3月3日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
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柴犬ハルがお伝えします

平和の日。
1984(昭和59)年5月に日本で開催された「第47回 国際ペンクラブ東京大会」で、日本ペンクラブが「世界中のペンセンターで平和を願うキャンペーンを行なう」ことを提案。翌1985(昭和60)年の「第48回 国際ペンユーゴ大会」において、日本が「女の子の健やかな成長を祝う3月3日の雛祭りが平和の象徴としてふさわしい」と提唱し、世界中での実施が決定した。この日には、世界の各ペンクラブセンターで、平和を願う各種のキャンペーンやイベントが開催される。イギリスの首都ロンドンに本部を置く国際ペンクラブ(International PEN)は、文学を通じて諸国民の相互理解を深め、表現の自由を擁護するための国際的な団体である。国内では、一般的に国際ペン、或いは、単にペンという俗称で呼ばれることが多い。団体名の「PEN」とは、Poets(詩人)、Playwrights(劇作家)、Essaists(随筆家・評論家)、Editors(編集者)、Novelists(小説家)等の頭文字を表わす。1935(昭和10)年11月26日に創立された日本ペンクラブは、国際ペンクラブの日本センターであり、日本の文筆家で構成される非政府組織(NGO)である。言論の自由、表現の自由、出版の自由の擁護と、文化の国際的交流の増進を目的としている。独立自尊をモットーに活動をし続け、日本の言論界をリードしてきた。満州事変(満州[現在の中国東北部]の奉天[現在の瀋陽]郊外の柳条湖で、1931[昭和6]年9月18日に起きた鉄道爆破事件に始まる日中両軍の軍事衝突)以後、国際連盟も脱退して国際的に孤立する日本の状況を憂えて、1935(昭和10)年3月頃に国際ペンクラブから日本に、地域ペンの設立を求める要請が為された。これに応えて設立されたのが、日本ペンクラブである(第二次世界大戦対米英開戦に伴ない追放された後、1947[昭和22]年に復帰している)。なお、日本ペンクラブが創立された1935(昭和10)年11月26日を記念して、11月26日は「ペンの日」とされている。
三の日。
三種の神器、三大祭、日本三景等、「三」で括られることが多いが、その「三」について研究している、日本三大協会が1993(平成5)年に制定。放送作家の加瀬清志と漫画家の畑田国男による任意団体、日本三大協会は、「3」についての収集、研究を行なっている。「三種の神器」「日本三景」「三霊山」「三大祭」「三名園」「三大珍味」等、3つで括ることによって、物事が安定すると考えられてきた。因みに、ビッグスリーは、ある分野で頂点の、或いは代表的なライバル関係である3者を総称して言う言葉である。類義語として「御三家」「三巨頭」「三本柱」「三羽烏」「三強」等がある。また、名数という言葉があり、この名数とは、同類のものを幾つか纏め、その数を付けて総称する呼び方のことである。例えば、景勝地の内、特に優れた3つを纏めて「日本三景」と呼んだり、ある人の弟子の中で、特に優れた人10人を纏めて「十哲」と呼んだりするようなものである。必ずしも最も優れたもの(トップ3、トップ10等)を選んでいるとは限らない。諸説あって、「三大○○」「四大○○」に何が入って何が入らないのか、厳密に定まっていない場合もある。 
三十三観音の日。 
全国各地の三十三観音霊場の情報交換、相互交流等を目的とする「三十三観音ネットワーク会議」が、2010(平成22)年の発足会議で制定。この第1回ネットワーク会議は、広島市中区上八丁堀にあるホテル、八丁堀シャンテ(結婚式場としても広く活用された広島県市町村職員共済組合会館で、2011[平成23]年、老朽化により閉館した)を会場に開催された。日付は、「三十三観音」に因んで3月3日となった。観音菩薩は、仏教の菩薩(成仏を求める修行者で、修行中ではあるが、人々と共に歩み、教えに導く者)の一尊であり、日本や中国において古代より広く信仰を集めている尊格である。この観音菩薩が世を救済するに、広く衆生の機根(性格や仏の教えを聞ける器)に応じて、種々の形体を現じる。これを観音菩薩の普門示現(ふもんじげん)という。観音菩薩はあまねく衆生を救うために、相手に応じて「仏身」「声聞(しょうもん)身」「梵王身」等、33の姿に変身すると説かれている。西国三十三所観音霊場(近畿2府4県と岐阜県に点在する33ヶ所の観音信仰の霊場の総称)や三十三間堂(現在の京都市東山区にある仏堂)等に見られる「33」という数字は、ここに由来する。なお「三十三観音」とは、この法華経の所説に基づき、中国、及び近世の日本において信仰されるようになったものであって、仏教の経典の1つである法華経の中に33種の観音の名称が登場する訳ではない。利益をもたらす仏像として古くから信仰されてきた「三十三観音」は、観音菩薩が様々な姿に変化して現れた、それぞれの姿を象った像である三十三応現身像が原型とされる。病苦からの救済を使命とする楊柳観音や、羅刹(鬼神)・毒龍(禍をなす龍)・悪鬼の害を除くとされる魚籃観音、宮城県仙台市の仙台大観音や群馬県高崎市の高崎白衣大観音等の大観音像で知られる白衣観音等があるが、インド起源のものや、中国や日本で独自に発達したものもあり、その起源は様々である。 
オーディオブックの日。 
書籍を音声化し、耳を使って読書ができるオーディオブック。いつでもどこでも手軽に読書の時間を持つことが可能な、この文化を広めることを目的に、東京都文京区本郷に本社を置き、日本最大のオーディオブック配信サイト「FeBe(フィービー)」や、書籍を音声やニュースで紹介する「新刊JP」の運営を行なっている企業、株式会社オトバンクが制定。日付は、オーディオブックが耳で聴くものなので、「3」と「3」で「耳」の語呂合わせから。株式会社オトバンクの社名は、音声コンテンツを中心に扱っていることから、「音の銀行」に由来する。株式会社オトバンクは、経営コンサルタントの瀧本哲史が、いわゆるエンジェル投資家(創業間もない企業に対し、資金を供給する富裕な個人)として、2004(平成16)年の設立当初から投資を行なっていたことで知られ、現在では、取締役として業務に携わっている、とされる。「FeBe(フィービー)」は、2007(平成19)年からオーディオブックの配信を開始し、芥川賞受賞作やベストセラーを含む約19,000冊のオーディオブックが配信されている。サイトで購入後、タウンロードして本を聴くことができる。プロのナレーターが演じる臨場感のある朗読を聴くことができる。また、オーディオブックは持運び可能なので、通勤や通学等の移動中の「すきま時間」に、語学や資格の学習をすることもできる。 
春のちらし寿司の日。
広島市西区商工センターに本社を置く、ちらし寿司や巻寿司等の材料となる玉子焼、味付干瓢等、調理用食材を製造販売する食品加工メーカー、株式会社あじかんが、2015(平成27)年に制定。ひな祭りの定番メニューであるちらし寿司を、さらに多くの人に食べてもらうことが目的。日付は、3月3日が桃の節句であり、ひな祭りが行なわれることから。器に入れた寿司飯(酢飯)の上に具を散らせて作る寿司の一種であるちらし寿司は、その華やかな彩りが食卓に春を呼び、ひな祭りの食べものとして人気がある。語源は、寿司飯(酢飯)の上に様々な具を「散らし(ちらし)」て作ることであり、単に「ちらし」と呼ばれることもある。江戸前寿司の握り寿司に使用する寿司種(生魚を含む)等を散らし(ちらし)て作り、それから「ちらし寿司」と呼ぶようになった。なお、株式会社あじかんは、岡山のちらし寿司「ばら寿司」が生まれるきっかけとなったとされる、備前国岡山藩の池田家宗家初代藩主、池田光政の命日、1682年6月27日(旧暦では、天和2年5月22日)から、6月27日を「ちらし寿司の日」としており、さらに、株式会社あじかんは、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日で、季節を分ける節分の日に、巻寿司を丸かぶりすると、幸福が訪れると言われていることから、節分の日を「巻寿司の日」としている。
サルサの日。 
ラテン音楽のサルサに合わせて踊るダンスの1つである「サルサ」。東京都港区六本木に所在し、「サルサ」の日本の代表的なサルサプロダクションとして、様々な活動を行なっている企業、有限会社サルサホットラインジャパンが制定した日。日付は、3月3日の「3」と「3」で、「303(サンマルサン)」として、「サ」ンマ「ル」「サ」ンと読む語呂合わせからで、「サルサ」のさらなる普及を目的としている。「サルサ」のリズムの基本となるのは、南米音楽特有の「クラーベ」という単位である。「クラーベ」は、スペイン語の「clave」で、「鍵」(音楽的な意味での「キー」)を意味する。また、サルサのリズムを生むのは、「クラベス」と呼ばれる打楽器で、2本1セットの拍子木の一種である。