4月13日 できごと その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

2011年 - 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に伴なう津波の被害により閉鎖されていた仙台空港が、一部の国内線において運用を再開する。2011年3月11日14時46分、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生し、仙台空港の滑走路は直ちに閉鎖され、ターミナルビルには、旅客・周辺住民・従業員ら約1,400名が避難する。航空管制も停止したが、日本で唯一のヘリコミューター輸送を行なっている航空会社、東邦航空が東北地方整備局から運航を委託されていた災害対策用ヘリコプターの機長は、独自の判断で離陸し、情報収集に当たっている。15時56分、地震による津波が到達し、空港、及び関連施設は冠水する。ターミナルビルは3.02mの高さまで冠水し、1階部分には、自動車や瓦礫が大量に流入する。駐機中の旅客機はなかったが、海上保安庁や航空大学校の練習機、民間の小型機・ヘリコプター等、計67機が津波によって被害を受ける。3月12日午後、救急車やマイクロバス等が到着し、避難者の退避が開始され、3月16日までに、空港職員を除く全員が空港を離れている。3月16日、福島第一原子力発電所事故の影響を考慮して、アメリカ合衆国政府が在日米軍を含む自国民に対し、同原発から50マイル(80km)圏外に退避するよう勧告したが、福島第一原子力発電所から80kmの同心円上に位置する仙台空港に、嘉手納飛行場に駐留するアメリカ空軍第320特殊戦術飛行中隊が、航空自衛隊松島基地を経由して移動し、空港の復旧活動を行なう。アメリカ空軍、及び空港の保守作業を担当している土木建設・道路舗装会社、前田道路が残骸を除去し、部分的な滑走路の確保後、アメリカ空軍特殊作戦コマンド用輸送機ロッキード・マーティンMC-130Pコンバット・タロンが、強行着陸で復旧用の機材や車両を輸送。空軍戦闘航空管制官がバックパックラジオ(可搬型無線機)で臨時の航空管制を確立し、空港機能を復活させる。以降、アメリカ軍は仙台空港を使って、約200万トン以上の食料、水、毛布を被災地に輸送する等、4月7日まで仙台空港は、アメリカ空軍・同海兵隊・自衛隊による日米合同救援活動「トモダチ作戦」の拠点として使用される。4月3日、仙台空港近くの海岸に流木を用いて作られた「ARIGATO」の文字が、仙台空港復旧作業の司令官であったロバート・トス空軍大佐に発見され、後の手記で「仙台空港の復旧に力添えできたことを光栄に思う」と言及している。4月13日に運用を再開して以降、全日本空輸・日本航空・AIRDO・IBEXエアラインズによる臨時便を運航する。7月25日に全日本空輸・AIRDO・IBEXエアラインズ、9月1日に日本航空の定期便が再開し、国際線も、9月25日のターミナルビル完全復旧と共に、ソウル/仁川線(アシアナ航空)の定期便が再開となる。その後順次運航が再開され、2012年7月30日の長春線(中国南方航空)再開をもって全路線が復旧する。東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線名取駅から分岐してSAT仙台空港駅に至る、全長約7kmの空港連絡鉄道、仙台空港鉄道は、空港敷地内のトンネルが水没する等の被害を受け、4月2日以降バスによる代行運転を行なったが、10月1日にSAT仙台空港駅の営業を再開し、同日、仙台空港線は全線復旧する。 
2011年 - 大阪大学医学部附属病院で、日本初の15歳未満がドナーの心臓移植が行なわれる。大阪府吹田市山田丘に所在する大阪大学医学部附属の大学病院、大阪大学医学部附属病院は、臓器移植の分野においては、心臓、肺、心肺、膵臓、小腸の全ての脳死臓器移植の保険施設として認定され、また、生体肺移植も高度先進医療として認可されている、国内唯一の病院である。また、「臓器の移植に関する法律(臓器移植法、平成9年7月16日法律第104号)」施行後、国内初の脳死心臓移植(1999年)、国内初の心肺同時移植(2009年)が行なわれた病院でもある。大阪大学医学部附属病院は、2008年1月16日から、大阪府内で唯一のドクターヘリ(救急医療用の医療機器等を装備したヘリコプターであり、医師、及び看護師が同乗して救急現場等に向かい、現場等から医療機関に搬送するまでの間、患者に救命医療[航空救急]を行なうことができる専用ヘリコプター)の基地病院となっている。都道府県の中で2番目に面積が狭い大阪府であるが、府内最南端の町、泉南郡岬町までは、吹田市から約70km離れている。その岬町までも、ドクターヘリは約20分で到着可能となっている。 
2012年 - 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が人工衛星と称した弾道ミサイルを打上げるが、失敗に終わる(北朝鮮によるミサイル発射実験[2012年4月])。 
2013年 - 淡路島地震。兵庫県の淡路島中部を震源とするマグニチュード(M)6.3の逆断層型地震が発生。最大震度は、兵庫県淡路市で記録した震度6弱(烈震)。近畿地方では、1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)以来の強い地震となる。物的被害は淡路島に集中し、負傷者は34名、家屋の一部損壊は2,000棟以上で、液状化による施設被害、水道管破損による断水等の被害が出る。近畿地方では、JR在来線が点検により長時間運転を見合わせ、後の運転規制指標の見直しに繋がっている。 
2017年 - 登山家・冒険家・環境活動家の南谷真鈴が北極点に到達。日本人としては初めて、七大陸最高峰頂上・北極点・南極点の全到達者たる「探検家グランドスラム(冒険家グランドスラム)」を達成する。南谷真鈴は、早稲田大学政治経済学部2年在籍時の2016年7月4日に、北アメリカ大陸最高峰デナリの登頂に成功し、七大陸最高峰制覇を達成する。それに先立つ2016年5月23日、世界最高峰のエベレストに日本人最年少登頂ししており、2015年10月には、ヒマラヤ山脈に属する標高8,163mの山、マナスルの登頂に成功し、日本人最年少の8,000m峰登頂と、女性世界最年少の同山登頂を達成している。「エクスプローラーズ・グランドスラム」には、世界最年少の20歳112日で達成している。南谷真鈴は2021年より、アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州ニューヨーク市に本部を置くコロンビア大学(全米で5番目に古い大学で、各種大学ランキングでは常に最上位に位置する、全米屈指の名門校の1つ)に転入留学し、コンピューターサイエンスと哲学を学んでいる。
2017年 - アメリカ合衆国が、中東・中央アジアに位置するアフガニスタンで、通常兵器としては史上最大の破壊力を持つとされる爆弾、大規模爆風爆弾兵器(MOAB)を使用する。中東の過激派組織「ISIL(アイシル)」のトンネル施設に、実戦において初めて使用され、「ISIL(アイシル)」の戦闘員とみられる90名以上が死亡した、とされている。長さ約9.1m、重さ約9,800kgの航空機搭載爆弾で、8,482kgの炸薬が収められているという、大規模爆風爆弾兵器(MOAB)の基本的な設計思想は、アメリカ空軍が開発し、ベトナム戦争やアフガニスタン侵攻で使用された、総重量約6,800kgの巨大爆弾、デイジーカッターと同様である。大きさは、第二次世界大戦中の1944年末頃に、イギリス空軍が用いた超大型爆弾、グランドスラムより僅かに小さいが、現有されている通常爆弾としては最大である。実地試験では、その凄まじい爆発のため、原子爆弾(原爆)のようにキノコ雲が発生したという。巨大な爆弾のため、通常の爆撃機には搭載できず、ロッキード・マーティンC-130ハーキュリーズや、ボーイングC-17グローブマスターIII等の、大型輸送機の後部貨物扉から、大規模爆風爆弾兵器(MOAB)を載せたパレット毎、パラシュートで引出されて空中投下される。地上まで単純にパラシュートで降下するデイジーカッターと違い、パラシュートが付いたパレットから切離された後は、アメリカ合衆国によって運用される衛星測位システム(地球上の現在位置を測定するためのシステム)、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)誘導により、展開した格子状のフィンで方向を制御して降下するため、デイジーカッターよりは命中精度が高く、また、高高度から投下できるため、敵の対空砲火を浴びる危険性が少ない(パラシュートを使用する場合、ある程度高度を下げる必要がある)という利点がある。 
2018年 - アメリカ、イギリス、フランスの合同軍が、中東・西アジアに位置するシリアの化学兵器施設に対する攻撃を開始する。