3月22日 記念日 その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

放送記念日(続き)。
1970年代後半に、中東戦争(ユダヤ人国家イスラエルと、周辺アラブ国家との間での戦争)やオイルショック(原油の供給逼迫、及び原油価格高騰と、それによる世界の経済混乱)をきっかけとして、海外の国際放送を受信するBCL(放送、特に短波による国際放送を聴取して楽しむ趣味)ブームが中学生・高校生を中心に起こった。この時期には、日本向け日本語放送の充実を図る放送局も多く、時事ニュースに留まらず、その国の文化等の理解を深める上で、一定の役割を果たした。また、受信報告書を送ると受取れるベリカード(放送局が放送をしたことを聴取者に証明する受信確認証)の収集も盛んに行なわれた。さらに、送信方向が日本向けではない等、一般的には受信困難な放送を、工夫を重ねて受信しようとするマニアも増えた。これに応じ、受信周波数帯域の広いラジオ受信機、いわゆるBCLラジオが各社より発売され、第二次世界大戦後2回目の黄金期であった。しかし、日本からの海外旅行の一般化や、通信の自由化を遠因とする国際放送の縮小等で、BCLブームも終わりを遂げた。 1978(昭和53)年11月23日には国際電気通信連合(ITU)の取決めにより、AMラジオの周波数一斉変更(10kHz間隔→9kHz間隔。通称:9キロヘルツセパレーション)が行なわれた。1992(平成4)年には、コミュニティ放送(限られた地域での放送)が制度化され、都道府県単位よりもかなり狭い地域を対象としたラジオ放送が行なわれるようになった。さらに、同じ1992(平成4)年には、AMステレオ放送が開始された。1995(平成7)年には、FM放送電波のすき間を利用して、音声と一緒に文字や図形等の情報を送る放送サービス、FM文字多重放送(いわゆる見て読むラジオ)もスタートする。1995(平成7)年1月17日の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)では、災害時における情報伝達メディアとしてのラジオの重要性がクローズアップされる結果となった。以降、各局とも災害への対応を重点に置くようになり、また、大都市圏には外国語FM局も開局する。2000年代には、インターネットラジオ(インターネットによる、主として音声で番組を配信するもの)の登場、さらに、衛星や地上デジタルラジオも加わり、従来のアナログラジオ放送と共に、ラジオの多様化が進んでいる。一方、メディアの多様化が起因となり、ラジオ離れの動きが顕著化し、それに伴なって広告費も減少し続けていることから、ラジオ局は厳しい運営状況を強いられている。また、その一方では、ラジオの送信システムは比較的簡単な構造で、仮に地震等で放送局が破壊されても、肩に担げる程度の大きさの小型送信機から放送することも可能である。これを活かし、大規模災害の発生時には、臨時災害放送局が開設されることがある。一部のラジオ放送局ではこの特長を利用し、自分以外の局員が全員操作できない状態になっても、1人いれば、全てを遠隔操作して放送が続けられるようになっている。2011(平成23)年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)以降、開局が盛んとなっている。なお、3月3日の「3」と「3」が、「耳(み[3]み[3])」と読めることに由来する「耳の日」に因んで、日本民間放送連盟ラジオ委員会が2008(平成20)年に制定した「民放ラジオの日」は3月3日とされている。民放局制作のドキュメンタリー作品の内、文化庁芸術祭賞、放送文化基金賞、ギャラクシー賞、日本民間放送連盟賞、日本放送文化大賞、ATP賞等の受賞作品は、民放各社との提携によりNHK教育テレビジョンやNHK BSプレミアム等の番組枠で放送されることがある。2007(平成19)年からは、日本放送協会(NHK)、民放を問わず、ドキュメンタリー番組の受賞作品が『ザ・ベストテレビ』として、NHK BSプレミアム(開始当初はNHK BS2)で毎年放送されている。また、2013(平成25)年6月29日からNHK BSプレミアムの「名作時代劇」枠では、TBS系列で放送された『大岡越前 第2部』(加藤剛主演、1971[昭和46]年、C.A.L.製作)を放送している。さらに、NHK-BSでの『美少女戦士セーラームーン』(テレビ朝日系)、『けいおん』(TBS系)、Eテレでの『日常』(再編集版)や『ラブライブ!』『ラブライブ!サンシャイン!!』等、民放で放送されたテレビアニメが、それぞれ放送されたこともある。また、アニメ制作会社、株式会社ウィットスタジオ制作によるアニメ『進撃の巨人』に関しては、第1期がBSプレミアムで放送された後に、新作(第3期)の放送権が各民放から移行した。その後、第4期は、日本放送協会(NHK)総合テレビジョンで放送されている。
感動接客の日。
東京都中央区銀座に本店、東京都新宿区歌舞伎町に東京本社を置き、外食産業向けのタッチパネル型のセルフオーダーシステムの企画、開発、販売、運営等を行なうアスカティースリー株式会社(現在の株式会社トランジット)が制定。日付は、3月22日の「3」と「22」で、「サ(3)ービスニ(2)コニ(2)コ」の語呂合わせから。「お客様が感動する接客を行なうことで、お客様はもちろん、その店で働く人達にも笑顔になってほしい」との願いが込められている。株式会社トランジットが開発したメニューシステムと、アプリケーションを連動させたタッチパネル式オーダーシステム「e-menu」(イーメニュー)は、オーダーテイク業務がカットされるため、料理を提供する際の細やかな説明、来客とのコミュニケーションや気配り等、接客サービスの質の向上が期待できる。日本程、料理の名前がバラエティーに富んでいる国は他になく、現在の料理名翻訳は、料理名の単純翻訳をすると表現に無理がきてしまい、結果として伝わらない翻訳になり勝ちである。また、全文章を翻訳する必要があり、翻訳時間とコストが掛かる為、日々メンテナンスを行なっていくのが難しいのが現状となっている。株式会社トランジットの提供するテーブルオーダーシステムでの翻訳は、食材の多言語化と調理方法、味覚をアイコンで表示することにより、料理のイメージがし易い工夫をしている。このシステムは、パスタ専門のレストラン「鎌倉パスタ」(岡山市北区平田に本社を置く持株会社、株式会社サンマルクホールディングスの子会社、株式会社鎌倉パスタが運営)、居酒屋「和民」(東京都大田区羽田に本社を置く外食産業の事業展開会社、ワタミ株式会社が運営)、焼肉としゃぶしゃぶの店「牛庵」(東京都港区港南に本社を置く持株会社、株式会社ゼンショーホールディングスの子会社、株式会社TAG-1が運営)、寿司店「すしざんまい」(東京都中央区築地に本社を置く、寿司チェーン店展開企業、株式会社喜代村が運営)、居酒屋「つぼ八」(東京都中央区豊海町に本社を置く、居酒屋等のチェーン店展開企業、株式会社つぼ八が運営)、寿司店「海鮮三崎港」(東京都中央区日本橋箱崎町に本社を置く、持帰り寿司や寿司店等のチェーン店展開企業、株式会社京樽が運営)、居酒屋「世界の山ちゃん」(愛知県名古屋市中区新栄に本社を置く、居酒屋等のチェーン店展開企業、株式会社エスワイフードが運営)等、2,000店以上の店舗において導入されている。2001(平成13)年に、国内初となるテーブルオーダー・システム(TOS)として「e-menu」をリリースした株式会社トランジットは、2017(平成29)年には、国内初となるホールオペレーション・システム(HOS)「e-menuホールマネージャー」を、さらに、2018(平成30)年になり、タブレットPOSレジ 「e-POS」をリリースした。