宇宙戦艦ヤマト2205、登場勢力・登場天体、その12 ( 週刊BBY-01 第451号 ) | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

ガミラスの劇中での描写(リメイクシリーズ)、続き

『宇宙戦艦ヤマト2199』第8話劇中において、ガミラス帝国建国千年、及び、デスラー紀元103年を迎えた。大小マゼラン銀河の統一を成遂げた後、天の川銀河へも進出している。西暦2191年には、太陽系への進撃を経て地球と全面戦争になるが、技術力と物量の差で戦局は優位に推移し、地球を滅亡まで後1年に追込む。併合を続ける一方で、交戦中の星間国家もあり、小マゼラン銀河外縁部へ侵入しているガトランティスと攻防を繰広げている(他の星間国家との交戦については不明)。貴族社会の復権を目論む中央軍総監ヘルム・ゼーリック国家元帥の一党の暗躍や、親衛隊の過激な弾圧行為、それに反発する穏健派との対立や、臣民の反政府活動等、政権としては限界が近付いている。第23話において、アベルト・デスラーがイスカンダルとの大統合計画を実行に移し、帝都バレラスごと腐敗した現体制を破壊して、空間機動要塞都市「第二バレラス」を新たなる帝都とし、イスカンダルへの遷都をもくろむ。しかし、宇宙戦艦ヤマトや森雪、B特殊戦群第442特務小隊員、ノラン・オシェット伍長の活動によってバレラス破壊は防がれ、逆に、第二バレラスは波動コアの暴走により爆発・崩壊する。大統合は失敗に終わり、アベルト・デスラーも公的には死亡したと発表され、アベルト・デスラーによる独裁政権は終焉を迎える。その後、穏健派が政権を握り、副総統レドフ・ヒスを臨時首班として再出発する。なお、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』では、地球が移住先候補の1つであったことや、第二バレラスの一件は、イスカンダルから環境再生システム「コスモリバースシステム」を強奪しようとする軍の強硬派を粛正する目的があった、という設定が追加された。
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』では、宇宙戦艦ヤマトの帰還によって復興を遂げつつある地球と和平条約を締結しており、月面に構えた大使館には、地球大使としてローレン・バレルを駐在させている。また、戦時中にガミラスが開拓して、和平後は地球連邦の管理下となった第十一番惑星では、地球人とガミラス人の入植者が共に暮らしている。政治は民主体制へ移行しつつあるが、デスラー政権の強権を失ったことで、植民星の独立運動が活発化しており、ガミラス内部でも、旧デスラー政権への復古派や、それ以前の大公国時代への復古を目指す勢力が跋扈する等、混迷を極めている。劇中では、それらの一党である反乱軍「反ガミラス統治破壊解放軍」が武力闘争を繰広げている他、外伝小説、及び小説版第1巻では、「反ガミラス統治破壊解放軍」が、地球の「反地ガ安保連合委員会」という反政府組織に支援されていることが描かれている。このような状態にあるため、地球政府と裏取引を行ない、持余した植民星を、「時間断層」(コスモリバースシステムによる再生の副作用として、地球に生じた空間で、時間の流れが外の10倍[外部の1日が内部の10日に相当]になっている)の使用権を得る見返りとして割譲している。
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』では、民主政府が本格始動しており、レドフ・ヒスが首相に就いている。民主政府は、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の最終話から少し前の時期に、アベルト・デスラーからの接触を受け、ガミラス星の寿命問題についての情報を共有し、協力関係を築く。各方面へ移住可能惑星を探す探査艦隊が派遣され、アベルト・デスラーもその一翼を担った。そして、2205年にデスラー艦隊がガルマン星という移住可能惑星を発見し、支配していたボラー連邦を武力を以て放逐。移住先を確保したことにより、移民計画が本格始動することになる。しかし、ボラー連邦との軋轢、国民の反発や護衛艦の不足により、遅々として進まない移民等、多くの問題要素を抱えている。その最中、デザリアムと名乗る勢力がガミラス星を破壊し、巻添えで総人口の7割が失われてしまう。