宇宙戦艦ヤマト2205、登場勢力・登場天体、その2 ( 週刊BBY-01 第441号 ) | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

地球防衛軍(続き)

リメイクシリーズとなる『宇宙戦艦ヤマト2199』では、オリジナルシリーズ同様、ガミラスに対して劣っているが、兵器に関しては8年に亘る戦争の中で、独自に技術向上を為しており、2199年時点では、三式融合弾や新型の空間魚雷等、ガミラス艦に有効なダメージを与えることが可能な兵器を有している他、99式空間戦闘攻撃機 コスモファルコンや零式52型空間艦上戦闘機 コスモゼロ等、ガミラス航空機に対して互角の性能を有する航空機も開発している。一方で、推進機関技術に関しては、2199年時点でもガミラスに対して大きく遅れている。また、ガミラス艦に対して有効なショックカノンも、旧型艦には機関の出力不足の問題から、1門しか搭載できない上に連射もできない等、機関技術の遅れが他部門の制約になっていた設定もある。しかし、イスカンダルから技術供与された次元波動エンジンにより、それを搭載した宇宙戦艦ヤマトは、射撃機構に波動エネルギーを組込み、小型化を実現することでショックカノンを多数搭載し、さらに、エンジンの高出力により連続射撃も可能になっている。また、波動エンジンの基礎となっている次元波動理論を応用することで、強力な「波動砲」という武器と、「波動防壁」という盾を開発している。通信技術に関してはオリジナルシリーズ同様、地球と太陽系内との超空間通信は可能であるが、宇宙戦艦ヤマトがヘリオポーズを超えて太陽系外へ出て以降は通信不能になっている。しかし、『宇宙戦艦ヤマト2199』最終話では、開発中の超空間リレーにより、地球と太陽系外との超空間通信も一応は可能となる。慣性制御技術は、ガミラス来襲以前から有していた模様で、金剛型宇宙戦艦キリシマや磯風型突撃宇宙駆逐艦ユキカゼ等は、スラスターを殆ど吹かさずに地表からの垂直離着陸が可能であるが、艦内に人工重力を発生させるまでには至っておらず、宇宙空間を航行中の艦内は無重力状態のため、乗組員は磁力靴を履いて体を固定している。宇宙戦艦ヤマトは、艦内に人工重力を発生させることが可能となっており、艦内は地球上とほぼ同じ環境になっている。
『宇宙戦艦ヤマト2199』での地下都市のデザイン(中央大病院遠景)は、コンセプトデザインに協力したメカニックデザイナー・イラストレーター・コンセプトデザイナー、宮武一貴の原案を基に、セットデザインを担当したイラストレーター・メカニックデザイナー、小林誠が手掛けており、国連宇宙軍極東管区司令部も小林誠がデザインしている。デザインは、オリジナルシリーズでの地球防衛軍司令部に準拠した、六角形の入り口のある形状をした建造物となっている。『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』では、地上に司令部を含むビル群が建てられており、こちらはオリジナルシリーズとは大きく異なるデザインをしている。2190年代後期には、遊星爆弾により地表面が破壊し尽くされたため、宇宙港は地下に設けられており、オリジナルシリーズ同様、スロープ状の開閉式発進口を通って艦船を整備ドックへ出入りさせるようになっている。防空隊の航空基地についても、滑走路を含め地下に設けられており、地表には発進口のみが開口している。また、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』では、遊星爆弾の直撃により陥没・水没した地下都市上層部を活用し、設置された秘匿艦船ドックの存在も描かれており、ガミラス戦役終戦後も残され、第4話では、宇宙戦艦ヤマトの隠匿・発進に利用されている。小説版『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』では、地球復興時にガミラスのバレラス宇宙港を参考にした大規模な宇宙港が地上に建設され、2202年時点では、復興が民間主導に移り変わっていく流れに従い、民間の輸送会社等が運用するようになっていることが描写されている。地球外では、『宇宙戦艦ヤマト2199』の時点で月面に空間騎兵隊駐屯地等の軍事基地が設けられていたが、ガミラス空母機動部隊の空襲により壊滅した。『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』では、月面基地が再建・拡充され、火星にも基地が設置された他、第十一番惑星に外洋防衛師団の根拠地が設けられている。