1952年 - 東大ポポロ事件。東京大学の公認学生団体「ポポロ劇団」が演劇発表会を行なった際に、学生が会場にいた私服警官に暴行を加える。日本において、大学の自治に関する最高裁判所判例をもたらした事件であり、日本国憲法第23条に保障する学問の自由、及びそこに含まれる大学の自治が問題となる。第一審は、暴行を加えたとされた被告人学生の行為が、大学の自治を守るためのものである故に正当であるとし、学生を無罪としたが、最高裁判所大法廷は原審を破棄し、審理を東京地方裁判所に差戻す。差戻し後、被告人は第一審で有罪とされ、控訴・上告も棄却されている。
1954年 - 現在の熊本県天草郡苓北町に所在した志岐炭鉱で、坑道に海水が流入する事故が発生。死者36名。
1962年 - マーキュリー計画: アメリカで有人宇宙船「マーキュリー・アトラス6号」(フレンドシップ7)が打上げられる。アメリカ初の有人地球周回飛行に成功し、ソビエト連邦の宇宙開発レベルに追付く。
1962年 - 日本国有鉄道(国鉄、現在の四国旅客鉄道[JR四国])土讃本線土佐岩原駅 - 豊永駅間で大規模な土砂崩れが発生し、作業員2名が死亡する。
1965年 - レインジャー計画: アメリカの月ロケット「レインジャー8号」が、月の表面にある月の海(濃い色の玄武岩で覆われた月の平原)、静かの海に着陸。月面の撮影に成功する。
1968年 - 金嬉老事件(寸又峡事件)。在日韓国人二世の金嬉老が、静岡県清水市(現:静岡市清水区)でライフルを乱射して2名を射殺。翌日には、静岡県榛原郡本川根町(現:静岡県榛原郡川根本町)にある寸又峡温泉の旅館で、経営者や宿泊客ら13名を人質として籠城する。約88時間に亘った籠城の結果、2月24日に金嬉老は、報道関係者に変装した静岡県警察の捜査員と記者らによって取押えられ、逮捕される。
1976年 - フィリピン中部にあるルバング島で、戦闘を継続していた日本陸軍情報将校の小野田寛郎陸軍少尉に、冒険家の鈴木紀夫が接触して帰国を促す。
1980年 - 大阪府枚方市内の京阪電気鉄道(京阪電鉄)京阪本線御殿山駅 - 枚方市駅間で、枚方市立第一中学校生徒5名の悪戯による置き石脱線転覆事故が発生。淀屋橋発三条行きの7両編成の急行電車の先頭3両が脱線し、先頭車輛が民家に突っ込み、2両目は横転して、104名が負傷する大事故となる。中学生生徒5名、及び保護者に対して、京阪電気鉄道(京阪電鉄)は損害賠償を求め、1人当たり840万円の示談金を支払うことで、示談と和解が成立する。この経験から、対策として京阪電気鉄道(京阪電鉄)を筆頭に、鉄道事業者各社においては、沿線から線路に侵入させないようなフェンスや有刺鉄線を極めて積極的に設置するようになる。
1983年 - 文部省宇宙科学研究所(現:宇宙科学研究所[ISAS])が、X線天文観測衛星「てんま」を打上げる。
1991年 - 東ヨーロッパのバルカン半島南西部に位置するアルバニアの首都ティラナにあった政治家・共産主義者、エンヴェル・ホッジャの巨大な像が民衆によって倒される。 エンヴェル・ホッジャは、半封建的国家として産業化を推進したアルバニアの独裁者であったが、1985年に死去している。東ヨーロッパにおける共産主義の退潮が鮮明になると共に、アルバニアも1990年に一党独裁を放棄し、経済の開放と共に政党結成を容認したが、国内の混乱を抑えられず、1992年の総選挙によって、第二次世界大戦後初の非共産政権が誕生する。
1993年 - 文部省宇宙科学研究所(現:宇宙科学研究所[ISAS])が、X線天文観測衛星「あすか」を打上げる。
1997年 - 大阪市西区千代崎にある多目的ドーム球場兼複合レジャー施設『大阪ドーム(現:京セラドーム大阪)』が完成する。東京ドーム、福岡ドームに次ぐ日本3番目のドーム球場として3月1日に開場し、パシフィック・リーグの大阪近鉄バファローズの本拠地(専用球場)となった大阪ドームは、施設命名権(ネーミングライツ)の売却により、2006年7月1日から呼称を「京セラドーム大阪」としている。現在は、大阪近鉄バファローズを事実上吸収合併したオリックス・バファローズが本拠地として使用し、施設はオリックス不動産に売却され、施設買収後、オリックスは積極的に施設の改修を行なっている。広告やイベント貸出日の増加、固定資産税(家屋のみ)全額免除等、大阪市の支援もあり、運営するシティドーム社の経営は黒字となっている。一方で、周囲は再開発が進み、大型ショッピングセンター「イオンモール大阪ドームシティ」や、健康・スポーツ関連の複合商業施設「フォレオ大阪ドームシティ」等、新たな商業施設が続々と建設されている。
1998年 - 坂出送電塔倒壊事件。香川県坂出市で、何者かが四国電力の送電鉄塔(高さ73m)を倒壊させる。けが人はいなかったものの、周辺世帯約17,000戸が停電し、香川県の重工業の中核である番の州臨海工業団地等で操業する各事業所が操業停止に至った他、信号機約60基も停止する。
2005年 - 前身の1つの安田生命が、日本最初で最古の生命保険会社であり、大手生保4社(かんぽ生命保険を除く)の一角に数えられる明治安田生命が、金融庁監査当局より、国内保険業界史上初の業務停止命令を受ける。告知義務違反の教唆等の不祥事が発覚した明治安田生命は、2005年3月4日から3月17日まで停止させる、業務停止命令を受けており、明治安田生命保険以外の各生命保険会社でも、同様の保険金不払い問題が表面化(保険金不払い事件)し、明治安田生命保険だけでなく、保険業界全体のモラルが問われることになる。
2005年 - トラベルライターの横見浩彦が、上信電鉄の上州福島駅で日本の鉄道駅の全駅下車を達成する(当時)。横見浩彦は、鉄道旅を趣味にしていたため、大学卒業後も定職には就かず、鉄道駅の全駅降車を目指して、冬は資金稼ぎのアルバイト、春に旅を再開、という生活を続ける。女性漫画家、菊池直恵によるノンフィクション漫画(鉄道紀行漫画)『鉄子の旅』では、旅の案内人として横見浩彦が同行する。『鉄子の旅』のコンセプトは、鉄道に全く興味のない作者が、鉄道好きのトラベルライターの横見浩彦に嫌々、日本全国の鉄道に連れ回されるというもので、通常、旅をするメンバーは作者、横見浩彦、編集者で、時折ゲストが随行する場合もある。2001年から足掛け5年に亘り雑誌連載が続いたが、作者、菊池直恵の体力の限界を理由に、2006年に連載は終了する。2007年6月より、テレビドラマやアニメ、特撮等を24時間放送する専門チャンネル『ファミリー劇場』にて放送されたアニメの宣伝のため、コラムや読切りが雑誌掲載されており、アニメ終了後も、カラー特別版や日本縦断弁当が販売される等、企画が行なわれている。2006年には、在阪局の毎日放送(MBS)の夕方ローカルニュース番組『VOICE』の特集コーナー『金曜シリーズイマ解き!』で、『鉄子の旅』を含めて女性の鉄道ファンが取上げられ、横見浩彦もVTR出演する。『鉄子の旅』全旅に登場した横見浩彦は、作品内では、40代独身で、レールクイーンやデートコース等、女性に相当興味があり、ほぼ常時ハイテンションで、非「鉄」一般人の理解を遥かに超える価値観に基づく行動や言動で、同行者達を毎回驚愕の渦中に叩き込んでいる。食欲は旺盛で、旅先でよく大食いをしているが、旅において、食事や駅弁のことは全く考慮しない。経済性優先・体力度外視をモットーとし、「タダ」であることを強調したり、僅かな損も嫌う極度のケチで、ケチな方法を同行者達にも強制していたが、徐々に体力減退を感じて、緩いスケジュールを模索しているらしい。
2020年 - 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の集団感染が発生したクルーズ客船『ダイヤモンド・プリンセス』の乗客で、80代の日本人の男女2名が死亡する。