5月2日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
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柴犬ハルがお伝えします

交通広告の日。
1989(平成元)年に、交通広告媒体の提供者として、共通のルールを作る等の活動を通じて、交通広告の健全な発展に寄与することを目的として設立された、関東地区の鉄道事業者11社局と、そのハウスエージェンシー(広告主専属の広告代理業)で構成する任意団体、関東交通広告協議会が1993(平成5)年に、5月2日の「5」と「2」を、「交通(こう[5]つう[2]))」と語呂合せして制定。交通広告とは、電車・バス・駅等に貼られるポスター等の広告のことである。日本では、駅・空港・バス停等、公共交通機関の付帯施設に掲出されるものも含めて、交通広告という場合が多い。日本やスイスのように鉄道網が発達している国では、この比率が高い。ラッピング広告は、バス、鉄道車両、航空機、建物等に、商品広告を塗装する、又は、商品広告のフィルムを貼り付ける、広告手法の1つである。ラッピングとは「包む」の意味であり、車体・機体・建物の全体、又は、大部分を商品広告に用いることを指し、車体・機体・建物の一部分のみを商品広告に用いる場合は、ラッピング広告とは言わない。狭義では、公共交通機関のバス・鉄道車両・航空機の全体、又は、大部分に商品広告を塗装又は貼付けるものを指す。公共交通機関は、多数の乗客が利用するものであり、概ね1日中運行していることから通行人の目にも止まり易く、特に、人口密集地の都市部では、大きな広告効果が期待できる。日本においては公共交通機関、特に、公営の公共交通機関は運賃値上げが容易ではなく、収支が悪化し赤字経営となっているものが少なくない。そこで、これらの車両にラッピング広告を施して収益源にする手法が、日本国外で既に実施されていたことから、日本においても、同様の広告を実施することが議論されてきた。経済的な効果が大きい広告手法として注目されたのは、2000(平成12)年に東京都交通局(東京都営バス)で導入されたものからである。その後、横浜、川崎、千葉、名古屋、大阪、神戸、福岡等の大都市の公営・民営の公共交通機関でも実施されるようになった。また、1990年代後半から航空会社が、機体に他社の広告・有名キャラクターを使用した自社広告を施す例が増加した。航空機は、飛行中は広告効果がないが、むしろ「○○の塗装の飛行機に乗りたい」という需要を喚起し、航空会社にとってのメリットも増加するのが特徴である。当初の全面広告は塗装によるものであり、施工や変更・復元に多大な手間を要するため、短期間の広告には不向きであった。また、デザインにおいても制約が大きかった。それに代わって、1990年代中頃からは、フィルムを使う方法が普及している。まず、予め粘着フィルムに広告を印刷し、そのフィルムを車体に貼付ける。その際、フィルムは部分的に切取る等し、ドア等の可動部を支障したり、エンジン放熱用の穴を塞いだりすることがないように処理する。側面や後部の窓も、メッシュ状のフィルムを使用することで、車内からの視界を損なわずに装飾に使うことが可能になっている。塗装に比べて施工や契約終了後の撤去作業が容易であるため、イベントや新製品等の短期間の広告にも向く。電車の天井から吊るす広告は「中吊り(なかづり)」と呼ばれ、明治時代には始まっていた。窓の上の幕板部のものは「額面(がくめん)」や「窓上(まどうえ)」等と慣例的に呼ばれる。一般的に、中吊り広告の方が掲出料は高い。東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流一般形電車で、東京都区内で環状運転を行なう近距離電車の運転系統、山手線への投入を目的として製造されたE235系電車では、当初、窓上部、及び妻上部にデジタルサイネージ(表示と通信にデジタル技術を活用して、平面ディスプレイやプロジェクタ等によって、映像や文字を表示する情報・広告媒体)を配置し、側天井の中吊り広告を廃止すると発表していたが、広告会社からの要望や需要もあって方針を転換し、一部は存続させることになった。
カルシウムの日。
大阪市都島区東野田町に本社を置く、日本初のカルシウム錠剤を開発した製薬会社、ワダカルシウム製薬株式会社が制定。丈夫な骨をつくるために欠かせない「カルシウム」を摂ることの大切さを、多くの人に知ってもらうことが目的。日付は、5月2日の「5」と「2」で、「骨(ほね、こ[5]つ[2、two])」と読む語呂合わせから。ワダカルシウム製薬株式会社は、創業から今日まで発売され続けているカルシウム剤「ワダカルシューム錠」の製造販売元として、その名を知られる。また、創業当初から、一貫して関西を地盤としていたが、2008(平成20)年に、大阪市中央区農人橋に本社を置く、医薬品・衛生用品の製造・販売や日用品の卸事業を手掛ける企業、ピップ株式会社の子会社になったことで、関西以外の地域への営業も、徐々に強まっている。過去には、植物性鎮静剤「山鹿子(さんろくし)」といった薬品も取扱っていたが、現在は製造中止になっており、かつてのように、創業当時の原点に立返り、骨とカルシウムの分野に一貫して重点を置きつつ、医薬品の他に、健康食品の製造販売も行なっている。「ワダカルシューム錠」は、骨がもろくなるのを防ぎ、骨や歯の発育を促すカルシウム剤である。妊娠・授乳期・発育期・老年期の人のカルシウム補給に適している。15錠(成人1日量)で645mgのカルシウムが摂れる。飲み易い小さな錠剤(直径7mm)で、子どもから年配の人まで服用できる。「ワダカルシューム錠」が発売されたのは、100年以上前の1911(明治44)年のことである。現在のワダカルシウム製薬の前身であり、大阪・道修町(現在の大阪市中央区道修町で、製薬会社等が軒を連ねる「くすりの町」として知られる)に1856(安政3)年に創業した和漢薬問屋、和田卯助商店の三代目和田卯助が開発した、日本で最初のカルシウム錠剤であった。現在では、骨を丈夫に保つだけではなく、筋肉や血管の収縮に関与し、神経伝達を安定させる等、人間の生命維持に不可欠なミネラルとして知られているカルシウムであるが、開発当時は、一部の先見の明のある人間にしか注目されていなかった。当時、不治の病とも言われた結核に苦しむ人々を救いたい、との想いで「ワダカルシューム錠」の開発に挑んだ。そして、現在の大阪駅近くに製剤工場を建設し、「ワダカルシューム錠」の本格的な生産に乗出し、1921(大正10)年から、「健康増進・結核予防」のキャッチフレーズで、積極的に新聞や雑誌に広告を掲載したが、当初は全く売れなかった。その後、1935(昭和10)年から婦人雑誌や新聞に、「安産のために」というキャッチフレーズの広告の掲載を始めた。出産にはまだ、常に危険が伴なった時代、「ワダカルシューム錠」は命懸けで出産に臨む妊婦に支持され、爆発的に売れるようになった。和田卯助は、1952(昭和27)年にこの世を去ったが、和田卯助が生み出した「ワダカルシューム錠」は、2011(平成23)年に製造100周年を迎え、その死後70年近くが過ぎた現在も、カルシウム剤のブランドとして人々に親しまれている。
コツコツが勝つコツの日。
東京都新宿区西新宿に本社を置く、不動産の売買や仲介等を手掛ける企業、株式会社日本財託が制定。「愚直に謙虚に働き、感謝の心を忘れない」という、株式会社日本財託が最も大事にする価値観を表現したスローガン、「コツコツが勝つコツ」の言葉を、社内外の多くの人に知ってもらうことが目的。日付は、5月2日の「5」と「2」で、「こ(5)つ(2、two)」と読む語呂合わせから。なお、「コツコツが勝つコツ」は、株式会社日本財託により商標登録されている。株式会社日本財託の社章は、「まめマーク」である。「愚直に謙虚に働き、感謝の気持ちを忘れない」という想い、そして、「まめまめしくまめに努める」という想いを、社章の豆のマークに込めている。また、社名の「日本財託」には、日本の財産を託されるものとして、「誇りと使命感を持って社会に貢献する」という想いが込められている。日本財託グループでは、一室一室に真心を込めた、安心安全な管理、ホスピタリティを追求した対応を、社内外に広く知ってもらおうと、1月25日の「1」と{25」を、「一(1)室入魂(にゅうこん[25])」と読む語呂合わせから、1月25日を「一室入魂の日」に制定している。  
国府津(こうづ)の日。
神奈川県小田原市の東部にある国府津地区の商店街、国府津商工振興会が制定。日付は、5月2日の「5」と「2」で、「国府津(こ[5]うづ[2、two])」と読む語呂合わせから。国府津は、古くから開かれた歴史のある地域で、由緒ある神社仏閣も多く、明治から昭和にかけては交通の要衝として栄えた。相模湾に面する温暖な気候からみかん畑が多く、東海道本線と御殿場線が乗入れている東日本旅客鉄道(JR東日本)、東海旅客鉄道(JR東海)の国府津駅は、「みかんの花咲く丘」が発車のメロディー。記念日の制定には、国府津という名が全国に知られるように、との願いが込められている。日本を代表する童謡の名作の1つとして知られる「みかんの花咲く丘」の作詞は、静岡県富士市出身の作詞家、加藤省吾、作曲は、童謡作曲家の海沼實で、1946(昭和21)年8月25日に発表された。「戦後生まれの童謡の中では最大のヒット曲」とも称される。この歌は、海沼實が伊東駅行きの列車の中で、車窓のみかん畑を見ながら作曲した。作曲の翌日のラジオ放送では、当時12歳で人気絶頂の童謡歌手、川田正子はまだ歌詞を覚えておらず、海沼實が名刺の裏に書いた歌詞を見ながら歌う、という慌ただしさであったが、歌は日本全国に大反響を呼んだ。