4月21日 できごと その2 | スズメの北摂三島情報局

スズメの北摂三島情報局

2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

1960年 - 南アメリカ東部に位置するブラジルの首都が、ブラジル南東部に位置するリオデジャネイロからブラジリアに遷都される。ブラジル中部に所在する標高約1,100mの高原地帯、ブラジル高原の荒涼とした未開の大地(セハード)に建設された、計画都市であるブラジリアの、ブラジル人建築家ルシオ・コスタの設計により建設されている計画都市地域は、人造湖であるパラノア湖の畔に飛行機が翼を広げた形をしており、飛行機の機首の部分に国会議事堂や行政庁舎、最高裁判所が並び、翼の部分には高層住宅や各国の大使館がある。この新首都の建設によって内陸部の開発が進んだが、その一方で、莫大な建設費はブラジルの国家財政に大きな負担となって残り、1970年代から1980年代にかけて、ブラジルを襲った経済不振とインフレーション(通貨膨張やインフレ等とも呼ばれる、物価が持続的に上昇する経済現象)の大きな原因の1つとなった、との評価もある。1987年にブラジリアは、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産(文化遺産)に登録されている。歴史的で伝統的な街並みを持つ都市が世界遺産に登録されることは多いが、建設から40年未満という近代的な都市が登録されたのは、当時としては異例のことであり、後に、世界遺産委員会の「世界遺産条約履行のための作業指針」において、20世紀建築の登録は推進されるべき分野の1つと位置付けられている。 
1961年 - 東南アジア視察で、インドシナ半島に位置するラオスに滞在していた辻政信が、この日を最後に消息を絶つ(1968年7月20日付で死亡宣告)。第二次世界大戦前には、軍事作戦指導では「作戦の神様」「軍の神様」と讃えられた陸軍軍人の辻政信は、指揮系統を無視した現場での独善的な指導等から批判があり、敗戦後の数年間を国内外で潜伏し、後には政治家に転身している。
1962年 - シアトル万国博覧会が開幕。10月21日まで。シアトル万国博覧会は、10月21日までアメリカ合衆国北西部、ワシントン州シアトルで開催された国際博覧会(パビリオンの躯体を開催国側が用意する、第2種一般博[総合的なテーマを取扱う大規模な国際博覧会で、現在の登録博])で、テーマは「宇宙時代の人類」。シアトルのシンボルタワーである高さ184mのスペースニードルは、この時に建てられる。24ヶ国が参加し、184日の会期中、約961万名が入場する。 
1964年 - ニューヨーク世界博覧会が開幕。1965年10月17日まで。1964年/1965年ニューヨーク世界博覧会は、アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州ニューヨーク市クイーンズ区のフラッシング・メドウズ・パークで開催された博覧会であるが、国際博覧会の開催について責任を持つ国際組織、博覧会国際事務局(BIE)の公認は受けていない。アメリカの企業中心の博覧会になったことから、「ビリオンダラー博覧会」とも呼ばれる。足掛け2年に亘って開催される「アメリカ史上最大規模の万博」として、参加各企業や政府によって盛んに宣伝がなされたこともあり、来場者数は約5,100万名に達したが、当初の目標であった7,000万名は下回る。 
1966年 - 欧米のアフリカ分割の最中にあって、独立を保ったアフリカ最古の独立国である、東アフリカに位置するエチオピア帝国の最後の皇帝、ハイレ・セラシエ1世が、南北アメリカ大陸に挟まれたカリブ海地域の洋上、大アンティル諸島に位置するジャマイカを訪問する(ジャマイカの労働者階級と農民を中心にして発生した、宗教的思想運動であるラスタファリ運動の記念日、グラウネーション・デー)。 
1967年 - ギリシャで陸軍によるクーデター。1974年まで存在した、ギリシャ軍事政権(ギリシャにおける軍事独裁政権)が発足する。
1975年 - 大分県中部を震源とする、マグニチュード(M)6.4の地震が発生する。大分市と熊本県阿蘇郡南阿蘇村で震度4(中震)を観測したが、震源に近い大分県大分郡庄内町(現在は、大分県由布市となっている)内山地区では、殆どの住宅が全半壊する被害となり、22名が負傷し、家屋の全半壊は151棟を数える。この地震は、2016年4月の熊本地震を発生させたものと同じく、別府-島原地溝帯にある断層による地震活動の1つと考えられている。
1977年 - ミュージカル『アニー』が、アメリカ合衆国北東部ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタンにあるブロードウェイで初演。2,377回のロングラン公演となる。『アニー』は、アメリカの漫画家、ハロルド・グレイの新聞連載漫画『小さな孤児アニー(Little Orphan Annie)』を原作として製作されたブロードウェイ・ミュージカルである。ブロードウェイでヒットするや、ツアーカンパニーが編成され、北アメリカ各地で公演が行なわれた他、世界各地で現地キャストによる公演も行なわれている。日本では1978年に、東宝(映画・演劇の製作配給・興行等の会社)により、東京都千代田区の日本生命日比谷ビルの中にある劇場『日生劇場』でミュージカルが初演されている。2014年公演で、主要登場人物の1人であるグレース役に起用された女優の生田智子は、この東宝版に子役キャストとして出演している。出演者については、毎年オーディションを実施するため、一部の役を除いて毎年顔触れが異なる。子役のキャストは、毎年9,000名を超える応募者から、書類選考・オーディションを経て28名(アニー役は2名)を選出する。選出後には、劇中でタップダンスを披露する「タップキッズ」以外の子役を、ダブルキャスト方式で「スマイル組」と「トゥモロー組」に振分けている。  
1989年 - 家庭用レジャー機器メーカー、任天堂が携帯型ゲーム機『ゲームボーイ』を発売。 
1990年 - 軍用機、軍艦、戦闘車両等の兵器を、レーダー等のセンサー類から探知され難くする軍事技術、ステルス性能を有する攻撃機(ステルス攻撃機)、ロッキード(現:ロッキード・マーティン)F-117ナイトホークが一般公開される。F-117ナイトホークは、世界初の実用的なステルス機として1981年に初飛行を行なった、アメリカ空軍の攻撃機である。レーダーから発見されにくくするため、平面で構成された独特の多面体の機体形状をしている。これにより、空気力学的に不安定な形状となっているが、操縦にコンピュータを介在させることによって安定性を確保している。このため、操縦系統は必然的にフライ・バイ・ワイヤ(航空機の操縦・飛行制御システムの1種で、直訳すると「電線による飛行」)となっている。フライ・バイ・ワイヤでは、パイロットの操作を伝える指令を、電線に流れる電気信号によって、油圧式のアクチュエータ(入力されたエネルギーを物理的運動に変換する装置)を動かして操縦翼面を操作するものである。1983年に実戦配備がスタートし、1990年までに全59機の配備が完了。しかし、その運用・維持コストの高さから、2008年4月22日をもって全機が退役する。それでも、アメリカ空軍は未だ、何らかの用途でこの機体を使用している、との情報もある。攻撃機として主に重要施設への空爆を任務としており、湾岸戦争等、幾つかの実戦で使用されている。なお、F-117ナイトホークの機体が黒いのは、夜間に飛行することで人の肉眼での視認も避けるよう、夜間飛行に特化した塗装が行なわれているためである。また、レーダー探知を極力避けるために、木材等の非金属素材が多用されている、とされる。  
2006年 - 伊豆半島東方沖地震。伊豆半島東方沖(静岡県伊東市富戸沖)を震源として火山性地震が発生。規模はマグニチュード(M)5.8、最大震度は震度4(中震)、負傷者は3名。気象庁が発表する緊急地震速報(地震発生後、大きな揺れが到達する数秒から数十秒前に、警報を発することを企図した地震早期警報システムの1つ)において、予測震度を最大震度7(激震)と、実際に観測された震度を大きく上回る震度で発表される。 
2011年 - ゲームメーカー、ソニー・コンピュータエンタテインメント(現:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)が提供するアカウント制(サービスを利用する際に、自身の情報を登録することでアクセス権を発行してもらう制度)のオンラインサービス『PlayStation Network』で、世界規模の接続障害が発生。大規模な情報流出事件である、PlayStation Network個人情報流出事件の発端となる。 
2018年 - 鹿児島県大島郡の喜界島一島を町域とする町、喜界町に在住していた、1900年生まれの長寿の女性で、生年月日に確証のある人物においては、世界最後の19世紀生まれの人物とされる田島ナビが死去し、確実な証拠のある19世紀生まれの人間は全員この世を去る。田島ナビは老衰のため、喜界町内の病院で死去する。117歳260日没。
2019年 - スリランカ連続爆破テロ事件。インド亜大陸南東沖のインド洋上に位置するスリランカの最大都市コロンボを始めとした国内の8ヶ所で、教会や高級ホテルが狙われる爆弾テロ事件が発生し、259名が死亡、500名以上が負傷する惨事となる。