3月10日 できごと その2 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

1965年 - 国土交通省の外局(特殊な事務、独立性の強い事務を行なうための組織で、独任制の庁)、気象庁が、富士山山頂で富士山レーダーを用いた観測を開始。台風被害を予防する目的で日本本土に近付くおそれのある台風の位置を、早期に探知するため気象レーダーを設置することとなり、設置場所は、全方向に亘ってレーダーの電波が山岳で遮られることがない、という観点から、富士山頂が選定される。従来から測候所として機能していた富士山測候所に、レーダー棟を増設することが決まったが、過酷な気象条件であるため工事は難航する。約10ヶ月の作業の末、世界最高所にある気象用レーダーが完成。レドーム(レーダードーム)の白いドーム構造物は、設置されていた当時は、富士山頂の代表的な構造物の1つとなる。気象衛星により台風の接近を観測できるようになったことと、代替レーダーが静岡県の牧之原台地(牧之原気象レーダー観測所)と長野県の車山(車山気象レーダー観測所)の2ヶ所に設置されることにより、その役割を終えた富士山レーダーは、1999年に運用を終了。その後、富士山頂から本体は解体撤去され、2001年には富士吉田市に移設され、富士吉田市立富士山レーダードーム館として公開されている。
1969年 - 成田空港問題:第2次成田デモ事件(TBS成田事件)。東京国際空港(現在の成田国際空港)建設地周辺で、東京放送(現在のTBSテレビ)のテレビクルーが、成田空港反対派農民や学生等を、反対派集会(後に暴動に発展)に搬送する。 
1974年 - フィリピン中部にあるルバング島で、残留していた元陸軍少尉、小野田寛郎が救出される。 
1975年 - 山陽新幹線の岡山駅 - 博多駅間が開業し、山陽新幹線は全線開通する。それに伴なって、大規模ダイヤ改正が実施される。 
1977年 - 太陽系第七惑星、天王星に「天王星の環」が発見される。「天王星の環」は、1978年までに9つの環が確認され、1986年には、無人宇宙探査機「ボイジャー2号」の写真から、さらに2つの環が発見される。2003年から2005年には、地上約600km上空の軌道上を周回する宇宙望遠鏡(地球の衛星軌道上等の宇宙空間に打上げられた天体望遠鏡)、ハッブル宇宙望遠鏡の写真から、さらに外側に2つの環が発見される。
1978年 - 今町会館ビル火災。新潟市古町(現在の新潟市中央区)にあった雑居ビル「今町会館ビル」(鉄骨造、3階建、延床面積341.9平方m)で火災が発生。初期消火の僅かな遅れ等により、死者11名、負傷者2名等の被害を出す惨事となる。
1981年 - 第54代横綱輪島大士が現役引退。 
1982年 - 惑星直列。太陽系内の惑星が太陽に向かってほぼ一直線に並ぶ現象で、全ての惑星が太陽から見て95度以内に入る。名称からすると、惑星が日食や月食のように完全に一直線に並ぶような印象を受ける。もし、惑星が2つだけならば、太陽に対して完全に一直線に並ぶ点は、その軌道上に2ヶ所存在する。しかし、3個以上の惑星が完全に一直線に(例えば、5度以内に収まるものとして)並ぶことは、過去約10万年まで遡り、また、現在から約10万年後まで測るとしても観測できない程、まさに天文学的な確率であり、まずあり得ない。実際は、そこまで厳密なものではなく、多くの惑星が地球から見てほぼ同時期に、外惑星は衝(地球から太陽系天体を見た時に、その天体が太陽と正反対の位置にある状態を指す言葉)、内惑星は内合(地球から見てほぼ同じ位置にある状態を指す言葉)の付近に位置する状態を、一般に「惑星直列」と呼ぶ。但し、何個以上の惑星について言うか、何日以内の誤差ならば「ほぼ同時期」とするか等、その許容範囲の定義は存在しない。1982年に起きた例は、太陽から見て90度程度の扇形範囲に、全惑星が集まっていたものである。外惑星が合、内惑星が外合の付近に位置しても、形の上では「直列」していることになるが、この場合、地球からは外惑星・内惑星に係わらず、当該惑星は観られない。この状態でも惑星直列に含められるかは、議論の余地がある。「惑星直列」はそもそも天文学用語ではなく、科学的な意義はない。ただ、複数の明るい惑星が同時に観測好期を迎えることになるので、視覚的に目を引く現象ではある。また、宇宙探査機による、フライバイ(接近通過)式による惑星探査で、複数の惑星を一度に対象とするのにも都合が良い。惑星が一直線に並ぶと、多くの惑星の総合された重力が太陽に異変を起こし、地球にもその影響が及ぶ、との主張があり、オカルト雑誌等で取上げられることがある。しかし、地球科学の立場からは、惑星直列による重力の変化は、月と太陽による潮汐の数10万分の1以下であるため、問題が起きる理由にはなり得ない。
1985年 - 本州の青森県東津軽郡今別町浜名と、北海道上磯郡知内町湯の里を結ぶ北海道旅客鉄道(JR北海道)の鉄道トンネル、青函トンネル(全長約53.9km)の本坑が貫通する。 
1990年 - 東京都千代田区の東京駅から、東京湾湾岸沿いを経由して千葉市中央区の蘇我駅を結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の幹線路線、京葉線(路線距離43.0km)が全線開通。京葉線は、東京から千葉の蘇我駅まで、総武本線のバイパス的役割を果たすと共に、東京都心と、沿線の東京ディズニーリゾートや、幕張メッセ、ZOZOマリンスタジアム等のある幕張新都心を結ぶアクセス路線となり、また、沿線の船橋市や浦安市、千葉市等の生活路線ともなっている。蘇我駅で内房線や外房線と接続しており、東京駅から房総方面へ向かう特急列車が、京葉線を経由して運行されている。各駅停車・快速電車も、朝夕ラッシュ時に内房線・外房線・東金線との直通運転を行なっている。2008年3月31日に発表された東日本旅客鉄道(JR東日本)の「グループ経営ビジョン2020-挑む-」において、京葉線は、武蔵野線・南武線・横浜線と共に「東京メガループ」に指定され、私鉄との接続で重要な役割を担っているとして、今後利便性・快適性を、輸送サービス・駅設備・生活サービスのそれぞれの面から向上させる、としている。 
1997年 - 関東広域圏を放送対象地域とするテレビジョン放送の特定地上基幹放送事業者、フジテレビが東京都新宿区河田町から東京都港区台場へ移転し、本放送を開始する。 
2000年 - インターネット・バブル: アメリカの電子株式市場「ナスダック(NASDAQ)」に上場している銘柄を対象にした株価指数、ナスダック総合指数が、最高値の5132.52を記録。 
2000年 - 東海道・山陽新幹線の食堂車がこの日限りで廃止。 
2001年 - 東京都調布市に、多目的スタジアムの東京スタジアム(呼称は「味の素スタジアム」[略称「味スタ」])が開業。 
2005年 - 島根県議会が、2月22日を「竹島の日」とする条例案を可決する。 
2006年 - アメリカの火星探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター」が、太陽系第四惑星、火星の軌道に投入される。
2006年 - 全日本空輸から、短距離路線専用モデルのボーイング747SR型機が全機退役する。 
2008年 - 中国にあるチベット自治区の中心都市ラサで、チベット独立を求めるデモをきっかけとして発生した暴動、チベット騒乱(2008年)が始まる。 
2009年 - カーネル・サンダースの呪い/カーネル・サンダース像発見。1985年の阪神タイガース優勝時に、大阪市中央区にある道頓堀川に投棄されたカーネル・サンダース人形が、24年振りに再発見される。
2009年 - 日経平均株価が、終値ベースでバブル崩壊(1991年3月から1993年10月までの景気後退期)後の最安値7,054円98銭を記録。
2010年 - 神奈川県鎌倉市にある、鶴岡八幡宮の「公暁の隠れ銀杏」と呼ばれるイチョウが、強風により倒壊する。
2013年 - パンスターズ彗星 (C/2011 L4)が近日点(太陽の重力中心に最も近付く位置)を通過。パンスターズ彗星は当初、視等級が0等級の大彗星になると予測されたが、実際には肉眼で微かに見える程度に留まる。 
2017年 - 韓国の憲法裁判所が、第18代韓国大統領朴槿恵の弾劾訴追を妥当と判断し、朴槿恵は大統領職を失職する。
2017年 - 東京地下鉄(東京メトロ)銀座線の通勤形電車、営団01系電車が営業運転を終了。東京地下鉄(東京メトロ)の前身、帝都高速度交通営団(営団地下鉄)が保有していた営団01系電車は、1984年から量産が開始され、1997年までに6両編成38本(228両)が製造される。従来の銀座線車両のイメージを大きく変えるデザインを採用し、走行性能は従来の銀座線車両を大幅に上回っている。置換え用の新型車両、東京メトロ1000系電車の導入が進み、最後に残った第30編成が、この日に営業運転を終了する。
2019年 - エチオピア航空302便墜落事故。エチオピアの首都、アディスアベバ近郊にあるボレ国際空港から、ケニアの首都ナイロビにあるジョモ・ケニヤッタ国際空港に向かっていたエチオピア航空302便ボーイング737 MAX 8型機が、離陸から約6分後にレーダーから消失。ボレ国際空港の南東約62kmの地点に墜落し、乗客149名、乗員8名の計157名全員が死亡する。
2019年 - スキージャンプ・ワールドカップ2018/19で、小林陵侑が総合優勝。同大会における、ヨーロッパ人以外初の総合優勝となる。