3月10日 記念日 その6 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
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柴犬ハルがお伝えします

名古屋コーチンの日。
愛知県と、愛知県名古屋市中区丸の内に所在する一般社団法人名古屋コーチン協会が、2016(平成28)年に制定。日本を代表するブランド地鶏である「名古屋コーチン」の、より一層の消費拡大を図ることが目的。日付は、尾張国/美濃国/三河国尾張藩藩士の海部壮平、海部正秀兄弟によって手掛けられた地鶏の「名古屋コーチン」が、その優れた肉質や産卵能力が評価され、1905(明治38)年3月10日に、日本初の実用品種として、日本家禽協会から認定された史実から。官民一体となって、名古屋コーチンの発展に邁進しており、この日には、愛知県内で名古屋コーチンをPRするイベントや、名古屋コーチン鶏肉・鶏卵・加工品の即売会等が実施されている。 名古屋コーチンとは、愛知県特産である鶏の卵肉兼用種である。 後に「名古屋種」と改名されたが、現在も「名古屋コーチン」のままで流通している。名古屋コーチンは、明治時代初期に愛知県で作出された鶏で、1999(平成11)年6月21日に制定された地鶏肉の日本農林規格にも、在来種(明治時代までに国内で成立し、又は導入され定着した鶏の品種)に挙げられている。現在、市場に流通している肉や卵の殆どは、愛知県畜産総合センター種鶏場から供給された、種鶏(親鶏)から産まれた名古屋コーチンによって生産されたものである。名古屋コーチンは、愛知県とその近隣県を中心に日本全国で飼育されていて、その肉や卵は高級食材となっている。卵をよく産み、肉もおいしいことから、「卵肉兼用種」に分類されている。1955(昭和30)年頃には毎年100万羽以上の雛がふ化され、愛知県のみならず全国に出荷されて、養鶏業の振興に大きく貢献していた。1962(昭和37)年以降、採卵専用、肥育専用に改良された外国産の種鶏(親鶏)が輸入されると、養鶏場で飼育される鶏は、大量生産に適した外国鶏へと変わっていき、名古屋コーチンは次第に活躍の場を失い、飼育羽数が数百羽程度にまで減少した。1970(昭和45)年頃になると、消費者から愛知県の鶏料理に欠くことができない、昔ながらの「かしわ肉」を求める声が高まった。1973(昭和48)年から、愛知県は名古屋コーチンの「かしわ肉」の生産という新たな展開を目指して、大型化に向けた改良に着手した。1984(昭和59)年に愛知県が、従来よりも産肉性に優れる「肉用名古屋コーチン」の供給を開始すると、当時のグルメ志向、本物志向とも相まって生産羽数が急増し、再び活躍の場を取戻した。現在では、名古屋コーチンは、圧倒的な知名度の高さと人気を誇る「地鶏の王様」となっている。肥育専用の鶏であるブロイラーは、50日間程の短期間で出荷されているが、名古屋コーチンの出荷日齢は概ね120日から150日で、オスの方がメスより早く出荷される傾向がある。長期間飼育されるため、名古屋コーチンの肉はこくのある旨みと、締まった歯ごたえが増し、ブロイラー鶏肉にはない、奥深い味わいが感じられる。さらに、殆どの地鶏が在来種と肥育専用の外国鶏と交配させた交雑鶏であるのに対し、名古屋コーチンは他の鶏と交配させることなく、純血のままを保っていることから、昔ながらの地鶏の味を存分に堪能できる。 なお、名古屋コーチンの「名古(ナゴ、7と5)」の語呂合わせから、東京都文京区に本社を置く名古屋コーチン専門の鶏料理店である「有限会社東京やきとり亭」が制定した「たべるたのしみ名古屋コーチンの日」は、7月5日とされている。
メントスの日。 
「メントス」は、ミント味のソフトキャンディーをハードキャンディーで包み、さらにシュガーコーティングした三層構造の独特の食感が人気のキャンディー。イギリスの食品メーカー、キャドバリーの日本法人で、日本での「メントス」ブランドを手掛ける菓子・飲料メーカー、キャドバリー・ジャパン株式会社が制定。日付は、「メントス」のネーミングが、商品の生まれたオランダで、ミントを指す言葉であることに由来するため、3月10日の「3」と「10」で、「ミ(3)ント(10、十)」と読む語呂合わせから。東京都品川区東品川に本社を置くモンデリーズ・ジャパン株式会社は、1978(昭和53)年にキャドバリー・ジャパン株式会社として創業し、現在は、アメリカの食品・飲料会社で、世界第3位となるモンデリーズ・インターナショナルがキャドバリーを買収したことに伴ない、現在の社名となっている。2015(平成27)年10月、「メントス」の日本での販売は、主に菓子類やアイスクリーム等を販売している食品メーカー、クラシエフーズ株式会社に移管した。
ミルトンの日。 
赤ちゃんの健康と健やかな成長は、ママとパパの願い。ママ達が赤ちゃんの衛生管理について考えるきっかけの日をと、東京都千代田区神田駿河台に本社を置き、哺乳瓶用の消毒剤として有名な「ミルトン」を発売する中堅医薬品メーカー、杏林製薬株式会社が制定。日付は、3月10日の「3」と「10」で、「ミ(3)ルト(10、十)ン」と読む語呂合わせから。この日には、妊婦とその家族を招待しての出産準備イベントが開催され、スペシャルゲストによるトークショー等が行なわれる。「ミルトン」は、赤ちゃんの安心を一番に考えて作られたベビーグッズ用洗剤で、哺乳瓶・搾乳器・野菜洗いに使える。「ミルトン専用容器」は、水位線付きの半透明の本体のため、調製が手軽にできる。また、落し蓋付きで、軽い物の浮上がりを防ぎ、しっかり除菌できる。長く握り易いトング(哺乳瓶バサミ)もセットになっており、底に沈んだ小物や哺乳瓶も、溶液に触れずに取出せる。
ミードの日。
京都府宇治市明星町に事務局を置く一般社団法人、日本ミード協会が制定。人類最古の酒とも言われる、蜂蜜を原料とする醸造酒の「ミード」(蜂蜜酒)の認知度を高め、その美味しさを、より多くの人に味わってもらうことが目的。日付は、3月10日の「3」と「10」で、「ミー(3)ド(10、十)」と読む語呂合わせから。2015(平成27)年に設立された一般社団法人日本ミード協会は、ミード(蜂蜜酒)を製造、又は販売をする法人を正会員、その他関係団体、法人、並びに個人を賛助会員として構成されている全国の団体で、ミードの普及や、業界の発展に寄与するため、各種セミナー、勉強会等、様々な活動を行なっている。蜂蜜を原料とする蜂蜜酒は、ワイン等よりも古く、1万年以上前からあったとされる、人類最古の酒であるが、ビールやワイン等の他の醸造酒が台頭するに連れて、蜂蜜酒は日常的な飲み物ではなくなっていった。蜂蜜酒の市場は、東ヨーロッパやロシアが主である。自家生産される地域は中東、エチオピア等のアフリカ諸国、中米からブラジルにかけて点在している。日本でも生産されているが、まだ一般の人にはあまり知られていない。アルコール度数はワイン並みで、すっきりした風味のドライタイプから濃厚な甘口、そして、シャンペンのようなスパークリングまで、バラエティーに富んだテイストが楽しめる。見た目や風味も白ワインによく似ているが、口の中に広がる味わいと、その酔い方は全く別物と言える。この蜂蜜酒は、新婚旅行を「ハネムーン」と称する語源でもある。古代から中世のヨーロッパにおいて、新婚直後の新婦は、住居から外出せずに1ヶ月間、蜂蜜酒を作り、新郎に飲ませて子作りに励んだ。これは、蜂蜜に強壮作用があるとされたことと、蜂の多産に肖る(あやかる)ためではないか、とされる。また、祝いの宴会も1ヶ月間行なわれたとも言われ、ここから「蜂蜜の1ヶ月」、つまり、「蜜月(ハニームーン)」という言葉が生まれた。早く子宝に恵まれ、初めての子どもは男の子であるように、との祈りが込められていた。