3月1日 記念日 その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

豚の日(National Pig Day)。
1972(昭和47)年、アメリカ合衆国南部、テキサス州ラボック市の教師エレン・スタンリーと、アメリカ合衆国南東部、ノースカロライナ州ビューフォート町に住むメアリー・リン・レイブの姉妹が、最も利口で役に立つ家畜の1つである豚への感謝を込めて制定した、とされている。姉妹によると、豚の日の目的は、「一般には認知されていないが、人類にとって最も聡明で飼い慣らされた動物の1種である豚の正当な地位を認めること」である。この日は、アメリカ全土の動物園・学校・老人ホーム・スポーツ大会の場においても祝われるが、特に、アメリカ合衆国中西部で最も多く祝われている。また、ピンク色の「ブタパンチ(pink pig punch)」と豚肉料理が振舞われ、豚に敬意を示して、ピンク色の豚のしっぽを模ったリボンを周りの木に結び付けた「ブタパーティー」の日としても知られる。イノシシを家畜化した豚は、類人猿以上に体重や皮膚の状態、内臓の大きさ等が人間に近い動物である。家畜として豚を飼育することを養豚といい、仕事としての養豚を養豚業、また、養豚業に従事する人々のことを養豚業者という。ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ等といった家畜は原種が絶滅、又はかなり減少してしまっているが、ブタは原種であるイノシシが絶滅せず、生息数も多いまま現存している、という点が特徴的である。免疫力が強く、抵抗性だけでなく環境への適応性にも富んでいるため、飼育は容易とされる。豚肉や脂肪を食用とするために、世界中で飼育されている。使えないのは「鳴き声だけ」と言われる程、豚の利用箇所は多い。東南アジアのインドシナ半島東部に位置するベトナムに生息していた小型の豚を、ヨーロッパで改良した小型の豚はミニブタとして、アメリカ合衆国を主として愛玩動物ともなっている。ミニブタよりもさらにサイズの小さい豚は、マイクロブタ(又は、マイクロピッグ)と呼ばれる。食肉用の豚は、基本的に約6ヶ月程度で出荷されるが、成獣時(2才から3才程度)の体重は、約200kgから約300kgまで成長し、ミニブタは約40kgから約100kgまで成長するが、マイクロブタは、約18kgから約40kgまでしか成長しないのが一般的で、中型犬程の大きさに育つ。寿命も10年から15年程度と、犬や猫と同じ位である。元は、実験動物として品種改良されたが、イギリス等では、ペットとしての人気を集めている。犬や猫程動物アレルギー症状が出にくく、トイレの場所を直ぐに覚えるのも人気の要因とされる。なお、マイクロブタとは、「ミニブタ」をさらに小さくし、品種改良された豚で、あくまでも成獣時の大きさを示した名称であり、厳密にはマイクロブタという品種は存在しない。豚は、民話や古典小説、寓話、童話、アニメーション等に、擬人化されたキャラクターとしてよく登場する。民間伝承によるおとぎ話の1つで、有名な童話となっている『三匹の子豚』は、その物語の出版は18世紀後半に遡るが、物語そのものは、もっと古くから存在していたと考えられる。1933(昭和8)年に公開された、ウォルト・ディズニー・カンパニー(アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州に本社を置くエンターテインメント会社)によって製作された短編アニメ映画作品シリーズ、『シリー・シンフォニー』の1話『三匹の子ぶた』により有名になった。この短編では、三匹の子豚に、一番目から順に、ファイファー・ピッグ、フィドラー・ピッグ、プラクティカル・ピッグの名が与えられている。このアニメ映画は大きな成功を収め、1934(昭和9)年度のアカデミー賞(アメリカ映画の健全な発展を目的に、キャストやスタッフを表彰し、その労と成果を讃えるための映画賞)短編アニメ部門を受賞した。価値の分からない者に貴重なものを与えても意味がない、という意味で「豚に真珠」と言ったり、おだてられて調子にのっている人間を揶揄する言葉として「ブタもおだてりゃ木に登る」と言ったり等、ことわざや慣用句等に使われることも多い。豚の貯金箱は、「Pygg」という種類の粘土があったため、陶器職人が「Pig」とのしゃれで作ったという。また、豚を形取った蚊取り線香置き(蚊遣り豚)もよく見られる。
自傷行為防止啓発の日(Self-injury Awareness Day)。
自分の心を見詰め直し、オープンにすることで悩みを相談したり、解決に向かわせることや、自傷行為についての世間一般的な受取り方を改めさせ、自傷行為や心の問題について取組んでいくことを目的としている。自傷行為とは、意図的に自らの身体を傷付けたり、毒物を摂取することであり、致死性が低い点で自殺とは異なる。原因は、悲しみや怒り、孤独感や劣等感等の感情により、衝動を抑え切れない状態に陥った時、又は、呼吸困難、頭痛、吐き気等、精神的ストレスによる症状が同時に襲ってきた時、それを抑えるために自らを傷付けてしまう、と一般的には言われている。しかし、本人にとっては、具体的に何が引き金となり自傷行為を行なうかは、大抵不明である。
デコポンの日。 
1991(平成3)年3月1日に、デコポンが熊本県果実農業協同組合連合会(熊本果実連)によって初めて出荷され、東京の青果市場で取引されたことから。この日を記念して、東京都大田区東海に所在する果樹園芸関係の全国的な業界団体、日本園芸農業協同組合連合会(日園連)が、3月1日を「デコポンの日」に制定した。消費者にデコポンのおいしさをPRする日、としている。日本園芸農業協同組合連合会(日園連)は、1948(昭和23)年11月、第二次世界大戦後の荒廃から果樹農業の復興を願う生産者有志の意思を結集し、果樹園芸の専門全国連として発足した。流通果実としての「デコポン」は、熊本県果実農業協同組合連合会が所有する登録商標であり、全国の柑橘関係農協県連合会を通じて出荷された不知火の内、高品質を保つ一定の基準(糖度13度以上、酸度1度以下)をクリアしたものだけが、その名を使用することができる。よって、生産者個人での販売や、柑橘関係農協県連合会を経由しない販売については、「デコポン」の名称は使用できない。全国統一糖酸品質基準を持つ、日本で唯一の果物の登録商標である。1991(平成3)年から、ミカン科ミカン属の柑橘類の1つで、「清見(きよみ)」タンゴール(ミカンとオレンジの交雑種)と中野3号「ポンカン」(果重[1個の重さ]が120gから150g程度で、完熟すれば橙色となり独特の芳香を有する柑橘類の1つ)を交配して誕生した品種、「不知火」の中で糖度13度以上のものを選択し、「デコポン」の名称で商品化・出荷が開始された。歪な外見上の特徴を、逆にセールスポイントにしようとして命名されている。初冬から翌春にかけて旬を迎える。実の外見上の凸が特徴であるが、凸のあるなしは味や品質に関係ない。果皮は厚いが剥き易く、じょうのう膜(小袋の薄皮)も薄く袋のまま食べられ、種も殆ど無い。日持ちも良く、糖度が高く、食味にも優れることから、市場や消費者の支持を得て、価格が低迷していた甘夏、ハッサク等に代わる有望な中晩生柑橘として、平成以降急速に栽培面積が増加した。ケーキや菓子等の他、加工してジュースやジャム、果実酒としても利用される。
オリジナルTシャツの日。
東京都渋谷区広尾に事務局を置き、国内に自社工場を持つオリジナルTシャツ制作業者が、商品・サービスの向上と業界の発展を目指して2013(平成25)年に設立した、一般社団法人日本オリジナルTシャツ協会が制定。多くの人にオリジナルTシャツの素晴らしさ、楽しさを知ってもらうことが目的。日付は、オリジナルTシャツを制作する時に、「Message(メッセージ)」「Memorial(思い出)」「Mind(心・絆)」という「3つのM」を、「世界でたった1つのTシャツ」に込めて欲しいという、日本オリジナルTシャツ協会の想いを、数字の「3」と「1」にかけて3月1日としたもの。日本オリジナルTシャツ協会では、記念日に因んで、毎年3月にオリジナルTシャツのコンテスト「オリTグランプリ」や、「ふれあいオリTフェスティバル」を開催している。