5月9日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

黒板の日。
東京都江東区東陽に本部を置く業界団体、全国黒板工業連盟が、創立50周年を記念して2000(平成12)年7月に制定し、2001(平成13)年から実施。黒板の有効性をアピールし、そのPRに役立てることを目的としている。日付は、5月9日の「5」と「9」を、「黒板(こ[5]く[9、九]ばん)」と読む語呂合せと、明治初頭にアメリカから黒板が初めて輸入されたのが、この時期と言われていることから。黒板は、連絡事項、或いは伝達事項を記入、若しくは掲示によって表示する器具である。文字や絵を繰返し書いたり消したりできる。学校や企業の事務所等で使われる。黒板という名称は、英語の「blackboard」の直訳である。日本へはアメリカから伝えられたが、アメリカへはフランス人が伝えた。板の表面は、以前は文字通り黒っぽいものであったが、緑色のものが多くなっている。最近では、日程表等で用いられる黒板には、最初から日付や予定等を書く欄が、白色や黄色の枠で描かれている。日本では、ポケットベルや携帯電話が普及する以前は、待合わせの連絡用として、黒板でできた伝言板を、改札口付近に置く鉄道駅もあった。チョークの粉が周囲に飛び散ったり、手が汚れることが嫌われ、企業やOA教室等では、ホワイトボードにほぼ取って代わられている。一方、大量に使用する学校現場では(コストや見易さを考慮して)現在も黒板が主流である。1872(明治5)年、学校制度の開始と同時に、アメリカから「ブラックボード」が、洋学教育を担当した官立教育機関、大学南校(現在の東京大学の直接の前身機関の1つ)に持込まれた。1874(明治7)年、新しい授業制度が始まり、それに伴なって黒板も、1877(明治10)年頃には全国に広がった。名前も「ブラックボード」から「黒板」に変わった。1874(明治7)年から1876(明治9)年頃には、国産初の黒板が製造される。当時の黒板は、簡易的なものとして、墨汁を塗った上に柿渋を上塗りしたもの、或いは、硫酸鉄(鉄を硫酸に溶かして作るもの)と煎液(煮出した液)を混合して塗ったものであった。大正初期、それまで黒板は仏壇屋や漆工芸屋等が作っていたが、この頃には黒板専業メーカーが出現し、その技術の高さから、朝鮮や満州(現在の中国東北部に所在)等、海外にも多く知られるようになった。1955(昭和30)年頃は、学校の構造が木造から鉄筋造に移り変わる時期に当たり、黒板が全国的に広がった。同時に、マグネットの普及に対応して、黒板の表面が木板から鉄板のものが登場した。現在、黒板は以前より簡素化し、以前は手作業で製造されていた研ぎ出し黒板は、板面が焼付け塗装・ホーロー(鉄、アルミニウム等の金属材料表面にシリカ[二酸化ケイ素]を主成分とするガラス質の釉薬[表面にかける薬品]を高温で焼き付けたもの)のものが主流になってきている。フレームも、木枠からアルミ枠に変化し、より使い易く、耐久性に優れたものになっている。小学校等、生徒と教師の身長差が大きい場合や、車椅子での使用を考慮し、教育機関では、壁に設置された黒板をハンドル操作により上下に動かすことができる可動黒板が採用されることも多い。1983(昭和58)年12月、通常のホワイトボードの利用価値を高めるため、コピーを可能とする書き消し可能なシートを利用した、5面巻取り式電子黒板『かわら版』が誕生した。これが、現在のファックス方式電子黒板の草分けとなった。1996(平成8)年頃まで、全体的な市場規模は、毎年着実に伸びていったが、製品上・販売上弱い部分を持った企業は次第に減少していく半面、コンピュータと接続可能で、用紙も普通紙に印刷可能な電子黒板が誕生した。現在、電子黒板の全体的な市場は伸び率が安定しており、この傾向は、今後も継続すると考えられる。黒板には、移動できるようキャスター付のものもあり、その中には、前後の黒板面を裏返して用いることのできる回転式のものもある。また、付属機能として、上部にスクリーンやピクチャーレール(大型の図表の掲示に用いる)を付属させたものもある。黒板に字を書込んだり、地面に絵を描くことに多く用いられるチョークは、本来、原料である白亜(未固結の石灰岩)を指すが、近年は、炭酸カルシウムや石膏(硫酸カルシウム)を水で練り、成型したものがチョークとして使われている。また、ホタテ貝殻や卵殻も、リサイクル原料として用いられている。基本は白色であるが、赤、青、黄等に着色されたチョークも、黒板に使われる。赤色は、黒板上では色覚異常者に見え辛いため、オレンジ色も用意されている。黒板にチョークで書かれた字や絵を消すための黒板消しは、ラーフル、黒板拭きとも呼ばれる。一般的な黒板消しは、直方体の形状を持っている。表側と裏側で材質が違い、表は合成樹脂、又は木の板、革等で、裏はコーデュロイ等の布である。表の部分を持って、裏の布の部分で黒板を拭く。持つ部分には、把手よりもむしろ、ベルトのようなもの(バンドという)が付いているのが通例である。裏の布の中にはスポンジが入っており、柔軟性があり、多少黒板がへこんでいても対応できる。  
告白の日。
男性が女性に告白をする日。草食系男子が増えてきた昨今、男性にもっと勇気を持って女性に告白して欲しいと、オランダとイギリスに本拠を置く洗剤・ヘアケア・食品・トイレタリー用品メーカー、ユニリーバの日本法人であるユニリーバ・ジャパン株式会社が展開する、男性用化粧品のブランド「AXE(アックス)」が制定。「AXE」は、世界100ヶ国以上で販売されているフレグランスボディスプレーを中心とした男性用化粧品のリーディングブランドである。日付は、5月9日の「5」と「9」で「こ(5)く(9)はく」の語呂合わせから。なお、東京都目黒区上目黒に本社を置くユニリーバ・ジャパン株式会社は、ヘアケア事業で高いマーケットシェア(市場占有率)を持っている他、19世紀末にイギリスで誕生した紅茶のブランド「リプトン」の商品も販売している。 
コクの日。
コクとは、複雑に折重なった心地良い味わいのこと。東京都渋谷区初台に本社を置く、コクのあるコーヒーとして知られるBlendyブランド等を手掛ける飲食料品メーカー、味の素ゼネラルフーヅ株式会社が制定。Blendyは、豊かな香りと、雑味のないクリアなコクが、最後の一口までしっかりと続くコーヒー。コクのあるコーヒーが、毎日のほっとひといきタイムを演出してくれる。それを知ってもらうことが目的。日付は、5月9日の「5」と「9」で「コ(5)ク(9)」と読む語呂合わせと、初夏の穏やかな日に、Blendyでリラックスしてもらいたいとの願いから。コクは、味覚の基本となる要素で、基本5味と呼ばれる甘味、旨味、苦味、塩味、酸味がバランスよく含まれている状態において、コクを感じることができ、「コクがある」と表現される。甘味や旨味の要素は数値で表わすことができるため、コクも科学的に数値化することが可能である。味の素ゼネラルフーヅ株式会社は、日本の食品企業で、化粧品ブランド「Jino」の製造販売等、アミノ酸生産技術を活用したケミカル事業・医薬事業も行なっている味の素株式会社と、アメリカの食品メーカー、ゼネラルフーヅ(当時、現在のモンデリーズ・インターナショナル[アメリカに本社を置く食品・飲料会社で、世界規模での事業展開を行なっている])との合弁会社として設立されたが、2015(平成27)年10月に、味の素株式会社の100%子会社となった。コーヒーを中心とした飲料を強みとしており、国内でのコーヒーシェアは高い。社内外では専ら「AGF」の略称で呼ばれ、正式名称で呼ばれることは少ない。2017(平成29)年7月、味の素ゼネラルフーヅ株式会社から味の素AGF株式会社へ社名変更した。 
ゴクゴクの日。 
初夏の日ざしが気持ち良くなる5月9日に、家や屋外でビール等をゴクゴク飲んで爽快感を味わうと同時に、水資源に恵まれない地域の人々が、水をゴクゴク飲めるよう水環境を考える日にと、ホームページ「きき酒師ちえの料理と酒の相性研究」の主宰者、池田千恵が2005(平成17)年に制定。日付は、5月9日の「5」と「9」で、「ゴク(59)ゴク(59)」と読む語呂合わせから。この日には、ゴクゴク飲む飲み会のイベントが開催され、活動を通じて出た収益は水環境整備のため、東南アジアの中央部に位置するラオス等に寄付される。ラオスには、水量豊富なメコン川が流れている。しかし、乾季になるとメコン川の水位は驚く程下がり、小さな支流では水が殆どなくなってしまう。また、2008(平成20)年の水道普及率は全国平均で約67%であり、普及率の低い地域も多く、国によって水道整備が進められている。