物画集の傑作『アメリカの鳥類』は、ヨーロッパで商業的大成功を収め、後にジョン・ジェームズ・オーデュボンの名は、野鳥の保護を主な目的とする自然保護団体、全米オーデュボン協会に引継がれている。さまざまな種の鳥類に対する認識は、文化によって異なることもある。例えば、フクロウ類は、アフリカの一部では不運、ウイッチクラフト(魔女術)、そして、死と結び付けられているが、ヨーロッパでは、広く賢者とも見做されている。
地質の日。
地層、岩石、土壌等で構成される大地の性質である「地質」について、多くの人に理解を深めてもらおうと、2007(平成19)年3月13日、地質学に関連する仕事をしている、研究者・企業人を主な構成員とする学会(査読[研究者仲間や同分野の専門家による評価や検証]、研究発表会、講演会、学会誌、学術論文誌等の研究成果の発表の場を提供する業務や、研究者同士の交流等の役目を果たす機関)で、任意団体の日本地質学会(2008[平成20]年に、東京都千代田区岩本町に本部を置く、一般社団法人日本地質学会となっている)や、公的地質調査・研究組織である地質調査総合センター(茨城県つくば市梅園に所在する、現在の独立行政法人産業技術総合研究所地質調査総合センター)等、日本の地質関係の組織・学会が発起人となり、5月10日を「地質の日」と定めた。1876(明治9)年5月10日に、アメリカの鉱山学者であるベンジャミン・スミス・ライマンらによって、日本で初めて広域的な地質図「日本蝦夷地質要略之図」が作成され、さらに、1878(明治11)年5月10日に、内務省(現在の総務省、国家公安委員会、警察庁、国土交通省、厚生労働省等の前身)地理局地質課が定められたことによる。地質学は、地質を専門的に研究する学問である。地質の研究(地質学の実践)において、特異な化石や鉱物が発見されることもままあるが、主たる対象は、岩石とその層状の構造である地層である。逆に、考古学や古生物学の知見から、地層の年代の特定が行なわれる等、隣接分野からの知見が地質に関する知見を広げることも多々ある。地質は、エネルギーや鉱産資源、温泉、構造物の建設等、人間社会と深く関係しているが、地質の重要性や、地質に携わる人々の活動は、一般には殆ど知られていない。そのため、この日は、地質への理解を推進する日として、全国の博物館や大学等の研究機関により、イベントが開催される。