4月20日 記念日 その3 | スズメの北摂三島情報局

スズメの北摂三島情報局

2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

ジャムの日。
東京都千代田区神田東松下町に所在する、全国のジャムの製造メーカー、販売企業等で構成する業界団体、日本ジャム工業組合が、創立50周年となる2015(平成27)年に制定。ジャムの美味しさや魅力を、多くの人に知ってもらうことと、ジャムの需要の喚起と消費の拡大が目的。日付は、1910(明治43)年4月20日に長野県北佐久郡三岡村(現在の長野県小諸市)の塩川伊一郎が、「苺ジャム」を第122代天皇、明治天皇に献上した、との記録があり、明治初期に始まったジャムの製造が、皇室献上品として認められたことは、日本のジャム産業の発展に大いに貢献した、との考えからこの日に。ジャムは、砂糖が水分を抱え込んでその腐敗を遅らせるという性質を利用し、フルーツの果実や果汁に、重量比10%から同量程度の砂糖や蜂蜜を加えて、加熱濃縮し、保存可能にした食品で、スプレッド類(パンやクラッカー等に塗る「塗り物」)の1つである。果実や果汁に含まれているペクチン(植物細胞を繋ぎ合わせる「セメント」の働きをしている天然の多糖類)に糖類と酸が作用して、ゼリー状に柔らかく固まる作用を利用した加工食品で、原料となる果物にペクチンが不足している場合、ペクチンを補うことでゼリー化させる。酸が不足している場合、商業生産の現場では、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸等を、家庭ではレモン果汁、酸味の強いリンゴ(紅玉等)等を加える。原料果実の風味を残すため、無加熱の超高圧下で調理し。加える砂糖の量を少なくしたものも流通している。完成した時に果実の原型が比較的保たれているものは、プレザーブ という。オレンジやレモン等の柑橘類を原料とし、果皮が含まれているものは、特にマーマレードという。非常に甘いため、そのまま食べることは少なく、パンやクラッカー等に塗って食べるのが一般的である。その他、サンドイッチの具としたり、ヨーグルトやフレッシュチーズにかけて食べたり、様々なケーキの原料とされる。一般的に使用されるフルーツには、イチゴ、アンズ、リンゴ、オレンジ、ブドウ、イチジク、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、モモ等がある。珍しいフルーツや野菜(ルバーブ、ニンジン、カボチャ等)、花弁(バラ、スミレ、ラベンダー)を使ったものも出てきており、専門店等では、30種類から40種類を揃えているところもある。なお、菓子パンの一種で、中にジャムが入っていることを特徴とするジャムパンは、ジャム入りビスケットを関連会社から陸軍に納めていた木村屋(東京都中央区銀座に本店を置く、現在の木村屋總本店)の三代目主人木村儀四郎が、これに用いていたジャムをパンにも活用したいと考え、1900(明治33)年から製造・販売した。当時、1870(明治3)年から1871(明治4)年に行なわれた,プロイセン(現在のドイツ北部からポーランド西部にかけての地域を領土とした王国)を中心とするドイツ諸邦とフランスとの戦争、普仏戦争に勝利したドイツへ留学した陸軍軍人の土産である菓子を参考にしたという。丸型のあんパンと区別を付けるために木の葉型に作られ、他社もそれに追随したことから、後年でも、木の葉型に近い楕円形が一般的となっている。昭和10年代頃までのジャムパンには、アンズジャムが用いられるのが一般的であった。イチゴジャムが用いられるようになったのは、日本でイチゴの栽培が始まった大正時代頃からであり、イチゴジャムが一般的になるのは、更に後の昭和20年代後半頃からとされる。 
珈琲牛乳の日。
神奈川県平塚市宮の前に本社を置く、日本で初めて「珈琲牛乳」(コーヒー牛乳)を製造販売した乳業メーカー、守山乳業株式会社が2015(平成27)年に制定。「珈琲牛乳」は、1920(大正9)年に守山乳業株式会社の創業者である守山謙によって開発され、王冠で栓をした瓶入りの「珈琲牛乳」が、1923(大正12)年4月20日に東海道本線国府津駅の駅弁店、東華軒(神奈川県小田原市の駅構内販売用弁当メーカー)売店で販売を開始された。まだ日本で普及していなかった牛乳とコーヒーを広めるべく、守山謙が試行錯誤の末に開発した経緯があり、上等駅弁が35銭(現在の貨幣価値に換算すると約700円)の時代に20銭(現在の貨幣価値に換算すると約400円)の高価な商品であったが、評判を呼び、全国の駅に並べられるようになった。後に、銭湯や温泉では、瓶詰の牛乳やフルーツ牛乳等と共に定番となった。「珈琲牛乳」が多くの人に喜ばれるきっかけとなったこの日を、「はじまりの日」として記念日と定め、その美味しさをPRすることが目的。1918(大正7)年、神奈川県中郡高部屋村(現在の神奈川県伊勢原市中心部の北側)で「甲子(きのえね)商会製酪所」として創業され、1955(昭和30)年に現社名となった守山乳業株式会社は、 2018(平成30)年1月に『創業100周年』を迎え、乳業メーカーのパイオニアとして、素材の持ち味を大事にしながら、徹底的な品質主義を貫き通してきた。珈琲牛乳を初め、無糖練乳、ソフトクリームパウダー、コーヒークリームパウダー、テトラパック紙包装容器での無菌充填等、数多くの商品や技術を、日本で初めて開発・導入してきた。2000(平成12)年の雪印集団食中毒事件(近畿地方を中心に発生した、当時の最大手総合乳業メーカー、雪印乳業[現:雪印メグミルク]の乳製品[主に低脂肪乳]による集団食中毒事件で、第二次世界大戦後最大の集団食中毒事件となる)をきっかけに、消費者から「ややこしい」という声が起こり、2001(平成13)年に公正競争規約(景品類、又は表示に関する事項について公正な競争を確保するために、内閣総理大臣、及び公正取引委員会、又は消費者庁から認定された事業者、又は事業者団体が、公正取引協議会の協議に基づいて制定する自主規制ルール)が改正され(「飲用乳の表示に関する公正競争規約[平成13年7月10日公正取引委員会告示第17号])、生乳を100%使用していないものは「牛乳」とは名乗れなくなった(2年間の経過措置あり)。この結果、商品名から「牛乳」を外したり、「ミルク」への言換え等を余儀なくされ、コーヒー牛乳は「コーヒーミルク」「カフェ・オ・レ」「カフェ・ラテ」、又は、ただの「コーヒー」等に商品名を変更した。1930年代初めのアメリカ合衆国では、アメリカ合衆国北東部にあるロードアイランド州において、新しい飲み物で客を引付けようとして、簡易食堂やドラッグストアでコーヒー牛乳が出されるようになった。それらの経営者の1人は、牛乳と砂糖でコーヒーを甘くし、糖蜜のようなシロップを作った。コーヒー牛乳は、ロードアイランド州と、隣接するマサチューセッツ州南東部の住民に好まれ、1993(平成5)年には、コーヒー牛乳がロードアイランド州の公式飲料となっている。 
「聴く」の日。 
大切な人の話を聴きましょう。そして、あなたも自分の話を周囲の人に聴いてもらいましょう、との考えから、「聴く」ことの大切さを社会に広めようと、個人のゴール・目標を支援するコーチングのプロ、藤田潮が制定した日。日付は、藤田潮の著書『「聴く」の本』(幻冬舎ルネッサンス刊)の発売日である2007(平成19)年4月20日から。また、4月が新学期・新年度であり、「聴く」ことで、よりよい人間関係を作ることができる時期であることも理由の1つ、とされる。「聴く」ことは、簡単そうでいてなかなか難しい。そんな「聴く」ことの意味と方法を、『「聴く」の本』では99の項目に纏めている。 
リラクゼーションドリンク「CHILL OUT」の日。
大阪市北区中之島に所在する、「地球と人からストレスをなくす」をミッションに掲げるリラクゼーションドリンク「CHILL OUT」の販売等、清涼飲料の企画製造販売等を手掛ける企業、合同会社Endianが制定。冷静になる、落着くといった意味の「CHILL OUT(チルアウト)」、略して「CHILL(チル)」。目まぐるしい日々を生きる現代人に、心地よいチルタイムを過ごしてもらいたい、との想いが込められている。日付は、「CHILL OUT」の誕生日、2016(平成28)年4月20日から。合同会社Endianは、オリジナルのリラクゼーションをサポートするフレーバーをAI技術で新たに開発。落着きのある香りを持つシトラスやハーブ、フルーツ系の香りと、清涼感があるクールダウンフレーバーのコンビネーションが、仕事やPCとスマートフォンの画面の見過ぎ等で昂った気持ちをリフレッシュ。オフタイムのリラクゼーションをサポートする。