宇宙戦艦ヤマト2205、登場勢力・登場天体、その7 ( 週刊BBY-01 第446号 ) | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

ガミラス(さらに、続き)

『宇宙戦艦ヤマト』第1作での役職は、大まかに将軍と一般兵に区別されており、細かい階級描写は描かれていない。将校・司令官は、『宇宙戦艦ヤマト』第1作初期では、冥王星前線基地の司令官シュルツや副官ガンツ、浮遊大陸基地司令官(美男司令)らが、一般兵と同じ茶色の戦闘用スーツを着用していた。副総統のヒスは、赤色のスカーフに、左胸に短剣状のものを着けた茶色の軍服姿であった。『宇宙戦艦ヤマト』第1作第11話を境に、副総統のヒスも含めて将校は、胸から腰にかけての6対の点線がある緑の上衣に、上着の上にベルトを締め、黒の長手袋、肩のボタンで止めるタイプのものの裏地が赤で表地が黒のロングマント。手には黒いロンググローブを付け、黒の乗馬型ズボンに緑の長靴と、デスラーの制服に沿ったデザインの軍服となる。点線は、『宇宙戦艦ヤマト』第1作では、様々な色が存在していたが、アニメ映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』以降は白色に統一されている。さらに、『宇宙戦艦ヤマト』第1作において、肩の部分に3対の点線がある物と無い物(ゲール等の一部の将校)があり、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト2』以降は、省略する形で統一されている。これらの軍服のデザインは、後のガルマン・ガミラス軍でも概ね踏襲されている。なお、ドメルだけは例外として、終始つなぎ型の独自の戦闘服を着用している。一般兵は、前腕が黒色で他が茶色の戦闘用スーツに、黒の戦闘ブーツ、茶色のバイザー付きヘルメットを被る。ベルトのバックルの意匠はV字型である。制服のデザインは、作画によってぶれがある。航空機のパイロットは、黒色バイザーが付いた赤色のヘルメット、緑のつなぎ状のスーツに、黄緑色の襟、青灰色の手袋・長靴を身に付けている。『宇宙戦艦ヤマト』第1作初期ではパイロットも、一般兵と同じ茶色の軍服であったが、『宇宙戦艦ヤマト』第1作第13話以降、専用のパイロットスーツを着用するようになった。一般兵以外には、司令官の下で戦闘指示を与えたり、身の回りの世話をしたりする兵がおり、「幕僚」と呼ばれている。制服は縦に水色の太い線が入り、耳部に突起が付いたベール状の黒色ヘルメットに、水色の上衣、黒の手袋・乗馬型ズボン・ブーツである。軍服の胸から腰にかけての6対、肩の部分に3対の黒の点線がある。基本的に白目を剥いた無表情であり、人間味のある容姿をしていない。但し、『宇宙戦艦ヤマト』第1作第17話に登場する、ゲールに従属していた1名の幕僚のみ、黒目が描かれており、感情の変化を露わにしている。その後、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』で、ガルマン・ガミラス帝国建国後に、デスラーの身の回りを世話する、薄紫色の制服を着た幕僚が再び登場している。その他にも、小姓や女衛兵、侍女等が登場している。
「銀河系核恒星系のガルマン民族の一支族が長い恒星間航行の末、大マゼラン星雲サンザー太陽系に到達し、第8番惑星にガミラスを建国した」という歴史が、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』第16話で語られる。『宇宙戦艦ヤマト』第1作では、地球の西暦で21世紀初頭から宇宙侵略を開始。西暦2190年代には、大マゼラン星雲・小マゼラン星雲に及ぶ一大星間帝国を形成する。西暦2192年、ガミラス星が惑星の寿命を終えようとしていたため、太陽系に前線部隊を派遣し、地球を移住先として遊星爆弾での攻撃を開始。同時に地球防衛軍と交戦状態に入る。西暦2199年時点で事実上勝利しており、遊星爆弾による放射能汚染により、地球人類を滅亡まで1年に追込む。しかし、地球から出撃した宇宙戦艦ヤマトの活躍により情勢が変化。宇宙戦艦ヤマトは、ガミラス側の執拗な妨害を退けて大マゼラン星雲まで到達し、西暦2200年のガミラス本星での決戦の末、逆に宇宙戦艦ヤマトに滅ぼされる結果となる。ガミラス星を脱出したデスラーは、デスラー艦で宇宙戦艦ヤマトを強襲するも敗北する。アニメ映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』では、デスラーとタランの2名のみが生き残る。国家としてもはや成立しておらず、白色彗星帝国の大帝ズォーダーに仕える一将軍の立場に甘んじている。宇宙戦艦ヤマトとの再戦で2人とも死亡し、完全に滅亡する。テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト2』では、西暦2201年に、デスラーが命を救われた白色彗星帝国と同盟関係を結び、ガミラス残存艦隊を率いて、宇宙戦艦ヤマトへの復讐の機会を狙う。その後、サーベラーの計略を発端とする騒動により彗星帝国と袂を分かち、独自に宇宙戦艦ヤマトへ挑む。しかし、戦いの中で宇宙戦艦ヤマトの艦長代理、古代進との間に芽生えた奇妙な友情から、白色彗星攻略のヒントを与え、第2のガミラスとなる惑星を探索するため、大マゼラン星雲に去っていく。テレビスペシャル作品『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』では、デスラーは、新たなる旅立ちを前にガミラス星に立寄るが、故郷を汚す暗黒星団帝国を発見して戦闘状態に陥った結果、ガミラス星は消滅してしまう。その後、宇宙戦艦ヤマトとの共同戦線で、暗黒星団帝国の自動惑星ゴルバを撃退。その後も第2のガミラス本星となる惑星を探して、流浪の旅を続ける。テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』では、劇中から1年前に、残存艦隊を率いて、銀河系核恒星系のガルマン民族を、ボラー連邦の圧制から解放。新国家としてガルマン・ガミラス帝国を建国する。