宇宙戦艦ヤマト2205、登場勢力・登場天体、その3 ( 週刊BBY-01 第442号 ) | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

地球防衛軍(劇中での描写[リメイクシリーズ])

リメイクシリーズでは、『宇宙戦艦ヤマト』第1作とは異なり、本編以前の描写・設定が詳細になっている。さらに、アニメ映画『「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択』では設定が再整理され、より詳細な内容が描かれた。
西暦2164年、植民星である火星との間で第一次内惑星戦争が勃発。火星自治政府は、かつて火星に漂着していた異星文明の宇宙船を解析・研究し、それまでとは全く異なる概念を持つ高度な宇宙戦闘艦を開発しており、それにより創設した「宇宙海軍」を以て戦争に臨んだ。2168年、国連側も火星側に対抗して宇宙海軍を創設。火星艦の設計思想を基礎とし、村雨型宇宙巡洋艦や金剛型宇宙戦艦が建造され、後に続く地球製宇宙戦闘艦の礎となった。2160年代の第一次、2180年代の第二次の2度に亘る内惑星戦争は、最終的に地球側の勝利で幕を閉じることになる。この数年後にガミラス戦争が勃発したことにより、後年では「地球政府は異星人との戦争を予期し、内惑星戦争をその予行演習として利用していた」と評されることもある。
西暦2191年4月1日、太陽系に侵入して来る異性文明の宇宙船と思わしき存在(ガミラス艦隊)が確認され、国連宇宙軍が内惑星防衛艦隊を招集し、史上初の太陽系外からの敵に対する防衛行動に出る。ガミラス艦隊と最初に接触したのは、沖田十三率いる日本艦隊であったが、軍務局長の芹沢虎鉄が現場の反対を押切り強行した命令によって、日本艦隊の先遣艦、村雨型宇宙巡洋艦「CAS-707 ムラサメ」が先制攻撃を仕掛ける。結果、起こった交戦で地球側は艦隊の約8割を喪失するという大敗北を迎える。この一連のファーストコンタクトより、地球・ガミラス間に戦争が勃発するが、地球側は先制攻撃に関して緘口令を敷き、ガミラスのことを卑劣な侵略者と喧伝した上で徹底抗戦を唱える。
開戦後、ガミラス艦隊は国連宇宙軍の抗戦もあしらい、2192年頃には火星軌道付近まで侵攻してくる。2192年6月、国連宇宙軍は火星を絶対防衛戦とした反抗作戦「カ号作戦」を立案し、第一次火星沖海戦が勃発した。その後、遊星爆弾によるロングレンジ爆撃が開始される。2198年2月、ガミラス艦隊は再度地球圏に侵攻。国連宇宙軍は「カ2号作戦」を実行し、火星域での艦隊決戦(第二次火星沖海戦)において、新開発の陽電子衝撃砲によってガミラス艦を撃沈することで、ガミラス艦隊を一時撤退させることに成功する。しかし、これは戦術的な勝利でしかなく、戦略的には負け続けていた。地球の地表は降り続く遊星爆弾により壊滅し、地上軍・海軍・空軍の3軍も機能停止状態に陥ってしまう。人類は、内惑星戦争時に建設された地下シェルターを改造した地下都市へ逃れることで、開戦から約8年の歳月を辛うじて生き延びた。戦争中、極東管区軍務局では地球脱出計画「イズモ計画」が進行していたが、2198年にイスカンダル星から次元波動エンジンの技術供与を受けたことにより、国連宇宙局極東管区行政府によって、イスカンダル星へ汚染浄化システム「コスモリバースシステム」の受取りに行く航海を目的とした「ヤマト計画」に転換される。
『宇宙戦艦ヤマト2199』では、2199年1月17日に極東管区所属の第一艦隊が、陽動によるイスカンダルからの2人目の使者の太陽系進入の支援を目的とした「メ号作戦」(表向きは地球最後の艦隊による最終決戦であり、陽動であることは、ごく一部の人物を除いて知らされていなかった)を発動し、冥王星宙域でガミラス艦隊と交戦。艦隊は旗艦の金剛型宇宙戦艦「BBS-555 キリシマ」を残して全滅するが、陽動作戦自体は成功する。金剛型宇宙戦艦「BBS-555 キリシマ」の地球帰還後、「ヤマト計画」が発令され、宇宙戦艦ヤマトが地球を抜錨。木星圏での戦闘や「メ2号作戦」により、太陽系内のガミラス戦力は壊滅し、地球への遊星爆弾攻撃も止む。2199年12月8日、宇宙戦艦ヤマトがコスモリバースシステムを持って地球へ帰還し、地球は救われる。同日、宇宙戦艦ヤマト初代艦長の沖田十三は、「遊星爆弾症候群」の悪化により病没する。