3月16日 できごと その2 | スズメの北摂三島情報局

スズメの北摂三島情報局

2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

1930年 - 和歌山中学漕艇部遭難事故。和歌山県名草郡紀三井寺町(現在は和歌山市に編入されている)で、旧制和歌山県立和歌山中学校漕艇部(現在の和歌山県立桐蔭中学校・高等学校の前身)の新人部員8名が、6名乗りボートの「明光号」で学校側へ無届出のまま出艇し、強風のため沖に流されて遭難。8名全員が死亡する(行方不明含む)。事故発生の翌3月17日深夜頃に、紀三井寺町の浜ノ宮海水浴場沖で、淡緑色のボートが転覆したまま漂着しているのを住民が発見し、すぐに和歌山中学校の「明光号」と判明する。同日より、付近一帯が大捜索されたが、潮の流れが強く、翌日1遺体のみが収容されただけで、全員の遺体は発見できずに終わる。 
1934年 - 瀬戸内海・雲仙(現:雲仙天草)・霧島(現:霧島屋久)の各国立公園が、日本初の国立公園に指定される。 
1935年 - ナチス・ドイツ(国家社会主義ドイツ労働者党支配下のドイツ国)指導者兼首相(総統)アドルフ・ヒトラーが、ドイツがヴェルサイユ条約(第一次世界大戦における連合国とドイツの間で締結された講和条約)を破棄し、再軍備すると宣言(ドイツ再軍備宣言)。 
1938年 - 衆議院本会議の国家総動員法案賛成演説で、社会大衆党(1940年に解散)の西尾末広議員が「スターリンの如く大胆に」と発言。他党から問題視され、議員除名が決議される。なお、「国家総動員法(昭和13年4月1日法律第55号)」は、総力戦遂行のため国家の全ての人的・物的資源を政府が統制運用できる(総動員)旨を規定したものである。1945年の第二敗戦によって名目を失い、同年12月20日に公布された「国家総動員法及戦時緊急措置法廃止法律(昭和20年12月20日法律第44号)」に基づいて、1946年4月1日をもって廃止される。
1946年 - 片岡仁左衛門一家殺害事件。東京都渋谷区千駄ケ谷で、人気歌舞伎役者であった十二代目片岡仁左衛門と、その一家(妻と四男、女中2名)の計5名が、住込みの門人によって薪割り用の斧で殺害される。 
1950年 - 徳田要請問題(ソビエト連邦のシベリア抑留から帰還した引揚者の一部が、自分達の帰国が遅れたのは、徳田球一の要請によるものと主張した事件)で、日本共産党書記長であった徳田球一が、衆議院の証人喚問を受ける。 
1952年 - インド洋南西部のマダガスカル島東方沖に位置するフランスの海外県レユニオン島シラオスで、24時間雨量の世界記録、1,870mmを観測する。 
1952年 - 『日劇ミュージックホール』が開場。『日劇ミュージックホール』とは、東京都千代田区有楽町の日本劇場の5階にあったミュージックホール(客に対し音楽を提供する娯楽施設で、現在においては、ライブハウス[比較的小型で、立ち見中心のコンサートホール、又は可動式テーブル席を置く飲食店]等の大衆的な多目的ホールを示すことがある)で、5階の小劇場に開場し、その後、有楽町再開発に伴ない、有楽町センタービル(有楽町マリオン)が同地にできると興行場所を移動。1984年、有楽町センタービル(有楽町マリオン)の近隣に所在する、宝塚歌劇団の東京での本拠地劇場、東京宝塚劇場において閉場する。 
1960年 - 全日空小牧空港衝突事故。東京国際空港(羽田空港)を出発して名古屋空港(小牧空港、現在の名古屋飛行場)へ向かっていた、全日本空輸25便ダグラスDC-3型機が着陸後、管制官のミスにより、航空自衛隊のジェット戦闘機ノースアメリカンF-86Dセイバーと衝突。全日本空輸25便の乗客30名、乗員3名、合計33名の内、乗客2名と乗員1名の合わせて3名が死亡し、乗客8名が負傷して、自衛隊機の乗員1名も負傷する。
1962年 - 新潟県栃尾市(現在は、新潟県長岡市に編入)新山で雪崩を伴なう地すべり(斜面を形成する地塊[土砂・岩塊]が、地下の地層中に円弧状、又は平面状に形成される地質的不連続面、即ち「すべり面」を境にして、すべり面上の地塊がゆっくりと移動する現象)が発生。住宅2棟が全壊して6名が死亡する。
1963年 - 新潟県西頸城郡能生町小泊(2005年に新潟県糸魚川市と合併し、現在は新潟県糸魚川市大字能生となっている)にある国鉄(日本国有鉄道、現在の西日本旅客鉄道[JR西日本])北陸本線能生駅(現在は、2015年3月14日の北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間延伸開業に伴ない、並行在来線として西日本旅客鉄道[JR西日本]から経営分離されて発足した、新潟県や地元自治体、企業等の出資による第三セクター方式の鉄道事業者、えちごトキめき鉄道の路線、日本海ひすいラインに所属する駅となっている)の西約2kmのトンネル坑口付近で地すべりが発生。山腹が長さ約300m、幅約170mに亘って崩壊する。地すべりは2回発生し、この崩壊で約150,000立方mの土砂が流出し、死者・行方不明者4名、負傷者21名、全壊家屋25戸、半壊家屋3戸の被害を出す。北陸本線を走行中の貨物列車が転覆し、普通列車が土砂に乗上げて海岸まで押出される等の被害があったが、普通列車の乗客150名に負傷者は出ていない。現在、現場付近の線路はルート変更され、延長11.3kmの頸城トンネルが開通している。
1965年 - アメリカの平和運動家アリス・ハーズが、ベトナム戦争に抗議して焼身自殺を図る。 
1966年 - アメリカ航空宇宙局(NASA)の人工衛星「ジェミニ8号」が打上げられ、同日、史上初となる2機の宇宙機の軌道上でのドッキング(軌道上におけるランデブーや、ドッキングの技術開発に用いられた無人技術試験衛星、アジェナ標的衛星との間のランデブー[宇宙空間において、2機以上の宇宙船、又は宇宙船と宇宙ステーション等が速度を合わせ、同一の軌道を飛行し、互いに接近する操作])が行なわれたが、同時に、これもアメリカ初となる、宇宙空間における乗員の生命を脅かす程の深刻な機器の故障が発生し、飛行を緊急に中止する必要が迫られる。飛行士らは無事地球に帰還したが、このような緊急事態からの生還は、他にアポロ13号(人類初の月への有人宇宙飛行計画、アポロ計画の3度目の有人月飛行)の例があるのみとなっている。 
1968年 - ベトナム戦争: アメリカ軍によるミ・ライ村(ソンミ村、現在のベトナム中部に所在)虐殺事件が起きる。無抵抗の村民504名を無差別射撃等で虐殺した、このソンミ村虐殺事件は、ベトナム反戦運動のシンボルとなり、また、国外でも大きな批判の声が起こって、アメリカ軍が支持を失うきっかけとなる。 
1969年 - ビアサ742便墜落事故。南アメリカ北部に位置するベネズエラの首都カラカスから、ベネズエラ北西部にあるマラカイボを経由し、アメリカ合衆国東南部、フロリダ州にあるマイアミ国際空港に向かっていたビアサ(ベネズエラ国際航空)742便DC-9-30型機が、マラカイボを離陸後、機体が送電線と接触して墜落。乗客74名、乗員10名の計84名全員と地上にいた71名の合わせて155名が死亡する。事故原因は、滑走路に沿って設置されたセンサーが故障のため誤った情報を伝え、その情報を元に計算したことにより、過積載(5,000ポンド[約2.3t]以上超過)となったこととされる。また、滑走路が短かったことも事故の一因であると言われる。
1970年 - 旅券(パスポート)の発行にコンピューターを導入。申請から発行までの期間が約2週間に短縮される。
1976年 - イギリスの首相ハロルド・ウィルソンが、病気(死後、アルツハイマー病[脳が萎縮していく病気]と公表される)により辞任する。 
1978年 - イタリアの元首相アルド・モーロが、イタリアの極左テロ組織「赤い旅団」により誘拐され、後に殺害される。 
1978年 - フランス北西部、ブルターニュ半島沖でリベリア船籍の大型夕ンカー『アモコ・カディズ』が坐礁し、史上最大の海洋汚染事故となる。『アモコ・カディズ』が積載していた原油約22万tの内、約17万tが流出。24日には船体が完全に分断されほぼ沈没、原油は全て流出する。この事故により、ブルターニュ半島沿岸が約125マイル(約200km)に亘り汚染され、漁業等に壊滅的な被害を及ぼす。 
1980年 - 都営地下鉄新宿線の新宿駅 - 岩本町駅間(路線距離7.3km)が延伸開業し、京王電鉄京王線と相互直通運転を開始する。