3月17日 記念日 その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

漫画週刊誌の日(さらに、続き)。
『週刊少年ジャンプ』は、2011(平成23)年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で印刷工場が被災し、3月14日発売の15号が、被災地を中心に大幅な遅れや未配送となったため、緊急措置として、3月23日から4月27日まで、Yahoo! JAPAN特設サイトで本誌漫画部分が無料配信された。3月28日発売の17号も、地震による資材と輸送燃料の不足の影響を受けて、発売延期となり、4月4日に発売された。物流が混乱している最中、被災地で新刊が入荷未定ながら、3月14日に再開した宮城県仙台市青葉区五橋の書店に、山形県まで買出しに行った男性客から、3月21日に16号が寄付された。その後、募金箱と共に「少年ジャンプ3/19発売16号 読めます!! 一冊だけあります」との貼り紙を出したところ、停電や未配送により、最新刊を読むことができない多数の少年達が募金して、回し読みをした。このできごとが報道されると、全国から漫画雑誌約30冊が届き、4月10日の配本再開まで、募金と回し読みがされた]。このことを知った株式会社集英社は、5月に回し読みされた16号を引取り、額装して編集部に保管した。少年達の募金約4万円は仙台市教育委員会に贈られ、回し読みされた16号は「あの少年ジャンプ」として、2012(平成24)年4月22日、第16回手塚治虫文化賞(優れた漫画に授与される賞)で特別賞を受賞した。一般的に漫画週刊誌と呼ばれるものは、少年(小学校高学年から高校生まで)を対象読者と想定した漫画、少年漫画を掲載する週刊誌を指す。漫画週刊誌に掲載されるものは、1960年代中頃までは主に男子小中学生向けの漫画であったが、1960年代末からは読者層を大きく広げ、高校生以上の高い年齢層向けの作品や、女性を視野に入れた作品も多くなった。 ストーリーは、基本的に戦いやパワーゲームが好まれ、冒険やアクション等、主人公の戦いと成長をテーマにしたものが多い。他に、スポーツを題材にしたもの、ホビーを題材にしたもの(メディアミックス化した商業戦略的な作品も多い)、乗り物やロボット、未来的な発明道具等、メカが多数登場するSF作品も少年漫画に好まれる題材である。その他、ギャグ漫画も定番となっている。一方、少女漫画では屋台骨といってもいい恋愛要素は、メインストーリーに付随されるおまけとしての見方が強かったが、1980年代以降、少年漫画においてもラブコメディが定番化するようになった。 『ONE PIECE』が漫画売上げ日本一を記録する等、少年漫画は漫画界において最も発行部数が大きい分野であるが故に、批判対象になることも多い。1968(昭和43)年、永井豪の『ハレンチ学園』がヒットしてから少年漫画でも性描写が増加し、過激化した暴力表現と共に社会問題になった。また1980年代には、『北斗の拳』に代表される格闘漫画の流行で暴力表現が増加し、これも社会問題となった。絵柄は、白と黒のコントラストが強く、描線の力強さ、物の重圧感や立体感、人物の俊敏な動き、背景の奥行きを強調した、少年の理想を追求したものが多い(少女漫画と比較すると、柄トーンや点描の使用頻度が少なく、会話や共感や心理描写はおまけに止め、人物の動き、戦いの臨場感、お色気シーン、社会問題の解決に重点を置いている)。 女性キャラクターは、お色気要員、応援役、準主人公に徹させる等、少女漫画との住み分けが見られる。 2000年代以降は、女性向けの少年漫画、萌え絵を取入れた少年漫画、日常のみを題材にした少年漫画も増えた。少女漫画、青年漫画との境界線は曖昧で、少女漫画、青年漫画的な作品を実験的に少年誌に載せることもある。 少女漫画が少年漫画に移籍することも、少女漫画が少年漫画に移籍することも、よくある事例である。
聖パトリックの祝日/セント・パトリック・デー/緑の日。
北大西洋東部の洋上、アイルランド島に所在するアイルランドに、キリスト教を広めた聖人で、アイルランドの守護聖人、セント・パトリックの祝日。アイルランドの国花の三つ葉のクローバーがシンボルで、これは、聖人が三位一体を説く時に、クローバーを用いたことに由来するという。それに因み、シンボルカラーの緑色のものを身に付けると幸福になれる、とされる。アイルランドでは、何世紀も前からこの日を祝う伝統が受継がれてきたが、正式に1903(明治36)年より祝日となり、イギリスから独立後、徐々に祭礼日として成長した。1996(平成8)年には、政府が主体となって、アイルランドの首都ダブリンで5日間の盛大なフェスティバルとなり、パレードやその他の行事が行われるようになった。アメリカ合衆国北東部にあるニューヨーク州ニューヨークや、マサチューセッツ州ボストン等、アイルランド系移民の多い地域・都市でも、盛大に祝われる。なお、アメリカ合衆国中西部、ウィスコンシン州のニューロンドンでは、この期間中だけ町名が「ニューダブリン」に変更される。アメリカでは、緑色の物を身に付けて祝う日で、「緑の日」とも呼ばれる。現在見られるようなセント・パトリック・デーの巨大パレードが始められたのは、実はアイルランドではなく、アイルランド系移民も多いアメリカ合衆国である。イギリスの軍隊の兵役に従事していたアイルランド人の兵隊が、1762(宝暦12)年の3月17日にニューヨークの町を行進したのが始まりであった。現在、ニューヨークのマンハッタンは、世界で一番大きなセント・パトリック・デーのパレードが行なわれる場所である。子どもの間では、この日に緑の衣服を身に着けていないとつねられる、という遊びがある。メジャーリーグベースボール(MLB、大リーグ)では、この日には特製の緑色のユニフォーム、或いはキャップを使用する。日本でも「アイルランドを一般の方にもっと知ってもらおう!」を主旨に、日本とアイルランドの友好を目的とした非営利団体のアイリッシュ・ネットワーク・ジャパンにより、1992(平成4)年から「セント・パトリックス・デイ・パレード」が開催されている。また、家庭等で作ったビールを、近隣の人に飲ませていたものが起源と言われるアイルランドの酒場、アイリッシュパブでは、この日に合わせて特別なプロモーションを行なうところが多く、アイルランドのビール醸造会社、ギネス社の黒スタウト(ビールの一種)「ギネス・ビール」や、アイリッシュ・ウイスキー(アイルランド産の穀物を原料とするウイスキー)が特価販売されることもある。 
みんなで考えるSDGsの日。
東京都中央区銀座に本社を置く、企業広報を主業務とした日本の独立系最大のPR会社、共同ピーアール株式会社の総合研究所(PR総研)が制定。国際連合が定めた持続可能な開発目標、SDGs(Sustainable Development Goals)についてのさまざまな企業の取組みを、より多くの人に伝えることが目的。また、企業だけでなく、ひとり1人がSDGsについて考える日に、との思いも込められている。日付は、SDGsで、持続可能な世界を実現するために掲げられている17のゴールから、「みんな(3)」で「17」のゴールを実現しようという意気込みで、3月17日に。1964(昭和39)年創業の共同ピーアール株式会社は、老舗として知られ、他社に比べて、大手の固定顧客が多いことが特徴となっている。創業者、大橋栄の社是である「世論を形成する」の名の下に、日本に「カラーシャツ」や「消費者金融」といった言葉を根付かせる等、社会を巻込んだPRを得意とする3大PR会社の1つであり、2005(平成17年に、PR会社としては初めて、日本初の成長・ベンチャー企業(新興企業)向けの株式市場(なお、他の新興市場とは異なり、現在では、老舗となった企業も上場している)、JASDAQ(ジャスダック)上場を果たしている。