2月20日 記念日 その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
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柴犬ハルがお伝えします

アレルギーの日。
1966(昭和41)年2月20日、アレルギー性疾患の診断に大きく貢献した免疫グロブリンE(IgE)抗体が、免疫学者の石坂公成とその妻、石坂照子によって、秋の花粉症では代表的なアレルゲン(アレルギー疾患を持っている人の抗体と特異的に反応する抗原)であるキク科ブタクサ属の一年草、ブタクサによる花粉症の研究から発見されたことを記念して、財団法人日本アレルギー協会(当時)が1995(平成7)年に制定。アレルギーに関する研究の助成、諸学会との共催、講演会、研修等の開催、アレルギー週間の主催、啓発活動等を行なっている、東京都千代田区九段南に事務局を置く公益財団法人、日本アレルギー協会では、アレルギーの日の中心とした1週間をアレルギー週間と定め、この期間を中心に、アレルギーに関する各種啓発活動を行なっている。アレルギーとは、免疫(生体内で病原体等の非自己物質やがん細胞等の異常な細胞を認識して殺滅することにより、生体を病気から保護する多数の機構が集積した一大機構)反応が特定の抗原に対して過剰に起こることをいう。アレルギーの語源は、ギリシャ語の「allos(変わる)」と「ergon(力、反応)」を組合わせた造語で、疫を免れる筈の免疫反応が、有害な反応に変わるという意味である。免疫反応は、外来の異物(抗原)を排除するために働く、生体にとって不可欠な生理機能である。アレルギーが起こる原因は解明されていないが、生活環境の他、抗原に対する過剰な曝露(晒されること)、遺伝等が原因ではないかと考えられている。アレルギー性疾患は、外部からの抗原に対し、免疫反応が起こる疾患である。但し、その抗原は、通常生活で曝露される量では無害であることが多く(例えば、春先の花粉そのものが毒性を持っている訳ではない)、不必要に不快な結果をもたらす免疫応答が起こっている、と言える。代表的な疾患としては アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎(花粉症)、アレルギー性結膜炎、 アレルギー性胃腸炎、気管支喘息、小児喘息、食物アレルギー、薬物アレルギー、蕁麻疹が挙げられる。最近では、先進国で患者が急増しており、日本における診療科目・標榜科の1つとしてアレルギーを専門とするアレルギー科がある。
愛媛県政発足記念日。
1873(明治6)年2月20日、廃藩置県を受け、伊予国北部を管轄するために設置された石鐵県と、伊予国南部を管轄するために設置された神山県が統合され、愛媛県が誕生したことによる。1973(昭和48)年に、県置から100年になることを記念して制定された。また、この年に最初の記念行事が行なわれ、「愛媛県章」(1989[平成元]年のデザイン変更に伴ない廃止)と県民歌「愛媛の歌」が制定された。この日には、県行政の振興に関し、特に功績顕著な人に対して知事表彰が贈られる。「えひめ」の地名は、古くは日本最古の歴史書『古事記』に、「伊予国は愛比売と謂ひ」と見え、後に「愛比売」が「愛媛」へと転化した。瀬戸内海に面している愛媛県は、瀬戸内海を挟んだ広島県との文化的・経済的結び付きが強い。気候は、瀬戸内海側と愛媛県と大分県の間にある豊後水道の愛媛県側の海、宇和海に面した地域とで大きく異なる。瀬戸内海側は温暖少雨であり、大きな河川や湖がないため渇水に見舞われ易く、県庁所在地の松山等では、給水制限が設けられることが多い。宇和海側は、黒潮の影響を受けて、総じて温暖ながら、台風の関係もあり、降水量は多い。県民気質と文化的背景については、江戸時代に伊予八藩と呼ばれるように、多くの藩が分立したため、地域毎に微妙に異なる文化が息付いている。この点、同じ四国内でも一藩であった高知県(土佐国、土佐藩)や徳島県(阿波国、徳島藩)、二藩(高松藩、丸亀藩)であった香川県(讃岐国)と状況を異にしている。明治時代以降の地理的区分である、東予、中予、南予という三区分も、文化的背景を語るには欠かせない要素となっている。愛媛の人の気質は、端的に言えば保守的である。住民の気質も、今日ではかなり薄まったと言われるが、東予、中予、南予で若干異なる。また、古くから山の幸、海の幸が豊富であったため、郷土料理と言えるものが少ない。
キヌアの日。
キヌアの普及等に取組んでいる任意団体、日本キヌア協会が2017(平成29)年に制定。優れた栄養価で知られ、スーパーフードの代表格とも言われるキヌアの普及、国産キヌアの栽培促進、食育や地域おこし、キヌアを通した国際交流、国際協力活動等を進めることが目的。日付は、国際連合が2013(平成25)年2月20日に「国際キヌア年」の開幕式典を開催したことと、2016(平成28)年の同日に、日本キヌア協会が発足したことから。小さな穀類であるキヌアは、南アメリカ北部のアンデス山脈一帯が原産地とされる。約5,000年前から食用に使われていたと言われ、13世紀に興ったインカ帝国(現在の南アメリカ西部に位置するペルーの南部山地に所在)では、神聖な作物として「穀物の母」と呼ばれていたという。その後、16世紀にスペインによってインカ帝国が征服されると、その支配により「キヌア」は排除され、 一時、歴史から姿を消してしまう。再び脚光を浴びるのが1990年代のことで、アメリカ航空宇宙局(NASA)がキヌアの特性に注目し、「21世紀の主要食」として宇宙食に推奨。多くの穀物の中から、栄養面、取扱い易さ、用途、収穫率等、さまざまな点から宇宙空間での長期滞在に適した作物として発表した。現在では、欧米等で人気を得て、さまざまな食品の原材料として利用されるようになっている。見た目は米の半分程度であるが、精白米と比べてみると、カルシウムは約6倍、鉄分は約5倍、食物繊維は約10倍、そして体を作るために大切な栄養素、たんぱく質は約2倍になる。さらに、たんぱく質においては、牛乳に匹敵する程の良質なたんぱく質であることが分かっている。必須アミノ酸(体内で作ることができず、食物から摂取するのが不可欠なもの)の全てをバランスよく含み、体内で女性ホルモンと似た働きをするフェトエストロゲンも含んでいて、更年期障害や骨粗しょう症に対する改善効果、乳がんの予防、骨密度低下の抑制等も期待できるという。キヌアは、白米や玄米のように浸水する必要もなく、洗ったキヌアを沸騰した湯に入れて茹でるだけで、「「ゆでキヌア」ができる。クセがないので、これを、冷凍庫や冷蔵庫へストックしておくことで、様々な料理にすぐに使うことができる。「国際キヌア年」となった2013(平成25)年当時、キヌアは、日本では殆ど知られていないマイナーな存在であったが、マスメディアやインターネット等を通して知名度は急上昇し、今やスーパーフード(健康に有益と考えられている、ビタミン・ミネラル・アミノ酸等の栄養分を多く含む食品)の代表格としての地位を築く程になった。 
リフレの日。
東京都中央区銀座に本社を置く、日本で初めて誕生した、気軽にリフレクソロジーが受けられる癒しのサロン「クイーンズウェイ」を運営する企業、株式会社RAJAが制定。株式会社RAJAの、イタ気持イイ刺激の「英国式リフレクソロジー」を日常に取入れることで、多くの人に美しく健康的な毎日を過ごしてもらいたい、との願いが込められている。日付は、2月20日の「2」と「20」を、「リ(2)フ(2)レ(0)」と読む語呂合わせと、「クイーンズウェイ」の1号店が1998(平成10)年2月に誕生したことから。リフレクソロジーとは、反射療法とも呼ばれ、主に足の裏(手の平等を含む場合もある)の特定部位を押せば、体の特定部位に変化が起こるという考えに基づき、疲労の改善等を図る療法である。語源は、「reflex(反射)」と「-ology(学や論の意味を表わす、名詞を作る接尾辞)」を合わせた造語、との説が有力で、「リフレ」と短縮して呼ばれることもある。日本での普及初期には、「足裏マッサージ」とも呼ばれていた。日本では、英国式と台湾式が有名であるが、いずれも、元はアメリカが発祥である。