5月3日 できごと その2 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

1962年 - 三河島事故。東京都荒川区西日暮里にある国鉄(日本国有鉄道、現在の東日本旅客鉄道[JR東日本])常磐線三河島駅構内で、脱線した田端操車場発水戸行の貨物列車(45両編成)に、6両編成と9両編成の上下2本の電車が衝突して脱線する。9両編成電車は、先頭車が粉砕され、2両目以降は高架下の倉庫に転落して大破。また、6両編成電車の1両目と2両目も、原形を留めない状態となる。この結果、線路を歩いていてはねられた6両編成電車の乗客と、9両編成電車の乗客と運転士の合計160名が死亡し、325名の重軽傷者を出す大惨事となる。最初の貨物列車の脱線の原因は、機関士の信号現示の誤認とされる。この事故を機に、自動列車停止装置(ATS)が、計画を前倒しにする形で国鉄(日本国有鉄道)全線に設置されることになり、1966年までに一応の整備を完了する。国鉄(日本国有鉄道)は、この事故をきっかけに、保有するプロ野球球団、国鉄スワローズをフジサンケイグループに売却することになる。また、この事故により、「三河島」という地名が全国にマイナスイメージとして持たれるようになったため、1968年の住居表示施行を機に、一帯の「三河島町」という町名が消滅した、とする説もあるが、これは「俗説」「都市伝説」ともされる。 
1970年 - 言論出版妨害事件: 宗教法人、創価学会の池田大作会長が、創価学会と公明党の分離を本部総会で表明する。 
1973年 - アメリカ合衆国中西部、イリノイ州シカゴに、当時世界一の高さのビルであった『シアーズ・タワー(現:ウィリス・タワー)』が完成。『ウィリス・タワー』は、2013年に アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区にある超高層ビル『1 ワールドトレードセンター』にその座を明渡すまで、アメリカで最高層のビルであったが、現在では、アメリカで2番目に高い超高層ビルである。屋根部分の高さは442.3m(アンテナを含むと527.3m)、地上110階、地下3階建てで、103階には展望室「スカイデッキ・シカゴ」があり、エレベーターに乗れば、1分足らずで360度の大パノラマを楽しむことができる。 
1974年 - 漫画等を発行している出版社、白泉社(大手総合出版社の集英社から枝分かれする形で設立されている)が、少女漫画雑誌『花とゆめ』を創刊。月刊誌として創刊された当初は、『別冊マーガレット』(集英社)を中心に執筆していた作家が活動している。この創刊初期を支え、その後も執筆の場を他誌に移して活動を続けている漫画家は多い。また、1970年代にそれまでにないジャンルの作品が描かれ、少女漫画の世界を一気に広げている。現在も、月2回発行の少女漫画雑誌として、約86,000部余り(2021年1月 - 3月時点)の発行部数を維持しており、これは月2回刊少女漫画雑誌の発行部数トップである。
1975年 - アメリカ海軍の航空母艦(空母)『ニミッツ』が就役。『ニミッツ』は、世界で初めて量産された原子力航空母艦(空母)、ニミッツ級航空母艦(空母)のネームシップである。艦名は、チェスター・ニミッツ海軍元帥(元太平洋艦隊司令長官、元海軍作戦部長)に因んで命名される。満載排水量100,020t、全長333.0m、全幅76.8mで、搭載機は90機。アメリカの長編SF映画『ファイナル・カウントダウン』に登場したことで有名である。『ファイナル・カウントダウン』は、太平洋中央部の洋上に位置するハワイ沖を航行する航空母艦(空母)『ニミッツ』が、奇妙な竜巻に呑込まれ、日本の航空母艦(空母)6隻から発進した航空機が、ハワイ諸島のオアフ島真珠湾に停泊していた、アメリカ太平洋艦隊の戦艦群を壊滅させた真珠湾攻撃の前日にタイムスリップするストーリーとなっている。2009年に、神奈川県横須賀市にある在日アメリカ海軍の基地、横須賀基地へ寄港した際、乗組員のボランティアによる横須賀三笠公園の記念館三笠の清掃・塗装が行なわれている。これは、『ニミッツ』の名前の由来であるチェスター・ニミッツ海軍元帥が、太平洋戦争(第二次世界大戦対米英戦)後に荒廃していた戦艦『三笠』の復興に貢献したことに因んでいる。なお、ニミッツ級航空母艦(空母)は、40年以上の期間を掛けて、順次に改正されつつ全10隻が建造されており、就役期間が長く、工法や設計の変更も行なわれてきたため、小分類として、4番艦以降をセオドア・ルーズベルト級、9番艦以降をロナルド・レーガン級と呼ぶこともある。ニミッツ級航空母艦(空母)の船体設計を基礎として建造され、最新技術を投入した次世代航空母艦(空母)、ジェラルド・R・フォード級航空母艦(空母)は、2017年以降に就役が開始され、1番艦『ジェラルド・R・フォード』は、2017年7月22日に就役している。2024年以降の就役が予定されているジェラルド・R・フォード級航空母艦(空母)の2番艦『ジョン・F・ケネディ』は、『ニミッツ』の後継艦となる。『ニミッツ』の退役予定時期については当初、2025年とされたが、その後延期され、2023年末の時点では、2026年の退役予定となっている。 
1878年 - アメリカ合衆国を代表するコンピュータ企業であった『ディジタル・イクイップメント・コーポレーション』(1998年にアメリカ合衆国のパーソナルコンピュータメーカー、コンパックに買収され、そのコンパックは、2001年にアメリカ合衆国のコンピュータ関連企業、ヒューレット・パッカードに買収されている)が、世界で初めてスパムメール(受信者の意向を無視して、無差別かつ大量に一括して送信される電子メール)を送信する。 
1987年 - 赤報隊事件。兵庫県西宮市にある朝日新聞社阪神支局が襲撃される。記者1名が死亡し、記者1名が重傷を負う。現在においても、犯人の特定や逮捕には至っておらず、2003年に全ての事件が公訴時効を迎え、未解決事件となっている。但し、兵庫県警察は捜査一課、西宮警察署に連絡要員を置き、時効後も真相解明を目指している。 
2000年 - 西鉄バスジャック事件。17歳の少年が、佐賀第二合同庁舎(佐賀市)発西鉄天神バスセンター(福岡市中央区)行きの西日本鉄道(西鉄)の高速バスを、九州自動車道太宰府インターチェンジ(福岡県太宰府市と大野城市に跨る地域に所在)付近で乗っ取り、山口県の山陽自動車道に達するまでに乗客3名に切付け、女性1名が死亡、2名が負傷する。事件発生から約15時間半後、広島県東広島市高屋町に所在する小谷サービスエリアで警官隊が突入し、犯人の少年は逮捕される。日本のバスジャック事件において、人質が死亡した初めての事件となる。 
2006年 - アルマビア航空967便墜落事故。東ヨーロッパに位置するアルメニアの首都、エレバンにあるズヴァルトノッツ国際空港を離陸し、ロシア南部にある黒海(ヨーロッパとアジアの間にある内海)沿岸の都市、ソチにあるソチ国際空港に向かっていたアルマビア航空(アルメニアの航空会社で、2013年に消滅)967便エアバスA320機が、黒海の沖合に墜落。乗客105名、乗員8名の計113名全員が死亡する。事故原因は、操縦乗員が悪天候で神経質になり、致命的なパイロットミスを犯したものとされる。 
2006年 - 2006年トンガ地震。南太平洋中部の洋上に位置するトンガで海溝型地震(海溝沿いのプレート間地震)が発生。規模はモーメントマグニチュード(Mw)8.0であったが、確認された負傷者は1名で、津波も発生したが、特に大きな被害は出ていない。 
2018年 - 太平洋中央部の洋上に位置するハワイ島の活火山、キラウエア火山が噴火。ハワイ島南西部のレイラニ地区に亀裂が起き、溶岩流が発生する。穏やかな噴火で知られるキラウエア火山であるが、1983年以来、ほぼ連続的に噴火し続けており、溶岩流の向かう方向によっては、溶岩が集落を呑込み、壊滅させることもある。2018年の噴火では、カポホというハワイ島東部の集落が、溶岩流によって消滅したが、この2018年の噴火で、キラウエア火山での溶岩の流出は一旦停止している。