5月5日 記念日 その1 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
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柴犬ハルがお伝えします

西暦(グレゴリオ暦)AD2024年 令和6年 平成36年  
昭和99年 大正113年 明治157年 皇紀2684年 干支 甲辰(きのえ たつ)
第1日曜日 旧暦  3月27日、大安(己巳)、月齢 26.4  
グレゴリオ暦で年始から126日目、年末まであと240日。
誕生花 アヤメ(菖蒲)。

二十四節気・雑節等
立夏。
二十四節気の1つ、旧暦四月節気。一般的な定気法では、太陽黄経が45度のとき。夏の気配が感じられるころ。暦便覧には「夏の立つがゆへなり」と記されている。春分と夏至の中間に当たり、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から立秋の前日までが夏となる。初夏と混同されることもあるが、初夏は6月を指す言葉で、5月上旬となる立夏は、夏の強い日差しを感じることはなく、涼しかった風が心地良く感じる季節となる。また、二十四節気の穀雨から数えて15日目に当たる立夏は、田植えや種蒔きが始まる時期と言える。さらに、八十八夜の数日後にも当たり、歌にもある通り「夏も近付く八十八夜」に近しい日が、立夏となる。田圃に水が引かれると、蛙の泣き声も聞こえるようになり、比較的天気が安定して過ごし易い日が続くので、梅雨が始まる前に夏の準備や衣替え等をする人も多い頃でもある。
蛙始めて鳴く。
七十二候の1つ(19候)。

こどもの日。
国民の祝日の1つで、一般的には、4月29日から5月5日までとされる「ゴールデンウィーク」を構成する祝日の1つでもある。「国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)」では「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨としている。1948(昭和23)年公布・施行の「祝日法」によって制定された。5月5日は、古来から端午の節句として、男子の健やかな成長を願う行事が行なわれていた。1922(大正11)年から1948(昭和23)年までは「児童愛護デー」が行なわれており、国会にこどもの日を祝日とする請願が寄せられた際にも、5月5日を希望するものが多かったため、5月5日が採用された。「子供の日」、或いは「子どもの日」と表記されることが少なくないが、「こどもの日」が正式である。近年では、「供」という字がお供え物や大人の手下というイメージがして語源が良くない、と感じる人が増えており、「こども」「子ども」という表記にする風潮がある。教育、法律、行政文書等の世界では、「子供」という表記を避けて、「子ども」という表記を用いることが多い。小中学校の国語の教科書では、学年や出版社によって「子供」「子ども」両方の表記がみられる。一方で、文部科学省では、2013(平成25)年5月に、省内で多用されてきた「子ども」の表記の経緯について調査した。表記についての内規が存在しないことを確認した上で、省内で表記を統一するように、との文部科学大臣下村博文(当時)の指示により、6月下旬から文部科学省の公用文に用いられる表記を、「子供」に統一した。古代の日本では、子どもは7歳まで神様の預かりものと考えられており、神仏にお供えするという意味で「子供」になったとも言われる。さらに、第二次世界大戦以前の日本では、「子供」は親の所有物という感覚が強かった。「子供」は、家を継ぐことが当たり前であり、親に絶対服従しなければならなかった。なお、「供」の字の語源は「人の後ろや主人に付き従う」とされ、「子供」は「親の後ろに付き従う子」という意味にも取れる。書簡においては、「子供」は謙譲語(動作を行なう人に適用してその行為を相対的に低め、 結果としてその動作を受ける人物[動作の受け手]を高める語)として用いられる。相手方を示すためには、「御子様」等の尊敬語(敬意を示すべき相手の動作に適用して、その動作を行なう人物[動作の為手]を高める語)が使われる。最近では、出生率の低下等の影響で、子どもの数が減少する少子化が進んでいるということが、ニュース等でよく取上げられている。総人口に占める15歳未満の人口の割合(年少人口割合)をみると、1950(昭和25)年には約35%であったが、1990(平成2)年には、その半分の約18%となる(各年10月1日現在)。厚生労働省の施設等機関(内閣府や国の行政機関[省・委員会・庁]に設置される、試験研究機関・検査検定機関・文教研修施設・医療更生施設・矯正収容施設、及び作業施設等の総称で)である国立社会保障・人口問題研究所(人口研究・社会保障研究は元より、人口・経済・社会保障の相互関連についての調査研究を通じて、福祉国家に関する研究と行政を橋渡しし、国民の福祉の向上に寄与することを目的としている)の推計によると、今後は2010(平成22)年の約13%から、2050年には約9.7%と、10%を割込み、2060年には約9.1%まで低下することが見込まれている。日本国政府の中枢的な統計機関として、国勢調査を始めとする国の基本的な統計の作成を担当している、総務省の内部部局(府省庁内の本体部分を構成する組織)の1つ、総務省統計局の人口推計によると、2017(平成29)年4月1日現在(概算値)のこどもの数(15歳未満の人口)は、約1,571万名で、1982(昭和57)年から35年間連続して減少し続けており、過去最低となった。総人口に占める割合は、約12.4%である。なお、国際デーの1つで、1954(昭和29)年の国際連合総会で、子ども達の相互理解と福祉を増進させることを目的として制定された「世界こどもの日(Universal Children’S Day)」は、各国政府が適当と考える日を「世界こどもの日」に選んで記念するよう提案されており、日本では、1959(昭和34)年に「児童の権利に関する宣言」が、1989(平成元)年に「児童の権利に関する条約(平成6年条約第2号)」が採択された、11月20日を当てている。 
ボーイ・デー/ボーイズデー。
第二次世界大戦後、1946(昭和21)年から1948(昭和23)年までの3年間は、この日が男の子の節句であることから、「ボーイ・デー」と呼ばれた。1949(昭和24)年からは「こどもの日」に引継がれた。因みに、太平洋中央部の洋上に位置するアメリカ合衆国のハワイにも「ボーイズデー」があり、「タンゴの節句」とも呼ばれている。日本からのハワイへの移民が、「ボーイズデー」を受継いだようで、家では男の子の数だけ鯉のぼりを飾る。鯉のぼりは強さと力を意味し、男の子は、勇気を持ち、目標を達成するように、と願ったものとされる。また、「ボーイズデー」は、ハワイのフェスティバルとしても祝われ、男の子は鯉の凧を作り色を付けたり、家族揃って日本食を食べる慣わしがあるという。なお、子どもの権利を尊重し、成長を祝うこと等を目的にした記念日、子どもの日は、1925(大正14)年8月、スイス西部のジュネーブで開かれた子どもの福祉世界会議で制定された「国際こどもの日(International Children's Day)」(6月1日)や、1954(昭和29)年の国際連合総会で制定された「世界こどもの日(Universal Children's Day)」(11月20日)を始め、多くの国・地域で祝日が制定されているが、ハワイ以外のアメリカ合衆国では、子どもの日を特に制定していない。但し、アメリカ合衆国に発祥するプロテスタント教会(カトリック教会、又は西方教会から分離し、特に[広義の]福音主義[聖書の伝える福音に信仰の中心を置く立場]を理念とするキリスト教諸教派)の行事で、6月第2日曜日に行なわれる「花の日」は、アメリカ合衆国等では「子どもの日(Children's Day)」等の名で呼ばれている行事であり、子ども達が花を持寄って、教会堂を飾付けて礼拝を行ない、また、その花を持って病人等を慰問する。日本へは、明治時代中期に移入され、「花の日」は夏の季語になっている。日本の多くのキリスト教主義学校(ミッションスクール)で、「花の日礼拝」「花の日訪問」が行なわれている。
児童福祉週間。
日本の児童福祉の理念の周知を図ると共に、国民の児童に対する認識を深めるための週間。元々は、各地の福祉団体が5月初頭に「兒童福祉週間」「兒童愛護週間」等として実施していた活動について、厚生省(現在の厚生労働省の前身の1つ)が、「児童福祉法(昭和22年12月12日法律第164号)」の周知を目的として、1948(昭和23)年から「児童福祉週間」として実施したものである。毎年、5月5日から5月11日までで、こどもの日を初日とした1週間である。期間中は、児童福祉に因んだ行事が行なわれる他、一部の子ども向け施設で、子どもの入場料について無料、又は割引料金を適用している。