5月4日 記念日 その1 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

西暦(グレゴリオ暦)AD2024年 令和6年 平成36年 
昭和99年 大正113年 明治157年 皇紀2684年 干支 甲辰(きのえ たつ)
第1土曜日 旧暦  3月26日、仏滅(戊辰)、月齢 25.4  
グレゴリオ暦で年始から125日目、年末まであと241日。
誕生花 ハナショウブ(花菖蒲)・ヤマツツジ。

みどりの日。
「国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)」では、「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨としている。1948(昭和23)年の「祝日法」施行以来、第124代天皇、昭和天皇の誕生日である4月29日は、国民の祝日、「天皇誕生日」とされていた。その後、1989(昭和64)年1月7日の第125代天皇、天皇明仁即位により、天皇誕生日は天皇明仁の誕生日である12月23日に改められることとなったが、ゴールデンウイークの一角を構成する祝日を廃止することによる、国民生活への影響が懸念されたことから、4月29日を「みどりの日」と改めた上で、祝日として存続させることとなった。さらに、その後には、2005(平成17)年の「祝日法」の一部改正(「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律[平成17年5月20日法律第43号]」)により、2007(平成19)年以降は「みどりの日」を5月4日に移動し、4月29日を「昭和の日」とすることとなった。「みどりの日」の名前の由来は、各界識者をメンバーとする小渕恵三官房長官(当時)の私的諮問機関「「皇位継承に伴う国民の祝日に関する法律改正に関する懇談会」において、「昭和天皇は植物に造詣が深く、自然をこよなく愛したことから『緑』に因んだ名がふさわしい」という主旨の意見が多数を占めたから、とされている。他の意見には、「科学の日」等があったとされ、いずれにしても、4月29日が休日となる由縁となった昭和天皇の、博識であった面に因んだ名前となっている。2007(平成19)年以降、「みどりの日」には国公立公園の無料開放を行なう他、国民が自然に親しむための各種行事等を各地で実施することになっている。なお、「みどりの日の趣旨を広く普及し、緑豊かな自然と国土の形成及び国民生活の向上に資すること」を目的とする「みどりの週間」は、1989(平成元)年の「祝日法」の一部改正(「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律[平成元年2月17日法律第5号]」)により、国民の祝日として「みどりの日」が制定されたことに伴ない、1989(平成元)年4月18日の閣議了解によって、「みどりの日」を最終日とする1「みどりの日」の改正(5月4日への移動)に伴ない、「みどりの週間」を廃止し、代わりに「みどりの月間」を創設することが、2006(平成18)年8月8日に閣議決定された。「みどりの月間」は、「みどりの日」についての国民の関心と理解を一層促進し、「みどり」についての国民の造詣を深めるための月間で、期間は、毎年4月15日から5月14日までとなっている。「みどりの月間」創設の閣議決定によって、2007(平成19)年から実施されている。この期間中は「みどりの式典」を開催する他、地方公共団体、及び一般の協力を得て、「みどり」に関する各種行事等を全国的に実施することとされている。2007(平成19)年以降、「みどりの日」には、国公立公園の無料開放を行なう他、国民が自然に親しむための各種行事等を、各地で実施することになっている。また、この日には、普段は青色で印刷される毎日新聞の題字が緑色になる。但し、祝日であるため、夕刊は休む。1991(平成3)年から、「みどりの日」(現在の「昭和の日」)に因んで、名称を「グリーンレガッタ」とする、伝統のボート四大学対抗戦(中央大学・法政大学・日本体育大学・東京経済大学 - 定期戦)が、戸田漕艇場(埼玉県戸田市の戸田公園内にあるボート競技コース)で実施される。早稲田大学対慶應義塾大学のレガッタ(原動機のない船を使った、複数の人数によるボート競技)、早慶レガッタ程ではないが、各大学の応援合戦もあり、華やかである。みどりの学術賞は、日本国内において、植物、森林、緑地、造園、自然保護等に係る研究、技術の開発その他、「みどり」に関する学術上の顕著な功績のあった個人に対して、内閣総理大臣より贈られる表彰で、内閣総理大臣賞(日本の国内において、様々な分野で顕著な活躍、或いは成果を挙げた個人、又は団体に対し、内閣総理大臣の名により授与する賞)の1つである。2006(平成18)年8月8日の閣議決定により、賞の創設が決まった。翌2007(平成18)年4月29日 (当時のみどりの日) に「みどりの式典」が開催され、葉緑体等の研究実績のある植物分子生物学者・植物分子遺伝学者の杉浦昌弘 (名古屋大学名誉教授)、森林生態研究に実績のある森林生態学者の中静透 (東北大学大学院生命科学研究科教授)が受賞した。
国民の休日。
国民の休日は、「国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)」第3条第3項で定められた休日の通称である。5月上旬における飛石連休の解消・改善を望む当時の世論に応える形で、1985(昭和60)年12月27日に「祝日法」が一部改正されて(「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律[昭和60年12月27日法律第103号]」)誕生した。5月4日を念頭に置いたものであるが、5月4日固定ではなく、祝日と祝日に挟まれた平日を休日にするという改正であった。これにより、1986(昭和61)年以降、5月3日の憲法記念日と、5月5日のこどもの日に挟まれる5月4日は、日曜日や振替休日とならなくても、飛び石とならずに毎年休日扱いとなった。1986(昭和61)年の5月4日は日曜日、1987(昭和62)年は、憲法記念日の振替休日であったため、第1回の「国民の休日」は1988(昭和63)年となった。また、「国民の休日」が誕生する経緯となった5月4日は、正式な祝日への昇格に伴ない、「国民の休日」としては事実上、2006(平成18)年が最後となった。なお、憲法記念日等、固有の名称を持つ休日が「祝日法」の第2条で「国民の祝日(祝日)」という総称の下、羅列的に規定されているのに対し、この「国民の休日」は、第3条第2項による「振替休日」と同様に、「国民の祝日」と区別して規定されている。なお、「振替休日」は、『「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする』と規定されている。条文では、続く第3条第3項で、『その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする』として、「国民の休日」が定められている。国民の休日は正式には祝日ではないが、実務上は祝日の一種とすることがある。例えば、「祝日は休業」という場合は、国民の休日も休業であるケースが多い。2001(平成13)年の「国民の祝日に関する法律(祝日法)」改正(ハッピーマンデー制度、「国民の祝日に関する法律及び老人福祉法の一部を改正する法律[平成13年6月22日法律第59号]」)により、2003(平成15)年以降、敬老の日が9月15日から9月第3月曜日になった。これにより、2009(平成21)年の敬老の日は9月21日(月曜日)となった。そして、同年の秋分が天文計算上9月23日(水曜日)となり、同日が秋分の日となる。そのため、両日に挟まれた9月22日(火曜日)が、5月4日以外では初めての「国民の休日」となった。元々は5月の飛び石連休対策に作られた休日であったが、ハッピーマンデー制度と相まって、国民の休日による影響として注目された。このケースは、2015(平成21)年にも発生している。ゴールデンウィークについても、2019(平成31/令和元)年には、2019(令和元)年5月1日が「天皇の即位の日」として、この年に限って祝日扱いの休日となり、2019(平成31)年4月30日と2019(令和元)年5月2日が国民の休日になり、空前の大型連休、10連休が実現することとなった。