5月9日 記念日 その5 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
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柴犬ハルがお伝えします

奄美黒糖焼酎の日。
鹿児島県奄美市名瀬港町に所在する、鹿児島県奄美群島の黒糖焼酎を製造している全ての蔵元が加盟している酒造組合、奄美大島酒造協同組合が2007(平成19)年5月に制定した日。農学者・発酵学者で東京農業大学教授(現在は、東京農業大学名誉教授)、小泉武夫の提案で、「黒糖(こ[5]く[9]とう[10])」の語呂合せで、翌5月10日と共に定められた。奄美黒糖焼酎は、鹿児島県の奄美群島で造られている、米麹とサトウキビから取れた純黒砂糖を原料に醸造し、単式蒸留した本格焼酎である。奄美大島酒造協同組合の地域団体商標となっている。奄美黒糖焼酎は、サトウキビ栽培が盛んな奄美群島に20世紀から伝わる本格焼酎で、「酒税法(昭和28年2月28日法律第6号)」第3条の用語では「単式蒸留しようちゆう」(旧「しようちゆう乙類」)に属し、一般には焼酎乙類と表記されている。水色は明澄(透明)で、多くは無色であるが、オーク(落葉樹であるナラ[楢]と常緑樹であるカシ[樫]の総称)の木樽熟成により淡い琥珀色を呈し、洋酒のような樽香を持つものもある。サトウキビの絞り汁から作る純黒砂糖と米麹が主原料であり、1回だけ行なわれる蒸留の際に、黒砂糖と米由来の芳醇な風味は加わるが、糖分は加えないので、糖分ゼロの辛口焼酎である。黒糖焼酎の原料となる黒砂糖は、奄美群島の奄美大島、徳之島、加計呂麻島、喜界島産の他、沖縄県産のものが使われる場合が多い。これは、沖縄県産の方が「離島振興法(昭和28年7月22日法律第72号)」に基づく産業振興補助金や格差補給金があり、価格が安いためであるが、風土や製法の違いで、風味にも違いがある。 
極上の日。
まろやかな口当たりと芳醇な味わいの、ひとクラス上の「極上<宝焼酎>」を、より多くの人に味わってもらいたい、との思いから、1912(大正元)年に「寶」の商標で焼酎を発売し、2012(平成24)年に100周年となる、日本を代表する酒造メーカーの1つ、宝酒造株式会社が制定。日付は、5月9日の「5」と「9」を、「極上」の「ゴ(5)ク(9)」と読む語呂合わせから。京都市伏見区竹中町に本社を置く宝酒造株式会社は、現在では、持株会社の宝ホールディングス株式会社傘下の事業子会社である。清酒「松竹梅」や、みりん、焼酎等を製造、販売している。中でも、焼酎のシェアは主力商品である「純」の発売から、現在まで首位の座を維持し続けている。また、初めて缶チューハイを発売したことでもその名を知られている。芸能事務所、制作プロダクションである株式会社石原プロモーションとの関係が非常に深く、株式会社石原プロモーション所属の石原裕次郎、渡哲也、舘ひろし等がCMに出演している。宝酒造株式会社がスポンサーとして提供した、株式会社石原プロモーション製作のTVドラマ『西部警察』では、大門圭介部長刑事(渡哲也が演じた)率いる大門軍団が祝杯を挙げる際等に、宝酒造株式会社の樽酒(松竹梅)が登場した。なお、株式会社石原プロモーションは2021(令和3)年1月16日、「解散式」を行ない、芸能事務所としての業務を終了し、58年の歴史に幕を下ろしている。  
極ZERO(ゴクゼロ)の日。
東京都渋谷区恵比寿に本社を置く、ビール・発泡酒・その他の酒類の製造・販売、ワイン・洋酒の販売等を手掛ける大手ビールメーカー、サッポロビール株式会社が制定。プリン体や糖質を気にしていた人にも、プリン体、糖質、人工甘味料ゼロの発泡酒「極ZERO」(3つのゼロを実現した発泡酒は世界初)を、気兼ねなく楽しんでもらうことが目的。日付は、ビールテイスト飲料が美味しくなる初夏の時期であることと、5月9日の「5」と「9」で、「極(ゴ[5]ク[9])」と読む語呂合わせから。
ドール・極撰の日。
東京都千代田区三番町に本社を置く、日本屈指の巨大総合商社である伊藤忠商事株式会社の100%子会社で、フレッシュでおいしい野菜や果物の生産、加工、販売等を手掛ける株式会社ドールが制定。自社で研究、開発した極上のバナナ等の商品「極撰(撰の巳は己)」のPRが目的。極上のおいしい果物を味わって頂きたい、との思いが込められている。日付は、5月9日の「5」と「9」で、「極(ゴ[5]ク[9])」の語呂合わせから。1965(昭和40)年に、バナナやパイナップル等の生産・販売を手掛けているアメリカの食品企業、キャッスル&クック社日本支社として創業した後、1982(昭和57)年に日本法人として設立された株式会社ドールは、2013(平成25)年の事業売却により、大手総合商社、伊藤忠商事株式会社に売却された。また、アジアでの事業も、同時に伊藤忠商事株式会社に売却された。株式会社ドールの「極撰バナナ」は、もっちり濃い甘さが特徴の高地栽培バナナで、少し高いがかなり美味しい。株式会社ドールが研究・開発した100種類以上の中から、品質・栽培地の選定等を繰返し、選び抜いた甘み・香り・食感と、全てにおいて高品質なバナナである。極撰バナナは、標高500m以上の高地で栽培される。高地では、夜の気温が急激に下がるため、温暖な低地と比較してゆっくりと成長する。じっくりと成長するため、低地栽培バナナが約10ヶ月で収穫できるのに対し、約1年以上の期間が必要となる。それにより、糖分に変換されるデンプンが増え、甘いバナナに生育する。バナナは直射日光の当たらない、風通しのよい場所で保存するのがよい。また、実が傷むのを防ぐには、バナナハンガーや軸にひもを掛けてぶら下げるのがよい。バナナの食べ頃は皮全体が黄色くなり、シュガースポットと呼ばれる茶色い斑点が出て来た頃である。
悟空の日。
2015(平成27)年4月18日に公開された映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の配給会社である映画の製作・配給・興行会社、東映株式会社が制定。漫画家、鳥山明原作のコミック『ドラゴンボール』のアニメ作品である『ドラゴンボールZ』の面白さと、その主人公の「孫悟空」というキャラクターの魅力を、さらに多くの方に知ってもらうことが目的。日付は、5月9日の「5」と「9」で、「悟空(ご[5]くう[9])」と読む語呂合わせから。『ドラゴンボール』は、世界中に散らばった7つの玉を全てを集めると、どんな願いでも1つだけ叶えられるという秘宝「ドラゴンボール」と、主人公「孫悟空」を中心に展開する「冒険」「努力」「バトル」「友情」等を描いた長編漫画である。大手出版社、集英社が発行する週刊少年漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』で、1984(昭和59)年51号から1995(平成7)年25号までの約10年半に亘って連載された。テレビアニメ化も行なわれ、日本ではフジテレビ系列で放映された他、劇場版アニメやハリウッド(アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州のロサンゼルス市にある映画産業の中心地で、アメリカ映画のことを指してハリウッドとも呼ばれる)での実写映画も製作された。連載終了後にも、多数の関連グッズやゲームソフト等が生み出されている。『ドラゴンボール』連載中の1995(平成7)年に、『週刊少年ジャンプ』は販売部数約653万部を記録。『ドラゴンボール』の連載終了後は、『週刊少年ジャンプ』の部数が急速に減少していく等、連載作品の中でも特に影響は大きかった。累計発行部数は完全版を含み、国内で1億5,721万部以上、完全版累計発行部数は約2,000万部、全世界累計で約2億3,000万部であり、世界で最もビデオゲーム化されたコミックとして、『ギネス世界記録』(イギリスの出版社、ギネスワールドレコーズが、地球上のあらゆる世界一を探求し、認定・登録してきた記録集)に認定されている。中国の伝奇小説『西遊記』をモチーフにしており、主人公の名前も、『西遊記』の主要登場人物、「孫悟空」から名付けられている。『ドラゴンボール』の主人公、孫悟空は、惑星ベジータ生まれの宇宙最強クラスの戦闘種族、サイヤ人で、強い相手と戦うことを生き甲斐としており、少年時代から、多くの仲間やライバルとの出会いや戦いを経て、地球の平和を脅かす悪と戦う存在となっていく。日本の漫画が海外で「MANGA」と呼ばれ、世界に広まるきっかけを作った先駆者であり、数多くの文化に影響を与え、「伝説の漫画家」「史上最も影響力のある漫画家」と評価されている鳥山明は、2024(令和6)年3月1日、急性硬膜下血腫のため死去した。68歳没。