3月15日 記念日 その6 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

オリーブの日。
1972(昭和47)年、「多くの人にオリーブを知って頂こう!」ということで、瀬戸内海東部の海域、播磨灘にある香川県小豆郡に属する島、小豆島の島内にある企業代表ら、有志からなる任意団体「オリーブを守る会」が、3月15日を「オリーブの日」に制定した。1950(昭和25)年3月15日、第124代天皇、昭和天皇が、小豆島でオリーブの種をお手撒きになったこの日を、1972(昭和47)年に「オリーブを守る会」が提唱したことから始まる。昭和天皇がお手播きされた種は発芽し、現在では立派な樹に成長している。香川県小豆郡小豆島町にある小豆島町立のオリーブをテーマとする公園(テーマパーク)、小豆島オリーブ公園では、3月15日近くになるとオリーブウィークの記念行事が行なわれる。オリーブを身近に感じてもらいたい、との願いから開催されている。また、2008(平成20)年4月にはオリーブ植栽100周年を迎え、4月に行なわれた植樹祭を皮切りに、百年祭をスタートさせた。小豆島は、香川県の県庁所在地、高松市の約20km北東沖に位置し、同県最大の島である。瀬戸内海では淡路島に次いで2番目の面積で、日本の島においては19番目の大きさである。横に向いた牛が西を見ているような特徴的な形で、海岸線は変化に富み、多数の半島と入江がある。年間を通じて天気や湿度が安定しており、温暖な瀬戸内海式気候を活かし、オリーブやミカン、スモモ等の栽培が行なわれている。本州島、四国島から橋梁、トンネル等で繋がっていない非架橋の島としては、瀬戸内海で最大の人口を有する島である。また、空路が存在しないため、船でしか渡れない離島としては、日本国内で最大の人口を有する島で、1日に発着するフェリーの本数は、日本有数の数を誇る。オリーブは、モクセイ科の常緑高木で、果実がオリーブ・オイルやピクルス(欧米風の漬物)等を作る時に利用されている。ヨーロッパの地中海地方が原産とされ、葉が小さくて硬く、比較的乾燥に強いことから、スペインやイタリア等の地中海地域で広く栽培されている。紀元前700年頃から、古代ギリシャはオリーブの栽培によって国力を蓄え、今日の産油国のように繁栄を迎えた。ギリシャが地中海各地に植民市を建設すると共に、オリーブの木も移植されていった。紀元前370年頃にイタリア半島に移植され、やがてオリーブの主要生産地の1つとなった。日本での栽培は、小豆島で1910(明治43)年頃に初めて成功した。現在では、香川県、岡山県や兵庫県、九州等で栽培されているが、今も小豆島が国内最大の生産量を誇っている。オリーブの実は生食には適さず、一口噛んだだけでも数時間、口の中が渋みでしびれた状態が続き、味覚も低下する。オリーブの木材は硬くて(爪の先で押しても殆ど傷付かない)重く(比重は約0.9)、さらに緻密で、油分が多く耐久性があり、装飾品や道具類、特に、まな板、すりばち、すりこぎ、スプーン、調理用へら等の台所用品を作るのによく用いられ、木製品としてはかなり高価である。日本では、印鑑の材料にされることもある。オリーブ材の加工はフランスやイタリア等で盛んであるが、ヨーロッパのオリーブは幹が細いものが多く、加工用のオリーブ材はチュニジア等のアフリカ産が多い。日本でも、小豆島でオリーブ材を僅かに生産している。オリーブは豊穣・富の象徴とされ、「太陽の樹」とも呼ばれる。また、勝利の象徴とも、平和の象徴ともされる。オリュンピア大祭(古代オリンピック)では、勝者に授けられる冠に、ギリシャ南方の地中海に浮かぶギリシャ最大の島、クレタ島のオリーブの樹から作られたオリーブ冠が使われた。オリーブの花言葉は、「平和」「安らぎ」「知恵」「勝利」であり、オリーブの枝は、国際連合旗や、数ヶ国の国旗や国章にも使われている。日本では、香川県の県の木、県の花に指定されている。オリーブの果実から得られる植物油がオリーブ・オイル(オリーブ油)で、主に地中海に面した地域(イタリア、スペイン、ギリシャ等)で好んで使われる。ギリシャでの消費量は世界一で、日常の食卓において様々な料理に使われており、日常生活に欠かせない食材である。また、食用の他、化粧品、薬品、石鹸等の原料としても用いられる。オリーブオイルは、生の果肉から非加熱で果汁を絞って放置しておくだけで、自然に果汁の表面に浮かび上がり、これを分離することで得ることができる。果汁から遠心分離等の機械的処理のみで得られた油をヴァージンオリーブオイルと呼び、その中でも、風味官能検査で味や香りに欠陥が1つもなく、酸度が0.8%以下のものを、特にエクストラ・ヴァージンオリーブオイルと呼ぶ。また、品質の悪いヴァージンオリーブオイルを精製(脱酸・脱臭・脱色等)したもので、酸度が0.3%以下のものを精製オリーブオイルといい、この精製オイルと中程度の品質のヴァージンオイルをブレンドし、酸度1.0%以下にしたものをオリーブオイル(日本では、ピュア・オリーブオイル)と呼ぶ。
SideMサイコーの日。
東京都港区芝に本社を置く、スマートフォンやコンシューマーゲーム機等のゲームソフトの制作、開発を行なう企業、株式会社バンダイナムコエンターテインメントが制定。株式会社バンダイナムコエンターテインメントが配信するソーシャルゲーム「アイドルマスター SideM」は、プレイヤーが「315プロダクション」のプロデューサーとなって、アイドルの卵をトップアイドルへと育てていくゲーム。この記念日を通して、プレイをしてくれるプロデューサーと共に「sideM」の魅力を、より多くの人に知ってもらうことが目的。日付は、ゲーム内に登場する「315プロダクション」からと、「最高(サイコー = 315)」のゲームとの意味を込めて3月15日としたもの。「アイドルマスター SideM」のゲームジャンルは、ドラマチックアイドル育成カードゲーム。キャッチコピーは「医者!フリーター!自衛官!理由(ワケ)あって、アイドル!」。2014(平成26)年2月28日にサービスを開始しており、略称は「Mマス」で、登場キャラクターは49人となっている。
最硬の盾の記念日。
東京都千代田区富士見に本社を置く、出版事業や映像事業、版権事業等を手掛ける企業、株式会社KADOKAWAのアニメ事業局が制定。日付は、3月15日の「3」と「1」と「5」で、「最硬(さ[3]い[1]こ[5])」と読む語呂合わせから。株式会社KADOKAWAから出版されているライトノベル『盾の勇者の成り上がり』『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』の2つの書籍から生まれた、テレビアニメ作品のPRが目的。両作品では、「盾」が最も防御力の高い(最硬)アイテムとしてフィーチャーされている。2012(平成24)年10月、小説投稿サイト「小説家になろう」で連載を開始した『盾の勇者の成り上がり』は、著者・アネコユサギによるライトノベル。テレビアニメの第1期は、2019(平成31年1月から6月まで、AT-X・TOKYO MX他で、2クール25話が放送された。2016(平成28)年5月、同じく小説投稿サイト「小説家になろう」で連載を開始した『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』は、著者・夕蜜柑によるライトノベル。テレビアニメは2020(令和2)年1月、AT-X・ABCテレビ他で放送が開始された。
温泉むすめの日。
東京都渋谷区富ヶ谷に本社を置く、地域活性クロスメディアプロジェクト「温泉むすめ」の運営を行なう企業、株式会社エンバウンドが制定。日付は、「温泉むすめ」のプロジェクトが本格的に活動を始めた、2017(平成29)年3月15日から。この日、東京都練馬区豊玉北に本社を置くアニメ制作会社、株式会社動画工房による「温泉むすめ」のイメージPVアニメが公開された。各地の温泉地をモチーフとしたキャラクターを制作して、様々なメディア展開を行なうこのプロジェクトを、さらに多くの人に知ってもらい、いつまでも愛してもらうことが目的。「温泉むすめ」とは、アニメや漫画、キャラクターや声優等が持つ創造的な価値を通じて、日本全国の温泉地や地方都市の魅力を、国内外に発信するプロジェクトである。具体的には、全国の各温泉地をモチーフとした二次元キャラクターを制作し、コミックやノベル、ゲームや音楽等による多面的なメディア展開を実施する。また、これらのキャラクターを全国各地で利用、活用していき、キャラクターを演じる声優によるトークショーや、音楽ライブ等のリアルイベントを開催し、各地域を活性化させる。旅離れと言われて久しい若年層や、クールジャパンコンテンツを好む外国人観光客に向けて、温泉地や地域の魅力を伝え、現地への来訪を促進することを主な目的としたプロジェクトである。