3月1日 記念日 その6 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

エイズ差別ゼロの日/差別ゼロの日(Zero Discrimination Day)。
国際連合合同エイズ計画(UNAIDS)が制定した国際デーの1つ。2013(平成25)年12月1日、オーストラリア南東部にあるメルボルンで開かれた「世界エイズデー(World AIDS Day)」の式典で、国際連合合同エイズ計画(UNAIDS)により、「エイズ差別ゼロの日」を制定することが発表された。そして、翌2014(平成26)年3月1日、第1回目の「エイズ差別ゼロの日」が実施された。後天性免疫不全症候群(ヒト免疫不全ウイルス[HIV]が免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊して後天的に免疫不全を起こす免疫不全症で、一般に、エイズ[AIDS]の略称で知られている)に対する正しい知識や理解がないことから、未だに偏見や差別が根強く残る国や地域も数多くある。偏見や差別を恐れて検査を拒み、その結果として保健サービスや治療を受けられない事例、そして、感染がさらに拡大する実態も報告されている。この国際デーは、エイズによる差別をなくすための日であり、そのための啓発活動等が行なわれる。国際連合合同エイズ計画(UNAIDS)は、エイズ対策の国際的な調整を目的として1996(平成8)年1月に発足した国際連合機関で、本部はスイス西部のジュネーブに置かれ、世界70ヶ国以上に事務局を持ち、主に発展途上国のエイズ対策の強化支援を行なっている。なお、国際連合の専門機関(国際連合機関)、世界保健機関(WHO)が、世界規模でのエイズ(AIDS)蔓延の防止、エイズ患者やウイルスヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者に対する差別や偏見の解消を目的として、1988(昭和63)年に制定した国際デーの1つに、12月1日の「世界エイズデー(World AIDS Day)」がある。「世界エイズデー(World AIDS Day)」のシンボルはレッドリボン(赤いリボン)で、これは、感染者や患者への連帯を表わす。レッドリボン(赤いリボン)は元々、ヨーロッパに古くから伝承される風習の1つで、病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表わすものであった。このレッドリボン(赤いリボン)がエイズ(AIDS)のために使われ始めたのは、アメリカ合衆国でエイズ(AIDS)が社会的な問題となってきた1980年代の終わり頃で、演劇や音楽等で活動するアメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州ニューヨーク市のアーティスト達にもエイズ(AIDS)が拡がり、エイズ(AIDS)に倒れて死亡するアーティスト達が増えていった。そうした仲間達に対する追悼の気持ちと、エイズ(AIDS)に苦しむ人々への理解と支援の意思を示すため、レッドリボン(赤いリボン)をシンボルにした運動が始まった。この運動は、その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染対策のためにグローバルな行動をなす国際連合機関、国際連合エイズ合同計画(UNAIDS)のシンボルマークにも採用されている。 
「ラブベジ」の日。
東京都中央区京橋に本社を置く、調味料や加工食品事業等を手掛ける大手食品企業、味の素株式会社が制定。野菜を食べたくなるメニューを届け、人々の野菜摂取量の向上を目指す「ラブベジ」プロジェクト。その象徴的な日を設けることで、産官学と連携したイベント等を企画し、野菜をもっと好きになってもらう活動をしていくという。日付は、3月1日の「3」と「1」で、野菜の「菜(さ[3]い[1])」と読む語呂合わせから。「ラブベジ」とは、「ラブ」+「ベジタブル」で、野菜を愛する気持ちを表わしている。味の素株式会社では、「ラブベジ」プロジェクトにより、旬の野菜をふんだんに使い、「調理」で野菜の魅力や栄養素を引出した、野菜が美味しいレシピ・献立を提供することで、野菜に興味を持ち、野菜を好きになることで、たくさんの野菜を摂取できることを目指している。そのレシピ・献立では、時短調理や使い切りにも工夫をしている。また、不足分とされる野菜70gを摂取してもらうために、「ラブベジ」プロジェクトでは、いつもの3食の食事に「副菜を1品プラス」することを勧めている。
タイガーボードの日。
東京都千代田区丸の内に本社を置く、石膏を原料とする建築材料の製造販売等を手掛ける大手住宅建材メーカー、吉野石膏株式会社が制定。1922(大正11)年に日本で初めての石膏ボートとして製造販売された「タイガーボード」は、2022(令和4)年の寅年に100年を迎える。火災時には、保有する結晶水が放出して建物の延焼を防ぐことができることから、内壁や天井の下地として広く使われ、防火に貢献し続けてきた「タイガーボード」を、より多くの人に知ってもらうと共に、防災意識の向上の一助になれば、との願いが込められている。日付は、「タイガーボード」が防火に寄与してきたことから、春の全国火災予防運動の初日である3月1日としたもの。また、現存する最古の石膏ボードが、1922(大正11)年の3月から6月に製造されていたこともその理由。石膏ボード(プラスターボード)とは、硫酸カルシウムの2水和物(水和物とは、水と結合した形の化学式で書ける化合物で、水分子の数により、1水和物や2水和物等と呼ぶ)、石膏を主成分とした素材を板状にして、特殊な板紙で包んだ建築材料である。安価ながら非常に丈夫であり、断熱・遮音性が高い。壁や天井を造る際には広く使われ、用途に合わせた種類がある。石膏は、多量の結晶水(原子・分子・イオン等が、規則正しく立体的に配列されている固体物質、結晶の中に一定の割合で結合している水)を含んでおり、炎や熱に晒されると、この水が蒸気として空気中に放出されることに伴ない、熱を吸収する。石膏ボードには、この結晶水が約21%相当含まれており、耐火性に大きく寄与している。石膏ボードには、キッチンや防音室等の用途に合わせた処理・加工をした種類がある。その種類には、防火石膏ボード、防水石膏ボード、耐震石膏ボード、防湿石膏ボード等がある。ボード表面に化粧加工したものを化粧石膏ボードといい、押入れ等の収納部や、天井部等に使用されている。化粧石膏ボードの化粧面(仕上げ面)は、一見すると不規則な斑模様が見えるが、多くの柄は規則・方向性があり、裏表どちらから見ても、方向が分かる様になっている。建設現場では、石膏ボードを施工することを、その様から見て、「張る」と表現することが多い。価格が安く、輸送コストが大きな製品の為、全国に工場を展開して、高い輸送コストを抑えることができた大手が強く、日本の石膏ボード市場は現在、吉野石膏株式会社と、三重県三重郡川越町高松に本社を置くチヨダウーテ株式会社の2社に集約されており、中でも吉野石膏株式会社が圧倒的シェアを誇る。
Chatworkの日。
大阪市北区梅田に本店を置く、ビジネスコミュニケーションツール「Chatwork」の開発・運営を手掛ける企業、Chatwork株式会社が制定。「Chatwork」には、グループチャットやタスク管理、ファイル管理、ビデオ通話、音声通話等、ビジネスコミュニケーションを効率化する機能が備わっており、会社の規模や用途に応じたプランを選ぶことができる。記念日を通して「Chartwork」の利用者に感謝を伝えると共に、「Chatwork」をさらに多くの人に知ってもらい、中小企業の働き方を一歩先に進めることが目的。日付は、「Chatwork」をリリースした2011(平成23)年3月1日から。
北海道のソウルフードを食べる日。
北海道札幌市西区二十四軒に本社を置く、ラーメン、焼肉のたれ、鍋つゆ等、さまざまな食品の製造販売を手掛ける企業、ベル食品株式会社が制定。ジンギスカン、ラーメン、スープカレー、ザンギ、豚丼、ラーメンサラダ等、北海道で生まれて、各地域や各家庭に根付いて育ってきた、北海道ソウルフードの魅力や伝統を、北海道は元より、全国の人に知ってもらうと共に、北海道の食文化を未来へ継承していくことが目的。日付は、家庭で手軽に北海道のソウルフードを楽しめる調味料を製造販売するベル食品株式会社の設立日、1958(昭和33)年3月1日に因んで。ベル食品株式会社は、北海道でも老舗の食品会社で、主力商品は、北共化学株式会社(1947[昭和22]年設立の前身企業)の時代、1956(昭和31)年に発売された「成吉思汗のたれ」(ジンギスカンのタレ)となっている。発売当初は、北海道でもジンギスカン料理そのものが一般に普及しておらず、当時は精肉店と協力し、商品と一緒に黒いジンギスカン鍋を貸出すサービスも行なっていた。その後、北海道の花見や運動会、海水浴等で、現在の形のジンギスカンパーティーが広まった。北海道内では非常に有名な商品であるが、北海道以外での認知度は低かった。しかし、昨今のジンギスカンブームを受け、ラム肉等の羊肉と共に、「成吉思汗のたれ」(ジンギスカンのタレ)の認知度は全国へと広がった。