4月23日 記念日 その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

消防車の日。 
大阪市中央区道修町に本社を置く、消防車のトップメーカーとして、国内シェア約5割を誇る企業、株式会社モリタを中核子会社とするグループの持株会社、株式会社モリタホールディングスが制定した日。日付は、1907(明治40)年に株式会社モリタが創立した日に因んでいる。安全な社会を築くために欠くことのできない消防車を生産し続けてきた、誇りと信頼の1つの証となる日、としている。消防車は、火災、その他災害に際して、その鎮圧や防御を行なう際に使用される、特殊な装備を持つ自動車である。日本では、赤色に塗られた(「道路運送車両法[昭和26年6月1日法律第185号]」に基づく)特種用途自動車(定められた特種な用途に応じた設備を有する自動車)の1つで、用途の関係から、緊急自動車(人命救助や火災対応等、何らかの理由で急を要する業務に利用される自動車)の1つに指定されている。消防車は主に、各地の消防本部や消防団で保有している他、化学工業系の企業、空港、石油化学コンビナート等、危険物保有施設に置かれる自衛消防組織、自衛防災組織、原子力防災組織が保有している。また、皇宮警察本部や国会議事堂の衛視も消防業務を行なっているため、消防車を保有している。あらゆる事態に対応するために、エンジンを後方に積んだ車輌、キャビンが大きく前にせり出した特殊なシャーシを持つ車輌、クレーン車をベースとする車輌等、外見上の特徴が強烈な車輌が多い。一般的な概念では、通常火災に対応して出動するポンプ車や、小型動力ポンプ積載車、はしご車等が 「消防車」 と呼ばれる。なお、サイレンの音は製造メーカーや地域によって異なる。通常は消防車と言えば、揚水・放水機能を持つポンプ車を指す。ホース、吸管、小型の3連はしご、ホースカー(一部のみ)等を装備する。小型動力ポンプ積載車は、通常「積載車」と呼ばれ、単に自動車と言えば、「消防ポンプ自動車」の方を指す。 大多数の市町村では、この小型動力ポンプ積載車が 消防団の 主力装備となっており、消防本部が有する全ての消防車の数よりも台数が多い。一般的には3t級の車両が多いが、活動する地域の道路幅等の地理的条件を考慮して、小回りが利く軽自動車を改造したタイプの車両等もある。はしご車は、高所の消火及び救助に使用される。日本では、最低10mから最大50m(規格地上高50.3m)の高さまで届くものもある。メーカーによってラインナップは異なる。はしごが長くなるにつれ車体が大きくなり、道が狭いところには小さなはしご車しか進入できない。市レベルの自治体では、平均で30mから40mのものが広く配備されている。また、高層ビル・マンションのある地域は40mから50m級が、道の狭い地域や小規模のニュータウンを管轄する地域には10mから20mのタイプが配備されている。はしごの角度は仰角のみではなく、俯角、即ち、斜め下方向にはしごを伸ばす機能を有するものもあり、例えば、水難事故等で、はしご車の部署した位置よりも低い位置に要救助者がいる場合に有効である。はしご部分には、人を乗せる機構として、バスケットやリフターが設けられている。リフターは、はしご部分を上下するリフトであり、はしごを目的とする位置に一度セットすれば、連続的に消防隊員を送込んだり、要救助者を救出することができる。バスケットは、はしご先端部に付けられた籠であり、2名から3名乗りが標準的である。消防隊員の搭乗や活動のし易さ、要救助者の安心感はあるが、人員の乗降りには、毎回、はしごを縮めて、はしご先端のバスケットを地上まで動かす必要があり、非効率な面もある。最近では、バスケットとリフターを併設するはしご車もある。最近、先端屈折機構を有するはしご車がメーカー各社から発売された。はしごの先端部分、バスケットの手前数mの位置ではしごが屈折することにより、電線等の障害物を避けて、はしごを目的とする位置に接近させることができる。はしごの部分が、横から見て、「へ」の字型に変形すると考えるとイメージし易い。また、この他に、はしごを屈折させる屈折はしご車(シュノーケル車。標準型、Σ型、先端屈折型)、はしごではなく、先端に放水銃と窓ガラス破砕用クラッシャーを装備して、隊員が近付けない場所への放水が可能な屈折放水塔車(スクアート車)があり、ダブルキャブ車をベースとすることが多い。これらの車両は、高所放水車とも呼ばれる。屈折放水塔車は、2011(平成23)年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による地震動と津波の影響により、東京電力の福島第一原子力発電所で発生した炉心溶融(メルトダウンとも呼ばれる、原子炉中の燃料集合体が、炉心を構成する制御棒やステンレススチール製の支持構造物等をも含めて、核燃料の過熱により融解すること)等、一連の放射性物質の放出を伴なった原子力事故、福島第一原子力発電所事故で、東京消防庁による使用済み核燃料プールへの放水活動に使用され活躍した。近年は、高所放水車の機能と大型化学消防車の機能を併せ持つ大型化学高所放水車も登場している。大型化学高所放水車は、高所放水車をシングルキャブ(2人乗りタイプ)車にして、化学消防車の機能を搭載するスペースを確保していることが多い。石油コンビナート火災に対応する大型化学車、泡原液搬送車、高所放水車(屈折放水塔車等)の3台が、纏めて化学車3点セットと呼ばれてきたが、大型化学車と高所放水車の機能が1つになったことにより、大型化学高所放水車と泡原液搬送車の2点セット運用が可能となり、人員が限られる地方の自治体消防への導入も期待される。近年では、モリタ社製のはしご車が目立つようになってきた。モリタからは、先端が屈折するタイプの「先端屈折式はしご車」が登場し、障害物を避けて上からに接近することが可能な他、水難事故等で、はしご車の位置よりも低い位置にいる要救助者の救助も可能とした。消防車は、サイレン、及び拡声器を装備する。サイレンの音は、火災の現場に急行する場合には「ウー カンカンカン!!」とサイレンと鐘の音を鳴らし、救助等、火災以外の現場に急行する場合には「ウー ウー!!」とサイレンだけを鳴らすことが一般的である。これは、「ウー」という音のサイレン、モーターサイレンと、半鐘(釣鐘の小さいもので、本来は寺院や陣中[戦場]等の合図に用いられていたが、江戸時代から火の見櫓に吊るし、火災・洪水・盗賊等の非常時に鳴らすようになった)を併用していた名残である。因みに、日本の消防車は赤い塗装であるが、これは、1911(明治44)年に大阪市が輸入した消防車が赤色であったため、とされる。1951(昭和26)年制定の「道路運送車両法(昭和26年6月1日法律第185号)」保安基準第49条第2項によって、消防自動車は朱色であることが法律上定められた。日本以外においても、消防車に赤い色を採用している地域は、イギリス、フランス、スイス、オーストリア等、多いが、ドイツは赤、又は紫色を採用し、アメリカでは各消防局毎に色が異なる。なお、株式会社モリタは、消防機能と救急機能を併せ持つ、世界初の消救車も開発しており、2005(平成17)年1月7日に、その第1号車が千葉県松戸市消防局六実消防署に配備されたことから、1月7日を「消救車の日」としている他、国内の約90%のはしご車の製造・販売を行なっていることに因み、8月5日の「8」と「5」で、「は(8)しご(5)」と読む語呂合わせから、8月5日を「はしご車の日」としている。
ぐんま花の日。
群馬県と、県内の花と緑に関する26団体が2002(平成14)年に制定。この日から1週間の4月23日から4月29日までが「ぐんま花と緑の週間」であり、これらの日を中心に、群馬県前橋市にある「ぐんまフラワーパーク」を主会場として、「ぐんま花の日 県民フェスティバル」等のイベントが開催される。2015(平成27)年には、4月18日から5月6日までの期間に、「ぐんま花の日」のイベントとして、「ぐんまフラワーパーク」において、チューリップが咲き乱れる中、音楽フェスティバルを始め、フラダンスショー、キャラクターショー等を楽しむ、 「赤城山・裾野の春まつり」が開催された。