4月4日 記念日 その6 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
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柴犬ハルがお伝えします

養子の日。
2014(平成26)年に、東京都港区赤坂に事務局を置き、公営競技の1つである競艇の収益金を元に、海洋船舶関連事業の支援や公益・福祉事業、国際協力事業を主に行なっている公益財団法人日本財団が制定。子どもの福祉の観点から、永続的な家庭を提供する仕組みである養子縁組の普及と啓発が目的。日本財団では、特別養子縁組の普及を目指して「ハッピーゆりかごプロジェクト」を展開している。日付は、4月4日の「4」と「4」で、「養子(よ[4]うし[4])」と読む語呂合わせから。養子縁組は、具体的な血縁関係とは無関係に、人為的に親子関係を発生させることをいう。養子縁組を成立させるための法律構成としては、契約型と決定型とに立法例が分かれる。契約型は、養親になる者と養子になる者の契約により養子縁組を成立させる形態であり、日本では、「民法(明治29年4月27日法律第89号)」に規定されている普通養子がこれに該当する。養子になる者が15歳未満である場合は、法定代理人が養子になる者に代わって縁組の承諾をする(代諾養子)。普通養子縁組では、養子が戸籍上では実親との関係は残り、二重の親子関係になる。一般にいう養子のことであり、戸籍上は養親(ようしん)との関係は「養子」と記載される。決定型(特別養子縁組)は、公的機関の宣言によって養子縁組を成立させる形態であり、多くの場合、養親になる者の申請に基づき、裁判所が養子決定をする形態を採る。日本では、「民法」に規定されている特別養子がこれに該当する。養子が6歳未満(6才未満から事実上養育していたと認められた場合は、8才未満まで可能)までの場合しか特別養子縁組を認めていないため、普通養子縁組しか行なうことができない。特別養子縁組では、養子が戸籍上も実親との関係を断切り、実子と同じ扱いとなる。貧困や捨て子等、実親による養育が困難・期待できない等、子の利益とならない場合に、養親が実の親として養子を養育するための制度として、1987(昭和62)年に新設された制度である。このため、戸籍上は養親との関係は「長男」等の実子と同じ記載がされ、養子であることが分かり難くなっている。また、離婚した養親の再婚相手が実父母の場合は、実親との関係が一部だけ復活する。単独縁組は、配偶者の6歳未満の連れ子を「実子」扱いにする時だけ縁組みができる。その場合、戸籍上は実父との関係を終了し、養父と実母の「長男」「長女」とする実子扱いで記載される。
四輪駆動の日。
1907(明治40)年に世界初となる四輪駆動システムを備えた乗用車を開発した、現在のダイムラー社(ドイツの自動車メーカー)。その子会社として1986(昭和61)年に設立された、東京都品川区東品川に本社を置き、自動車・関連製品の輸入・販売を手掛ける企業、メルセデス・ベンツ日本株式会社が制定。優れたトラクション(粘着摩擦、静止摩擦)と安全・安心な走りを実現する技術として、さまざまなモデルに採用されてきた四輪駆動システムをアピールすることが目的。日付は、四輪駆動車の世界共通の呼称である「4×4」から4月4日に。ドイツに本拠を置く、乗用車、及び商用車の世界的メーカーであり、トラックの販売における世界最大手であるダイムラー社は、「メルセデス・ベンツ」ブランドの自動車や、戦車用、船舶用、航空用エンジン等のメーカーとして発展を遂げた。四輪駆動とは、4つある車輪全てに駆動力を伝え、4輪全てを駆動輪として用いる方法のことで、砂・泥濘・積雪・凍結路等、不整地での駆動力が高まり、走行が安定する。四輪駆動とする目的としては、大きく分けて、スタック(自動車が砂地や深い雪等で動けなくなること)の発生し易い雪道や泥濘地等の悪路を着実に走破するためと、ハイパワーエンジンの強大なトルクを余すことなく利用するための2つがある。一般的な乗用車や商用車、軍用車、土木・建築用機械等に用いられる場合は、前者であることが多い。乗用車や商用車については、生活四駆等とも呼ばれる。軽トラックには通常、四輪駆動仕様が設定されており、この場合は、田畑のあぜ道等、未舗装道路の走破性を追求したものである。実用系のセダン、及びステーションワゴン、小型車、軽乗用車等では、主に北東北(青森・秋田・岩手)や北海道等の積雪地(寒冷地)向けの需要が多い。ジープ(アメリカの自動車メーカー、クライスラー社の四輪駆動車のブランド)を始めとするクロスカントリーカーでは、その使用目的から、四輪駆動こそが車両の存在意義とも言える。当然のことながら、ブレーキをかけた際の制動性能は二輪駆動と比較して決定的な差はない。雪道で原則ブレーキをかけていけないのは、二輪駆動と変わらず、四輪駆動であるからといってブレーキまで過信すると、ブレーキをかけた際に止まれず追突する。逆に、よりスポーツ性を重視した車種に搭載される場合は、後者であることが多い。日本では、1935(昭和10)年頃、前年に日本陸軍が依頼し、日本内燃機が開発した九五式小型乗用車(くろがね四起)が登場した。九五式小型乗用車は、アメリカ軍のジープに先駆けて開発・量産された日本初の実用四輪駆動車であり、1936(昭和11)年から1944(昭和19)年まで計4,775台が生産され、日中戦争(1937[昭和12]年から1945[昭和20]年まで、日本と中華民国との間で行なわれた戦争)やノモンハン事件(日本とソビエト連邦との間で、満州国[現在の中国東北部に所在]とモンゴル人民共和国の間の国境線を巡って発生した紛争)、第二次世界大戦対米英戦等で、日本陸軍の主力乗用車として、偵察・伝令・輸送用に幅広く使用され、一部は日本海軍にも供与されている。日本内燃機は、1932(昭和7)年に設立された自動車メーカーで、現在の大手自動車メーカー、日産自動車系列のエンジン製造会社である日産工機の前身企業である。「くろがね四起」の通称は、日本内燃機のオート三輪車ブランドとして当時著名であった「くろがね」と「四輪起動」に因む。 
女子ロックの日。
京都市南区唐橋花園町に本拠を置く、ファッションアイテムブランドの「ハナゾノハウス」が制定。「ロックだね~」を合い言葉に、女子ロックを楽しむ日。全ての女の子達がロックファッション・ロックミュージックに触れて、新たな自分を発見してほしい、との願いが込められている。日付は、4月4日の「4」と、「4」を「女子(じょ[4]し[4])」と読んだものから。「ハナゾノハウス」は、ロックなイメージとは少し違って、流木や古材を使用したナチュラルなインテリア雑貨等を製造・販売し、店舗ディスプレイコーディネートや空間装飾、ウエディング装飾も手掛けている。 
KOBE JAZZ DAY 4/4。
兵庫県神戸市中央区楠町に所在し、兵庫県神戸市の豊かな文化の創造を目的として、さまざまな芸術文化事業を展開する公益財団法人、神戸市民文化振興財団が制定。1923(大正12)年4月、日本で初めて、プロバンドによるジャズの演奏が行なわれた神戸市は、日本のジャズの発祥の地とされている。その日付は定かでないが、ジャズと言えば4ビート(4/4拍子)であることから、4月4日としたもの。「4/4」は「エイプリル・フォース」と読む。公益財団法人神戸市民文化振興財団は、2016(平成28)年に、兵庫県神戸市中央区橘通に所在し、神戸在住、或いは関係する音楽家による、オペラ演奏会等を実施する、公益財団法人神戸市演奏協会と合併しており、神戸市演奏協会は、神戸市民文化振興財団演奏部となっている。ジャズの力により、神戸の街を活性化させようとしている「ジャズの街神戸」推進協議会では、この日を中心として、野外ステージ等でジャズの記念イベントを開催している。なお、ジャズ(JAZZ)の「JA」が「January(1月)」の先頭2文字であり、「ZZ」が「22」に似ていることから、東京都内の老舗ジャズクラブのオーナーらによる「JAZZ DAY実行委員会」が2001(平成13)年から実施している「ジャズの日」は、1月22日とされている。
推し推しの日。
推し活の調査研究を目的として、株式会社CDG(大阪市北区梅田に大阪本社、東京都千代田区有楽町に東京本社を置き、マーケティング・コミュニケーションサービスの提供、セールスプロモーションの企画立案・実施、顧客の営業活動全般におけるソリューションの立案・実施を主要事業とする企業)と株式会社Oshicoco(東京都渋谷区渋谷に本店を置き、推し活支援のプラットフォーム事業、SNS広告や推し活コンサルティング等を主要事業とする企業)の2社が共同で運営する「推し活総研」が制定。「推し(推されている人)」と「推している人」の両者が、大好きな気持ちと日頃の感謝の気持ちを届け合うことで、推し活がより幸せに満ちたものになってほしい、との想いが込められている。日付は、4月4日を「04(オシ = 推し)04(オシ = 推し)」と読む語呂合わせから。「推し」とは、主にアイドルや俳優について用いられる俗語で、人に薦めたいと思う程に好感を持っている人物のことをいう。「推し」が活躍することを祈り、推しを周りに広めることを「推し活」といい、この「推し活」という語句は2021(令和3)年、新語・流行語大賞にノミネートされた。