3月14日 記念日 その1 | スズメの北摂三島情報局

スズメの北摂三島情報局

2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

西暦(グレゴリオ暦)AD2024年 令和6年 平成36年 
昭和99年 大正113年 明治157年 皇紀2684年 干支 甲辰(きのえ たつ)
第2木曜日 旧暦  2月 5日、赤口(丁丑)、月齢  3.7  
グレゴリオ暦で年始から74日目、年末まであと292日。
誕生花 チューリップ(まだら)・アーモンドの花・カモミール・キャンディタフト・カミツレ・アーモンド。

ホワイトデー。
ホワイトデーは、一般的に2月14日のバレンタインデーにチョコレート等を貰った男性が、そのお返しとしてキャンディやマシュマロ、ホワイトチョコレート等のプレゼントを女性へ贈る日、とされる。但し、近年(2000年代以降)の日本では、友チョコや自分チョコ等、バレンタインデー文化が多様化してきていることから、ホワイトデーにも友チョコのお返しが行なわれる等、多様化が見られる。ホワイトデーの習慣は日本で生まれ、中国や台湾、韓国等、東アジアの一部でも定着している。欧米ではこういった習慣は見られない。日本でバレンタインデーが定着するに従って、若い世代の間でそれにお返しをしようという風潮が生まれた。これを受けた菓子業界では、昭和40年代に入って以降、個々に独自の日を定め、ビスケットやマシュマロ、キャンディ等を「お返しの贈り物」として宣伝販売するようになった。日本におけるホワイトデーの元祖については諸説あり、ホワイトデーの時期になると、各陣営がそれぞれが元祖と広報している。キャンデーの販売促進に結び付け、東京都台東区入谷に所在する業界団体の全国飴菓子工業協同組合(全飴協)関東地区部会が、ホワイトデーとして催事化したことから、全国飴菓子工業協同組合(全飴協)は、1978(昭和53)年に「キャンディを贈る日」としてホワイトデーを制定し、2年後の1980(昭和55)年より、イベントやキャンペーンをスタートさせた。ホワイトデーを3月14日に定めた理由は、269(神功皇后摂政69)年2月14日、兵士の自由結婚禁止政策に背いて結婚しようとした男女を救うために、キリスト教の聖職者、ウァレンティヌス司祭は殉教したが、その1ヶ月後の3月14日、その男女が改めて永遠の愛を誓い合った、と言われることに由来するという。全国飴菓子工業協同組合(全飴協)はその後、ホワイトデーを「キャンディの日」とも称している。なお、ホワイトデーの「ホワイト」は、飴菓子の原料である砂糖の白からとされる。白(ホワイト)には、「幸福を呼ぶ」「縁起が良い」という意味がある、ということで、バレンタインデーの丁度1ヶ月後にホワイトデーを設定した、との話もある。1978(昭和53)年に白いマシュマロ菓子(ふんわりとしたメレンゲ[鶏卵の卵白を泡立てた食材]にシロップを加え、ゼリーで固めて粉をまぶした菓子)の銘菓「鶴乃子」で知られる福岡市の老舗菓子屋「石村萬盛堂」が、この日にバレンタインチョコのお返しとして白いマシュマロを売出し、その後、クッキーやキャンディ等をこの日に発売する菓子店が続出し、全国に普及した、との説の方が有力とされる。最初は、マシュマロをプレゼントしたので「マシュマロデー」と呼ばれた。洋菓子や菓子類を製造・販売する株式会社不二家は、「リターン・バレンタイン」という名称で、バレンタインデーのお返し用菓子類の宣伝販売を行なうようになり、1973(昭和48)年にマシュマロを中心とした菓子を製造・販売する株式会社エイワと協力して、3月14日にマシュマロを販売するキャンペーンを開始した。さらに、近年では、デパート等で食品以外の贈り物等の販売促進も行なわれており、菓子業界では、駅やデパートでの手焼きクッキー等の販売も売上げを伸ばしている。恋人同士のバレンタインデーやホワイトデーには、チョコ・飴等だけではなく、アクセサリー等も一緒にプレゼントすることも多い。ある調査によると、女性側の希望では、菓子類は第2位で、第1位は、ピアスやネックレス等のアクセサリーとなっている。
さーたーあんだぎーの日。 
「さーたーあんだぎー」とは、砂糖、小麦粉等を使い、油で揚げた沖縄を代表する菓子で、砂糖を多めに使用した球状の揚げドーナツである。『さーたーあんだぎーのうた』を2004(平成16)年3月14日に発表した、沖縄出身のミュージシャン・シンガーソングライター・ラジオパーソナリティー・タレント、シューベルトまつだが制定した日。「ホワイトデーには『さーたーあんだぎー』をお返しに贈ろう」と呼掛け、全国に沖縄の家庭の味「さーたーあんだぎー」を普及させることが目的。シューベルトまつだは、シンガーソングライター兼ギター漫談家で、『(中小企業楽団)バラクーダー』を結成し、作曲を手掛けた「日本全国酒飲み音頭」(72万枚)、「チャカ・ポコ・チャ」(40万枚)、「演歌・血液ガッタガタ」(50万枚)の連続ヒットで、人気者となったベートーベン鈴木の弟子であり、20代前半、アニメソング界の帝王と呼ばれる歌手、水木一郎の元で、アニメシンガー「歌のお兄さん」としての活動をスタートする。2002(平成14)年、故郷の楽器、三線(弦楽器の一種で、沖縄県で主に用いられる)と出会い、独学で三線を習った上で、沖縄ソングの作詞作曲の活動も始め、「沖縄のPR活動」に取組んでいる。縁起の良い菓子とされる「さーたーあんだぎー」とは、一般には「サーターアンダーギー」と表記されることが多く、首里方言(沖縄諸島中南部で話される方言)で、「サーター」は砂糖、「アンダーギー」は「アンダ(油)+アギ(揚げ)+語尾を伸ばす」ことで、「油で揚げたもの」という意味になる。砂糖がふんだんに使われ、また、気泡が小さくて密度が高いため、食べ応えや満腹感のある菓子であり、表面はサクサク、中はシットリ、若しくはモッソリとした食感である。時間をかけて中まで揚げることから日持ちし、数日程度は常温下でも置いておけるため、これを一度に大量に揚げる。沖縄では家庭で作られる他、街角や市場の天ぷら店でも販売している。店売りの場合、精白糖を使用したものを「白」、黒糖を使用したものを「黒」と呼んでいる。また、「サーターアンダーギー」は、表面が割れ目を生じるその形状から、沖縄県で「女性」を象徴するお菓子とされている。 
不二家パイの日。
東京都文京区大塚に本社を置く、「ミルキー」「ルック」「ホームパイ」等の人気菓子やケーキ・洋菓子の製造販売で知られる企業、株式会社不二家が2017(平成29)年に制定した日。3月14日の「ホワイトデー」に不二家のパイを食べてもらい、その品質の良さを知ってもらうことが目的。日付は、「ホワイトデー」は「バレンタインデー」のお返しの日だけに、生地を何度も折返し層を重ねて作るパイは、贈り物にふさわしいことと、記号の「π(パイ)」は一般的に「3.14」と憶えられていることから。この日を中心に、店舗に来店した人にホームパイをプレゼントする等のイベントを行なっている。バターの風味とサクサク食感が特徴の、子どもからお年寄りまでみんなで楽しめる「ホームパイ」。富士山の天然水と発酵種(ルヴァン種)をパイ生地に仕込んで約700層に折込み、丁寧に焼上げた横浮きパイである。品質改良を行ない、ホームパイの特徴であるバターの風味がアップし、さらにこんがりサクサクになっている。「ホームパイ」の他に、「ホームパイ(スイートバニラ)」「ホームパイ(ビターショコラ)」「ホームパイこんがり焼きミルフィーユ(ショコラ)」「ホームパイこんがりパイラスク(シュガーバター)」等がある。1910(明治43)年創業の株式会社不二家は、2008(平成20)年から、日本最大規模の製パン業者、山崎製パン株式会社の子会社となっている。社名は、創業者である藤井家の「藤」と、日本のシンボルである「富士山」、そして「二つと無い存在に」(不二)との意から。イメージマスコットは、ペコちゃんとポコちゃんで、日本ケンタッキーフライドチキンのカーネル・サンダース像に続いて、立体商標として1998(平成10)年6月19日に登録された。